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第二章 狸の住処は戌屋敷!
20・宅配屋さんの青年のこと③
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信吾さんの社長権限で住所を確定し、狸穴さんのお家に向かう。
築二十年くらいだろうか、白いコンクリート造りのアパートの来客用駐車場に車を停めて、出発前に連絡をしておいた管理人さんのところを訪ねる。
三階建てアパート、コーポブランカ一階の角部屋だ。
さすがの信吾さんも従業員の家の鍵なんて持っていないし、豆田少年のときのように防犯意識が低いことを期待していたのでは話にならない。
もしかしたら彼は一刻を争う状況かもしれないのだ。
わたしたちを出迎えてくれたコーポブランカの管理人さんは、端正な顔立ちで落ち着いた雰囲気を持つ大人の女性だった。
それでいて華やかな印象もある。
どこかの広告ポスターや映画の片隅に映っていても不思議はない感じ。
お名前は白菱真美さん。
うちのお母さんと同じくらいのお年ごろかな。
肩や腰に黒い霧が生じていてもおかしくなさそうな年代なのに、なにもない。
見た目だけじゃなくて体調や精神まで落ち着いている人のようだ。
信吾さんの名刺を受け取って、白菱さんが彼の顔を見つめる。
「どうですか? 狸穴くんの会社のHPに載せている写真と同じ顔でしょう?」
「は、はい。すみません、疑うような真似を」
「いいえ、とんでもありません。むしろ言葉だけで信じて案内するような管理人さんではないことに安心しました。これからも狸穴くんをよろしくお願いします」
「……ご案内いたします」
信吾さんはわたしのことは説明していない。
怪訝そうな視線は感じるものの、白菱さんのほうからの質問はなかった。
実際聞かれても困る。
病気で休んでいる従業員が心配だからって社長が来るだけでも普通じゃないのに、社長の婚約者まで来るなんて怪し過ぎる。
かといって黒い影がーと説明して、わかってもらえるとも思えない。
スピリチュアルにハマる成り上がり社長って多いらしいけどね。
社長秘書だとでも思ってくれていればいいのだが、わたしの間の抜けた顔では無理だろうなあ。
「狸穴さんのお部屋は二階になります」
先導する白菱さんの後を追って、コーポブランカの外階段を昇る。
昇りながら、信吾さんは簡単に状況を説明した。
「重症熱性血小板減少症候群……そんな病気があるんですね」
「アライグマからでなくても、草むらにいたマダニから感染してお年寄りが亡くなった事件もあります。念のため、白菱さんは室内に入らず待機していてください」
「おふたりは大丈夫なのですか?」
「先日、同じような事件を解決しています。僕たちは大丈夫です」
実際は、まだ明確な治療法や予防法が確立されている病気ではない。
とはいえ、そこまで詳しく説明しても仕方がない。
少なくともわたしたちには治せる可能性があるのだ。
狸穴さんの場合、最初はアレルギーや風邪で寝込んでいる間にSFTSの潜伏期間が過ぎて発症したのだろう。
症状には個人差があるし、マダニに刺されたことに気づいていない人もいる。
医師だって、マダニに刺されたかもしれないと言われなければ気づきようがないのだ。
