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各クラブ見て回ります
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私はクルクルと髪の毛を指に巻きつけながら教室を移動する。もちろんカバンはエディットが持っている。
クラブが集まっている棟に足を運ぶ。どうやら研究開発クラブは一階の一番奥の部屋のようだ。何処からか歌声がする。きっと屋上階か最上階の部屋で声楽クラブが歌を歌っているのだろう。
「ブ、ブランシュ様、こちらです」
彼が扉を開けるとそこには白衣を着た先輩方が数名居て、フェルナンド様の声と共に一斉にこちらを向いた。
私がこの部屋に入った時の印象はザ・理科室!まさにこれだった。前の黒板に何か数式が書かれていたり、ビーカーを揺らしている部員。
おぉ!ここが研究開発室か!と新鮮に映ったのは言うまでもない。
「皆様ごきげんよう。本日はフェルナンド様のご紹介でクラブに見学にきたブランシュ・マルリアーニと言います」
私は謙虚に頭を下げる。クラブはやはり先輩=とても偉いものだと思う価値観はきっと前世での刷り込みかもしれない。と思いつつ挨拶をした。
「!!!こ、これはこれは。マルリアーニ侯爵令嬢様。私が部長のドニ・ファーカスです。お会いできて光栄です。何でも聞いてください」
「ドニ部長、彼らは今、何をしているのですか?」
令嬢らしく丁寧に、謙虚に質問しなければ、ね。
「えぇ、こっちの彼が今研究しているのは牛の配合飼料について研究しているのです。彼は王都外で飼われている牛の肉質をよくするために日々研究を続けているんです。彼は平民の生活水準を上げるための道具を研究しているのです」
私はドニ部長の話を聞きながら興味が湧いた。
面白そう!じゃぁ、私が前世での知識を披露すれば素晴らしい研究者になれるのではないだろうか!?と夢は一瞬広がったけれど、なんせこの美貌だ。更に危険が及ぶことは間違いないだろう。でも面白そうだなって思う。私は一人ひとり研究している内容を聞いていく。
どの人も私を見るなり顔を真っ赤にしているけれど、研究の内容を話し始めると、水を得た魚のように饒舌に語り始める。若くても未来を担う研究者なのだと改めて思う私。
もっとこの研究所が評価されても良いのではないかしら。
「研究は何でも良いのでしょうか?」
「えぇ、もちろん構いませんよ」
「私、料理が得意なのですが、料理クラブというものがないのです。レシピを開発して広めていきたいのですが、そんなくだらないことでも大丈夫なのでしょうか?」
「ブランシュ様は料理をなさるのですか?料理を研究している貴族は一部おられますが、あまり話題にはなりませんね。そもそも美食は貴族の道楽の一つですからね。研究によって発展する余地はまだまだあると思います。ブランシュ様がこのクラブに入会していただけるなら嬉しい限りです」
ドニ部長は顔を真っ赤にしながらうんうんと一人頷くように話をしている。このクラブなら私がいても大丈夫なのではないかと思えてくる。
「フェルナンド様、私に研究開発クラブを紹介していただきありがとうございます。とても興味深いものばかりでしたわ」
「お役に立てて何よりです。僕もこのクラブに入会するつもりなのでブランシュ様が入ってくれると嬉しいです」
「お嬢様、そろそろ寮に戻る時間になりました」
「えぇ、そうね。では皆さまごきげんよう」
私はエディットと共にクラブを後にした。
「お嬢様、今日見たクラブは良さそうでしたね。お嬢様の趣味である料理も出来そうだ」
「そうね、楽しそうだわ。とりあえず、明日以降もクラブを見て回って決める事にするわ」
「畏まりました」
こうして私は部屋に戻ってダラダラと過ごした。
翌日はミアーナ様の案内で刺繍クラブ、その翌日はアイ様の案内で乗馬クラブ、そしてロキ様の案内で騎士クラブに見学に行った。
騎士クラブはやはり男性が多くてガクブルだった。
そして中学生男子のような騒ぎ方に少し怖く感じたところでブルーノから『下がれ』という言葉が出た。
まぁ、そこは仕方がないわよね。
一部の騎士達はエディットを知っているらしく、エディットに剣技を見せて欲しいとお願いしたが、エディットは今、私の護衛が仕事なので彼らの要望は聞き入れられなかったのは仕方がない。
粗方クラブを見て回ったある日のサロン。今日はこのサロンに兄のヴェルナーとロラ姉様とモニカ姉様が優雅にお茶を飲んでいる。
「ブランシュ、学園はどうかな?毎日が心配で仕方がないよ」
「お兄様、毎日楽しく過ごせておりますわ。皆様が気を使って下さるのでとても過ごしやすいのです」
