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不審者
「ふふん、三和子今週は私からだよね」
ぐぬぬぬ、メグミの勝ち誇った顔がムカつく……
「時間が勿体無いから早く行きましょうサトル君!」
「メグミさんまだ会社の中!腕を組まないで下さい!」
あら、御免なさいとサトルのネクタイを直すメグミ、男慣れしている。
「三和子は美人なんだから眉間に皺を寄せてはダメよ鬼の様な顔をしているわ」
「糞っ!誰のせいだ!」
周りでその光景を見ている者がいた。
いや、部署の中でのやり取りだ全員が見ているのだ。
「なんで神島があの二代美女二人に構って貰えるのだ?」
「ああ、アレは結構親しい間柄なのか?」
「松坂さんと帰るみたいだね美和さんのあの顔は合コンで狙った男を横取りされた女の顔だね」
「えっ?清水さん、まさか貴方……」
「余計な事言わないのがモテる秘訣よ山下君分かった?」
「はい!肝に銘じます」
こぇ……清水さんに嫌われたら女子社員全員から総スカン喰らうわ……
「折角総務の平田さんとお話しできる様になったのにってか」
「そうそう、って中田なぜ知っている!」
「山下の不審な行動が話題になってるからだよ」
「なんですとー!」
ノリは良いんだけどね彼。だけとチョット物足りないかな悪さもしないから旦那には丁度いんだけどね……
彼人気ないし。
バッサリと切り捨てる清水さんだ。
「ああ、三和子さんが心配だから家まで送りますよ。その後でメグミさんの所に行きますそれで良いですか?」
「私も送ってくれるんでしょうね」
「当たり前です!お二人が嫌な目に遭ったならばそれは僕の責任ですから」
「サトルさん……」
「サトル君……」
二人の瞳は恋する乙女のようだった。
「それに、運動不足の解消になりますから、気にしないで下さい」
「うへー!アイツ自然にあんな事言うのか、ただのモブだと思っていたが」
「山下君も見習うべきね」
「あい……清水さん……」
☆☆☆
だからね……その時に……社長がね……
「あっ、三和子サトル君と腕を組んだら駄目だからね。今日のサトル君は私の物だからねぇ」
「分かっているわよ!」
糞っ!明日になればサトルさんは私の物よ……ぐっへへへ。
「……」
「送ってくれてありがとうサトル君また後でね」
「はい、後ほど伺います」
「三和子!誰も見てないからってハグとかキスしたら駄目だからね」
「ぐぬぬぬ、しねぇーわ!」
あっ!サトルさんの前でなんて端無い事を……良かったサトルさん笑ってくれているわ!
サトルの顔は引き攣っていた。
☆☆☆
僕達は暮れる夕陽の風景を楽しみながら、ゆっくりと美和さんと並んで歩いていた。
「三和子さんは真面目ですね」
「え?なんで、ですか?」
「手も繋いでこないし腕も組んで来ない。ただ寄り添って歩くだけです」
「え、そりゃ腕を組んで歩きたいですよ。でも、それをしたらメグミに負けた気がしますので……」
「負けず嫌い?」
「いえ、真っ当な勝負でメグミに勝ちたいだけです」
「男前ですね」
「それレディに言うことかしら?」
「あっ!御免なさい!」
「許します……うふふふ」
釣られて僕も笑ってしまった。
「こうして、サトルさんと一緒に歩くだけで楽しくなりますね」
「僕もそう思いますよ三和子さん」
えへへとニヤニヤする彼女は大人びて見えるが年相応な女の人だ。
僕と三つしか違わないのだ。
「それでは、ここでお別れですね。
三和子さんまた明日です!」
「はい!サトルさんまた明日です!」
僕は部屋に帰ってからグレ子の水を取り替えたり猫缶を開けてやったりして、
自身もラフな服装に着替えて、久しぶりにママチャリを引っ張り出してメグミさんの元へ向かった。
約束だもな……
マンション横にママチャリにチェーンロックを掛けオートロック前でメグミさんの部屋のインターホンを押す。
「メグミさん神島です今着きました」
『サトル君貴方女性の部屋に招かれてジャージできたの?』
「え?ママチャリで来たのですから……」
メグミさんのドレスコードに引っかかったか。
『まあ、いいわ、どうぞ』
「はい、お邪魔します」
エントランスに入ると後ろから見知らぬ男が一緒に入って来た。
僕は素知らぬフリをしてメグミさんにナインを送った。
『不審者が一緒に入って来た』
「はぁ?サトル君たら……」
即、警備に一報を送る。
ピコーン!
