4 / 87
4
しおりを挟む
「ソフィア様。夕食の時間になりました」
「サラ。呼びに来てくれてありがとう。では、行ってくるわ」
夕食の時間になると毎回サラとこのやり取りをする。これから起こる自体を考えると気が重く、まるで戦場に赴く一兵卒の気分だ。
私が食堂に入ると既に三人が席に着いていて、私など気にも留めずに食事を始めようとしているところだった。
「……お待たせしました」
誰からの返答がない。
これもいつものこと。
私は無言のままナプキンを膝にかける。
「私、お腹減っちゃった! 早く持ってきて」
「そうね。ミリア、今日は鴨のロースを出すように料理長に言っておいたわ」
「お母様、本当? 嬉しい。あれ大好きなの。この家に来て初めて食べた時に美味しくてびっくりしちゃった。
平民では口にできないんだもの。やっぱり貴族は違うわよね!」
ミリアの声と共に家族の団欒が始まる。昔からそう。私はいるのに見えない者として扱われている。
誰も私にあえて声をかけない。
「……だったの! 頑張ったんだけど、難しかったわ」
「ふふっ、ミリアったら。今度は間違えないようにね」
「ええ、頑張るわ!お父様も見ていてね!」
「楽しみだ」
弾む家族の会話に私の存在はない。
『家族は三人だけなのよ』
そう聞こえてきそうな態度の父たちに心がズシリと重くなる。
彼らと私の間に出来た分厚い壁。
この時間は私にとって苦痛でしかない。ミリアたちは私に幸せな家族という劇を見せつけている。
そんな劇を流石に五年もの間、見させられていると、食事もマナー違反にならない程度に速くなる。
最近はミリアが部屋に突撃してくる以外は家族の誰とも接する時間は無くなりつつある。
「お姉様。週末、ノア様と街へ行きましょう! 今、流行りのケーキを食べに行きたいの。ノア様はフルーツの入ったケーキが好きでしょう? 一緒に食べようって。それにドレスも髪飾りも買ってくれるって約束したの」
突然会話に私を交ぜたと思えば……。
既に約束まで取り付けているのね。ため息を吐きたい気持ちを我慢して答える。
「ノア様は私の婚約者なのよ? ノア様と私が街へ行くとして、何故、貴女を誘わないといけないのかしら」
ミリアにとっては私を理由にしてノア様に会いたいだけ。
「ソフィアさん。連れて行ってあげればいいじゃない。ミリアとノア様はとても仲が良いのだから問題ないでしょう? ミリアのドレスを買ってもらいなさい」
珍しく義母がニコリと笑顔で口にした。
義母は婚約者をミリアに交代させ、伯爵家の跡を継がせるつもりなのは明白だ。
父の前ではおくびにも出さないけれど、父の居ないところでは横柄な態度の義母はミリアを使って伯爵家を乗っ取ろうとでも考えているのだろう。
義母の言葉にまたため息を吐きそうになる。
「ミリア、お義母様が言うほど仲が良いのなら私などを誘わずにノア様とミリアで行ってくればいいわ。私の婚約者と二人きりでするデートはきっと楽しいでしょうね」
「お姉様。分かりましたわ! お姉様の分も楽しんできますねっ!」
分かりやすい嫌味を言ったつもりだが、やはりミリアには通じていない様子ね。私の嫌味に流石の父も眉間に皺が寄っている。
「ミリア、止めなさい。ノア君はソフィアの婚約者だ。お前の婚約者ではない」
「ずるいわ! お姉様ばかり! 私もノア様と街へ行きたいの。だってノア様とお約束だってしたんだもの」
ミリアは珍しく父に口答えしている。ミリアの言葉を聞いているだけで頭が痛くなって食欲も失せてくる。
「週末は、お祖父様に呼ばれているから私は街へは行かないわ。私の言葉も理解も出来ないミリアは勝手にすればいいわ」
私はマナー違反であるけれど、ミリアにそう言い残し、席を立った。
父は何か言おうとしているようだったが、私は席を立った私は振り返らずそのまま退室する。
「サラ、口直しにお茶が飲みたいわ」
「かしこまりました」
自室に戻るとサラは何も言わずお茶を入れてくれる。
本当にため息しか出ない。
ミリアは数年前まで平民だったとはいえ、知識も教養も身に付けず、他人の婚約者と仲良くするのは当たり前。
面倒な事から逃げてばかり。ちやほやして貰うために令息達と出かける。あれで貴族をやっていけるわけがない。
義母はミリアを使いノア様を取り込もうとしているが、ノア様は気づいていない。ノア様は私が注意すればするほど彼は頑なにミリアを庇ってしまう。
……彼にとっての私は何なのかしら。
ズシリと重くなった気持ちのままソファで本を開いていると、扉がノックされた。
「ソフィアさん、入っていいかしら?」
「どうぞ」
こんな時間に義母が部屋に来るなんて何かあるのかしら?