まあただの風邪なら、それに越したことはないし。
……豆田少年はどっちだったんだろう。
風邪だったとしても、重症だったことに間違いはなかった。
冬場は黒い影が多くなるように感じるものの、あそこまでのものはあまり見ない。
病気が重い人は自宅で眠っているものね。
兎々村家の人間はわりと病気知らずである。
だから夏にお父さんがハチに刺されたときは大騒ぎだったなー。
なんて考えている間に、白菱さんが狸穴さんの家の扉を合鍵で開けてくれた。
「狸穴くん、社長の狐塚です。お邪魔しますよ」
──室内は静まり返っている。
鍵を開ける前に玄関チャイムを鳴らしたときも白菱さんがドアを叩いたときも、信吾さんが大声で呼びかけたときも、返事はなかった。
信吾さんの後を追うわたしの背中に、残された白菱さんの視線が突き刺さる。
そうですよねえ、変ですよねえ。
「おや」
コーポブランカは、ひとり暮らし向けの共同住宅だ。
作りは兎々村家の近くにあるお年寄り用の平屋とよく似ていた。
外見こそ白いコンクリート造りで瀟洒な感じだけど、豆田少年の住んでいるアパートとも内部は同じような感じだ。1DKなので、豆田少年の家のほうが部屋は多い。
廊下の途中にある寝室の扉を開けて、信吾さんが驚いたような声を上げる。
扉を開けたまま、玄関前で待っている白菱さんが苦笑を浮かべた。
「ああ、アイドルの写真やポスターでしょう? お部屋の中のことまでは存じませんが、ライブとかがある日にはたくさん買い込んで帰ってらっしゃいますよ。握手券がどうとかで、よくCDを配っていらっしゃいます」
信吾さんの肩越しに覗き込むと、彼女の言葉通りの部屋だった。
四方──ベランダに面したガラス窓以外のすべての壁、それだけでは飽き足らず天井までもが写真とポスターで埋め尽くされている。
「狸穴さんって『わん担』だったんですね」
無数の戌井ちゃんの笑顔が、ベッドで布団にくるまった狸穴さんを見つめていた。
本当は、布団から顔を出しているだれかが狸穴さんなのかどうかはわからない。
豆田少年のときと同じように、わたしには黒い影に覆われて見えるからだ。
「はい。……いえ、それは知っていたんです。彼は母経由で僕のことを知り、うちの会社に応募してきた人間なので」
「そうなんですか!」
「でもこれ……海外ドラマに出てくる連続殺人犯の部屋じゃあるまいし、戌井ちゃんのストーカーが女性だと確定されていなければ、真っ先に彼を疑うところですよ」
「あー……」
兎々村家の母はいろいろなドラマを観ていて、特に好きなジャンルというものがない。
なんとなくテレビをつけて放映しているものを観る。
続き物なら次の回も観る。
最終回が終わってもその時間にテレビを観るのが習慣になっていて、新しく始まったドラマもそのまま視聴する──という、テレビ局大喜びの理想の視聴者なのだ。
逆になにかのきっかけで観なくなると、たとえ最終回を逃していてもDVDでレンタルしてまで観たりせず忘れてしまう、製作者泣かせの視聴者でもある。
信吾さんの言う通り、お母さんが一時観ていた(というよりもテレビ局が放映していた)海外の推理ドラマには、よくこんな部屋が出て来たっけ。
被害者を彷彿させるアイテムは、犯人にとってのトロフィーなのだ。
……うん?
