【完結】召喚されましたが、失敗だったようです。恋愛も縁遠く、一人で生きて行こうと思います。

まるねこ

文字の大きさ
5 / 32

5

しおりを挟む
 宿に籠る事2日目にしてようやくファイヤーやウォーター、アイス、サンダー等の初級は理解できた。試しにアイスを唱えるとカランと1個作る事が出来た!感動だわ!24年の人生で初魔法よ!

 おばあちゃんが勧めてくれた生活魔法には灯り魔法のライトや物を浮かせるフライ。身体や物を清浄する魔法のクリーン。髪や目の色を変える魔法カラーチェンジ。使える物が沢山あった。
字も段々と読めるようになってきて本を読むのも楽しくなってきたわ。

 宿に籠もって3日目。ようやく生活魔法の髪と目の色を変える事が出来たので、ローブに着替えて外に出る。黒目に黒髪では目立ち過ぎるもの。

さて、外に出た理由はと言うと、国を出るためにしなくちゃいけない事の一つ。ギルドへ行って身分証を発行してもらう事。賑やかな市場を通り抜けて目的地のギルドへ入った。

 ギルドの中は剣士や大楯を持った人や魔法使いの恰好をした人が多く賑わっていた。

これぞ異世界つて感じ!

私はギルドの雰囲気に感動して動けずにいると、受付のお姉さんが声を掛けてくれた。

「ギルド会員さんですか?」

「初めての登録。よく分からない」

「まず、ギルドカードを作成するためにこちらに手を触れて下さい」

木箱のような物に触れる。

「お名前は?」

「ギンコ」

 木箱の引き出しからドッグタグのような物が出てきた。どういう仕組みなの!?
私は不思議そうに覗いていたが、受付のお姉さんは気にする事なく出てきたドッグタグに名前を刻印する。

「これでギルドカードの登録は終わりました。ギルドの説明を受けますか?」

「お願い」

「まず、このタグは普段から身に着けて下さい。身分証となり、国から国へ移動する際の通行証代わりとなり、ギルドのランク確認、お金も預けたり、引き出したりできます。
現在受けている依頼も確認出来るようになっています。タグ自体は個人登録で行われるため、他人が使用する事は出来ません。

 次にギルドについて。SランクからFランクまでのランクが存在します。初めての方はFランクから始まり、Sランクを目指していって下さいね。
 ランクを上げるにはあそこのボードに張り出されている依頼を完遂させるとポイントが貯まり、一定数貯まるとギルド員の審査によりランクアップします。

 当ギルドはSランクまでの審査が出来ますが、場所により審査員が居ない場所もあるので注意して下さい。
 Sランクの冒険者は国の特別要請には強制参加となります。後、依頼中の敵を討伐した際はこのタグに登録されますので報告はタグでやりとりします。

 また、倒した敵の素材はギルドで買い取りしています。因みにFランクの依頼はスライム5匹討伐と薬草10個採取と街の清掃をするとEランクとなります」

「説明ありがと。早速、Fランクの依頼を3つ、受ける。後、持っているお金を全部預ける」

お金を受付のお姉さんに差し出す。

 まず、今日はスライムと薬草の採取をするかな。受付のお姉さんに見本の薬草を見せてもらい、街の外に向かう。街を出てすぐの森で採れるらしい。お姉さんの話では子ども達の小遣い稼ぎによく使われる依頼なのだとか。街の外に出ようと門番さんから声が掛かる。

「見ない顔だな。名前は?」

「ギンコ。ギルドのランク上げのため、外でる」

「そうか。この門は17 時には締めるから気をつけるんだぞ」

「分かった」

 街を出て少し歩くと道脇にいました!スライム。練習がてらにやりますか。
まずは剣で切ってみる。うん。子どもでも依頼達成出来るくらいの物だしね。問題無く倒せた。

次は魔法を使って倒す。問題無いね。

薬草を採取しながら規定の討伐数を消化する。簡単に終了。スライムだったせいか気持ち悪い!という感じもなく良かった。

初心者はラノベでも異世界現実でもスライムから討伐するのがセオリーらしいけれど、合ってると思う。初めから血塗れになるのはちょっと怖いもの。

 早速ギルドに戻って報告。最後の清掃ね。これは決められた区間をきっちり清掃することみたい。私が指定された区間は市場から1つ横の通り。露店が多く、ポイ捨てが多発するのだとか。

面倒だし、クリーンで綺麗にするか。クリーン魔法を何回も唱えながら指定区間を歩く。クリーン魔法で消えたゴミ達は一体何処へいくのか謎。

さて、完了だわ。素早く終わったし、楽な仕事だったわ。ギルドに帰り報告をする。

「おめでとうございます。Eランクとなりました。Eランクからは魔物討伐クエストも出てきますので、パーティを組みたい方はあちらの酒場で直接声をかけるか、ボードにて募集して下さいね」

「了解した」

 今日はこの辺で宿に帰って明日から討伐に出かけるかな。戻ってからはひたすら魔法書の解読作業に入る。

一つでも多くの魔法を使いたいしね。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します

黒木 楓
恋愛
 隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。  どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。  巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。  転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。  そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

水魔法しか使えない私と婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた前世の知識をこれから使います

黒木 楓
恋愛
 伯爵令嬢のリリカは、婚約者である侯爵令息ラルフに「水魔法しか使えないお前との婚約を破棄する」と言われてしまう。  異世界に転生したリリカは前世の知識があり、それにより普通とは違う水魔法が使える。  そのことは婚約前に話していたけど、ラルフは隠すよう命令していた。 「立場が下のお前が、俺よりも優秀であるわけがない。普通の水魔法だけ使っていろ」  そう言われ続けてきたけど、これから命令を聞く必要もない。 「婚約破棄するのなら、貴方が隠すよう命じていた力をこれから使います」  飲んだ人を強くしたり回復する聖水を作ることができるけど、命令により家族以外は誰も知らない。  これは前世の知識がある私だけが出せる特殊な水で、婚約破棄された後は何も気にせず使えそうだ。

白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』

鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」 公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。 だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。 ――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの? 何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。 しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。 それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。 そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。 温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。 そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。 「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」 「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」 離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。 そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。

王太子に愛されないので、隣国王子に拾われました

鍛高譚
恋愛
「王太子妃として、私はただの飾り――それなら、いっそ逃げるわ」 オデット・ド・ブランシュフォール侯爵令嬢は、王太子アルベールの婚約者として育てられた。誰もが羨む立場のはずだったが、彼の心は愛人ミレイユに奪われ、オデットはただの“形式だけの妻”として冷遇される。 「君との結婚はただの義務だ。愛するのはミレイユだけ」 そう嘲笑う王太子と、勝ち誇る愛人。耐え忍ぶことを強いられた日々に、オデットの心は次第に冷え切っていった。だが、ある日――隣国アルヴェールの王子・レオポルドから届いた一通の書簡が、彼女の運命を大きく変える。 「もし君が望むなら、私は君を迎え入れよう」 このまま王太子妃として屈辱に耐え続けるのか。それとも、自らの人生を取り戻すのか。 オデットは決断する。――もう、アルベールの傀儡にはならない。 愛人に嘲笑われた王妃の座などまっぴらごめん! 王宮を飛び出し、隣国で新たな人生を掴み取ったオデットを待っていたのは、誠実な王子の深い愛。 冷遇された令嬢が、理不尽な白い結婚を捨てて“本当の幸せ”を手にする

婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―

鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。 泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。 まだ八歳。 それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。 並ぶのは、かわいい雑貨。 そして、かわいい魔法の雑貨。 お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、 冷めないティーカップ、 時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。 静かに広がる評判の裏で、 かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。 ざまぁは控えめ、日常はやさしく。 かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。 --- この文面は ✔ アルファポリス向け文字数 ✔ 女子読者に刺さるワード配置 ✔ ネタバレしすぎない ✔ ほのぼの感キープ を全部満たしています。 次は 👉 タグ案 👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字) どちらにしますか?

図書室で公爵弟に恋をしました。今だけ好きでいさせてください。

四折 柊
恋愛
 エリーゼは元子爵令嬢だったが今は平民として住み込みで貴族令嬢の家庭教師をしている。ある日雇い主からデザートブッフェ代わりに公爵家のガーデンパーティーに行ってくるようにと招待状を渡され半ば強制的に出席することになる。婚活の場となっている会場で自分には関係ないと、一人でケーキを食べつつ好みの花瓶を眺めていたら後ろから人にぶつかられ花瓶を落とし割ってしまった。公爵様に高そうな花瓶を弁償するお金がないので体(労働)で返すと申し出たら公爵邸の図書室の整理を頼まれることになる。それがきっかけで公爵弟クラウスと話をするうちに意気投合して二人の距離が縮まりエリーゼは恋をする。だが越えられない二人の身分差に悩み諦めようとするがそのときクラウスは……

編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?

灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。 しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?

処理中です...