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第一話
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私は聖女イリス。
とある王国お抱えの最強の精霊使いの聖女です。
そんな私がお花畑へ散策していると突如魔方陣が現れ、私は消えてしまいました。
しかし消えたと言っても死んだわけではありませんでした。
私はなんと異世界へ飛ばされてしまったのです。
「あなた、今日から私の僕ね」
「え?」
「返事ははいでしょーが!この下女!」
「は、はぁ…」
話をまとめると、彼女事アリッサはこの世界の貴族で、
異世界から召喚した者を召使にするという悪趣味の持ち主らしい。
紫のドレスを着たアリッサは私の白いドレスを踏み付けると、
侍女の癖に生意気よ!と侍女の服に着替えさせられました。
普段お洒落なドレスばかりで飽き飽きしていた私は、新鮮な気持ちで少し喜んでしまいました。
アリッサさんの悪態がひと段落付いた所で私に付いてくるよう命じられました。
紹介したい男性がいるとかで…
その方は端正な顔立ちで長髪の美しい方でした。
服装も絢爛豪華で、貴族の方だそうです。
「ディアス、紹介するわ。新しい侍女のイリスよ」
「おお!なんて美しい方だ!お名前はイリスといったね。僕はディアス、よろしく」
「はぁ…」
どうも今一ついていけない私にディアス様が手を取ってこう言った。
「どうですイリス、この後お茶でも?」
突然のお茶のお誘いに戸惑う私でしたが、私はお茶が好きなので了承しました。
でもアリッサさんが変人を見るような目で私達を見てきます。
「ちょ、あなた、侍女をお茶会に誘うなんてどうかしてるんじゃないの?」
「君こそどうかいてるよ。こんな美しい人に侍女のみすぼらしい服を着せるなんて」
「はぁ?あなた精神状態おかしいんじゃないの?」
「君の許可はいらないよ。さあ、僕が相応しい服を選んであげよう」
「あ、ありがとうございます。ディアス様」
「ふん…勝手にすれば?」
アリッサさんは何が気に入らなかったのか拗ねてしまいました。
私何かいけない事をしてしまったかしら?
―
お茶会に招かれた私はディアス様にプレゼントされた蒼いドレスを身に纏い、
優雅なお茶会を楽しんで参りました。
でも何故かアリッサ様は不機嫌なご様子でした。
「ちょっとイリス、お茶会のマナーがなっていないんじゃない?」
「そうでしょうか?元の世界ではこうでしたけど…」
私の作法がいけなかったのかアリッサ様は大変激怒されていました。
私は何度もごめんなさいと謝ったのですが、許しては貰えません。
そこへ助け船を出してくれたのが、ディアス様のご友人のヘンリー様でした。
ヘンリー様は金髪の美しい方でディアス様にも劣らぬ美形の男性でした。
「彼女は異世界人なんだろう?こちらの作法を知らないのは当たり前じゃないか。むしろちゃんと教育してない君の方に問題があると思うよ」
ヘンリー様のご意見に納得のいかないアリッサさんは私の方をキッとにらみつけると、熱い紅茶を私に向けてぶっかけてきました。
「きゃっ!?」
「あーらごめんなさい、手が滑ったわ(侍女の不作法で私が怒られたじゃないの!)」
熱々の紅茶が私に降りかかる。
しかし紅茶は私に掛かる前に時を止めてカップごと空中停止していました。
「申し遅れました。私異世界では聖女だったんですの。これには時の精霊の力をお借りして―」
「な、なんですってーーー!!!」
困惑するアリッサさん。
あれ?私言ってなかったかしら?
うーん、まあいいか、大したことじゃないし。
こぼれかけてる止まった紅茶を元に戻すと私はそれを一口頂いた。
「へぇ、今度の新しい侍女は聖女様か。変わってるね」
「リチャード!会いたかったわ~」
私に見せつける様にリチャード様に抱き着くアリッサさん。
どうやら婚約者様らしい。
リチャード様は私と目が合うと優しく微笑んでこう言った。
「侍女如きが僕の婚約者を困らせないでくれないかな?」
「は、はい…」
その威圧的な態度に私は萎縮してしまいました。
ディアス様やヘンリー様が慰めてくれましたが、
男性にここまで言われた事が初めてだった私は、
泣きながら中庭からお城へ駆けていきました。
ここはどこだろう?
道行く人もおらず迷子になった私は呆然と立ち尽くしていました。
すると背中の方から声がしました。
「道に迷ったのかい?お嬢さん」
「は、はい!…あっ」
振り向いた先にいたのはアリッサの婚約者のリチャード様でした。
「あの、私、その」
言葉が出てこない私。
私を泣かした張本人相手にどんな顔をしたらいいのだろう?