信吾さんが持っている、わたしが幼いころにあげた白い九尾の狐のカードを思い出し、ちょっと複雑な気分になった。
あ、でも信吾さんはヤンデレストーカーだから、あれはトロフィーっていうことで間違いはないのかな。
「……璃々さん、どうですか?」
外の白菱さんに聞こえないよう小声で尋ねられて、わたしは小さく頷いた。
海苔巻状態の布団からは豆田少年のときと同じように煙のような黒い影が伸びている。
それに向けて手を伸ばす。
──しゅんっ。
あのとき、そして板止さんのときとも同じように、黒い影はわたしの指先に触れる前に霧散した。
煙のように伸びていた部分から布団の中の本体まで、遡って崩れ落ちていく。
そしてあのときと同じように体調不良も感じない。
丸まった布団の隙間に、見知った宅配のお兄さんの顔が現れた。
彼の唇が動く。
さっきまで弱り切っていたせいで聞こえなかったのであろう呟きが、わたしと信吾さんの耳朶を打つ。
「……クリスマス。クリスマスイブイブのライブまでには治さなくちゃ。クリスマスイブイブのライブに欠席したんじゃ『わん担マミー』の名が廃る。でも周りに移すわけにはいかないし、あ、そうだ、動物病院に運んだ猫どうしよう……」
「狸穴くん」
「はい?……って、狐塚社長じゃないッスかあ! どうしてここに? もしかしてマリーさんがファンミのメールくれてました? すぐ確認して返信……あれ?」
信吾さんに呼びかけられて体を起こした彼は、すっかり元気そうだった。
黒い影も見当たらない。
前にわたしが見たものも体調不良に由来していたのかな。
「僕たちは部屋を出るから服を着替えなさい、狸穴くん。念のため僕の車で病院へ行こう。……今回はもう救急車じゃなくて大丈夫だろう」
「は、はい。あれ? 俺なんで……風邪? 意識なくなるほど熱出たのって小学校以来ッスよ。狐塚社長もお気を付けくださいね」
「ありがとう」
信吾さんは狸穴さんの部屋を出て扉を閉めると、疲労を感じさせる溜息を漏らした。
玄関から管理人の白菱さんの声がする。
「……今、狸穴さんの声が聞こえた気がするんですが」
「思ったよりお元気そうでした。これから病院へ連れて行きます。後のことは僕に任せて、白菱さんはお部屋にお戻りください。詳細は後で狸穴くんのほうから説明させます」
「はあ……わかりました。それではこれで失礼させていただきますね」
彼女が玄関の扉を閉めたとき、一瞬黒い霧が見えた。
狸穴さんを案じる心から生じたものだろう。
これまでは全然見えていなかったのが不思議といえば不思議だけど、豆田少年や今回の狸穴さんのように、いつの間にかわたしが触れずに消す力を発動していたのかもしれない。
……だったら楽だし便利なんだけどな。
信吾さんの頭上の黒い狐さんを見上げてみたが、特に反応はなかった。
狐さんにもわからないことなのかな。
そもそもわたし、狐さんとしゃべれないしね。
白菱さんはその落ち着いた雰囲気の通り、自分自身の気持ちも上手に落ち着かせることができる人なのかもしれない。
築二十年くらいだろうか、白いコンクリート造りのアパートの来客用駐車場に車を停めて、出発前に連絡をしておいた管理人さんのところを訪ねる。
三階建てアパート、コーポブランカ一階の角部屋だ。
さすがの信吾さんも従業員の家の鍵なんて持っていないし、豆田少年のときのように防犯意識が低いことを期待していたのでは話にならない。
もしかしたら彼は一刻を争う状況かもしれないのだ。
わたしたちを出迎えてくれたコーポブランカの管理人さんは、端正な顔立ちで落ち着いた雰囲気を持つ大人の女性だった。
それでいて華やかな印象もある。
どこかの広告ポスターや映画の片隅に映っていても不思議はない感じ。
お名前は白菱真美さん。
うちのお母さんと同じくらいのお年ごろかな。
肩や腰に黒い霧が生じていてもおかしくなさそうな年代なのに、なにもない。
見た目だけじゃなくて体調や精神まで落ち着いている人のようだ。
信吾さんの名刺を受け取って、白菱さんが彼の顔を見つめる。
「どうですか? 狸穴くんの会社のHPに載せている写真と同じ顔でしょう?」
「は、はい。すみません、疑うような真似を」
「いいえ、とんでもありません。むしろ言葉だけで信じて案内するような管理人さんではないことに安心しました。これからも狸穴くんをよろしくお願いします」
「……ご案内いたします」
信吾さんはわたしのことは説明していない。
怪訝そうな視線は感じるものの、白菱さんのほうからの質問はなかった。
実際聞かれても困る。
病気で休んでいる従業員が心配だからって社長が来るだけでも普通じゃないのに、社長の婚約者まで来るなんて怪し過ぎる。
