3 / 35
3クレマンティーヌ家の養女
しおりを挟む
私たちは二人改めて向かいに座りなおし、優雅にお茶をいただく。
「ふふっ。面白いことになりそうね」
「もうっ、マリーズ様。絶対からかっていますよね!? 私、びっくりしちゃったわ。今日はマリーズ様の婚約者の調査結果を報告しに来たはずなのに」
「あら、私は楽しかったわ。久々にジネット様が困っているところを見られたのですもの」
「もうっ、マリーズ様の意地悪っ。そうそう、書類をまとめておきました」
そう言うと、後ろに控えていた侍女のケイティが書類を差し出した。
「これは?」
「マリーズ様の婚約者のエリク・シャルドール様の調査結果です」
「相変わらず仕事が早いわね。行動調査の緻密さに感心するわ」
「ふふっ。私の特技ですから」
「そうだったわね」
「そうでなければ魔獣と渡り合えませんからね」
「でも、それだけでは跡取りにはなれないわ。私達には内緒にしているようだけど、ジネット様は騎士顔負けの怪力で大斧を自在に操ると聞いていますわよ?」
「バレないように隠していたのに……。やはり公爵家の力は侮れませんね」
マリーズ様は私との楽しい会話を続けながら報告書に目を通している。どうやら彼女は報告書を気に入ってくれたようだ。
「ジネット様がそこまで勧めてくれるのならこのまま彼と結婚しようかしら」
「マリーズ様はきっと誰よりも幸せになるはずよ」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。ジネット様はどうなの? レオ様と上手くいきそう?」
マリーズ様はどこか不安に思っていたのだろう。安堵の笑みを浮かべながら私のことを聞いてきた。
「……そうですね。まだ彼とは初対面だし、分からない、というところでしょうか。言動や行動の端々に不安が残りますね。父は婿が来たと喜びそうだけど」
「まあ、そうでしょうね。でもよかったじゃない。顔は良いんだし。私達は生涯独身を貫くことになると思っていたんだもの」
「マリーズ様は私と違って引く手あまたですのに」
「そんなことないわ。我が家は両親が厳しいですから」
マリーズ様はそう言うと、フッと笑みを浮かべた。
我が家の場合では生き残る婿が必要だが、マリーズ様の場合は筆頭公爵家に相応しい人を探さなければいけない。何より両親の溺愛ぶりは有名でお眼鏡に適う人はかなり少ない。
美しい彼女を望む人は多いが、声を上げることができないのが実情なのかもしれない。
「最近の王都の動きはどうなっていますか?」
「大きな動きはないわね。ああ、でも。一つ動きがあったわ」
「動き?」
「『クレマンティーヌ家の養女』の件と言えばいいかしら」
「クレマンティーヌ家の養女? あの男爵家がどうかしたのですか?」
男爵家は数多いが、クレマンティーヌ家は特段目立つものはなかったように思う。王都から少し離れたところに領地を持ち、資産家という感じではなかったはずだ。
彼女はふっと含んだ笑みを浮かべた。
……ああ、きっと醜聞めいた話なのね。
「男爵家が何かしたのですか? マリーズ様のことだから王家が絡んでいるような気もします」
「ふふっ。実はね、最近クレマンティーヌ家から王家に接触があったみたいなの。養女となった令嬢は今年でデビュタントらしいわ」
「……確か、貴族図鑑に新たに載った養女はミラという名前でしたっけ? 私達の二つ下の十六歳だったかしら」
そう口にすると、マリーズ様は小さく頷いた。
「彼女がどうかしたのですか?」
「ミラ嬢は王家の瞳を持っているみたいなの。夫人は既にお亡くなりになっているためどういった経緯でミラ嬢がお生まれになったか分からないのよね」
マリーズ様は私の前では包み隠さず満面の笑みを浮かべている。確かに色々と憶測を呼ぶような状況ね。
「なぜ今頃になって王家に接触してきたのかしら。デビュタントを機に、ということでしょうか」
「きっとそうよね。私も彼女のことはよく知らないけれど、何かは起こりそう。楽しみだわ」
マリーズ様は一波乱起こりそうだと面白そうに語っている。私は反対に少しだけ不安を覚えた。
一男爵令嬢の行動が多くの貴族を巻き込み、波紋を広げなければよいのだが。
「王族のデビュタントなら半年後、ですね」
「そうよね。王宮が主催する行事のあとに開かれる舞踏会ね。ミラ嬢は第三王女と呼ばれるのかしら」
「まさか。陛下のご落胤だと公式に認めてしまうとは考えにくいですね。王妃様が許さないのではないでしょうか」
「たしかに。今の王家は王妃様と側妃様から生まれたお子は五人もいるし、男爵家の令嬢がいまさら王族入りしたところで、ね」
「どんな令嬢なのか会ってみたいですね」
私も彼女が貴族に与える影響を考えると、不安に思うが、それ以上に興味が勝ってしまう。私の言葉にマリーズ様も笑顔で返す。
「ええ、半年後の舞踏会が楽しみね。ジネット様もレオ様と参加されると思うし、ちょうどいいわね」
「私のことはさておき、マリーズ様とエリク様の仲睦まじい姿を見せてもらいに領地から出てきますわ」
「ジネット様はこれから領地に戻る予定なのかしら? それともあと数日はタウンハウスに滞在するのかしら」
「私はこの後、領地へ戻ります。レオ様のこともあるし、あまり長い間領地を空けておけませんからね。ドラゴン便で帰ります」
「ドラゴン便、ね。さすが辺境伯様は違うわね」
マリーズ様はくすくすと笑う。
確かに貴族令嬢がドラゴンに乗って領地へ戻るのは私ぐらいだと思う。
「ではそろそろお暇しますわ」
「ジネット様、今日はありがとう。また半年後に」
私はマリーズ様に礼をした後、王都の邸へと戻っていった。
王都で滞在している邸は郊外にあり、王宮や貴族が住んでいるタウンハウスと離れている。
何故かというと、庭には小型のドラゴンや魔獣がいて近隣の住民に迷惑をかけないためだ。
我が家は魔獣と常日頃戦っているが、仕事はそればかりではない。
王宮には魔獣騎士団と呼ばれる騎士団が存在しているが、そこで騎乗される魔獣の殆どを我が領地で育てている。魔獣を育て、国に納品しているのだ。
納品前のドラゴンやヒポグリフなど様々な魔獣が庭にいるため、他の貴族の庭とは趣がまったく違うのは仕方がないわよね。
騎士団の訓練場のような我が家の庭には可愛い小型のドラゴンが私の帰りを待ってくれているの。
マリーズ様の馬車で家の前まで送ってもらい、お礼を言った後、邸に入った。
「ふふっ。面白いことになりそうね」
「もうっ、マリーズ様。絶対からかっていますよね!? 私、びっくりしちゃったわ。今日はマリーズ様の婚約者の調査結果を報告しに来たはずなのに」
「あら、私は楽しかったわ。久々にジネット様が困っているところを見られたのですもの」
「もうっ、マリーズ様の意地悪っ。そうそう、書類をまとめておきました」
そう言うと、後ろに控えていた侍女のケイティが書類を差し出した。
「これは?」
「マリーズ様の婚約者のエリク・シャルドール様の調査結果です」
「相変わらず仕事が早いわね。行動調査の緻密さに感心するわ」
「ふふっ。私の特技ですから」
「そうだったわね」
「そうでなければ魔獣と渡り合えませんからね」
「でも、それだけでは跡取りにはなれないわ。私達には内緒にしているようだけど、ジネット様は騎士顔負けの怪力で大斧を自在に操ると聞いていますわよ?」
「バレないように隠していたのに……。やはり公爵家の力は侮れませんね」
マリーズ様は私との楽しい会話を続けながら報告書に目を通している。どうやら彼女は報告書を気に入ってくれたようだ。
「ジネット様がそこまで勧めてくれるのならこのまま彼と結婚しようかしら」
「マリーズ様はきっと誰よりも幸せになるはずよ」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。ジネット様はどうなの? レオ様と上手くいきそう?」
マリーズ様はどこか不安に思っていたのだろう。安堵の笑みを浮かべながら私のことを聞いてきた。
「……そうですね。まだ彼とは初対面だし、分からない、というところでしょうか。言動や行動の端々に不安が残りますね。父は婿が来たと喜びそうだけど」
「まあ、そうでしょうね。でもよかったじゃない。顔は良いんだし。私達は生涯独身を貫くことになると思っていたんだもの」
「マリーズ様は私と違って引く手あまたですのに」
「そんなことないわ。我が家は両親が厳しいですから」
マリーズ様はそう言うと、フッと笑みを浮かべた。
我が家の場合では生き残る婿が必要だが、マリーズ様の場合は筆頭公爵家に相応しい人を探さなければいけない。何より両親の溺愛ぶりは有名でお眼鏡に適う人はかなり少ない。
美しい彼女を望む人は多いが、声を上げることができないのが実情なのかもしれない。
「最近の王都の動きはどうなっていますか?」
「大きな動きはないわね。ああ、でも。一つ動きがあったわ」
「動き?」
「『クレマンティーヌ家の養女』の件と言えばいいかしら」
「クレマンティーヌ家の養女? あの男爵家がどうかしたのですか?」
男爵家は数多いが、クレマンティーヌ家は特段目立つものはなかったように思う。王都から少し離れたところに領地を持ち、資産家という感じではなかったはずだ。
彼女はふっと含んだ笑みを浮かべた。
……ああ、きっと醜聞めいた話なのね。
「男爵家が何かしたのですか? マリーズ様のことだから王家が絡んでいるような気もします」
「ふふっ。実はね、最近クレマンティーヌ家から王家に接触があったみたいなの。養女となった令嬢は今年でデビュタントらしいわ」
「……確か、貴族図鑑に新たに載った養女はミラという名前でしたっけ? 私達の二つ下の十六歳だったかしら」
そう口にすると、マリーズ様は小さく頷いた。
「彼女がどうかしたのですか?」
「ミラ嬢は王家の瞳を持っているみたいなの。夫人は既にお亡くなりになっているためどういった経緯でミラ嬢がお生まれになったか分からないのよね」
マリーズ様は私の前では包み隠さず満面の笑みを浮かべている。確かに色々と憶測を呼ぶような状況ね。
「なぜ今頃になって王家に接触してきたのかしら。デビュタントを機に、ということでしょうか」
「きっとそうよね。私も彼女のことはよく知らないけれど、何かは起こりそう。楽しみだわ」
マリーズ様は一波乱起こりそうだと面白そうに語っている。私は反対に少しだけ不安を覚えた。
一男爵令嬢の行動が多くの貴族を巻き込み、波紋を広げなければよいのだが。
「王族のデビュタントなら半年後、ですね」
「そうよね。王宮が主催する行事のあとに開かれる舞踏会ね。ミラ嬢は第三王女と呼ばれるのかしら」
「まさか。陛下のご落胤だと公式に認めてしまうとは考えにくいですね。王妃様が許さないのではないでしょうか」
「たしかに。今の王家は王妃様と側妃様から生まれたお子は五人もいるし、男爵家の令嬢がいまさら王族入りしたところで、ね」
「どんな令嬢なのか会ってみたいですね」
私も彼女が貴族に与える影響を考えると、不安に思うが、それ以上に興味が勝ってしまう。私の言葉にマリーズ様も笑顔で返す。
「ええ、半年後の舞踏会が楽しみね。ジネット様もレオ様と参加されると思うし、ちょうどいいわね」
「私のことはさておき、マリーズ様とエリク様の仲睦まじい姿を見せてもらいに領地から出てきますわ」
「ジネット様はこれから領地に戻る予定なのかしら? それともあと数日はタウンハウスに滞在するのかしら」
「私はこの後、領地へ戻ります。レオ様のこともあるし、あまり長い間領地を空けておけませんからね。ドラゴン便で帰ります」
「ドラゴン便、ね。さすが辺境伯様は違うわね」
マリーズ様はくすくすと笑う。
確かに貴族令嬢がドラゴンに乗って領地へ戻るのは私ぐらいだと思う。
「ではそろそろお暇しますわ」
「ジネット様、今日はありがとう。また半年後に」
私はマリーズ様に礼をした後、王都の邸へと戻っていった。
王都で滞在している邸は郊外にあり、王宮や貴族が住んでいるタウンハウスと離れている。
何故かというと、庭には小型のドラゴンや魔獣がいて近隣の住民に迷惑をかけないためだ。
我が家は魔獣と常日頃戦っているが、仕事はそればかりではない。
王宮には魔獣騎士団と呼ばれる騎士団が存在しているが、そこで騎乗される魔獣の殆どを我が領地で育てている。魔獣を育て、国に納品しているのだ。
納品前のドラゴンやヒポグリフなど様々な魔獣が庭にいるため、他の貴族の庭とは趣がまったく違うのは仕方がないわよね。
騎士団の訓練場のような我が家の庭には可愛い小型のドラゴンが私の帰りを待ってくれているの。
マリーズ様の馬車で家の前まで送ってもらい、お礼を言った後、邸に入った。
432
あなたにおすすめの小説
結婚後、訳もわからないまま閉じ込められていました。
しゃーりん
恋愛
結婚して二年、別邸に閉じ込められていたハリエット。
友人の助けにより外に出ることができ、久しぶりに見た夫アルバートは騎士に連行されるところだった。
『お前のせいだ!』と言われても訳がわからなかった。
取り調べにより判明したのは、ハリエットには恋人がいるのだとアルバートが信じていたこと。
彼にその嘘を吹き込んだのは、二人いたというお話です。
【完結】美しすぎてごめんなさい☆
まるねこ
恋愛
不細工代表と言われ続けていた私がなんと!異世界転生してしまったらしい。
めっちゃ美人よ!?ひえぇぇぇ。この美人具合、怖いわ!怖すぎる、おんも出たくない……。
そんな私のちょっとした話。
ノリで出来ています。かる~い感じで読んでいただけると嬉しいです☆
Copyright©︎2024-まるねこ
魔法使いとして頑張りますわ!
まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。
そこからは家族ごっこの毎日。
私が継ぐはずだった伯爵家。
花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね?
これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。
2025年に改編しました。
いつも通り、ふんわり設定です。
ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m
Copyright©︎2020-まるねこ
第二王女と次期公爵の仲は冷え切っている
山法師
恋愛
グレイフォアガウス王国の第二王女、シャーロット。
フォーサイス公爵家の次期公爵、セオドア。
二人は婚約者であるけれど、婚約者であるだけだった。
形だけの婚約者。二人の仲は冷め切っているし冷え切っている。
そもそも温度など、最初から存在していない。愛も恋も、友情も親しみも、二人の間には存在しない。
周知の事実のようなそれを、シャーロットもセオドアも否定しない。
お互いにほとんど関わりを持とうとしない、交流しようとしない、シャーロットとセオドアは。
婚約者としての親睦を深める茶会でだけ、顔を合わせる。
親睦を深める茶会だというのに、親睦は全く深まらない。親睦を深めるつもりも深める意味も、二人にはない。
形だけの婚約者との、形だけの親睦を深める茶会。
今日もまた、同じように。
「久しぶりに見る君が、いつにも増して愛らしく見えるし愛おしく思えて、僕は今にも天に召されそうなほどの幸福を味わっている。──?!」
「あたしのほうこそセオ様とお顔を合わせること、夢みたいに思ってるんですからね。大好きなセオ様を独り占めしているみたいに思えるんですよ。はっ?!」
顔を合わせて確認事項を本当に『確認』するだけの茶会が始まるはずが、それどころじゃない事態に陥った。
侯爵夫人は離縁したい〜拝啓旦那様、妹が貴方のこと好きらしいのですが〜
葵一樹
恋愛
伯爵家の双子姫の姉として生まれたルイ―サは、侯爵である夫との離縁を画策していた。
両家の架け橋となるべく政略結婚したものの、冷酷な軍人として名高い夫は結婚式以来屋敷に寄りつかず、たまに顔を合せても会話すらない。
白い結婚として諦めていたルイーサだったが、夫を伴い渋々出席した実家の夜会で驚くべき事態に遭遇する。
なんと夫が双子の妹に熱い視線を送り、妹の方も同じように熱い視線を夫に向けていたのだ。
夫の興味が自分に無いことは残念だったけれど、可愛い妹の恋路は応援したい!
ならば妻の座を妹と交代し、自分はひっそりと、しかし自由に生きていこうではないか。
そうひっそりと決心したルイーサは、一通の書置きと妹に宛てた書簡を残し姿を消そうと試みた。
幸いにも自分には相続した領地があり、そこに引きこもれば食うに困ることはないだろう。
いざとなれば畑でも耕して野菜でも作り、狩りをして暮らそう。
しかしいざ屋敷を抜け出そうとすると、屋敷の主である侯爵が追いかけてくる。
自分に興味もなく忙しいくせになんで邪魔をするのかと怒るルイーサ。
あの手この手で脱走を試みるルイーサだったが、次第に侯爵の不器用さに気づき始め――。
果たしてルイーサは脱走を成功させることができるのか。
じれじれ両片思いの行方はどうなるのか。
(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?
水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。
私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。
私たちの離婚幸福論
桔梗
ファンタジー
ヴェルディア帝国の皇后として、順風満帆な人生を歩んでいたルシェル。
しかし、彼女の平穏な日々は、ノアの突然の記憶喪失によって崩れ去る。
彼はルシェルとの記憶だけを失い、代わりに”愛する女性”としてイザベルを迎え入れたのだった。
信じていた愛が消え、冷たく突き放されるルシェル。
だがそこに、隣国アンダルシア王国の皇太子ゼノンが現れ、驚くべき提案を持ちかける。
それは救済か、あるいは——
真実を覆う闇の中、ルシェルの新たな運命が幕を開ける。
オネェ系公爵子息はたからものを見つけた
有川カナデ
恋愛
レオンツィオ・アルバーニは可愛いものと美しいものを愛する公爵子息である。ある日仲の良い令嬢たちから、第三王子とその婚約者の話を聞く。瓶底眼鏡にぎちぎちに固く結ばれた三編み、めいっぱい地味な公爵令嬢ニナ・ミネルヴィーノ。分厚い眼鏡の奥を見たレオンツィオは、全力のお節介を開始する。
いつも通りのご都合主義。ゆるゆる楽しんでいただければと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる