星降る夜を貴方に

サミュエル先生とお勉強

「今日は、サミュエル先生とのお勉強がある日！サミュエル先生は、いろんなことを知ってるからしつもんするのがたのしい。今日は、植物と太陽の光の関係をやった。植物はふしぎだ。このまま勉強していったら私も先生みたいになれるのかなぁ？」





身支度を済ませて、遅めの朝ごはんをとることにした。私の家は侯爵位だから朝ごはんも豪華だなぁ。改めて見るとすごい…唯なら絶対作らない。
当たり前ながら、体が小さいため口も手もそれに対応して小さい。つまり、食べにくい。あと、なんか思考が幼児によっている気が…
いや、気の所為だ、うん。



ご飯を食べ終わったら、お勉強の時間。
文字を練習したり、作文書いたり、簡単な計算、植物のこと学んだり…今日は何をやるのかな。

扉を開けると、サミュエル先生が待っていた。ということは、今日のお勉強は理科系だな？

「おはよーございます！サミュエルせんせい。今日もよろしくお願いします。」
ぺこり。

「おはようございます。アリアさん。こちらこそ、よろしくお願いします。」
爽やかな笑顔が素敵なサミュエル先生。主に理科系のことを教えてくれる。

「どうぞ、そこに着席して下さい。」

「ありがとうございます。」
先生に許可を頂けたので言われた通りに着席する。

「今日は、葉緑体について学んでいきたいと思います。この間学習した、植物の光合成については覚えていらっしゃいますか？」

「はい、もちろんです。植物は、太陽の光を受けてエネルギーを作っていました。」

この間は、庭に実験用の植物を植えて観察したんだったけな。日陰のところにある植物と、日向にある植物を比べてみたりした。



この国は中世ヨーロッパの文化と、魔法というファンタジーな要素が組み合わさっているから、科学があまり進んでない。どれくらいのものなのかは、詳しく調べていないから知らないけど、葉緑体がわかっているなら、顕微鏡を使った研究は行っているのかな。