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第一章 プロローグ
【異世界の神?】
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[異世界の神?]
全く酔狂なジイさんだぜ。
本当の大金持ちってのは考えてる事がわからん。
『孫を異世界へ連れて行って夢を実現してやって欲しい』
そう言われた時、俺には何の事なのか理解が追いつかなかった。
ジイさんの話によれば『金に糸目は付けないから中ニ病の孫の夢を実現して欲しい』と言う事だ。
俺も流石に『金に糸目を付けない』がどれくらいなのか判らなかったが『山に囲まれた広大な土地に異世界の街を建設してセットにしろ』と言われた時に『ハリウッドのどんな作品にも負けないこいつはどえらい話だ』と初めて気が付き俺のSF映画監督魂は燃えた。
まあ資産がどれ位あるのか想像も出来ない程の西園寺グループ総帥のジイさん『西園寺 徳之進』には最初に会ったきりで『面白い映画にしてくれ』と言われただけだ。その後は秘書だと言う『白鳥 冴子』が連絡と金のマネージメントを行い俺との窓口をやっている。
つまり彼女『白鳥』がこの映画のプロデューサーだ。
如何にも仕事の出来そうなメガネ美人だがちょっと怖い。(小声)
白鳥に聞くと何故俺に白羽の矢が立ったのかというと、どうやら有名な一流どころでは隠す事が出来ないと判断されたからだそうだ。
いやそれなら二流で結構。好きなだけ金を出して貰えるなら逆に大歓迎だ。
全ての契約は『口外無用』。
経歴に記載する事も許されない契約だが報酬はべらぼうで、その後の各界での支援もこの巨大企業グループが保証してくれると言うまたとない契約なのだが、、、。
事情が許せばこんな上手い話を断る訳ないが、契約後に約束を破れば報酬はなし。日当としてのバイト代だけとなりそれぞれの世界で生きにくくなるらしい。
当初、確保した浮かれた有名俳優の一人がよく契約内容を理解せずに『大きな仕事が決まったぜい!』とSNSにアップしただけですぐに芸能界から消えあれから音沙汰が無い。
それもこれも西園寺グループ総帥であるジイさんの裏の力が実現させたであろう恐ろしい話だ。
この異世界プロジェクトの成功は全てジイさんの孫である『西園寺 慎太郎』に異世界が作り物の偽物であることがバレなければの話だ。
いささか本人を騙すような背徳感はあるが詐欺でお金を騙し取る訳ではなく家族からのサプライズだと考えれば、他に類を見ない大々的なサプライズプレゼントだろう。
ターゲットの期日は今小学6年の慎太郎が中二になる夏休みだ。
何度も言うが、この話は慎太郎にバレた時点でこの巨大な異世界プロジェクトは終了する。
もしくは慎太郎が撮影中に病気にでもなれば撮影中止になる。
その場合、報酬も前金だけの半額のみとなる。まあこれだけでも数年は遊んで暮らせるかなりの額だがそんなのは俺の監督魂が許さない。
つまりどこかのTVでやってたようなギャグの勇者番組を作ればいいってものじゃない。まあ『中二病』が相手なのである意味ギャグではあるが、、、。
俺達は全員プロフェッショナルだ。金さえ貰えれば仕事は誰にも負けないと言うプライドも実力も信頼も持ち合わせた奴らが集まっている。
まあ簡単に言えば『主人公と打ち合わせなしの一発本番のSFファンタジー超大作映画』を撮影すればいいだけだが『こんな映画を作れる監督は世界広しと言えど俺位しかいない』だろう。
一発勝負なのでアドリブに頼らざるを得ない部分は多いだろうが俺が演出して絵面を決める異世界。
つまり俺達が『異世界の神』と言う訳だ。
因みにジイさんはこの『異世界プロジェクト』のメンバーを『中二病チーム』という不名誉な名前で呼んでいるがまあ俺達にとってはこれが飯のタネだ。いくらでも呼んでくれ。
