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現状報告と今後の課題を考える

R5年7月 二作品落選に伴う方針転換 今後の方針を考える

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ライト文芸大賞、エブリスタのコミック原作大賞一次結果発表出ました!やはり落選!それは分かっていたから良いが、問題は自分が好きな作品が一つも奨励賞すら入っていない事だった。

そして大賞、テーマ賞、奨励賞を見て思う。やはり選ばれる作品は特徴があるな……と。

そうゆう訳で今回は、選ばれやすい作品の特徴。来年はそうゆう系統を書くかどうか。どうしたら好きな作品を書けるかを考えていきたい。

ちなみに結果は160位1175ポイント。二票もらいました。本当に投票ありがとうございました!嬉しかったです( ;  ; )



①選ばれやすい作品の特徴
②野々さくらのライト文芸への勘違い
③「トレンド」が書けない理由
④じゃあ何なら書けるのか?
⑤「恋愛」ジャンルはどうか?
⑥今後の方針について考える



①選ばれやすい作品の特徴
当然ながら人気ジャンルだろう。編集さんコメントにも書かれていたが、「人気設定の意識」をしている作品が残ったと書かれてあり、やはり大賞、テーマ賞は「トレンド」を上手く抑えていた。
以前、エッセイに書いたが、「青春」「恋愛」「高校生」は鉄板だと思う。
そして今回の選ばれていたテーマは「失恋や失業などのどん底からの新たな出会いと恋愛、結婚」だった。まさに恋愛ジャンルのトレンドである、「婚約破棄からの新たな男性との出会い」である。
この二つの作品は上位であり野々さくらも目をつけていたのだが、お気に入りも元々100近くあり、人気作だった。(賞を取った今はもっと伸びている)

人気ジャンルの見極め日常の中に訪れた非日常を描写、恋愛で読者を惹きつけ感情移入をさせ、家族愛を描く、読んだ後前向きになるとの事だった。(編集さんコメントを勝手に解釈)

なるほど、とただ納得したのだった。


そして野々さくらは今回の結果にライト文芸の定義を間違えていたと気付く。次はそこを書いていきたい。


②野々さくらのライト文芸の勘違い
ライト文芸とライトノベルの認識について野々さくらの中の定義を書きたい。

ライトノベル
文体は柔らかめ
風景描写は控えめ
キャラクター同士のやり取りや主人公の活躍が中心のキャラクター小説
10代が中心の読者層。ファンタジーが中心
一人称で感情を強めに描写する

ライト文芸
文体は硬め
風景描写や地の文が多め
主人公や他の登場人物のやり取りはあるが、テーマに沿った硬派な物語
20代以上が読み、内容も社会的なテーマな大人向け
三人称で感情表現より、表情やしぐさを中心に描写し読者に感情を想像させる


そう思っていた。ライトノベルに関してはそこまで間違っていないと思うが問題はライト文芸の方だ。野々さくらは過去の受賞作品や今回の受賞作品を読んでいる為分析していきたい。


改めて感じたライト文芸の定義(アルファポリス版)
文体は硬め→柔らかめな文体
風景描写や地の文は多い→同じ
主人公や他の当時人物のやり取りはあるが、テーマに沿った硬派な物語→キャラクター同士のやり取りが中心のキャラクター小説
20代以上が読み、内容も社会的なテーマな大人向け→主人公が高校生な事も多く、青春ものも多い
三人称で感情表現をそのまま表すより、表情やしぐさを中心に描写し、読者に感情を想像させる→一人称で感情を強めに描写し共感を得られるように描写する


そのように分析した。正直、これライト文芸じゃなくライトノベルでは?と感じてしまった。ただこれはアルファポリスなどのWeb小説の分析であり、新人賞ならまた違ってくるのかもしれない。



③「トレンド」が書けない理由
分析したぞ!じゃあ、来年は「トレンド」を狙うぞ!っと思っていたが、軽く言えない状態だと最近気付いた。次はその理由を書いていきたい。

ずばり、野々さくらがその「トレンド」を面白いと思っていないからだ。(作品の文句ではなく、そのジャンルに興味がないという話)以前にも書いたが、「異世界恋愛」「大人の恋」「ざまあ展開」に興味がなく、好きで書いている人には絶対敵わないと分かっている。そして、そのジャンルに「青春もの」もあると気付いた。そしてそのジャンルはかなり人気市場だと初めて気付いたのだ。

そのジャンルを書いている人は系統の似た作品ばかり書いている場合がある。「異世界恋愛」「大人の恋」「青春」など、同じ分野で活躍されているのだ。
落選し、修正し、また別の大賞に応募してまた落選して、何が悪いのかを考え書き直している。そんな人に果たして勝つことなど出来るのだろうか?
野々さくらには出来ないと思う。そこまでのメンタル、負けん気、上昇志向、覚悟、何一つ持ち合わせていないからだ。
「青春」や「高校生」をテーマに書けば良いんじゃないのかと考えたが、そのジャンルは「異世界恋愛」や「大人の恋」ぐらい難しいジャンルだと気付いた。上には上がいる。その人達に勝つのは無理だろう。


