14 / 33
第三章 始まりの村
【始まりの村】
しおりを挟む
[始まりの村]
※『異世界中二病プロジェクト』本日も副音声は()でファンタジー肯定派のクロノマオウ女史、ファンタジー否定派の成瀬女史、SF映画監督の神谷でモニタールーム『神の間』からお届けしています。
(・・・ わー! ったく誰だよ途中でパコールのブラ落としてんの)
(エルフのお色気役の娘ね)(成瀬)
(やられた狼にかろうじて咥えて退場して貰ったからよかったものの勇者に見つかったらマジ中止もんだったな)
(耐えたね~)(クロノ)
(意外と勇者なら大丈夫かも)(クロノ)
(はい、勇者一行は不思議な事に出口まで何も出くわさずにすんなりと出られましたー)(成瀬)
目の前に深い森が広がる。
夕陽が落ち大分暗くなっていた。
「怖いわ慎太郎くん。どっちに行けばいいのかしら?」(ミオナ)
「そう言えば何もわからないし寝る所もご飯もないな。えーと、マップ!」(慎太郎)
(わっ、こいつまだミオナが何も振ってないのにいきなりマップ使いやがった。 『レベッカ、獣人スタントチーム、直ぐにGPSをオンにしろ!』)
フォン。
「なんかこれ村っぽいね。こっちだ」(慎太郎)
「この光の点は何かしら?」(ミオナ)
「何だろう。近づいて来る。青い点をいくつもの赤い点が追いかけてるからこれは赤いのが敵だよ」(慎太郎)
(何でそれだけで赤が敵だって解んのよ)(成瀬)
(うん、これゲームの通りにしたからね)(クロノ)
「た、助けて下さい」(謎の女の子)
ズザザザッ。
茂みから女の子が出て来た。
キター!
「ミオナちゃん! 後ろの!」(慎太郎)
「うん! プロテクトシールド!」(ミオナ)
光り輝く大きな白い壁が茂みの先に出来た。
ドカッ、ドカッ。 ドテッ。
「うっ!」「うがっ!」「ギャン!」(ワーウルフ達)
後から追って来たワーウルフ達が壁に弾かれて倒れた。
(わー! なんか今一人失敗して、腕が壁を突き抜けたわよ。スタントチームあれだけ練習したのに、、、)(成瀬)
(あの壁ホログラムだからね。大丈夫バレてないバレてない:汗)(クロノ)
(耐えたー)
「助けて頂きありがとうございます」(謎の女の子)
えーとこういう時何て言えばいいだろ。
「あの魔獣達も僕達の前に現れたのが運のツキだったからね!」(慎太郎)
(ちょっとボキャブラリーの少い中二病っぽい)(クロノ)
(いや、今のもやっつけたのミオナだわよね)(成瀬)
テッテレレー。
(おいここでレベル上げるのかよ。今のは壁に当たって自分で倒れただけだろ)
(しょうがないじゃない。色々とあるのよ)(クロノ)
(判ったマオウ。やり過ぎてバレないようにな)
「僕達は勇者の慎太郎と魔法使いミオナ。キミは?」(慎太郎)
「まあ、勇者さまだったのですね? 私は近くの村のレベッカと言います。よろしければ家までいらして頂きお礼をしたいのですけど、、、」(レベッカ)
「まあ、こちらこそありがとうございます。慎太郎くん行きましょう」(ミオナ)
「う、うん」(慎太郎)
レベッカの家に向かい歩き始める一行。
テクテク。
「ここはなんと言う国ですか?」(ミオナ)
「ここはガウレリア王国の外れにありますジーマ村と言う所でこの森は黒き森と言われています」(レベッカ)
あー、そう言えば女神様に聞いてたけどミオナちゃんに説明するの忘れてたよ。
「森へはお一人で?」(ミオナ)
「はい、お父さんの珍しい薬草を探しに来た所をワーウルフに襲われました。まだ薬草は見つかってないのですが、、、」(レベッカ)
「それは大変だったわね」(ミオナ)
(『ミオナまだだぞ。もう少し先だ』)
「お父さんはどうかしたの?」(ミオナ)
「はい、仕事中に足に怪我をして歩けないのです」(レベッカ)
(『よし、ミオナそこだ』)
ミオナが立ち止まる。
「どうしたのミオナちゃん」(慎太郎)
「慎太郎くん。魔法で彼女の欲しい薬草を探せないかしら?」(ミオナ)
「えーと、ステータス。あったサーチ素材っていうのがある」(慎太郎)
「お願い! 慎太郎くん」(ミオナ)
「うん、サーチ素材!」(慎太郎)
ポゥ。
少し先の木の根本の下辺りから光が溢れた。
ガサガサ。
「あった、これじゃない?」(ミオナ)
プチッ。
光が消えていく。
「そうです。わー、慎太郎さんありがとうございます」(レベッカ)
少女は凄く嬉しそうだ。
(もう何でも有りねこの演出。なんで何も言わないで薬草をサーチ出来たの? 薬草じゃなくて素材って言ったよね。しかもあれただのドクダミじゃないの?)(成瀬)
(そ、そうよ。いいの慎太郎にはわからないだろうから。中二病だからバレてもそういう設定だって思うわ)(クロノ)
「さすが慎太郎くんね」(ミオナ)
「もう直ぐ村に着きます」(レベッカ)
何軒かの家はありそうだが小さな村のようだ。
いくつかの家の灯りが見えるだけで月明かりが足元を照らす。
立札にはジーマ村。(とローマ字で書いてある)
ゲームに出てくる始まりの村と同じ名前だ。
