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2.王子様の特殊能力
「ここの庭園は素晴らしい」
長い脚を組み、優雅にお茶を飲みながらクレイン様が言った。
「お褒めいただき、光栄です」
そう言いながら、わたしは唇を噛みしめた。
なぜこんなことに。
本日、アヴェス王国第三王子グルィディ公爵クレイン様が、わがハーデス家を訪問されたのだ。
隣国の王子の突然の来訪に、父は混乱のあまり泣きそうになっていた。
「なぜ王子が我が家へ!?」
父の悲鳴のような問いかけに「殿下の主張によれば、わたしは生まれてもいない二十年前、罠にかかった殿下を助けてあげたそうです」などと説明する勇気はない。
「先日の祝賀会で、殿下にお声をかけていただいたの。それで……」
「なぜ殿下がおまえに!?」
そんなのわたしのほうが聞きたい。
「わたしにもよくわからないんです。とりあえず、王子様を庭園にご案内いたします。お茶の準備をお願い」
執事に声をかけ、わたしはクレイン様を外庭へと連れ出した。
わが家は男爵家としてはそこそこ裕福なほうだが、高位貴族や王族の財力とは比べるべくもない。庭園も小さくありふれたものだ(しかも放置気味)。
「小さく、あまり見どころもない庭ですが……」
「いや、自然のままの風情がとてもよい。あの木立のあたりなど、巣を作りやすそうだ」
「巣!?」
思わず叫んでしまったわたしに、クレイン様は慌てたように言った。
「いや、私の話ではない。鶴が巣作りをするのは湿地だからな」
「そういう意味では」
四阿につくと、緊張した様子の使用人が、震える手でお茶を入れてくれた。あー、王族クラスの貴人が我が家にいらっしゃるなんて、初めてのことだもんね。
クレイン様は長い脚を組み、まるで自宅にいるかのようにくつろいでお茶を飲んでいる。アポなし訪問した初めての場所なのに、なぜそんなにリラックスできるのか。
しかし、本当に美しい。クレイン様の本日のお召し物は、祝賀会の時のような華美な礼装ではなく、飾りのない黒いジャケットに白いシャツ、細身のズボン、革のロングブーツという、上質だが簡素な装いなのに、まるで光り輝くような美しさだ。
銀髪はサラサラのツヤツヤで、日の光を反射してまぶしく輝いているし、瞳も冬の河に浮かぶ氷のようにキラキラしている。とんでもなく長い銀色のまつ毛が、その瞳に微妙な陰影を落とし、神秘的な雰囲気を醸し出していた。
口さえ開かなければ、あまりに完璧な美貌のため、よく出来た彫像のように見える。
こんな非現実的なほど美しい方(しかも王族)が、我が家の四阿でお茶を飲んでいるなんて、違和感しかない。
「われわれは、人工的な庭園よりも、このように自然を残した風情を好むのだ。ここの庭園は素晴らしい」
「……お褒めいただき、光栄です」
わたしは覚悟を決め、クレイン様の顔を正面から見つめた。
「殿下、その、祝賀会でおっしゃっていた件ですが」
「クレインでよい」
いきなりクレイン様が言った。
「そなたは、私の命の恩人だ。名前で呼んでほしい」
えええ……、隣国の王子様を名前で……?
フツーに無理と思ったが、あまりにクレイン様の顔が良すぎて、わたしはうっかりうなずいてしまった。
「わかりました」
「うむ。私もそなたをエステルと呼ぼう」
クレイン様は満足そうに笑い、わたしを見つめた。
顔が! 顔が美しすぎるんですけど!