私はその場から離れようと走り抜けようとしたその時です。
慌てていたのか躓きそうになってしまいました。
そこで私を抱き支えてくれたのがなんとアリッサの婚約者のリチャード様でした。
「大丈夫かい?お嬢さん」
「でもなぜ?私を嫌っていたはずなのに…」
「アリッサの前だったからね。彼女が本気で嫉妬すると君まで危なかったからつい…ね」
「そ、そうだったんですね、よかった~」
安堵する私。
そしてなんとリチャード様は深い悲しみから解放された私の手を熱く握りしめたのです。
「聖女様とご一緒できるなんて光栄だ。よかったら異世界の話を聞かせてくれないかい?」
「は、はい!」
リチャード様に誘われた私は、リチャード様の部屋でお茶をしながら楽しく談笑していました。
その時です、アリッサが乗り込んできたのは。
「ちょっとリチャード!どういうつもり!?」
「どういうも何も聖女様に異世界の話を聞いてるだけだが?」
「なら侍女如きにお茶やお菓子はいらないでしょ!それに近すぎるわ!!」
「あの、アリッサ…どうか落ち着いて―」
私が怒れ狂う彼女をなだめ様としたその時です。
「全部あなたのせいじゃない!」
アリッサは近くにあった花瓶を放り投げる。
私が聖女の力で止めようとしたその時、リチャード様が庇ってくれました。
しかし割れた花瓶の破片が私の方に飛んでいき、その頬を傷つけました。
「あーあ、傷ものになっちゃったわね」
思わぬ一撃にニヤニヤと笑うアリッサ。
しかしそのにやけ顔を変えたのは他でもないリチャード様でした。
なんと平手打ちをかましたのです!
「痛いじゃない!何するのよリチャード!?」
「君の粗暴にはもう耐えきれない!婚約は破棄させて貰う!」
「そ、そんな…!これはお父様達が決めた婚約…あなたにそんな権限―」
「いや、それがあるのだよアリッサ…」
そこに入って来たのはアリッサのお父様でした。
後ろにはたくさんの武装した兵士達がいらっしゃいました。
「説明は僕からしよう」
兵士達が道を開けると、そこには豪華絢爛な衣装を身に纏った高貴な方がいた。
王冠を被っている辺り王族の方なのだろう。
「やあ聖女様、初めまして。僕の名はエドワード10世、この国の王子さ」
「お、王子様!?ちょ、ちょっとお待ちください!」
私は聖女の魔法で顔の傷を癒すと元通りの美しい肌になった。
そして王子様は私ににこりと笑うと、先程とは違う鋭い目つきでアリッサ親子を睨みつけた。
「アリッサ、相変わらず異世界人を侍女にして虐めている様だね」
「そ、そんなめっそうもない…」
「とぼけるな!ズタボロになって平民街で暮らしてる娘が大勢いるのは知っているんだぞ!」
「くっ!」
「それだけじゃない。大臣のアクトークと結託して君の父親がクーデターを企ていた事も知っている!」
「ほ、本当ですの!?お父様!?」
困惑し膝を付くアリッサ。
そしてアリッサのお父様が事情を説明しだした。
「…という訳でな、リチャード卿との婚約も破棄されて当然なのだよ」
「そんな…婚約破棄だなんて」
あれだけ強気だったアリッサが、大泣きしている。
その悲しみの詰まった涙は紫色のドレスを濡らしていた。
「それですむと思ってるのか?」
エドワード王子が重い口を開く。
「え?」
「君達親子は爵位剥奪の上、国外追放だ。処刑されないだけ有難く思うんだな」
「そ、そんな…」
アリッサ親子はぐったりと倒れ込み、兵士達に連れていかれた。
そして…
―アリッサの元寝室
あれから私はアリッサの寝室を使わさして頂いている。
ディアス様もヘンリー様もリチャード様も私の話を聞きに部屋に会いに来てくれる。
そして今目の前にはエドワード王子がいらっしゃるのだ。
「初めて君を見た時から惚れてしまった。僕と一緒に来てくれないか?」
「で、でも、私貴族でもなんでもないただの聖女ですし…」
「身分差なんてどうでもいい、父上母上が許さないのなら駆け落ちするまでだ!」
「エドワード様…」
「イリス…」
月夜の照らす部屋の中、私と王子は手を握り合っていた。
―国王の間
「仮に聖女だったとしてもどこの馬の骨とも分からぬ娘に息子はやれぬ!」
「エドワード、あなたには王子としての自覚が足りない様ですね」
王女と国王は激怒していた。
すると私の下に光り輝く魔方陣が現れる。
「国王陛下、いいえ父上、なら私は駆け落ちさせて頂きます」
「さあ王子様、私の世界へ行きましょう」
魔方陣が眩く光ると、私とエドワード様の姿は消えてしまいました。
今は何をしているかって?