かといって黒い影がーと説明して、わかってもらえるとも思えない。
スピリチュアルにハマる成り上がり社長って多いらしいけどね。
社長秘書だとでも思ってくれていればいいのだが、わたしの間の抜けた顔では無理だろうなあ。
「狸穴さんのお部屋は二階になります」
先導する白菱さんの後を追って、コーポブランカの外階段を昇る。
昇りながら、信吾さんは簡単に状況を説明した。
「重症熱性血小板減少症候群……そんな病気があるんですね」
「アライグマからでなくても、草むらにいたマダニから感染してお年寄りが亡くなった事件もあります。念のため、白菱さんは室内に入らず待機していてください」
「おふたりは大丈夫なのですか?」
「先日、同じような事件を解決しています。僕たちは大丈夫です」
実際は、まだ明確な治療法や予防法が確立されている病気ではない。
とはいえ、そこまで詳しく説明しても仕方がない。
少なくともわたしたちには治せる可能性があるのだ。
狸穴さんの場合、最初はアレルギーや風邪で寝込んでいる間にSFTSの潜伏期間が過ぎて発症したのだろう。
症状には個人差があるし、マダニに刺されたことに気づいていない人もいる。
医師だって、マダニに刺されたかもしれないと言われなければ気づきようがないのだ。
まあただの風邪なら、それに越したことはないし。
……豆田少年はどっちだったんだろう。
風邪だったとしても、重症だったことに間違いはなかった。
冬場は黒い影が多くなるように感じるものの、あそこまでのものはあまり見ない。
病気が重い人は自宅で眠っているものね。
兎々村家の人間はわりと病気知らずである。
だから夏にお父さんがハチに刺されたときは大騒ぎだったなー。
なんて考えている間に、白菱さんが狸穴さんの家の扉を合鍵で開けてくれた。
「狸穴くん、社長の狐塚です。お邪魔しますよ」
──室内は静まり返っている。
鍵を開ける前に玄関チャイムを鳴らしたときも白菱さんがドアを叩いたときも、信吾さんが大声で呼びかけたときも、返事はなかった。
信吾さんの後を追うわたしの背中に、残された白菱さんの視線が突き刺さる。
そうですよねえ、変ですよねえ。
「おや」
コーポブランカは、ひとり暮らし向けの共同住宅だ。
作りは兎々村家の近くにあるお年寄り用の平屋とよく似ていた。
外見こそ白いコンクリート造りで瀟洒な感じだけど、豆田少年の住んでいるアパートとも内部は同じような感じだ。1DKなので、豆田少年の家のほうが部屋は多い。
廊下の途中にある寝室の扉を開けて、信吾さんが驚いたような声を上げる。
扉を開けたまま、玄関前で待っている白菱さんが苦笑を浮かべた。
「ああ、アイドルの写真やポスターでしょう? お部屋の中のことまでは存じませんが、ライブとかがある日にはたくさん買い込んで帰ってらっしゃいますよ。握手券がどうとかで、よくCDを配っていらっしゃいます」
信吾さんの肩越しに覗き込むと、彼女の言葉通りの部屋だった。
四方──ベランダに面したガラス窓以外のすべての壁、それだけでは飽き足らず天井までもが写真とポスターで埋め尽くされている。
「狸穴さんって『わん担』だったんですね」
無数の戌井ちゃんの笑顔が、ベッドで布団にくるまった狸穴さんを見つめていた。
本当は、布団から顔を出しているだれかが狸穴さんなのかどうかはわからない。
豆田少年のときと同じように、わたしには黒い影に覆われて見えるからだ。
「はい。……いえ、それは知っていたんです。彼は母経由で僕のことを知り、うちの会社に応募してきた人間なので」
「そうなんですか!」
「でもこれ……海外ドラマに出てくる連続殺人犯の部屋じゃあるまいし、戌井ちゃんのストーカーが女性だと確定されていなければ、真っ先に彼を疑うところですよ」
「あー……」
兎々村家の母はいろいろなドラマを観ていて、特に好きなジャンルというものがない。
なんとなくテレビをつけて放映しているものを観る。
続き物なら次の回も観る。
最終回が終わってもその時間にテレビを観るのが習慣になっていて、新しく始まったドラマもそのまま視聴する──という、テレビ局大喜びの理想の視聴者なのだ。
逆になにかのきっかけで観なくなると、たとえ最終回を逃していてもDVDでレンタルしてまで観たりせず忘れてしまう、製作者泣かせの視聴者でもある。
信吾さんの言う通り、お母さんが一時観ていた(というよりもテレビ局が放映していた)海外の推理ドラマには、よくこんな部屋が出て来たっけ。
被害者を彷彿させるアイテムは、犯人にとってのトロフィーなのだ。
……うん?