平常心を保とうと、深呼吸をくり返すわたしを、クレイン様は嬉しそうに見ながら言った。
「そなたとこのように親しく言葉を交わせるなど、夢のようだ。……二十年前からずっと、そなたを探していたのに、見つからなかったからな。そなたはいったい、どこにいたのだ?」
「いや、ずっとここにいましたけど」
ハーデス男爵家の一人娘としてこの世に生を受け、十八年。外国へ留学もせず、ずっとこの国にいましたけど。
しかしクレイン様は、なおも言った。
「どれだけ探しても、そなたを見つけられなかった。もしや、生まれ変わって妖精や神などの上位存在となってしまったのかと、半ばあきらめていたのだが」
うん、なに言ってるのかわかりません。
祝賀会でも思ったけど、この王子様、ちょっと個性的すぎるというか……。次にいったい何を言い出すのかと、わたしのほうがハラハラしてしまう。
だがクレイン様は、わたしの不安を見抜いたように言った。
「鶴の一族には、人間にはない力がある。魂の形や色を見ることができるのだ。……だから、そなたのことも一目でわかった。おそらくそなたは、私を助けた後、何らかの事情で命を落としたのだろう。そう考えれば、私のことを覚えておらぬのも納得がいく」
「え」
わたしは驚いてクレイン様を見た。
たしかに、獣人は種族によって、それぞれ特殊な能力がある。たとえば、狼族は遠く離れた家族や恋人の心の声を聞くことができるし、蛇族は一度印をつけた相手なら、どんなに離れていてもその居場所がわかるという。
しかし、魂を見ることができるなんて、そんなの初めて聞いた。
「これは天人族すべてが持つ力ではない。王族、つまりは鶴の一族のみが持つ力だ」
「へー」
わたしは感心して言った。
「すごいですね、そんな能力、初めて聞きました」
クレイン様は、ふっと自慢げな笑みを浮かべ、わたしを見た。
「鶴の一族の力は、それだけではないぞ」
まあ、鶴は天人族の頂点に立つ王族だもんね。
他にもいろいろ、わたしの知らない特殊能力を持っているんだろーなー、と思ったら、
「鶴は、みな手先が器用なのだ! とくに、一生に一度、婚姻相手のために織る反物は、それはそれは見事な仕上がりでな」
まさかの手芸自慢だった。たしかに、鶴の一族の織る反物はいろんな意味で伝説だけど。
「われらは滅多に、誰かのために反物を織ったりせぬが……、まあ、そなたは私の命の恩人だ。どうしてもと言うなら、織ってやらんこともないぞ?」
「いえ結構です」
ノータイムで断ったわたしに、クレイン様がショックを受けたような表情になった。そんなお顔まで美しいってすごい。
「な、なぜ断る!? 鶴の一族謹製の反物など、どれほど金を積んでも手に入らぬ逸品だというのに!」
「もちろん、鶴の皆さまの腕前は存じておりますが……」
鶴の一族が機織り上手なのは有名な話だから、もちろんわたしも知っている。
ただ……、その反物って、鶴の羽が織り込まれてるんだよね……。
いくらなんでも、隣国の王子様の羽が織り込まれた反物なんて、受け取れません! たとえ本当にわたしが、王子の命を救った恩人だったとしても!
長い脚を組み、優雅にお茶を飲みながらクレイン様が言った。
「お褒めいただき、光栄です」
そう言いながら、わたしは唇を噛みしめた。
なぜこんなことに。
本日、アヴェス王国第三王子グルィディ公爵クレイン様が、わがハーデス家を訪問されたのだ。
隣国の王子の突然の来訪に、父は混乱のあまり泣きそうになっていた。
「なぜ王子が我が家へ!?」
父の悲鳴のような問いかけに「殿下の主張によれば、わたしは生まれてもいない二十年前、罠にかかった殿下を助けてあげたそうです」などと説明する勇気はない。
「先日の祝賀会で、殿下にお声をかけていただいたの。それで……」
「なぜ殿下がおまえに!?」
そんなのわたしのほうが聞きたい。
「わたしにもよくわからないんです。とりあえず、王子様を庭園にご案内いたします。お茶の準備をお願い」
執事に声をかけ、わたしはクレイン様を外庭へと連れ出した。
わが家は男爵家としてはそこそこ裕福なほうだが、高位貴族や王族の財力とは比べるべくもない。庭園も小さくありふれたものだ(しかも放置気味)。
「小さく、あまり見どころもない庭ですが……」
「いや、自然のままの風情がとてもよい。あの木立のあたりなど、巣を作りやすそうだ」
「巣!?」
思わず叫んでしまったわたしに、クレイン様は慌てたように言った。
「いや、私の話ではない。鶴が巣作りをするのは湿地だからな」
「そういう意味では」
四阿につくと、緊張した様子の使用人が、震える手でお茶を入れてくれた。あー、王族クラスの貴人が我が家にいらっしゃるなんて、初めてのことだもんね。
クレイン様は長い脚を組み、まるで自宅にいるかのようにくつろいでお茶を飲んでいる。アポなし訪問した初めての場所なのに、なぜそんなにリラックスできるのか。
しかし、本当に美しい。クレイン様の本日のお召し物は、祝賀会の時のような華美な礼装ではなく、飾りのない黒いジャケットに白いシャツ、細身のズボン、革のロングブーツという、上質だが簡素な装いなのに、まるで光り輝くような美しさだ。
銀髪はサラサラのツヤツヤで、日の光を反射してまぶしく輝いているし、瞳も冬の河に浮かぶ氷のようにキラキラしている。とんでもなく長い銀色のまつ毛が、その瞳に微妙な陰影を落とし、神秘的な雰囲気を醸し出していた。
口さえ開かなければ、あまりに完璧な美貌のため、よく出来た彫像のように見える。
こんな非現実的なほど美しい方(しかも王族)が、我が家の四阿でお茶を飲んでいるなんて、違和感しかない。
「われわれは、人工的な庭園よりも、このように自然を残した風情を好むのだ。ここの庭園は素晴らしい」
「……お褒めいただき、光栄です」
わたしは覚悟を決め、クレイン様の顔を正面から見つめた。
「殿下、その、祝賀会でおっしゃっていた件ですが」
「クレインでよい」
いきなりクレイン様が言った。
「そなたは、私の命の恩人だ。名前で呼んでほしい」
えええ……、隣国の王子様を名前で……?