疑問に思いながらも警戒しつつ義母を部屋に入れる。
「サラ。呼びに来てくれてありがとう。では、行ってくるわ」
夕食の時間になると毎回サラとこのやり取りをする。これから起こる自体を考えると気が重く、まるで戦場に赴く一兵卒の気分だ。
私が食堂に入ると既に三人が席に着いていて、私など気にも留めずに食事を始めようとしているところだった。
「……お待たせしました」
誰からの返答がない。
これもいつものこと。
私は無言のままナプキンを膝にかける。
「私、お腹減っちゃった! 早く持ってきて」
「そうね。ミリア、今日は鴨のロースを出すように料理長に言っておいたわ」
「お母様、本当? 嬉しい。あれ大好きなの。この家に来て初めて食べた時に美味しくてびっくりしちゃった。
平民では口にできないんだもの。やっぱり貴族は違うわよね!」
ミリアの声と共に家族の団欒が始まる。昔からそう。私はいるのに見えない者として扱われている。
誰も私にあえて声をかけない。
「……だったの! 頑張ったんだけど、難しかったわ」
「ふふっ、ミリアったら。今度は間違えないようにね」
「ええ、頑張るわ!お父様も見ていてね!」
「楽しみだ」
弾む家族の会話に私の存在はない。
『家族は三人だけなのよ』
そう聞こえてきそうな態度の父たちに心がズシリと重くなる。
彼らと私の間に出来た分厚い壁。
この時間は私にとって苦痛でしかない。ミリアたちは私に幸せな家族という劇を見せつけている。
そんな劇を流石に五年もの間、見させられていると、食事もマナー違反にならない程度に速くなる。
最近はミリアが部屋に突撃してくる以外は家族の誰とも接する時間は無くなりつつある。
「お姉様。週末、ノア様と街へ行きましょう! 今、流行りのケーキを食べに行きたいの。ノア様はフルーツの入ったケーキが好きでしょう? 一緒に食べようって。それにドレスも髪飾りも買ってくれるって約束したの」
突然会話に私を交ぜたと思えば……。
既に約束まで取り付けているのね。ため息を吐きたい気持ちを我慢して答える。
「ノア様は私の婚約者なのよ? ノア様と私が街へ行くとして、何故、貴女を誘わないといけないのかしら」
ミリアにとっては私を理由にしてノア様に会いたいだけ。
「ソフィアさん。連れて行ってあげればいいじゃない。ミリアとノア様はとても仲が良いのだから問題ないでしょう? ミリアのドレスを買ってもらいなさい」
珍しく義母がニコリと笑顔で口にした。
義母は婚約者をミリアに交代させ、伯爵家の跡を継がせるつもりなのは明白だ。
父の前ではおくびにも出さないけれど、父の居ないところでは横柄な態度の義母はミリアを使って伯爵家を乗っ取ろうとでも考えているのだろう。
義母の言葉にまたため息を吐きそうになる。
「ミリア、お義母様が言うほど仲が良いのなら私などを誘わずにノア様とミリアで行ってくればいいわ。私の婚約者と二人きりでするデートはきっと楽しいでしょうね」
「お姉様。分かりましたわ! お姉様の分も楽しんできますねっ!」
分かりやすい嫌味を言ったつもりだが、やはりミリアには通じていない様子ね。私の嫌味に流石の父も眉間に皺が寄っている。
「ミリア、止めなさい。ノア君はソフィアの婚約者だ。お前の婚約者ではない」
「ずるいわ! お姉様ばかり! 私もノア様と街へ行きたいの。だってノア様とお約束だってしたんだもの」
ミリアは珍しく父に口答えしている。ミリアの言葉を聞いているだけで頭が痛くなって食欲も失せてくる。
「週末は、お祖父様に呼ばれているから私は街へは行かないわ。私の言葉も理解も出来ないミリアは勝手にすればいいわ」
私はマナー違反であるけれど、ミリアにそう言い残し、席を立った。
父は何か言おうとしているようだったが、私は席を立った私は振り返らずそのまま退室する。
「サラ、口直しにお茶が飲みたいわ」
「かしこまりました」
自室に戻るとサラは何も言わずお茶を入れてくれる。
本当にため息しか出ない。
ミリアは数年前まで平民だったとはいえ、知識も教養も身に付けず、他人の婚約者と仲良くするのは当たり前。
面倒な事から逃げてばかり。ちやほやして貰うために令息達と出かける。あれで貴族をやっていけるわけがない。
義母はミリアを使いノア様を取り込もうとしているが、ノア様は気づいていない。ノア様は私が注意すればするほど彼は頑なにミリアを庇ってしまう。
……彼にとっての私は何なのかしら。
ズシリと重くなった気持ちのままソファで本を開いていると、扉がノックされた。
「ソフィアさん、入っていいかしら?」
「どうぞ」
こんな時間に義母が部屋に来るなんて何かあるのかしら?
