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第三章 イシュタル女神伝説殺人事件
第三十一話-②- 雷撃と共に舞う血しぶき
しおりを挟むしばらく時間が経ち、涼たちは、綾見バスガイドに連れられてメロのヴィーナス像の前に集まっていた。
「これが、かの有名な、メロのヴィーナス像です」
涼が像を見上げながら声音を嬉しそうにあげた。
「へぇ、こんなスタイリングしてるんだな」
「天使っス♡ 天使っすよ師匠。ヴィーナスの笑顔収めるっス♡」
「はぁ、また始まった」
そのときだった!
dSHA!
「きゃー」
「な、なんだ、上から人が」
「ヴィーナス像がある池に落ちた」
「早く助けるのよ」
白羽先生は率先するように急いでいった。
涼が応えるように仕事柄もあり、いうと同時に駆けだしていた。
「だめだ、せんせ、死んでる。ショック死してる」
そういい、涼はズボンの後ろに入れていたスマホを取り上げた。
「これは、殺人だ。野志穂警視に」
RRR
涼はスマホで、警視にかけると、数回コールして、野志穂警視はモニタに出た。
もちろん、電話は取り次ぐはずもなく、テレビ電話だ。
野志穂警視は入浴中で、バスの中にいた。
綺麗な片足を湯舟から出して涼にアピールした。
涼はテレビ電話といえど、たえきれず、顔を赤らめて視線をそらした。
「あら、涼、どうしたの?」
「どうしたのって、野志穂警視、博物館で殺人事件が起きた。すぐきてくれ」
「あら、奇遇ね、私のお風呂姿みたいんでしょ、お風呂の時にテレビ電話するなんて」
「ち、ち、違います。事件がたまたま」
「恥ずかしがらなくてもいいのよ、ほうら」
「わぁ」
野志穂警視は体に巻いていたバスタオルを勢いよく外した。
が、しかし、したには、セクシーな水着を着ていた。
涼は赤らめて視線をそらした。
極度というくらい、セクシーさがすごかった。
「まぁ、かわいい。大丈夫、ノーブラじゃないわ、ほら、下に水着よ」
「ほうら♡」
「わぁ、なにす、するんですか」
「まぁ、可愛い、顔赤らめちゃって」
「どう、このエキサイトでスタイリッシュな水着。エルメスよ、え♡る♡め♡す♡」
思いっきり野志穂警視は、胸の谷間にスマホを近づけてドアップにした。
涼はひっくりこけそうだった。
「と、とにかく、きてください」
「わかったわ、すぐに着がえていくわ」
いうと、すぐに野志穂警視は、浴槽の中から出て、セクシーな仕事着に着替えようとした。
☆☆
しばらくおやすみしていました。ひと段落ついたのでまた連載したいと思います。
応援よろしくお願いします。明日またアップします。
野志穂警視みたいな刑事さん、いたら、惚れますね♡
では、またあした。
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