メグミさんからだ!
『警備の者が向かった』
ふう、これで一安心だな。
おっ!もう来たぞ優秀だねここの警備は
「チョット君良いかね」
「はい、不審者はフードを被っていたので顔は見てませんが男でしたよ」
「そうか、我々と一緒に来てくれたまえ」
「えっ?ウッソーー!僕が不審者?」
☆☆☆
「ギャハハハ!痛い痛いお腹が痛いよー!
お腹が捩れて異次元のゲートが開くわ!
ギャハハハハ!」
メチャクチャ床を転げ回るメグミさん
清楚なワンピース姿なのに捲れてパンツが丸っと見えてます。
「高級マンションにジャージで来るからよ」
「ひ、ひ、ひ、ひ、息ができな、い、」
「そこ迄笑い転げる事ないだろ!
所で不審者は捕まったのか?」
「もう一人の不審者ね……ぶっほー!」
「ギャハハハハ!死ぬ死ぬ死んでしまうよ
サトル君に笑い殺されるよー!」
コイツ態とだな……僕は確信した。
「はぁ はぁ 直ぐに捕まったよ。ここの住人の女子大生のストーカーさ、さっきパトカーが来ていただろ」
「ああ、僕も聞いたよ署で取り調べを受けるんだなと覚悟したよ」
「ぶっほー!ゴホン、ゴホン……ゴメン」
「ここは美人のお嬢様方が多そうだからかメグミさんの連絡で僕も不審者と思われたんだな」
「ジャージで来るからだよ」
「分かった今度はタンクトップと短パンで来るよ」
「サトル君のタンクトップは似合わないね
田舎の小学生みたいだよ。今度白のランニングシャツ買ってあげるね
それ着てカブトムシでも捕まえてよ」
「いらんわ!虫嫌いじゃ!」
ぐぬぬぬ、メグミの勝ち誇った顔がムカつく……
「時間が勿体無いから早く行きましょうサトル君!」
「メグミさんまだ会社の中!腕を組まないで下さい!」
あら、御免なさいとサトルのネクタイを直すメグミ、男慣れしている。
「三和子は美人なんだから眉間に皺を寄せてはダメよ鬼の様な顔をしているわ」
「糞っ!誰のせいだ!」
周りでその光景を見ている者がいた。
いや、部署の中でのやり取りだ全員が見ているのだ。
「なんで神島があの二代美女二人に構って貰えるのだ?」
「ああ、アレは結構親しい間柄なのか?」
「松坂さんと帰るみたいだね美和さんのあの顔は合コンで狙った男を横取りされた女の顔だね」
「えっ?清水さん、まさか貴方……」
「余計な事言わないのがモテる秘訣よ山下君分かった?」
「はい!肝に銘じます」
こぇ……清水さんに嫌われたら女子社員全員から総スカン喰らうわ……
「折角総務の平田さんとお話しできる様になったのにってか」
「そうそう、って中田なぜ知っている!」
「山下の不審な行動が話題になってるからだよ」
「なんですとー!」
ノリは良いんだけどね彼。だけとチョット物足りないかな悪さもしないから旦那には丁度いんだけどね……
彼人気ないし。
バッサリと切り捨てる清水さんだ。
「ああ、三和子さんが心配だから家まで送りますよ。その後でメグミさんの所に行きますそれで良いですか?」
「私も送ってくれるんでしょうね」
「当たり前です!お二人が嫌な目に遭ったならばそれは僕の責任ですから」
「サトルさん……」
「サトル君……」
二人の瞳は恋する乙女のようだった。
「それに、運動不足の解消になりますから、気にしないで下さい」
「うへー!アイツ自然にあんな事言うのか、ただのモブだと思っていたが」
「山下君も見習うべきね」
「あい……清水さん……」
☆☆☆
だからね……その時に……社長がね……
「あっ、三和子サトル君と腕を組んだら駄目だからね。今日のサトル君は私の物だからねぇ」
「分かっているわよ!」
糞っ!明日になればサトルさんは私の物よ……ぐっへへへ。
「……」
「送ってくれてありがとうサトル君また後でね」
「はい、後ほど伺います」
「三和子!誰も見てないからってハグとかキスしたら駄目だからね」
「ぐぬぬぬ、しねぇーわ!」
あっ!サトルさんの前でなんて端無い事を……良かったサトルさん笑ってくれているわ!
サトルの顔は引き攣っていた。
☆☆☆
僕達は暮れる夕陽の風景を楽しみながら、ゆっくりと美和さんと並んで歩いていた。
「三和子さんは真面目ですね」
「え?なんで、ですか?」
「手も繋いでこないし腕も組んで来ない。ただ寄り添って歩くだけです」
「え、そりゃ腕を組んで歩きたいですよ。でも、それをしたらメグミに負けた気がしますので……」
「負けず嫌い?」
「いえ、真っ当な勝負でメグミに勝ちたいだけです」
「男前ですね」
「それレディに言うことかしら?」
「あっ!御免なさい!」
「許します……うふふふ」
釣られて僕も笑ってしまった。
「こうして、サトルさんと一緒に歩くだけで楽しくなりますね」
「僕もそう思いますよ三和子さん」
えへへとニヤニヤする彼女は大人びて見えるが年相応な女の人だ。
僕と三つしか違わないのだ。
「それでは、ここでお別れですね。
三和子さんまた明日です!」
「はい!サトルさんまた明日です!」
僕は部屋に帰ってからグレ子の水を取り替えたり猫缶を開けてやったりして、
自身もラフな服装に着替えて、久しぶりにママチャリを引っ張り出してメグミさんの元へ向かった。
約束だもな……
マンション横にママチャリにチェーンロックを掛けオートロック前でメグミさんの部屋のインターホンを押す。
「メグミさん神島です今着きました」
『サトル君貴方女性の部屋に招かれてジャージできたの?』
「え?ママチャリで来たのですから……」
メグミさんのドレスコードに引っかかったか。
『まあ、いいわ、どうぞ』
「はい、お邪魔します」
エントランスに入ると後ろから見知らぬ男が一緒に入って来た。
僕は素知らぬフリをしてメグミさんにナインを送った。
『不審者が一緒に入って来た』
「はぁ?サトル君たら……」
即、警備に一報を送る。
ピコーン!
メグミさんからだ!
『警備の者が向かった』
ふう、これで一安心だな。
おっ!もう来たぞ優秀だねここの警備は
「チョット君良いかね」
「はい、不審者はフードを被っていたので顔は見てませんが男でしたよ」
「そうか、我々と一緒に来てくれたまえ」
「えっ?ウッソーー!僕が不審者?」
☆☆☆
「ギャハハハ!痛い痛いお腹が痛いよー!
お腹が捩れて異次元のゲートが開くわ!
ギャハハハハ!」
メチャクチャ床を転げ回るメグミさん
清楚なワンピース姿なのに捲れてパンツが丸っと見えてます。
「高級マンションにジャージで来るからよ」
「ひ、ひ、ひ、ひ、息ができな、い、」
「そこ迄笑い転げる事ないだろ!
所で不審者は捕まったのか?」
「もう一人の不審者ね……ぶっほー!」
「ギャハハハハ!死ぬ死ぬ死んでしまうよ
サトル君に笑い殺されるよー!」
コイツ態とだな……僕は確信した。
「はぁ はぁ 直ぐに捕まったよ。ここの住人の女子大生のストーカーさ、さっきパトカーが来ていただろ」
「ああ、僕も聞いたよ署で取り調べを受けるんだなと覚悟したよ」
「ぶっほー!ゴホン、ゴホン……ゴメン」
「ここは美人のお嬢様方が多そうだからかメグミさんの連絡で僕も不審者と思われたんだな」
「ジャージで来るからだよ」
「分かった今度はタンクトップと短パンで来るよ」
「サトル君のタンクトップは似合わないね
田舎の小学生みたいだよ。今度白のランニングシャツ買ってあげるね
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