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自己流 物語を書く極意

物語を書くのは簡単、しかし完結させるのは難しい。でも、書き切ったら絶対成長出来る。

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現在、『偽装不倫』という物語を完結に向けて書いている。

本当は2月中に完結させたかったが、出来なかった理由。それは……。



『物語一つをまとめて完結させるのがすごく難しいから』



それに尽きる。


この物語を完結させようとすると、


1.「今までの伏線の回収」

2.「不明だった登場人物の心情や価値観、過去を明らかにする」

3.「登場人物の心情が分かると行動に矛盾が出る。そこを明らかにする。」


が必要だと気付いた。



1.「今までの伏線の回収」
その時に分からなかった事が後に分かるように書いている。それは最初から全て分かると面白くないし、考える余地がない。だから後に分かるようにしている。
そう思い書いていたが

『完結まで書くのを忘れたら、結局これってどうゆう事だったの?という疑問だけで終わる』

それはどの物語でもある事だろう。だからこそ、一つでもそうゆう事は減らしたい。



2.「不明だった登場人物の心情や価値観、過去を明らかにする」
主人公も含めて登場人物の心情や価値観、過去は物語を進めていくと分かっていく。
(最初から全て書くと何故このような行動をするのかが分かってしまい面白くない 想像の余地が必要)

しかしそれを書き忘れると浅い物語として終わってしまう。登場人物を深掘りする事で物語に深みが出る。

そして、人間の人格を作るのはその人物の家庭環境、人生経験、自己肯定感など色々あると思う。何故、このような性格になったのかその背景を書くと物語が深くなる。


※偽装不倫の内容書きます
初めは主人公が何故偽装不倫を始めたかを詳しく書かない。感情のまま行動しているように見える。しかし後に、「実は夫の不倫を疑っていた」、「偽装不倫を決意した心情を語る場面がある」。

主人公の夫は、妻の男性の影を感じているのに何故何も言わないのか?それには夫の人生観がある。


後に分かる事で主人公はただ感情に流されて動いていた訳ではなく、それなりの決意や覚悟があったと分かる。主人公の夫は、ある価値観があったから言わなかった。

後に分かるから「そうゆう事だったんだ」と思ってもらえるようにしたい。



3.「登場人物の心情が分かると行動に矛盾が出る。そこを明らかにする。」

登場人物の一人の「バーのマスター」。心情が分かると、行動が矛盾していると分かる。何故、矛盾した行動をしているのかを書かないと意味が分からない。

しかし、大体察しはつく。だから、書き過ぎてはいけない。それはただの、くどい描写にしかならない。


もう一人の「主人公の夫」は言動に矛盾はない。しかし、何を考えているか分からない性格。だからしっかり書かないと、意味が分からない登場人物になるし説得力がない。後付けに思われないように書きたい。


そして、何を考えているのか分かる方の「バーのマスター」は書きすぎないように気を付けないといけない。もう分かっている事を書いても「説明しなくても分かる」となる。




完結させる為のやり方

1.全て読み直す
「伏線回収に抜けがないか確認」
「矛盾があれば直す」

2.「プロットに『これはここに書く』と絶対書く」

3.完結に向けた最終プロットを書く

4.物語を書く





1.「全て読み直し、伏線回収に抜けがないか確認」
「矛盾があれば直す」

矛盾は「設定」だけじゃない、「登場人物の考えが違う」のも矛盾である。むしろ設定より登場人物の考えの矛盾の方が物語上問題である。

物語途中から登場人物の思想が変わる事はある。しかし、それはそれで上手く書かないと矛盾に感じる。自然な思想の変化を書けるようになりたい。

そして全て読み直す事により話の流れを感じる。プロットは序章から完結まで大体の流れは考えてあるが、「追加エピソード」や「物語の順番の変更」、「序盤に書く予定の話を終盤に書いた方が登場人物に共感出来るから後にする」など変更が多い。
この流れなら主人公の心情語りから別の登場人物と順番を考える事が出来る。


2.「プロットに『これはここに書く』と絶対書く」
終盤の抜けは致命的。絶対に書く。めんどくさがらない!


今の所これぐらいだと思う。今回、初完結を書けるのでそれを考えながら書いていきたい。これまとめたら絶対成長出来ると思う。頑張ろう!



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