ファウスト プリンセス

蒼井一

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第二章 花の妖精は繊細で困るじゃない??

第十八話 こわいモンスターじゃなきゃいいのに!!

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ミレアたちはギルドで契約してから、しばらく、街路を歩きながら契約のチェックをしていた。
 ファイが重い口を開いた。
「で、怪奇動物というのはなんだ? 書いてあるのか?」
 一番重要な事をミレアにきいた。戦うものによっては準備もしなければいけないからだ。
 ミレアは魔法タブレットを引っ張り出し、手から魔力を出そうとした。
「そうですね、今、魔法で検索かけて調べてみますね」
「もしかして、ドラゴンとかプニか?」
 プニロンが突拍子もない顔でいう。
 ファイがおいおいといった顔をした。
「それなら、少しやっかいだな。本気ださないと、いけなくなるな」
「ファイさん、ワルイザーと戦った時も本気じゃなかったんですか?」
 ミレアが不思議そうな顔で聞き返した。
 ファイはニコリと笑った。
「さぁな、普通に戦っただけだ。異世界からきたものかもよ、なーんてな」
「ファイさんて意外と面白いですね。あ、データが出てきました。えとですね、雇い主は中級貴族メイジン家のガーナさんとありますね」
「貴族か、ことによっちゃあ、手を焼くな」
「場所は、ペペロンチーノ国の北西の街ワサビフみたいですね」
 ミレアが魔法タブレットに魔法で検索をかけながらいった。
「それで、当の怪奇動物は?」
「書いていませんね。雇い主側でもわからないみたいです」
「そうか、目で見て確かめろってことか」
「倉庫に、食べ物を置いていたら、一日したら、なくなっているそうです」
「よし、大体わかったな。とりあえずだ、雇い主に会おう。事はそれからだ」
 ファイは元気よく手をたたいた。ミレアには心強いひとだったのだ。
 そして、ミレアは顔を少しゆがめた。
「でも、少し怖いですぅ」
「大丈夫だ、心配すんな、俺がついてる」
「オレッちもいるプニよ。皆で苦難を乗り切って、借金返済するプニぃ~」
 プニロンの言葉に、みんな明るくなった。ムードメーカーだ。
「そうね。じゃ、ワサビフ街に行こうね」
 そういうと、ミレアは地面に魔法陣をかきだした。
 いったいこれは?
「では、いくですよ。皆さん、魔方陣に入ってくださいっね」
「お前、もしかして、移動魔法が使えるのか?」
 ファイが入り、面食らった顔でいった。プニロンも魔法陣の中に入っている。
「えへへ、ちょっとだけです。仕事のために覚えました」
「ではいきますね、『記憶移動魔法テレシフト』とりゃー」
 ミレアがそういうと、魔法陣がまばゆく光り、三人はどこかに消えた。
 おそらく、魔法でワサビフ街にいったのだろう。



☆☆  ☆☆
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