疑問に思いながらも警戒しつつ義母を部屋に入れる。
287
あなたにおすすめの小説
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
【完結】優しいあなたに、さようなら。二人目の婚約者は、私を殺そうとしている冷血公爵様でした
ゆきのひ
恋愛
伯爵令嬢であるディアの婚約者は、整った容姿と優しい性格で評判だった。だが、いつからか彼は、婚約者であるディアを差し置き、最近知り合った男爵令嬢を優先するようになっていく。
彼と男爵令嬢の一線を越えた振る舞いに耐え切れなくなったディアは、婚約破棄を申し出る。
そして婚約破棄が成った後、新たな婚約者として紹介されたのは、魔物を残酷に狩ることで知られる冷血公爵。その名に恐れをなして何人もの令嬢が婚約を断ったと聞いたディアだが、ある理由からその婚約を承諾する。
しかし、公爵にもディアにも秘密があった。
その秘密のせいで、ディアは命の危機を感じることになったのだ……。
※本作は「小説家になろう」さん、カクヨムさんにも投稿しています
※表紙画像はAIで作成したものです
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
初恋を諦めたあなたが、幸せでありますように
ぽんちゃん
恋愛
『あなたのヒーローをお返しします。末永くお幸せに』
運命の日。
ルキナは婚約者候補のロミオに、早く帰ってきてほしいとお願いしていた。
(私がどんなに足掻いても、この先の未来はわかってる。でも……)
今頃、ロミオは思い出の小屋で、初恋の人と偶然の再会を果たしているだろう。
ロミオが夕刻までに帰ってくれば、サプライズでルキナとの婚約発表をする。
もし帰ってこなければ、ある程度のお金と文を渡し、お別れするつもりだ。
そしてルキナは、両親が決めた相手と婚姻することになる。
ただ、ルキナとロミオは、友人以上、恋人未満のような関係。
ルキナは、ロミオの言葉を信じて帰りを待っていた。
でも、帰ってきたのは護衛のみ。
その後に知らされたのは、ロミオは初恋の相手であるブリトニーと、一夜を共にしたという報告だった――。
《登場人物》
☆ルキナ(16) 公爵令嬢。
☆ジークレイン(24) ルキナの兄。
☆ロミオ(18) 男爵子息、公爵家で保護中。
★ブリトニー(18) パン屋の娘。
虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。
専業プウタ
恋愛
ミリア・カルマンは帝国唯一の公爵家の次女。高貴な皇族の血を引く紫色の瞳を持って生まれたワガママな姉の陰謀で、帝国一裕福でイケメンのレナード・アーデン侯爵と婚約することになる。父親であるカルマン公爵の指示のもと後継者としてアカデミーで必死に勉強してきて首席で卒業した。アカデミー時代からの恋人、サイラスもいる。公爵になる夢も恋人も諦められない。私の人生は私が決めるんだから、イケメンの婚約者になど屈しない。地位も名誉も美しさも備えた婚約者の弱みを握り、婚約を破棄する。そして、大好きな恋人と結婚してみせる。そう決意して婚約者と接しても、この婚約者一筋縄ではいかない。初対面のはずなのに、まるで自分を知っていたかのような振る舞い。ミリアは恋人を裏切りたくない、姉の思い通りになりたくないと思いつつも彼に惹かれてく気持ちが抑えられなくなっていく。
王太子に愛されないので、隣国王子に拾われました
鍛高譚
恋愛
「王太子妃として、私はただの飾り――それなら、いっそ逃げるわ」
オデット・ド・ブランシュフォール侯爵令嬢は、王太子アルベールの婚約者として育てられた。誰もが羨む立場のはずだったが、彼の心は愛人ミレイユに奪われ、オデットはただの“形式だけの妻”として冷遇される。
「君との結婚はただの義務だ。愛するのはミレイユだけ」
そう嘲笑う王太子と、勝ち誇る愛人。耐え忍ぶことを強いられた日々に、オデットの心は次第に冷え切っていった。だが、ある日――隣国アルヴェールの王子・レオポルドから届いた一通の書簡が、彼女の運命を大きく変える。
「もし君が望むなら、私は君を迎え入れよう」
このまま王太子妃として屈辱に耐え続けるのか。それとも、自らの人生を取り戻すのか。
オデットは決断する。――もう、アルベールの傀儡にはならない。
愛人に嘲笑われた王妃の座などまっぴらごめん!
王宮を飛び出し、隣国で新たな人生を掴み取ったオデットを待っていたのは、誠実な王子の深い愛。
冷遇された令嬢が、理不尽な白い結婚を捨てて“本当の幸せ”を手にする
婚約破棄されたので、戻らない選択をしました
ふわふわ
恋愛
王太子アルトゥールの婚約者として生きてきた
貴族令嬢ミディア・バイエルン。
だが、偽りの聖女シエナに心を奪われた王太子から、
彼女は一方的に婚約を破棄される。
「戻る場所は、もうありませんわ」
そう告げて向かった先は、
王都から遠く離れたアルツハイム辺境伯領。
権力も、評価も、比較もない土地で、
ミディアは“誰かに選ばれる人生”を静かに手放していく。
指示しない。
介入しない。
評価しない。
それでも、人は動き、街は回り、
日常は確かに続いていく。
一方、王都では――
彼女を失った王太子と王政が、
少しずつ立ち行かなくなっていき……?
派手な復讐も、涙の和解もない。
あるのは、「戻らない」という選択と、
終わらせない日常だけ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる