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雪だるま

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雪がしんしんと降り積もる。

「わーい!雪だ!雪だるま作ろう!。」

私は大はしゃぎで雪だるまを作り始めた。

雪をたくさん集めて、固めて。

木の棒で手を付けて。

鼻も木の棒にしようかな。

目は木の棒でほじくって、空洞を作ってと。

頭に帽子を被せて、出来上がり。

私は家の前に大きな雪だるまを作った。

「うん、上手に出来た♪。」

「夕飯出来たよー。」

お母さんに呼ばれた。

「はーい!。」

私は雪だるまに「じゃあね。」と手を振り、家に入る。

その時、雪だるまの目の奥がギョロっと動いた気がしたが、きっと勘違いだろう。

翌朝。

雪だるまが気になり外に出た。

そこに雪だるまの頭はなかった。

代わりにあったのは足だ。

足が雪だるまの身体に突き刺さっている。

私は足を抜いてみた。

足はふくらはぎまでしかない。

私はもう一度雪だるまの身体に足を突き刺した。

「寒かったね。」

私はそう雪だるまに言い、落ちていた帽子を足に被せた。








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