私が絶大な権力を誇る世界で聖女の夫として何不自由なく暮らしてますわ♪
とある王国お抱えの最強の精霊使いの聖女です。
そんな私がお花畑へ散策していると突如魔方陣が現れ、私は消えてしまいました。
しかし消えたと言っても死んだわけではありませんでした。
私はなんと異世界へ飛ばされてしまったのです。
「あなた、今日から私の僕ね」
「え?」
「返事ははいでしょーが!この下女!」
「は、はぁ…」
話をまとめると、彼女事アリッサはこの世界の貴族で、
異世界から召喚した者を召使にするという悪趣味の持ち主らしい。
紫のドレスを着たアリッサは私の白いドレスを踏み付けると、
侍女の癖に生意気よ!と侍女の服に着替えさせられました。
普段お洒落なドレスばかりで飽き飽きしていた私は、新鮮な気持ちで少し喜んでしまいました。
アリッサさんの悪態がひと段落付いた所で私に付いてくるよう命じられました。
紹介したい男性がいるとかで…
その方は端正な顔立ちで長髪の美しい方でした。
服装も絢爛豪華で、貴族の方だそうです。
「ディアス、紹介するわ。新しい侍女のイリスよ」
「おお!なんて美しい方だ!お名前はイリスといったね。僕はディアス、よろしく」
「はぁ…」
どうも今一ついていけない私にディアス様が手を取ってこう言った。
「どうですイリス、この後お茶でも?」
突然のお茶のお誘いに戸惑う私でしたが、私はお茶が好きなので了承しました。
でもアリッサさんが変人を見るような目で私達を見てきます。
「ちょ、あなた、侍女をお茶会に誘うなんてどうかしてるんじゃないの?」
「君こそどうかいてるよ。こんな美しい人に侍女のみすぼらしい服を着せるなんて」
「はぁ?あなた精神状態おかしいんじゃないの?」
「君の許可はいらないよ。さあ、僕が相応しい服を選んであげよう」
「あ、ありがとうございます。ディアス様」
「ふん…勝手にすれば?」
アリッサさんは何が気に入らなかったのか拗ねてしまいました。
私何かいけない事をしてしまったかしら?
―
お茶会に招かれた私はディアス様にプレゼントされた蒼いドレスを身に纏い、
優雅なお茶会を楽しんで参りました。
でも何故かアリッサ様は不機嫌なご様子でした。
「ちょっとイリス、お茶会のマナーがなっていないんじゃない?」
「そうでしょうか?元の世界ではこうでしたけど…」
私の作法がいけなかったのかアリッサ様は大変激怒されていました。
私は何度もごめんなさいと謝ったのですが、許しては貰えません。
そこへ助け船を出してくれたのが、ディアス様のご友人のヘンリー様でした。
ヘンリー様は金髪の美しい方でディアス様にも劣らぬ美形の男性でした。
「彼女は異世界人なんだろう?こちらの作法を知らないのは当たり前じゃないか。むしろちゃんと教育してない君の方に問題があると思うよ」
ヘンリー様のご意見に納得のいかないアリッサさんは私の方をキッとにらみつけると、熱い紅茶を私に向けてぶっかけてきました。
「きゃっ!?」
「あーらごめんなさい、手が滑ったわ(侍女の不作法で私が怒られたじゃないの!)」
熱々の紅茶が私に降りかかる。
しかし紅茶は私に掛かる前に時を止めてカップごと空中停止していました。
「申し遅れました。私異世界では聖女だったんですの。これには時の精霊の力をお借りして―」
「な、なんですってーーー!!!」
困惑するアリッサさん。
あれ?私言ってなかったかしら?
うーん、まあいいか、大したことじゃないし。
こぼれかけてる止まった紅茶を元に戻すと私はそれを一口頂いた。
「へぇ、今度の新しい侍女は聖女様か。変わってるね」
「リチャード!会いたかったわ~」
私に見せつける様にリチャード様に抱き着くアリッサさん。
どうやら婚約者様らしい。
リチャード様は私と目が合うと優しく微笑んでこう言った。
「侍女如きが僕の婚約者を困らせないでくれないかな?」
「は、はい…」
その威圧的な態度に私は萎縮してしまいました。
ディアス様やヘンリー様が慰めてくれましたが、
男性にここまで言われた事が初めてだった私は、
泣きながら中庭からお城へ駆けていきました。
ここはどこだろう?
道行く人もおらず迷子になった私は呆然と立ち尽くしていました。
すると背中の方から声がしました。
「道に迷ったのかい?お嬢さん」
「は、はい!…あっ」
振り向いた先にいたのはアリッサの婚約者のリチャード様でした。
「あの、私、その」
言葉が出てこない私。
私を泣かした張本人相手にどんな顔をしたらいいのだろう?