④じゃあ何なら書けるのか?
「トレンド」などを一切気にせず書くなら、「夫婦もの」だろう。野々さくらはおばさんだから、夫婦の話を書くならリアルなエピソードも入れられるし、恋愛要素として馴れ初めを書くのは好きだったりする。
しかし、ある程度テーマを面白くしないと夫婦ものは読んでもらえないとも気付いている。夫婦もので読んでもらえるテーマ。最近よく見るのは「不倫」「レス」ものではないだろうか。
「偽装不倫」は題名通り不倫はしない結末だったが、三角関係や不倫をするかしないか、第三者の男性が主人公を愛している描写とかがあり、興味を持ってもらえたのではないかと思っている。
ただライト文芸では難しいジャンルだろうと思う。


⑤「恋愛」ジャンルはどうか?
今回、大賞、テーマ賞、奨励賞を見て気付いたのがほぼ「恋愛」がタグ付けされていた。実際に恋愛描写があり、タグに偽りなしだった。
そして、同じジャンルの青春ものなら「友情」「部活」「夢を追いかける」をメイン扱った話より「恋愛」をメインにした話の方が受賞している印象的を受けた。
やはり恋愛ジャンルだと思った。ライト文芸だけでなく、恋愛は一番の人気テーマだからだ。
そして、特徴的なのは片思いではなく、成就する物語だと思う。
恋愛ものは好きだし、今回馴れ初めを書いていて、書けるなと思ったりもしたのだが、問題は本題を何にするか?それによって話の大筋が変わってしまうとも感じた。


⑥今後の方針について考える

1.書きたい作品を書ける場所にエントリーする
野々さくらが書きたいのは30代以上が対象の大人向けの話。子供がいる人じゃないと妊娠・出産・子育ての話など興味ないだろう。しかし、アルファポリスが売り出したいのは10代から20代の女性向けだろうなと過去の書籍化作品や今回の受賞作品を見て感じた。(ただ、去年や一昨年は20、30代向けも受賞していた)
だから一概には言えないが、もう少し年齢層の読者が居る場所にエントリーしてみるのも一つだと感じた。
今回本格的に探した所、やはり10代20代向けのライト文芸を募集しているのが多かった。しかし、一つ年齢層が高めだと感じた所があった。次、新人賞に応募してみようかと考えている。
正直、無謀だと分かっている。新人賞は普通の投稿サイトより執筆能力を求められるとも聞いている。しかし挑戦してみたいのだ。

新人賞に挑戦する理由1.ここでの反応により、今後の執筆スタイルを考えられる
この新人賞は一次選考通過率は4割と比較的高いと聞いている。でも逆を言えば6割が落ちている。このレーベルさんはこの分野を扱うのかを見極めらるのに丁度良い通過率だと思う。
ちなみに三次選考まであるので、すぐに落ちるが、一次に通るだけで価値があると思う。そして、その結果は今後の執筆に活かせるのだ。つまり、このレーベルさんは重い大人の話でも選考するのだと分かれば来年に向けて新たな話を書く希望になると言う事だ。

新人賞に応募する理由2.「天使がくれた259日の時間」をどうしても表に出したい。
評価されなかった作品だが、野々さくらはどうしてもこの作品を表に出したい。書籍化したいと願っている。実はこの話を書く時に商業作品やWeb上で同じようなテーマが小説でないかを調べている。結果、コミックではあるが小説では見つからなかった。自分が書いたら新規参入になると思い、慌てて書いたのだ。
新規参入は当たれば大きいが、当たらないととことん当たらない。読者の反応で、全然だめだと分かっていたが、Webと書籍は別物とも言われており、Webがいまいちでも書籍だと売れる事もあるらしい。
レーベルさんに本なら可能性あると思ってもらい、選考してもらえないかと僅かに願っている。
新人賞の為、読者投稿はなく編集さんの判断が全て。順位がない為、実力のみの勝負となっている。底辺筆者にはそっちの方が良いし、最近読者投稿にモヤモヤしている事もあった為、実力勝負の方が落選しても納得は出来ると思う。

そして今慌てて次のエントリー先などを考えているのは、次にそのテーマで書く人が現れそうで怖いのだ。
野々さくらは執筆能力はない。だからこそアイディア勝負で作品を投稿している。新規参入し、この作品は見た事ないと思ってもらう事でなんとか目を向けてもらおうと必死なのだ。
だからこそ、次同じテーマで書いてくる人が怖い。作品には著作権があるが、物語のテーマに著作権などない。「私が先に書いていた」の主張は当然ながら通用しない。その人が上手に書き、どこかにエントリーをし、高い執筆能力で受賞し書籍化してしまったら、もうこの作品は出せなくなる。
人気のテーマならともかく、そんなに需要があるテーマでもない為もう諦めるしかないだろう。
このテーマは一月のキャラ文芸大賞の時の作品の一部のエピソードに入れており、そして僅かだがアクセスもあった作品だった。(肝心の内容まで読まれているかは別問題。1話切りが多いかもしれない……)
それを読んだ人や、ライト文芸を読んだ人が同じテーマで書こうと思ってもおかしくないのだ。だから焦っている。


