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第一章 ハイディン編
別口の災難(?)きました
しおりを挟む部屋の中に猛獣が二頭……片や腹ペコ狼で、もう片方は昼寝から起きてそろそろ狩りに行こうとしてるライオンさん。
うまい事言った、とか、自画自賛してる場合ではない。
ふくらはぎにはベッドの感触、前には肉食獣の目をしたロウがいる。前後は固められてるから、残るは左右なのだけど、そっちも片方は壁だし、唯一空いているはずのところにも、何時の間にやらガルドさんが陣取っていた。
「い、一応、言っておきたいんだけど、今ってまだお昼前……」
「腹が減っているのなら、少し辛抱してもらうことになるな」
「別のモンを腹いっぱいに食わせてやっから、そっちで我慢してくれや」
「どこのエロ親父の台詞ですかっ!」
って、心の中で叫んだはずが、うっかり声に出ちゃってた。
しまった、と思った拍子に隙が生じてしまったようで、ロウの手が素早く伸びて私の腰を攫う。抱き寄せられ、もう片方の手であごを捕らえられたかと思うと、噛みつくみたいなキスが降って来た。
「んふ……んっ」
頬を両側から指で押さえられて強引に唇を割られ、ロウの舌が入り込んでくる。舌先で歯の裏をぬるりとなぞられて、その刺激に小さく体が震えてしまう。その反応が分かったのだろう、小さくロウが笑った気配がして、更に口づけが深くなる。
「舌をだせ……もっと、だ」
「ん……ふぅ、んっ」
息継ぎの合間に甘い声で命じられて、反射的にそれに従ったら、舌先同士を触れ合わせるように悪戯を仕掛けてくる。やがて、ロウの唇の中に吸い出され、息継ぎが上手くいかずに苦しさを覚える。けど、苦しいのに甘い……。
「……出遅れた……仕方ねぇ、こっちで我慢すっか」
ついうっとりとキスに夢中になっていたら、ボヤくガルドさんの声が聞こえてきて、はっと我にかえる。
だから、まだお昼前なんだってばっ! 触れられるのが嫌だと言う訳ではないが、出来ればTPOを踏まえたうえでお願いしたいです。
と、私が内心で大いに主張しているのにも全くお構いなしで、その腕までもが悪戯を仕掛けてくる。
「っ! ……んんっ」
さわり、と大きな掌がお尻を撫で上げる。ついで、さわさわ……と、丸みを確かめるように、腰に掛けてのラインを往復する。時折、指先に力がはいって軽い刺激を送り込んでくるんだけど、そのタッチが何とも絶妙で、触られているところから熱が湧き上がり、それが、その……両足の付け根の部分までを熱くしてくるんです。
「――おい」
「いいだろ。俺だって亭主の一人なんだぜ――でもって、触りづれぇから、少し下がってくれや」
「仕方ない……」
いつの間にかキスは終わっていて、ロウの唇が私のうなじを這っている。敏感な箇所に顔を埋められ、そこで喋られると、不規則な唇の動きに加えて吐息が掛かって、ビクンっと体が反応してしまう。でも、そちらに集中しようとしたところで、軽く体を引かれ、ベッドとの距離が空いたと思ったら、そこにガルドさんの体が割り込んできた。
ベッドに腰を下ろしたガルドさんの手が、ロウに抱きしめられたままの私の腰に、再度伸びてきて、さっきよりも露骨にそこを撫でまわし始める。
「あ、んんっ」
項と腰――感じやすい部分を同時に刺激され、甘い喘ぎを上げてしまう。脈が速くなり、体温もどんどん上がっていく気がする。
抵抗しようとしていたはずなのに、すっかりそんなことはどこかに行ってしまっていた。
「あぁ……ロ、ゥっ」
思わず、目の前にいるロウに縋りつくと、しっかりと抱きしめて、また甘い口づけを与えてくれた。
「……ちっ、あんま、見せつけてくれんなよ」
背後でガルドさんの舌うちが聞こえたかと思うと、腰に宛がわれていた手が前に回る。