フツーに無理と思ったが、あまりにクレイン様の顔が良すぎて、わたしはうっかりうなずいてしまった。
「わかりました」
「うむ。私もそなたをエステルと呼ぼう」
クレイン様は満足そうに笑い、わたしを見つめた。
顔が! 顔が美しすぎるんですけど!
平常心を保とうと、深呼吸をくり返すわたしを、クレイン様は嬉しそうに見ながら言った。
「そなたとこのように親しく言葉を交わせるなど、夢のようだ。……二十年前からずっと、そなたを探していたのに、見つからなかったからな。そなたはいったい、どこにいたのだ?」
「いや、ずっとここにいましたけど」
ハーデス男爵家の一人娘としてこの世に生を受け、十八年。外国へ留学もせず、ずっとこの国にいましたけど。
しかしクレイン様は、なおも言った。
「どれだけ探しても、そなたを見つけられなかった。もしや、生まれ変わって妖精や神などの上位存在となってしまったのかと、半ばあきらめていたのだが」
うん、なに言ってるのかわかりません。
祝賀会でも思ったけど、この王子様、ちょっと個性的すぎるというか……。次にいったい何を言い出すのかと、わたしのほうがハラハラしてしまう。
だがクレイン様は、わたしの不安を見抜いたように言った。
「鶴の一族には、人間にはない力がある。魂の形や色を見ることができるのだ。……だから、そなたのことも一目でわかった。おそらくそなたは、私を助けた後、何らかの事情で命を落としたのだろう。そう考えれば、私のことを覚えておらぬのも納得がいく」
「え」
わたしは驚いてクレイン様を見た。
たしかに、獣人は種族によって、それぞれ特殊な能力がある。たとえば、狼族は遠く離れた家族や恋人の心の声を聞くことができるし、蛇族は一度印をつけた相手なら、どんなに離れていてもその居場所がわかるという。
しかし、魂を見ることができるなんて、そんなの初めて聞いた。
「これは天人族すべてが持つ力ではない。王族、つまりは鶴の一族のみが持つ力だ」
「へー」
わたしは感心して言った。
「すごいですね、そんな能力、初めて聞きました」
クレイン様は、ふっと自慢げな笑みを浮かべ、わたしを見た。
「鶴の一族の力は、それだけではないぞ」
まあ、鶴は天人族の頂点に立つ王族だもんね。
他にもいろいろ、わたしの知らない特殊能力を持っているんだろーなー、と思ったら、
「鶴は、みな手先が器用なのだ! とくに、一生に一度、婚姻相手のために織る反物は、それはそれは見事な仕上がりでな」
まさかの手芸自慢だった。たしかに、鶴の一族の織る反物はいろんな意味で伝説だけど。
「われらは滅多に、誰かのために反物を織ったりせぬが……、まあ、そなたは私の命の恩人だ。どうしてもと言うなら、織ってやらんこともないぞ?」
「いえ結構です」
ノータイムで断ったわたしに、クレイン様がショックを受けたような表情になった。そんなお顔まで美しいってすごい。
「な、なぜ断る!? 鶴の一族謹製の反物など、どれほど金を積んでも手に入らぬ逸品だというのに!」
「もちろん、鶴の皆さまの腕前は存じておりますが……」
鶴の一族が機織り上手なのは有名な話だから、もちろんわたしも知っている。
ただ……、その反物って、鶴の羽が織り込まれてるんだよね……。
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