2.求められている作品を書く
書く側が人気ジャンルに合わせる。それが妥当だろう。しかし、先程より書いているが好きで書いている人には敵わないと思っている。
野々さくらが得意と勝手に思っているのはやはり夫婦もの。それだとアルファポリスではなく、エブリスタ中心としアルファポリスには書籍化目的ではない投稿としても良いと思う。
ただ夫婦ものは狭き門。やはり人気は「大人の恋」、そこは認識しておかないといけない。
しかし最近気付いたのだが、人気ジャンルの一次選考通過作品は確かに多いが全体から見たらどうなのだろう?
エブリスタでのコミック原作大賞で多く取られた「大人の恋」や、アルファポリスで取られた「青春もの」。その数しか見ていなかったが改めてエントリーした作品を見ると皆人気ジャンルで投稿しており、落選数も実は高かったと今更ながら気付いた。


大人の恋 100人エントリー→10人一次選考通過
不人気ジャンル(仮に不倫もの)10人エントリー→1人一次選考通過

結果だけで見ると「大人の恋」が通過率高いとなるが、割合で考えると実はどちらも1割の通過率ぐらいだったのかもしれない。(野々さくらの憶測です)
これはライト文芸大賞でもそうだったと思う。人気ジャンルは優遇されているようで、実はシビアな戦いがあったのだとようやく気付いた。

それなら面白さがよく分からない人気ジャンルのトップを狙うより、まあまあ需要がある得意分野で少し異質な話を書き戦った方がまだチャンスがあるのかもしれない。ただ、今回の失敗から分かるように外れたらとことん読まれない。人気ジャンルを外して書いていく事はそうゆう事だと覚悟する必要がある。

人気ジャンル→それなりに読まれるが、上には上がいる。一次選考で100人の内10人に絞られ、最終で2、3人ぐらいになるだろう。好きでもないジャンル、そして好きで書いている人に勝てる自信はない。

不人気ジャンル→あまり読まれないがその分書く比率も少ない。一次選考で10人から1人に絞られれ、下手したら最終に残れない。それが不人気ジャンルの宿命。読まれなかったらとことん読まれないが、読まれたら他にはない話の為読み込んでくれる。


そして、夫婦ものの人気ジャンルは「不倫」や「レス」、そして泥沼展開。そこが書けないからだめなのだと分かっている。そこを書いていく覚悟を決めないといけない。


こんな所だろうか。そして最後につまらん告知。

絹豆腐メンタル野々さくら。とうとうTwitter始めました!勿論執筆の事のみ呟きます。

「底辺筆者 野々さくら」が名前です。

今回二つのアカウントを作り、一つはただの悩みや現在の順位などのつまらん呟き。そしてもう一つは執筆向上や気付き、他作品を読んで良かった部分を呟きたいと思います。


エッセイも楽しく執筆させてもらっていたのですが、やはり執筆向上をテーマとしており悩みを書くのを控えていたり、投稿用に仕上げようとするとそれなりの文章にしないといけない為時間がかかり、肝心の小説が書けない現状もありました。

でも書かないと、せっかく学んだ事や一読者の感想を忘れてしまう。その為に学んだ事、感じた事を軽く呟き、題材が溜まってきたらエッセイにまとめて書きます。それに以前エッセイで書いた事に対し、間違いなどもTwitter上で訂正したいと思います。

あまり身にならない話ばかりになると思うので良ければゆるーくお付き合いして下さると嬉しいです。悩み愚痴アカウントは、読んで下さっている方が執筆に悩んでいる時に来て下さると嬉しいです。また、エッセイが何ヶ月も投稿されなかった時の生存確認としても覗いて下さい。

身になる話の時はいいね、押してくれると嬉しいです。アルファポリスはポイントのみで良かったのか悪かったのかが判断つきにくいので、評価がもらえると嬉しいです。

ちなみにコメントはこない設定にしました。やはり絹豆腐メンタルなので。もし、リツイートとかして下さったらどうしたら良いのだろう……とフォロワー0の野々さくらは怯えております。

今後なのですが、このような広報活動をしていきたいと思います。出来れば引かずに見守って下さるとありがたいです。
そうゆう訳で「ほっこりじんわり大賞」に「天使が259日の時間」をエントリーしています!よければ投票して下さい!と一応言わせてもらいます。

長くなりましたが終わります。まだ執筆意欲戻らない現状です。なので人生に張り合いがない!本当にどうしよう……。




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