「良かったわ!みんなブランシュとお近づきになりたいと必死だから心配していたのよ」
「そうだぞ。父上も母上も心配していたんだ」
「もう。私の行動はブルーノがしっかりと報告しているから心配しなくても大丈夫ですのに」
私は兄の淹れてくれたお茶を飲む。相変わらず兄の淹れるお茶は美味しい。
クラブが集まっている棟に足を運ぶ。どうやら研究開発クラブは一階の一番奥の部屋のようだ。何処からか歌声がする。きっと屋上階か最上階の部屋で声楽クラブが歌を歌っているのだろう。
「ブ、ブランシュ様、こちらです」
彼が扉を開けるとそこには白衣を着た先輩方が数名居て、フェルナンド様の声と共に一斉にこちらを向いた。
私がこの部屋に入った時の印象はザ・理科室!まさにこれだった。前の黒板に何か数式が書かれていたり、ビーカーを揺らしている部員。
おぉ!ここが研究開発室か!と新鮮に映ったのは言うまでもない。
「皆様ごきげんよう。本日はフェルナンド様のご紹介でクラブに見学にきたブランシュ・マルリアーニと言います」
私は謙虚に頭を下げる。クラブはやはり先輩=とても偉いものだと思う価値観はきっと前世での刷り込みかもしれない。と思いつつ挨拶をした。
「!!!こ、これはこれは。マルリアーニ侯爵令嬢様。私が部長のドニ・ファーカスです。お会いできて光栄です。何でも聞いてください」
「ドニ部長、彼らは今、何をしているのですか?」
令嬢らしく丁寧に、謙虚に質問しなければ、ね。
「えぇ、こっちの彼が今研究しているのは牛の配合飼料について研究しているのです。彼は王都外で飼われている牛の肉質をよくするために日々研究を続けているんです。彼は平民の生活水準を上げるための道具を研究しているのです」
私はドニ部長の話を聞きながら興味が湧いた。
面白そう!じゃぁ、私が前世での知識を披露すれば素晴らしい研究者になれるのではないだろうか!?と夢は一瞬広がったけれど、なんせこの美貌だ。更に危険が及ぶことは間違いないだろう。でも面白そうだなって思う。私は一人ひとり研究している内容を聞いていく。
どの人も私を見るなり顔を真っ赤にしているけれど、研究の内容を話し始めると、水を得た魚のように饒舌に語り始める。若くても未来を担う研究者なのだと改めて思う私。
もっとこの研究所が評価されても良いのではないかしら。
「研究は何でも良いのでしょうか?」
「えぇ、もちろん構いませんよ」
「私、料理が得意なのですが、料理クラブというものがないのです。レシピを開発して広めていきたいのですが、そんなくだらないことでも大丈夫なのでしょうか?」
「ブランシュ様は料理をなさるのですか?料理を研究している貴族は一部おられますが、あまり話題にはなりませんね。そもそも美食は貴族の道楽の一つですからね。研究によって発展する余地はまだまだあると思います。ブランシュ様がこのクラブに入会していただけるなら嬉しい限りです」
ドニ部長は顔を真っ赤にしながらうんうんと一人頷くように話をしている。このクラブなら私がいても大丈夫なのではないかと思えてくる。
「フェルナンド様、私に研究開発クラブを紹介していただきありがとうございます。とても興味深いものばかりでしたわ」
「お役に立てて何よりです。僕もこのクラブに入会するつもりなのでブランシュ様が入ってくれると嬉しいです」
「お嬢様、そろそろ寮に戻る時間になりました」
「えぇ、そうね。では皆さまごきげんよう」
私はエディットと共にクラブを後にした。
「お嬢様、今日見たクラブは良さそうでしたね。お嬢様の趣味である料理も出来そうだ」
「そうね、楽しそうだわ。とりあえず、明日以降もクラブを見て回って決める事にするわ」
「畏まりました」
こうして私は部屋に戻ってダラダラと過ごした。
翌日はミアーナ様の案内で刺繍クラブ、その翌日はアイ様の案内で乗馬クラブ、そしてロキ様の案内で騎士クラブに見学に行った。
騎士クラブはやはり男性が多くてガクブルだった。
そして中学生男子のような騒ぎ方に少し怖く感じたところでブルーノから『下がれ』という言葉が出た。
まぁ、そこは仕方がないわよね。
一部の騎士達はエディットを知っているらしく、エディットに剣技を見せて欲しいとお願いしたが、エディットは今、私の護衛が仕事なので彼らの要望は聞き入れられなかったのは仕方がない。
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「良かったわ!みんなブランシュとお近づきになりたいと必死だから心配していたのよ」
「そうだぞ。父上も母上も心配していたんだ」
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