今朝、ギルドに行くまでは普通に依頼を受けるつもりだったから、今日の私はいつもの放浪者ルックだった。前開きのシャツにゆったり目のパンツ、それにブーツにローブという格好で、宿に戻って来たこともありローブは脱いで、ブーツも楽な室内履きに変えていた。残りの服装はそのままなのだけど、パンツは幅広の帯みたいなのを通して、前で結ぶようになっていて、その結び目をガルドさんは手探りで器用にゆるめてしまう。そして、そこからシャツの裾を引っ張り出し――。
「……んっ!」
たくし上げたシャツの下から現れた私の背中に、ねっとりと舌を這わせられ、ロウにふさがれたままの私の唇から、くぐもった声が漏れる。
「相変わらず、吸い付くみてぇな肌だな……」
うっとりとした声でガルドさんが呟くと、さっきのうなじ同様に唇と吐息がそこに当たって、甘い疼きを生じさせる。チュチュっと音をたてながら吸いつかれた場所から、じんわりと気持ちよさが広がり、またも声が上がりそうになるが、それはロウの唇に吸い取られてしまう。深くなる口づけに翻弄されているうちに、ぴったりと重なり合っていた体の間にロウの手が滑りこんできて、シャツの前を器用にはだけさせていく。
「あっ……だから、まだ……お昼……っ」
ボタンを全開にされたシャツが、するりと肩から滑り落とされた。止める間もなく下着も取り去られ、むき出しにされた胸にロウの唇が移動する。そして、それに対抗するようにガルドさんの手が動くと、腰に引っかかってる状態だった下もすとんと床に落っこちた。
「ああ、おかげでお前がよく見える」
「スゲぇ綺麗だぜ、レイちゃん」
「やっ! 見ちゃ、や……あ、あんっ!」
ロウに胸の先端をきつく吸い上げられるのと同時に、足の付け根にガルドさんの手が差し入れられ、指先でそこをくすぐられてこらえきれずに甘い喘ぎを上げてしまう。
「固くなってきた」
「こっちももう濡れてんぜ?」
「っ!」
何が悲しゅうて、真昼間から立ったまま裸に剥かれ、挙句にこんなことを言われないといけないのでしょう……いや、どっちもホントの事ではあるんだけどさ。
もうここまでくると、逃げるって選択肢は消滅してしまっているんだけど、どうしても譲れない一線と言うものがある。
「せ、めて……窓っ! 窓、閉めてっ」
ありったけの理性をかき集め、片手でロウの頭を押しやり、もう片方でガルドさんの悪戯を止めつつ、必死でお願いした。それでもまだそのまま続けそうだったので、ロウの頭に十円ハゲをつくる勢いで髪をひっぱり、ガルドさんの手もぎりぎりと抓りあげてやったら、ようやくきいてくれる気になったようだ。
「……しゃぁねぇな」
私には見えない角度で、男二人の間で目線のやり取りがあったらしく、少ししてガルドさんが立ちあがり、窓の方へと移動する。
そしてロウはと言えば、ガルドさんという障害物が無くなった私の体をベッドの上に押し倒し、当然とでもいうようにその上からのしかかって来た。
「きゃ……あんっ!」
ぼすんっと後ろ向きに押し倒され、体勢を整える暇も与えられず、ロウの腕が私の足を押し広げる。唯一残っていた小さな布きれの上から唇が押し当てられ、膨らみかけていた小さな突起を迷うことなく探り当て、そこをまたも吸い上げられた。
「きゃぅっ!」
薄い布を一枚隔てていることで、直接されたよりも幾分かは刺激が薄いとはいえ、ロウのテクニックの前には誤差の範囲内だ。吸い上げられた後、わざと多めに唾液を乗せた舌でそこをくすぐる様に刺激されると、すぐ下にある部分からどっと熱い液体があふれ出す。
「大洪水だな」
「やっ! も……言わないでっ」
ほとんど保水性の無いこっちの布は、あっという間にびしょびしょになって、ぴったりとソコに張り付いてしまう。その上更に、舌で丹念に舐め上げられると、襞の一枚一枚に布が絡みつき、卑猥な形を浮き上がらせているのがわかった。
「すげぇ……クるな、それ」
「お前は見るな」
「そりゃねぇだろ」
私の求めに応じて、窓を閉めに言ってくれていたガルドさんが戻ってくるなり、そんな台詞を吐く。そう言う事は言わんでいいです、と思うのは何回目だろうか?
そして、閉めてくれたのいいのだけど、窓についてるのは木製の鎧戸で、隙間からしっかりと昼間の明るい日差しが漏れている。こっちにはあっちの世界みたいな遮光性のカーテンなんてものはないから、さっきよりも幾分薄暗くなった程度だ。開けっ広げたまんまよりはマシではあるんだけど、やっぱり夜よりアレコレとよく見えてしまっているんだろう……はずかしさMAXです。
なのに、そんな私の心情にはお構いなく、ロウはどんどんと行為をエスカレートさせていく。しつこいほどに口で刺激を与え来た後、ようやく下着の片方の紐をほどくと、ナカへと指が差し入れられる。
「ひっ……ん、んんっ」
いきなりの強い刺激に、高い声が上がりそうになり、咄嗟に口を手で押さえたら、貧乏くじを引かされたガルドさんの手がそれを取り去り、代わりに口づけが降って来た。
「ん、ぁ……は、ぅ……あっ!」
その合間に、放っておかれた胸にも手が這わされ、緩やかだけど確実に甘い刺激がそこから生じる。ぴちゃぴちゃと上がる水音は、ロウがアソコを弄っているからなのか、それともガルドさんの舌が、私の口中で自在に蠢いている所為なのか――だんだんと判別が難しくなってきて、気持ちよさにどっぷりと浸ってしまう。
「あ、あ……気持ち、い……っ」
だから、口づけの合間に、ついそんな言葉が口から出てしまい、そのつぶやきを拾ったロウがニヤリと笑う。見えてないけど、そう言う気配がした。そして、中に指を差し込んだまま、上にある小さな尖りを強く唇で吸い上げられて――。
「ひっ、んんぅっ!」
本日、最初の絶頂を極めてしまう。
きゅうぅっとお腹の奥が締まる感じがして、熱いものがどっとあふれ出す。一瞬にして酸欠みたいな状態になり、空気を求めて大きく口を開くと、ガルドさんが名残惜し気に体を引いて、楽に呼吸できるようにしてくれた。そして、ロウはと言えば、あろうことか私の中から流れ出したそれを、ほぼすべて舌で舐めとり、喉を鳴らして飲み下している……それってS属性の付属オプションでしょうか?
でもって、口の周りを濡らす液体――その正体は絶対に考えたくない――を片手の甲で拭う様子が、壮絶に色っぽい。
イったばかりで頭が碌に動かない所為も有るのだけど、ぼぅっとその姿に見惚れているうちに姿勢が変わり、広げられたままの足の間にロウの体が入って来た。
手早く自分の下穿きをくつろげ、いきり勃ったモノを露わにする。
「行くぞ」
短く告げられるのとほぼ同時に、固くて滑らかな先端がそこへと押し当てられた。そのまま、ぐいっと腰を進められると、ロウの貼りだしたモノが私の入り口を押し広げてナカへと侵入してくる。
「んぁっ!」
一気に奥まで貫かれ、そこを強く押されたかと思うと、間髪を入れずに緩やかな抽挿が始まった。ゆるゆるとした動きで奥まで満たされ、引き抜かれる。突き入れられる時も気持ちがいいが、戻っていくときに先端の広がった部分が私の悦いところをひっかくように刺激して、体が震えるほどの快感が湧き上がる。ロウもそれを知っていて、わざとそこを刺激するように腰の角度を調節しながら、何度も私のナカを往復する。
「やっ――それ、だ、めぇっ!」
「っ! あまり……締め、るなっ!」
そんなことを言われても、こっちも意識してやっているんじゃないから無理。
ぐぷりごぽりと、ロウが動くたびに、私の中にある液体がいやらしい音を立てる。やがてロウの動きが速くなり、それに連れてその水音も高く激しいものへとなっていく。
「ああっ! やっ……また……っ」
刺激がどんどんと強くなり、全身を快感が満たしていく。ゾクゾクとした悪寒にも似た物が背筋を這いあがり、ロウに抱きかかえられた足のつま先までが、しびれたような感覚に見舞われ、やり場のない快感にすがる物を求めてシーツの上を両手が彷徨う。
「んっ、んんっ……やっ、イき……そっ!」
「くそっ!」
ロウを受け入れている部分も、ヒクヒクと痙攣している。それをダイレクトに感じてか、ロウの口から切羽詰まったような声が漏れると、両脇に抱え込まれていた足のひざ裏に手が添えられ、さらに大きく広げられたかと思うと、体を二つ折りにされるような形でシーツに押し付けられてしまう。強引に上を向むかされた私のアソコに、真上からロウの腰がたたきつけられる。
「ひっ! ひぁっ、やっ、ダメっ――強す……っ」
苦しい体勢をとらせられた上に、激しい衝撃に晒され息が詰まる。けど、すっかりと蕩けてしまっていた私の体は、それすらも快感に変換してしまう。
ぽたり、とロウの汗が私の胸の辺りに滴り落ちる。その刺激に視線を上げると、びっしょりとかいた汗で前髪が額に張り付いていて、その様子にまたもキュンと子宮が疼いた。
チカチカと目の奥で白い光が点滅し始め、ロウを受け入れている部分がうねるように蠢いて、絶頂の気配が近づいてくる。絡みつく粘膜を引きはがす勢いで、ロウのモノが抜き去られ、また最奥を目指して衝きいれられる。
奥の壁を突き破らんばかりに強く衝かれ、根元までを押し込んだままでぐりぐりと腰を使われた。ロウの硬い腹筋に膨らみ切った小さな突起が刺激され、それが最後の一押しとなり――。
「ひっ、ああっつ! ……イ、く……ぅっ!」
快感が爆発し、閉じた瞼の裏が白い閃光で埋め尽くされる。ロウとつながった部分から沸き上がったそれが、全身を津波のように呑み込んでいく。シーツに押し付けられていた足に、こむら返りを起こしそうなほど力が入り、ロウを飲み込んでいる部分がきつく収縮する。
「つっ! く、ぁっ……っ」
ロウの口から低く掠れたうめき声が漏れ、それにわずかに遅れて一番深いところで熱いモノが解放される感覚があった……。
「く……」
「あ……は、ぅ……」
私もロウも、しばらくそのままの姿勢で固まっていたが、やがて私の体から力が抜けるのとほぼ同じタイミングで、足を押さえつけていたロウの腕が緩んだ。ようやくシーツの上に体を伸ばせた私は、ぐったりと弛緩しつつ荒い呼吸を繰り返す。ロウの方も、精根尽きたと言った様子で、私の体の脇に両手をついて上半身を支えながら、乱れ切った呼吸を懸命に宥めている。
全身から汗が噴き出して、まだ着たままだったシャツが上半身に絡みついていた。下は太ももの半ばまで下げたの状態だったから、肩越しにお尻がむき出しになっているのが見えて、こんな状況だと言うのに、おかしくて笑ってしまいそうになる。
そこまで急がなくても、逃げたりはしないのに――というか、逃がすつもりはなかったんだろうにねぇ。
「がっつくのもいいけどよ。せめて、服くれぇ脱ぎやがれ」
「やかましい……」
そんなことを思っていたら、やはり同じような感想がガルドさんの口から発せられる。
そう言えば、さっき体を引いてからこっち、ずっと静かだったよね。いつもなら、ロウと一緒になって私の体をあっちこっち弄っているのに……?
不思議に思って、視線だけを声をした方に向けると――うん、しっかりと全身脱いで、準備万端ですね。
「ってことで、次は俺の番だが……レイちゃん、大丈夫か?」
「……うん」
本音を言えば少し休ませてほしいところなのだが、ガルドさんの股間からにょっきりそびえたってるナニを見てしまうと、素直にそうは言いにくい。今のアレを、間近で見ていたんだから無理もないわなぁ……。
「無理すんな……って言いてぇとこだが、悪ぃな、俺もギリギリだ。勘弁してくれ」
「大丈夫……けど、できればお手柔らかにね?」
「ああ、任せろ」
まだ体には力が入らないのだけど、それでも小さく笑ってそう言ったら、えらく嬉しそうな答えが戻って来た。
「ってことで、おい、ロウ。何時までそこに居やがる」
まだ私に覆いかぶさるようにしながら、息を整えていたロウを押しのけて、私の体を抱き寄せる。むっとした顔をするロウだけど、素直に退いたようだ。
「ん……」
ベッドの上に胡坐をかいたガルドさんに後ろ向きに抱きしめられて、顔をあげたらキスが降って来た。何度も唇だけを触れ合わせ、安心させるような優しい感触に、ほっとして全身を逞しい胸に預ける。
それがだんだんと深いものになるのに連れて、大きな掌が私の胸の膨らみを掬いとり、丹念に揉みしだく。
「は……んっ」
時折、とがり切った先端を指で弄られて、キスの合間に甘い声が漏れる。強い刺激じゃないけど、先ほどの余韻の残っているから、これだけでもすごく気持ちがいい。うっとりとその感覚に身を委ねていたら、ごぽり……と音を立てて、足の間から何かが零れ落ちた。
「あ……」
白濁した液体の混じったそれの正体はいうまでもないが、思ったよりも量が多かったのか、ガルドさんの足まで濡らしてしまっているようだ。咄嗟に足を閉じようとしたのだけど、それより早くガルドさんの手によって、ぐいっと大きく割広げられた。
くぷ、こぽ……と尚もいやらしい液体を垂れ流すソコに、ロウとガルドさんの視線が集まるのが分かり、恥ずかしさに身をよじるのだけど、がっちりと抱き込まれているからそれもできない。そして、その部分にまたも固いモノが触れるのが感じられ――。
「あっ……あ、ああんっ」
ガルドさんの腕に力がこもったかと思うと、わずかに体が浮く。それが降ろされるのと一緒に、大きなモノがあふれる液体を掻きわけるようにして侵入してきた。
「んぁっ! あっ、ガル、ド、さ……っ!」
すっかり蕩けてしまっていた私のソコは、然したる抵抗もなく、ガルドさんのモノを一気に飲み込んでしまう。ガルドさんのは先端の張り出しこそ小さいものの、上から下まで驚愕の太さを持っている。それで私の中をギリギリまで広げながら、みっしりと奥まで満たされると、息が詰まる様な圧迫感と共に、それ以上の快感が湧き上がってくる
「あ、あ……おっき、ぃ――気持ち、いぃっ」
「っ……相変わらず、キツい、ぜっ」
まだ挿れられただけだというのに、震えるほどに気持ちがいい。お腹の奥がキュンとなって、ガルドさんを締め付けてしまったようで、頭の上から苦し気な声が聞こえてくる。
「ヤばすぎだって――動いていい、か、レイちゃん……?」
「んっ……いっぱい、シてっ。奥まで、衝い、てぇっ」
ロウに見られながらガルドさんを受け入れているというシチュに、私も、その……些か興奮しているようで、恥ずかしいセリフが口から飛び出してしまう。
何時の間に、私はこんなHENTAIさんになってしまったのかと、愕然とするが、日々、この二人に鍛えられてるから、と考えるしかない。
窓は閉めてもらったものの、外からは昼の喧騒が伝わって来きている。そんな中で、裸に剥かれて、一度、思いっきりイかされた後、またも別の相手を受け入れている(しかもガン見されつつ)状態なんですよ。なのに、それを仕掛けてきている当の本人たちは何の躊躇いも感じていない様子なのだから、それと付き合おうと思ったら、こっちもある程度は開き直らないとやってられません。
それに――結局のところ、なんだかんだと考えてはいても、私はこの二人の事が大好きで、しかも毎回あまりにも気持ち良くなりすぎちゃって、他の事がどうでもよくなってしまうのだから、ホント、この二人には敵わないと思う。
「ああんっ! あっ、深……いっ、気持ち、いぃっ!」
「俺、もだっ……くっ、食いちぎられ、そう、だっ」
ひざ裏に腕が入り込み、後ろから抱き抱えられた状態で、激しく上下させられる。その度に、強直で奥の壁がへこむほどに突き上げられ、ギリギリまで抜かれた後、またもいっぱいに満たされる。つながった場所からは、ぐちゃぐちゃという聞くに堪えないような淫猥な水音がしていて、それに裸の体同士がぶつかり合う音が混じり合う。
「くそっ、レイのナカに、ガルドの、が……」
かすれた声が、ロウの喉から発せられる。快感に占領されてしまっている頭の片隅で、おや? と思ったら、左手が引かれて、何やら……ナニを握らされた。
「あ、こら、ロウっ、手前っ」
ガルドさんが抗議の声をあげるが、私を持ち上げては降ろす作業に忙しくて、そちらを阻止するまでには至らない。私も、体の中心を穿つモノが与えてくれる快感を追うのに手いっぱいで、その左手の上にロウの手が添えられて、激しく扱かされるがままだ。
ちらりとそちらを見ると、ロウったらまだ上着きてるし……せめて、それだけでも脱げばいいのに。汗で張り付いて気持ちが悪いだろうに、なんて、場違いな考えがわずかに浮かんだものの、掌の中のモノの硬さに反応してその手に力が入ると、ロウの表情が嬉し気に緩んだのが見えた。
それに煽られた訳でもあるまいが、ガルドさんもさらなる行動に出てきた。
私の体をがっちりと抱き込んだかと思うと、後ろから回した片手で胸の膨らみを、形が変わるほど強く揉みはじめる。痛みの一歩手前の快感が湧き上がり、悲鳴じみた声を上げてしまうが、それにもお構いなしに、もう一方は繋がりあっている部分のすぐ上にある小さな尖りを指先で探り当て、クリクリとそこを弄りながら、自ら腰を突き上げはじめる。
「ひっ! はぅっ……あっ! やっ、激し……っ」
「レイ、ちゃ……くっ、レイ……っ」
新たな二個所からの刺激に加え、がつがつと奥の壁を穿たれて、衝撃と快感に目の奥が赤く染まる。内壁の柔らかな粘膜が、ガルドさんのモノにまとわりつき、搾り取る様にうねるのが自分でもわかった。
「ちょ、待……それ、ヤベぇ……ぐ……っ」
「ひぁ、あっ……あ、ああっ……やっ、クる……っ」
ぶわり、と体の奥から何かが湧き上がってくる。項から後頭部にかけて、チリチリとした感覚が広がって、それが背筋を上って来たそれに巻き込まれ、それが頭のてっぺんまで到達し――真っ白な光となって弾けた。
「いっ! ひぃ、んっ……っっ!」
背中が反り返り、ガルドさんの胸につむじを押し付けるみたいな体勢になる。全身が硬直し、ロウのモノを握っていた左手にも力が入ってしまう。
「ぅおっ! ま、待て、レイっ……!」
「あ、がっ……くそ、出……るっ」
「出し、てっ……いっぱい、ぃいんっっ!」
ロウとガルドさんの声に、私の悲鳴じみた嬌声が重なる。
ぎゅうぅっ、と骨が軋むほどきつく、ガルドさんに抱きしめられ、根元まで呑み込まされたモノが、一瞬、その容積を増したような気がした。その直後に、ドクンとそれがひときわ大きく震えたかと思うと、わずかに遅れて繋がりあった部分から白濁した液体があふれ出してくる。
その感覚を、震えながら感じていた私の胸から下腹にかけて、熱い飛沫が降り注ぎ、その後すぐに、ガルドさんの呆れたような声が聞こえた。
「がまん、の、効かねぇ……ヤキモチ、野郎……」
「……やかましいっ」
同感ですよ、ガルドさん。けど、そんなロウも可愛いし、何より、今、ものすごく気持ちがいい。ガルドさんの胸にもたれたままの体から力を抜くと、その手が柔らかく抱きしめてくれる。汗で額に張り付いた髪をかき分けてくれるのは、これはロウの指かな……?
二人の所為で疲労困憊、ぐっちゃぐっちゃのドロドロにされちゃったけど、このぬくもりと優しい手つきに免じて、許してあげよう。
で、とりあえず……私は寝ます。後の始末はよろしくね。
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