信吾さんが持っている、わたしが幼いころにあげた白い九尾の狐のカードを思い出し、ちょっと複雑な気分になった。
あ、でも信吾さんはヤンデレストーカーだから、あれはトロフィーっていうことで間違いはないのかな。
「……璃々さん、どうですか?」
外の白菱さんに聞こえないよう小声で尋ねられて、わたしは小さく頷いた。
海苔巻状態の布団からは豆田少年のときと同じように煙のような黒い影が伸びている。
それに向けて手を伸ばす。
──しゅんっ。
あのとき、そして板止さんのときとも同じように、黒い影はわたしの指先に触れる前に霧散した。
煙のように伸びていた部分から布団の中の本体まで、遡って崩れ落ちていく。
そしてあのときと同じように体調不良も感じない。
丸まった布団の隙間に、見知った宅配のお兄さんの顔が現れた。
彼の唇が動く。
さっきまで弱り切っていたせいで聞こえなかったのであろう呟きが、わたしと信吾さんの耳朶を打つ。
「……クリスマス。クリスマスイブイブのライブまでには治さなくちゃ。クリスマスイブイブのライブに欠席したんじゃ『わん担マミー』の名が廃る。でも周りに移すわけにはいかないし、あ、そうだ、動物病院に運んだ猫どうしよう……」
「狸穴くん」
「はい?……って、狐塚社長じゃないッスかあ! どうしてここに? もしかしてマリーさんがファンミのメールくれてました? すぐ確認して返信……あれ?」
信吾さんに呼びかけられて体を起こした彼は、すっかり元気そうだった。
黒い影も見当たらない。
前にわたしが見たものも体調不良に由来していたのかな。
「僕たちは部屋を出るから服を着替えなさい、狸穴くん。念のため僕の車で病院へ行こう。……今回はもう救急車じゃなくて大丈夫だろう」
「は、はい。あれ? 俺なんで……風邪? 意識なくなるほど熱出たのって小学校以来ッスよ。狐塚社長もお気を付けくださいね」
「ありがとう」
信吾さんは狸穴さんの部屋を出て扉を閉めると、疲労を感じさせる溜息を漏らした。
玄関から管理人の白菱さんの声がする。
「……今、狸穴さんの声が聞こえた気がするんですが」
「思ったよりお元気そうでした。これから病院へ連れて行きます。後のことは僕に任せて、白菱さんはお部屋にお戻りください。詳細は後で狸穴くんのほうから説明させます」
「はあ……わかりました。それではこれで失礼させていただきますね」
彼女が玄関の扉を閉めたとき、一瞬黒い霧が見えた。
狸穴さんを案じる心から生じたものだろう。
これまでは全然見えていなかったのが不思議といえば不思議だけど、豆田少年や今回の狸穴さんのように、いつの間にかわたしが触れずに消す力を発動していたのかもしれない。
……だったら楽だし便利なんだけどな。
信吾さんの頭上の黒い狐さんを見上げてみたが、特に反応はなかった。
狐さんにもわからないことなのかな。
そもそもわたし、狐さんとしゃべれないしね。
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