私はその場から離れようと走り抜けようとしたその時です。
慌てていたのか躓きそうになってしまいました。
そこで私を抱き支えてくれたのがなんとアリッサの婚約者のリチャード様でした。
「大丈夫かい?お嬢さん」
「でもなぜ?私を嫌っていたはずなのに…」
「アリッサの前だったからね。彼女が本気で嫉妬すると君まで危なかったからつい…ね」
「そ、そうだったんですね、よかった~」
安堵する私。
そしてなんとリチャード様は深い悲しみから解放された私の手を熱く握りしめたのです。
「聖女様とご一緒できるなんて光栄だ。よかったら異世界の話を聞かせてくれないかい?」
「は、はい!」
リチャード様に誘われた私は、リチャード様の部屋でお茶をしながら楽しく談笑していました。
その時です、アリッサが乗り込んできたのは。
「ちょっとリチャード!どういうつもり!?」
「どういうも何も聖女様に異世界の話を聞いてるだけだが?」
「なら侍女如きにお茶やお菓子はいらないでしょ!それに近すぎるわ!!」
「あの、アリッサ…どうか落ち着いて―」
私が怒れ狂う彼女をなだめ様としたその時です。
「全部あなたのせいじゃない!」
アリッサは近くにあった花瓶を放り投げる。
私が聖女の力で止めようとしたその時、リチャード様が庇ってくれました。
しかし割れた花瓶の破片が私の方に飛んでいき、その頬を傷つけました。
「あーあ、傷ものになっちゃったわね」
思わぬ一撃にニヤニヤと笑うアリッサ。
しかしそのにやけ顔を変えたのは他でもないリチャード様でした。
なんと平手打ちをかましたのです!
「痛いじゃない!何するのよリチャード!?」
「君の粗暴にはもう耐えきれない!婚約は破棄させて貰う!」
「そ、そんな…!これはお父様達が決めた婚約…あなたにそんな権限―」
「いや、それがあるのだよアリッサ…」
そこに入って来たのはアリッサのお父様でした。
後ろにはたくさんの武装した兵士達がいらっしゃいました。
「説明は僕からしよう」
兵士達が道を開けると、そこには豪華絢爛な衣装を身に纏った高貴な方がいた。
王冠を被っている辺り王族の方なのだろう。
「やあ聖女様、初めまして。僕の名はエドワード10世、この国の王子さ」
「お、王子様!?ちょ、ちょっとお待ちください!」
私は聖女の魔法で顔の傷を癒すと元通りの美しい肌になった。
そして王子様は私ににこりと笑うと、先程とは違う鋭い目つきでアリッサ親子を睨みつけた。
「アリッサ、相変わらず異世界人を侍女にして虐めている様だね」
「そ、そんなめっそうもない…」
「とぼけるな!ズタボロになって平民街で暮らしてる娘が大勢いるのは知っているんだぞ!」
「くっ!」
「それだけじゃない。大臣のアクトークと結託して君の父親がクーデターを企ていた事も知っている!」
「ほ、本当ですの!?お父様!?」
困惑し膝を付くアリッサ。
そしてアリッサのお父様が事情を説明しだした。
「…という訳でな、リチャード卿との婚約も破棄されて当然なのだよ」
「そんな…婚約破棄だなんて」
あれだけ強気だったアリッサが、大泣きしている。
その悲しみの詰まった涙は紫色のドレスを濡らしていた。
「それですむと思ってるのか?」
エドワード王子が重い口を開く。
「え?」
「君達親子は爵位剥奪の上、国外追放だ。処刑されないだけ有難く思うんだな」
「そ、そんな…」
アリッサ親子はぐったりと倒れ込み、兵士達に連れていかれた。
そして…
―アリッサの元寝室
あれから私はアリッサの寝室を使わさして頂いている。
ディアス様もヘンリー様もリチャード様も私の話を聞きに部屋に会いに来てくれる。
そして今目の前にはエドワード王子がいらっしゃるのだ。
「初めて君を見た時から惚れてしまった。僕と一緒に来てくれないか?」
「で、でも、私貴族でもなんでもないただの聖女ですし…」
「身分差なんてどうでもいい、父上母上が許さないのなら駆け落ちするまでだ!」
「エドワード様…」
「イリス…」
月夜の照らす部屋の中、私と王子は手を握り合っていた。
―国王の間
「仮に聖女だったとしてもどこの馬の骨とも分からぬ娘に息子はやれぬ!」
「エドワード、あなたには王子としての自覚が足りない様ですね」
王女と国王は激怒していた。
すると私の下に光り輝く魔方陣が現れる。
「国王陛下、いいえ父上、なら私は駆け落ちさせて頂きます」
「さあ王子様、私の世界へ行きましょう」
魔方陣が眩く光ると、私とエドワード様の姿は消えてしまいました。
今は何をしているかって?
私が絶大な権力を誇る世界で聖女の夫として何不自由なく暮らしてますわ♪
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