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お友達
しおりを挟むどうしてそこにいたのか…
1人になってる人からロマンスが始まると思って探していましたら、エリザベス様がそれに該当いたしまして、わざと1人になってる訳ではなさそうでしたのでご挨拶に伺おうかと…
なんて…言えるわけがない……どうしよう…かと言って何も言わず黙り込むのも怪しいし、失礼だし…あ~エリザベス様の視線が痛いなぁ~…
「えっと…エリザベス様とお近づきになりたくて、ご挨拶する機会をうかがっておりました…。」
ぐぅこれめっっっちゃ恥ずかしい/////////最後の方とかだんだん声小さくなってるし、顔絶対赤くなってるだろうし、エリザベス様のことが怖くて見れない…
「……」
やばい、エリザベス様何も仰らない。嫌われたかな…
いやでも…エリザベス様と仲良くなりたい!
恐る恐る顔をあげてエリザベス様の顔をみた。
そこには、お顔を真っ赤に染めたエリザベス様がいた。
えっかわいい…じゃなくて。なんかプルプルしてるし、怒ってる可能性もある……?
「エ、エリザベス様?」
「……そっそういうことなら早く言いなさいよ!//////あなたが同席するのを許可してさしあげる!」
かんわいい~。癒しでしかない。尊い。
公爵令嬢として、下位の者に下手にでない堂々した振る舞い。こんな幼いのにしっかりしていらっしゃる……
「ありがたき幸せにございます。」
「ふんっ。そんなにへりくだらなくてもよくってよ!」
仲良くしたいと言っておきながら、今のはさすがに距離を感じさせてしまったみたい…ありがとうございます、エリザベス様。
エリザベス様が席に座った。
「あなたもどうぞ。」
エリザベス様の隣の席を手で示してるけど、そんなに近くに座ってしまっていいんですか!?嬉しいですが…
エリザベス様の侍従が、席をひいて待機してる。もう既に、その席の前にお茶もあるし…何より、エリザベス様が許可してるからいいか…座ろ……
なんか…思ってたよりも近いな……緊張する…。うわ、いい匂いする…これエリザベス様の香水かな~薔薇の香り……?エリザベス様によく似合ってる…
「ねぇ、あなた…じゃない、アリアと呼んでもいいかしら?」
「もちろんです。」
私と仲良くしようとして下さってるのがよく分かってすごく嬉しい。
「あっアリアも、エリザベスって呼んでくれてもいいのよ?」
「恐れ多いです。私にそのような名誉は不釣り合いかと…」
呼びたいっ。とっても呼びたいっ!でもまだ話し始めて1時間たってないし…
「私が直々に勧めてるんだから呼びなさいよ。」
「いやしかし…エリザベス様は、私よりも…」
「いいから呼びなさいよ!!」
そうい放ち、頬を膨らませ、眉間に皺を寄せた。いたくご不満な様子……可愛い。
「ふふっわかりました。エリザベス。」
「私たち友達になったんだから、敬称付けはなしよ!アリア。」
友達認定が些か早いような気がしないでもないが、私にとってはエリザベス様とお友達になれるなんてこんな嬉しいことは無い。
「はい、そうですね、エリザベス。」
エリザベスっていう最高のお友達が出来ました。
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