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第3章:恋愛初心者、ポンコツなりに奮闘します!
第79話:恋のスイッチは第三者!? あの人の一言が背中を押す――
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昼休み・中庭。
玲奈と仲のいいクラスメイト、**藤咲 千晴**が、
唐突に切り出した。
藤咲 千晴「ねぇ玲奈。最近さ、高坂くんと微妙に距離できてない?」
天宮 玲奈「……っ、え?」
藤咲 千晴「いや、あんたたちって“仲良しなのに付き合ってない”って感じだったじゃん? でも最近、なんか“微妙な空気”出ててさ」
天宮 玲奈「(び、微妙……)」
藤咲 千晴「好きならさ、もう行っちゃえば? 男ってね、チャンス逃す生き物だよ?」
天宮 玲奈「っっ!!??」
(な、なに急にド直球なこと言ってくるんですか!?)
千晴はコーラをストローで吸いながら、軽く肩をすくめた。
藤咲 千晴「あとさ、あいつ――悠真くん。今なら多分“落とせる”と思うよ?」
天宮 玲奈「…………っ」
その頃、別の場所。
悠真は職員室にプリントを届けた帰り道、
たまたま廊下で沙耶とすれ違った。
九条 沙耶「あら、悠真くん。最近、天宮さんとちょっと雰囲気変わったんじゃない?」
高坂 悠真「……沙耶さん」
九条 沙耶「まぁ、あの子なりに頑張ってるんだろうけど、悠真くんの“鈍さ”は大罪よ?(笑)」
高坂 悠真「……は?」
九条 沙耶「女の子ってね、“押してもダメなら待つ”じゃなくて、“押してダメなら引く”んだから。逃がしたくなければ、ちゃんと掴まなきゃだめよ?」
高坂 悠真「…………」
(逃がしたくない――?)
心のどこかが、確かに反応した。
放課後、帰り道。
ふたりは並んで歩く。
でも、いつものような軽口はない。
天宮 玲奈「……ねえ、悠真くん」
高坂 悠真「ん」
天宮 玲奈「“ちゃんと掴まなきゃダメ”って、どういう意味だと思いますか?」
高坂 悠真「……なんだよ急に」
天宮 玲奈「……今日、千晴に言われたんです。“好きなら行け”って」
高坂 悠真「……そっか。俺も似たようなこと、言われた」
沈黙。
ほんの数秒。でも、その沈黙が、いつもの何倍も重く感じられた。
天宮 玲奈「――私は、“行く側”ですよ?」
そう言って、玲奈は悠真の袖を、きゅっと軽く引いた。
自分たちでは動けなかった“気持ち”に、
他人のひと言が火をつけた。
____________________________________
後書き
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回の第七十九話は、
ずっともどかしかったふたりの関係に、
“他人の言葉”という火種が投下された回でした!
「落とせるよ、今なら」
「掴まなきゃダメよ?」
このふたつのセリフは、
玲奈にも悠真にも、確実に火をつけました。
そしてラストの玲奈のセリフ――
「私は、“行く側”ですよ?」
このセリフ、静かに強くて、めちゃくちゃかっこいいですよね……!
次回は、そんな“玲奈の覚悟”がどう行動に現れていくのか!?
そして悠真はそれをどう受け止めるのか――
次回――
「行く側の決意。玲奈、ついに“勝負をかける日”――!」
ついに80話台突入です!次回もぜひお楽しみに!
玲奈と仲のいいクラスメイト、**藤咲 千晴**が、
唐突に切り出した。
藤咲 千晴「ねぇ玲奈。最近さ、高坂くんと微妙に距離できてない?」
天宮 玲奈「……っ、え?」
藤咲 千晴「いや、あんたたちって“仲良しなのに付き合ってない”って感じだったじゃん? でも最近、なんか“微妙な空気”出ててさ」
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天宮 玲奈「…………っ」
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たまたま廊下で沙耶とすれ違った。
九条 沙耶「あら、悠真くん。最近、天宮さんとちょっと雰囲気変わったんじゃない?」
高坂 悠真「……沙耶さん」
九条 沙耶「まぁ、あの子なりに頑張ってるんだろうけど、悠真くんの“鈍さ”は大罪よ?(笑)」
高坂 悠真「……は?」
九条 沙耶「女の子ってね、“押してもダメなら待つ”じゃなくて、“押してダメなら引く”んだから。逃がしたくなければ、ちゃんと掴まなきゃだめよ?」
高坂 悠真「…………」
(逃がしたくない――?)
心のどこかが、確かに反応した。
放課後、帰り道。
ふたりは並んで歩く。
でも、いつものような軽口はない。
天宮 玲奈「……ねえ、悠真くん」
高坂 悠真「ん」
天宮 玲奈「“ちゃんと掴まなきゃダメ”って、どういう意味だと思いますか?」
高坂 悠真「……なんだよ急に」
天宮 玲奈「……今日、千晴に言われたんです。“好きなら行け”って」
高坂 悠真「……そっか。俺も似たようなこと、言われた」
沈黙。
ほんの数秒。でも、その沈黙が、いつもの何倍も重く感じられた。
天宮 玲奈「――私は、“行く側”ですよ?」
そう言って、玲奈は悠真の袖を、きゅっと軽く引いた。
自分たちでは動けなかった“気持ち”に、
他人のひと言が火をつけた。
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後書き
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回の第七十九話は、
ずっともどかしかったふたりの関係に、
“他人の言葉”という火種が投下された回でした!
「落とせるよ、今なら」
「掴まなきゃダメよ?」
このふたつのセリフは、
玲奈にも悠真にも、確実に火をつけました。
そしてラストの玲奈のセリフ――
「私は、“行く側”ですよ?」
このセリフ、静かに強くて、めちゃくちゃかっこいいですよね……!
次回は、そんな“玲奈の覚悟”がどう行動に現れていくのか!?
そして悠真はそれをどう受け止めるのか――
次回――
「行く側の決意。玲奈、ついに“勝負をかける日”――!」
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