そして主要なメンバーを集め打ち合わせを行う会議室は後にモニタールームになるがこの場所は『神の間』と呼ばれた。
全く酔狂なジイさんだぜ。
本当の大金持ちってのは考えてる事がわからん。
『孫を異世界へ連れて行って夢を実現してやって欲しい』
そう言われた時、俺には何の事なのか理解が追いつかなかった。
ジイさんの話によれば『金に糸目は付けないから中ニ病の孫の夢を実現して欲しい』と言う事だ。
俺も流石に『金に糸目を付けない』がどれくらいなのか判らなかったが『山に囲まれた広大な土地に異世界の街を建設してセットにしろ』と言われた時に『ハリウッドのどんな作品にも負けないこいつはどえらい話だ』と初めて気が付き俺のSF映画監督魂は燃えた。
まあ資産がどれ位あるのか想像も出来ない程の西園寺グループ総帥のジイさん『西園寺 徳之進』には最初に会ったきりで『面白い映画にしてくれ』と言われただけだ。その後は秘書だと言う『白鳥 冴子』が連絡と金のマネージメントを行い俺との窓口をやっている。
つまり彼女『白鳥』がこの映画のプロデューサーだ。
如何にも仕事の出来そうなメガネ美人だがちょっと怖い。(小声)
白鳥に聞くと何故俺に白羽の矢が立ったのかというと、どうやら有名な一流どころでは隠す事が出来ないと判断されたからだそうだ。
いやそれなら二流で結構。好きなだけ金を出して貰えるなら逆に大歓迎だ。
全ての契約は『口外無用』。
経歴に記載する事も許されない契約だが報酬はべらぼうで、その後の各界での支援もこの巨大企業グループが保証してくれると言うまたとない契約なのだが、、、。
事情が許せばこんな上手い話を断る訳ないが、契約後に約束を破れば報酬はなし。日当としてのバイト代だけとなりそれぞれの世界で生きにくくなるらしい。
当初、確保した浮かれた有名俳優の一人がよく契約内容を理解せずに『大きな仕事が決まったぜい!』とSNSにアップしただけですぐに芸能界から消えあれから音沙汰が無い。
それもこれも西園寺グループ総帥であるジイさんの裏の力が実現させたであろう恐ろしい話だ。
この異世界プロジェクトの成功は全てジイさんの孫である『西園寺 慎太郎』に異世界が作り物の偽物であることがバレなければの話だ。
いささか本人を騙すような背徳感はあるが詐欺でお金を騙し取る訳ではなく家族からのサプライズだと考えれば、他に類を見ない大々的なサプライズプレゼントだろう。
ターゲットの期日は今小学6年の慎太郎が中二になる夏休みだ。
何度も言うが、この話は慎太郎にバレた時点でこの巨大な異世界プロジェクトは終了する。
もしくは慎太郎が撮影中に病気にでもなれば撮影中止になる。
その場合、報酬も前金だけの半額のみとなる。まあこれだけでも数年は遊んで暮らせるかなりの額だがそんなのは俺の監督魂が許さない。
つまりどこかのTVでやってたようなギャグの勇者番組を作ればいいってものじゃない。まあ『中二病』が相手なのである意味ギャグではあるが、、、。
俺達は全員プロフェッショナルだ。金さえ貰えれば仕事は誰にも負けないと言うプライドも実力も信頼も持ち合わせた奴らが集まっている。
まあ簡単に言えば『主人公と打ち合わせなしの一発本番のSFファンタジー超大作映画』を撮影すればいいだけだが『こんな映画を作れる監督は世界広しと言えど俺位しかいない』だろう。
一発勝負なのでアドリブに頼らざるを得ない部分は多いだろうが俺が演出して絵面を決める異世界。
つまり俺達が『異世界の神』と言う訳だ。
因みにジイさんはこの『異世界プロジェクト』のメンバーを『中二病チーム』という不名誉な名前で呼んでいるがまあ俺達にとってはこれが飯のタネだ。いくらでも呼んでくれ。
そして主要なメンバーを集め打ち合わせを行う会議室は後にモニタールームになるがこの場所は『神の間』と呼ばれた。
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