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転生編
シングルマザー
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「大丈夫、みいちゃん」母親が少女の顔を覗くと少女が微笑んだ
「うん、お兄ちゃんに抱っこしてもらって楽になったの」
「どんな状態でしょう」心配そうに覗く車掌は若い女性だった
「体が冷えてたようです。喘息は気温の差で発作を誘発することがあります。長時間薄着で冷房にあたるのは用心しないといけません」
「ありがとうございます」母親は膝をおり、私の横に寄り添うようにして少女に話しかけた。
「優しいお兄ちゃんで良かったね」
「うん」少女は私に抱きついた
「わたしたちは広島で降りるんですが、あなたは?」母親が隣の席に腰掛けたが、少女は私の膝から降りようとしない。
「ママのところにおいで」母親が両手を伸ばしても少女は私から離れようとはしなかった
「僕も広島で降りるんです。埼玉から引っ越すんで、その下見なんです」
「まあ、それなら広島に着いたらお礼をさせてください」
「いや、そんな」
「お兄ちゃんと一緒にいられるの?」少女は嬉しそうに頬を摺り寄せた
「あらあら、この子ったらすっかりお兄ちゃんに甘えちゃって、そうだまだお名前も聞いてませんね、私は山本みつきと申します」
「僕は…」山田みなみのいたずらか?みつきと名乗った状態に私は心引かれていた。
「うん、お兄ちゃんに抱っこしてもらって楽になったの」
「どんな状態でしょう」心配そうに覗く車掌は若い女性だった
「体が冷えてたようです。喘息は気温の差で発作を誘発することがあります。長時間薄着で冷房にあたるのは用心しないといけません」
「ありがとうございます」母親は膝をおり、私の横に寄り添うようにして少女に話しかけた。
「優しいお兄ちゃんで良かったね」
「うん」少女は私に抱きついた
「わたしたちは広島で降りるんですが、あなたは?」母親が隣の席に腰掛けたが、少女は私の膝から降りようとしない。
「ママのところにおいで」母親が両手を伸ばしても少女は私から離れようとはしなかった
「僕も広島で降りるんです。埼玉から引っ越すんで、その下見なんです」
「まあ、それなら広島に着いたらお礼をさせてください」
「いや、そんな」
「お兄ちゃんと一緒にいられるの?」少女は嬉しそうに頬を摺り寄せた
「あらあら、この子ったらすっかりお兄ちゃんに甘えちゃって、そうだまだお名前も聞いてませんね、私は山本みつきと申します」
「僕は…」山田みなみのいたずらか?みつきと名乗った状態に私は心引かれていた。
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