サイキック捜査官 BLUE DRAGON

蒼井一

文字の大きさ
10 / 82
第三章 イシュタル女神伝説殺人事件

第三十一話-②- 雷撃と共に舞う血しぶき

しおりを挟む


しばらく時間が経ち、涼たちは、綾見バスガイドに連れられてメロのヴィーナス像の前に集まっていた。


「これが、かの有名な、メロのヴィーナス像です」


 涼が像を見上げながら声音を嬉しそうにあげた。


「へぇ、こんなスタイリングしてるんだな」


「天使っス♡ 天使っすよ師匠。ヴィーナスの笑顔収めるっス♡」


「はぁ、また始まった」


そのときだった!


dSHA!


「きゃー」


「な、なんだ、上から人が」


「ヴィーナス像がある池に落ちた」


「早く助けるのよ」


白羽先生は率先するように急いでいった。


涼が応えるように仕事柄もあり、いうと同時に駆けだしていた。


「だめだ、せんせ、死んでる。ショック死してる」


 そういい、涼はズボンの後ろに入れていたスマホを取り上げた。


「これは、殺人だ。野志穂警視に」


RRR



 涼はスマホで、警視にかけると、数回コールして、野志穂警視はモニタに出た。


もちろん、電話は取り次ぐはずもなく、テレビ電話だ。


 野志穂警視は入浴中で、バスの中にいた。


綺麗な片足を湯舟から出して涼にアピールした。


涼はテレビ電話といえど、たえきれず、顔を赤らめて視線をそらした。


「あら、涼、どうしたの?」


「どうしたのって、野志穂警視、博物館で殺人事件が起きた。すぐきてくれ」


「あら、奇遇ね、私のお風呂姿みたいんでしょ、お風呂の時にテレビ電話するなんて」


「ち、ち、違います。事件がたまたま」


「恥ずかしがらなくてもいいのよ、ほうら」


「わぁ」


 野志穂警視は体に巻いていたバスタオルを勢いよく外した。


 が、しかし、したには、セクシーな水着を着ていた。


 涼は赤らめて視線をそらした。


 極度というくらい、セクシーさがすごかった。


「まぁ、かわいい。大丈夫、ノーブラじゃないわ、ほら、下に水着よ」


「ほうら♡」


「わぁ、なにす、するんですか」


「まぁ、可愛い、顔赤らめちゃって」


「どう、このエキサイトでスタイリッシュな水着。エルメスよ、え♡る♡め♡す♡」


 思いっきり野志穂警視は、胸の谷間にスマホを近づけてドアップにした。


 涼はひっくりこけそうだった。


「と、とにかく、きてください」


「わかったわ、すぐに着がえていくわ」




 いうと、すぐに野志穂警視は、浴槽の中から出て、セクシーな仕事着に着替えようとした。

















☆☆

しばらくおやすみしていました。ひと段落ついたのでまた連載したいと思います。
応援よろしくお願いします。明日またアップします。

野志穂警視みたいな刑事さん、いたら、惚れますね♡
では、またあした。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...