※『異世界中二病プロジェクト』本日も副音声は()でファンタジー肯定派のクロノマオウ女史、ファンタジー否定派の成瀬女史、SF映画監督の神谷でモニタールーム『神の間』からお届けしています。
(・・・ わー! ったく誰だよ途中でパコールのブラ落としてんの)
(エルフのお色気役の娘ね)(成瀬)
(やられた狼にかろうじて咥えて退場して貰ったからよかったものの勇者に見つかったらマジ中止もんだったな)
(耐えたね~)(クロノ)
(意外と勇者なら大丈夫かも)(クロノ)
(はい、勇者一行は不思議な事に出口まで何も出くわさずにすんなりと出られましたー)(成瀬)
目の前に深い森が広がる。
夕陽が落ち大分暗くなっていた。
「怖いわ慎太郎くん。どっちに行けばいいのかしら?」(ミオナ)
「そう言えば何もわからないし寝る所もご飯もないな。えーと、マップ!」(慎太郎)
(わっ、こいつまだミオナが何も振ってないのにいきなりマップ使いやがった。 『レベッカ、獣人スタントチーム、直ぐにGPSをオンにしろ!』)
フォン。
「なんかこれ村っぽいね。こっちだ」(慎太郎)
「この光の点は何かしら?」(ミオナ)
「何だろう。近づいて来る。青い点をいくつもの赤い点が追いかけてるからこれは赤いのが敵だよ」(慎太郎)
(何でそれだけで赤が敵だって解んのよ)(成瀬)
(うん、これゲームの通りにしたからね)(クロノ)
「た、助けて下さい」(謎の女の子)
ズザザザッ。
茂みから女の子が出て来た。
キター!
「ミオナちゃん! 後ろの!」(慎太郎)
「うん! プロテクトシールド!」(ミオナ)
光り輝く大きな白い壁が茂みの先に出来た。
ドカッ、ドカッ。 ドテッ。
「うっ!」「うがっ!」「ギャン!」(ワーウルフ達)
後から追って来たワーウルフ達が壁に弾かれて倒れた。
(わー! なんか今一人失敗して、腕が壁を突き抜けたわよ。スタントチームあれだけ練習したのに、、、)(成瀬)
(あの壁ホログラムだからね。大丈夫バレてないバレてない:汗)(クロノ)
(耐えたー)
「助けて頂きありがとうございます」(謎の女の子)
えーとこういう時何て言えばいいだろ。
「あの魔獣達も僕達の前に現れたのが運のツキだったからね!」(慎太郎)
(ちょっとボキャブラリーの少い中二病っぽい)(クロノ)
(いや、今のもやっつけたのミオナだわよね)(成瀬)
テッテレレー。
(おいここでレベル上げるのかよ。今のは壁に当たって自分で倒れただけだろ)
(しょうがないじゃない。色々とあるのよ)(クロノ)
(判ったマオウ。やり過ぎてバレないようにな)
「僕達は勇者の慎太郎と魔法使いミオナ。キミは?」(慎太郎)
「まあ、勇者さまだったのですね? 私は近くの村のレベッカと言います。よろしければ家までいらして頂きお礼をしたいのですけど、、、」(レベッカ)
「まあ、こちらこそありがとうございます。慎太郎くん行きましょう」(ミオナ)
「う、うん」(慎太郎)
レベッカの家に向かい歩き始める一行。
テクテク。
「ここはなんと言う国ですか?」(ミオナ)
「ここはガウレリア王国の外れにありますジーマ村と言う所でこの森は黒き森と言われています」(レベッカ)
あー、そう言えば女神様に聞いてたけどミオナちゃんに説明するの忘れてたよ。
「森へはお一人で?」(ミオナ)
「はい、お父さんの珍しい薬草を探しに来た所をワーウルフに襲われました。まだ薬草は見つかってないのですが、、、」(レベッカ)
「それは大変だったわね」(ミオナ)
(『ミオナまだだぞ。もう少し先だ』)
「お父さんはどうかしたの?」(ミオナ)
「はい、仕事中に足に怪我をして歩けないのです」(レベッカ)
(『よし、ミオナそこだ』)
ミオナが立ち止まる。
「どうしたのミオナちゃん」(慎太郎)
「慎太郎くん。魔法で彼女の欲しい薬草を探せないかしら?」(ミオナ)
「えーと、ステータス。あったサーチ素材っていうのがある」(慎太郎)
「お願い! 慎太郎くん」(ミオナ)
「うん、サーチ素材!」(慎太郎)
ポゥ。
少し先の木の根本の下辺りから光が溢れた。
ガサガサ。
「あった、これじゃない?」(ミオナ)
プチッ。
光が消えていく。
「そうです。わー、慎太郎さんありがとうございます」(レベッカ)
少女は凄く嬉しそうだ。
(もう何でも有りねこの演出。なんで何も言わないで薬草をサーチ出来たの? 薬草じゃなくて素材って言ったよね。しかもあれただのドクダミじゃないの?)(成瀬)
(そ、そうよ。いいの慎太郎にはわからないだろうから。中二病だからバレてもそういう設定だって思うわ)(クロノ)
「さすが慎太郎くんね」(ミオナ)
「もう直ぐ村に着きます」(レベッカ)
何軒かの家はありそうだが小さな村のようだ。
いくつかの家の灯りが見えるだけで月明かりが足元を照らす。
立札にはジーマ村。(とローマ字で書いてある)
ゲームに出てくる始まりの村と同じ名前だ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる