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収監令嬢・その後SS
召喚聖女は女子会を開きたい(前編)
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必殺技習得のため、フィッサマイヤのもとに通っていたマユ。
また何かを思いついたようで……? というお話。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「あ、そうだ」
聖女の匣迷宮、最下層。
地上での夜、匣迷宮にも暗闇が訪れたそのとき、マユはふと思い出したように声を上げた。
ソファにぽすんと座り、セルフィスの左腕に自分の両腕を絡ませる。
「あのね。サルサと一緒にマイヤ様のところにお泊りに行きたいの。いい?」
「……なぜ泊まりなんですか?」
火の王獣フィッサマイヤのもとへ、マユは定期的に魔法の修行に出かけている。セルフィスとの約束で必ずその日のうちに帰ってくると約束していたマユは、珍しく言う通りにしていたのだが。
やはりそのままおとなしくしてはいないか、とセルフィスは溜息をついた。
「マイヤ様が地上に詳しいサルサの話を聞きたいんですって。言うなればパジャマパーティね!」
「ぱじゃま……?」
「あー、えーと、女子会と言えばいいかしらね。女の子だけでお喋りする会」
ウキウキと喋るマユに、セルフィスがくいっと首を傾げる。それはもう、何とも不思議そうな表情と共に。
「何よ、その顔」
「……魔の者のメスも『女の子』に入るんでしょうか」
「入るわよ! 何言ってんの!?」
マユがやや憤慨したように声を上げる。
美しい老婦人の姿に変身できるフィッサマイヤ。彼女は自分でお茶を入れ、その手で本を開き文字を読むことができる。
背中に黒い蝶の羽が生えているものの、完全に人間だった時の姿を残しているサルサ。匣迷宮ではメイド長としてハチメイドやカバロアントを指揮している。
マユからすれば彼女達は立派に同じ女性だったのだが、魔王セルフィスにとっては魔獣であり、魔物。どうにも理解できないようだった。
「まったくもう、いくら何でもそれは失礼過ぎるわよ、セルフィス!」
「だったら、他の二体は仲間外れですか?」
「…………えっ?」
拳を握り力説していたマユの動きが、ピタリと止まる。
他の二体? 仲間外れ? 何が? ……と、少し混乱したようだった。
そんなポカンとした表情のマユを見たセルフィスが、フッと息をつく。
「ですから、魔の者のメスです。その女子会とやらに含まれていませんが」
「えーっ!? えっと、ちょっと待って?」
「はい?」
「神獣・王獣・魔獣の中に、他に女の子がいるの!?」
驚いたように声を上げるマユに、魔王セルフィスは大きな口の両端を上げてニンマリと笑った。
いつもマユに驚かされてばかりのセルフィスだが、逆にマユを驚かせられたことがとても嬉しいらしい。
「メス、という意味ですよね? いますよ、あと二体」
「ええーっ!?」
これ以上ないぐらい驚いて声を上げたマユだったが、すぐさま腕を組み考え始める。
「そうよね、地上の魔物は地上の生物が変化したもの。地上の生物の大半は有性生殖により繁殖する訳だから、魔物にだってオスメスの区別はあるし、当然魔獣にだってあるわよね。フェルワンドみたいに生殖器官が残っている者もいるくらいなんだし。うーん、考えてもみなかったわ。えーっと、えーっと……誰だろう?」
「ふふ、当ててみてください」
喋りまくりながらも唸るマユに、愉快そうに微笑むセルフィスだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
よろしければ、皆様も考えてみてください。
正解は後編にて発表! d( ̄▽ ̄*)
また何かを思いついたようで……? というお話。
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「あ、そうだ」
聖女の匣迷宮、最下層。
地上での夜、匣迷宮にも暗闇が訪れたそのとき、マユはふと思い出したように声を上げた。
ソファにぽすんと座り、セルフィスの左腕に自分の両腕を絡ませる。
「あのね。サルサと一緒にマイヤ様のところにお泊りに行きたいの。いい?」
「……なぜ泊まりなんですか?」
火の王獣フィッサマイヤのもとへ、マユは定期的に魔法の修行に出かけている。セルフィスとの約束で必ずその日のうちに帰ってくると約束していたマユは、珍しく言う通りにしていたのだが。
やはりそのままおとなしくしてはいないか、とセルフィスは溜息をついた。
「マイヤ様が地上に詳しいサルサの話を聞きたいんですって。言うなればパジャマパーティね!」
「ぱじゃま……?」
「あー、えーと、女子会と言えばいいかしらね。女の子だけでお喋りする会」
ウキウキと喋るマユに、セルフィスがくいっと首を傾げる。それはもう、何とも不思議そうな表情と共に。
「何よ、その顔」
「……魔の者のメスも『女の子』に入るんでしょうか」
「入るわよ! 何言ってんの!?」
マユがやや憤慨したように声を上げる。
美しい老婦人の姿に変身できるフィッサマイヤ。彼女は自分でお茶を入れ、その手で本を開き文字を読むことができる。
背中に黒い蝶の羽が生えているものの、完全に人間だった時の姿を残しているサルサ。匣迷宮ではメイド長としてハチメイドやカバロアントを指揮している。
マユからすれば彼女達は立派に同じ女性だったのだが、魔王セルフィスにとっては魔獣であり、魔物。どうにも理解できないようだった。
「まったくもう、いくら何でもそれは失礼過ぎるわよ、セルフィス!」
「だったら、他の二体は仲間外れですか?」
「…………えっ?」
拳を握り力説していたマユの動きが、ピタリと止まる。
他の二体? 仲間外れ? 何が? ……と、少し混乱したようだった。
そんなポカンとした表情のマユを見たセルフィスが、フッと息をつく。
「ですから、魔の者のメスです。その女子会とやらに含まれていませんが」
「えーっ!? えっと、ちょっと待って?」
「はい?」
「神獣・王獣・魔獣の中に、他に女の子がいるの!?」
驚いたように声を上げるマユに、魔王セルフィスは大きな口の両端を上げてニンマリと笑った。
いつもマユに驚かされてばかりのセルフィスだが、逆にマユを驚かせられたことがとても嬉しいらしい。
「メス、という意味ですよね? いますよ、あと二体」
「ええーっ!?」
これ以上ないぐらい驚いて声を上げたマユだったが、すぐさま腕を組み考え始める。
「そうよね、地上の魔物は地上の生物が変化したもの。地上の生物の大半は有性生殖により繁殖する訳だから、魔物にだってオスメスの区別はあるし、当然魔獣にだってあるわよね。フェルワンドみたいに生殖器官が残っている者もいるくらいなんだし。うーん、考えてもみなかったわ。えーっと、えーっと……誰だろう?」
「ふふ、当ててみてください」
喋りまくりながらも唸るマユに、愉快そうに微笑むセルフィスだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
よろしければ、皆様も考えてみてください。
正解は後編にて発表! d( ̄▽ ̄*)
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