恋する神様

梨桜

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薬の神様

ー佐々木涼side②ー

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手紙にはこう書いてあった。
"急に遠くに行くことになりました。今までありがとう。さようなら。"
たった三行の文だった。

その手紙に呆然としていると、電話が鳴った。
我に返って電話に出ると、母が目を覚ましたとのことだった。
勿論、喜んだ。
胸にわだかまりを残しながら。

その後、俺は以前から好きだった子に告白された。でも、振った。めいさんを忘れられなくて。

高校卒業後は、上京した。
そして、上京後はじめて里帰りをした日、俺は母が目覚めてからはじめてあの神社に足を運んだ。

神頼みしておきながら、その神様を見たことがなかったことに気づき、そこではじめて知ったんだ。




彼女、めいさん…いやメディが薬の神様だったことを…。





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