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第2章 王国騎士団長
発見
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アイリスが目覚めて既に5ヶ月が過ぎようとしていたある日、アイリスが周辺を散歩という名のデータ収集をしていると、高速で接近する一団が彼女の警戒網に引っかかった。
代わり映えのない日常に飽きていたアイリスはその一団を観察すべくホームとしていた魔の森へと瞬間移動した。もちろんこの魔法も、聖戦時、オリジナル魔法として作り出したもののうちの1つだ。
「《瞬間移動》座標位置設定【魔の森】」
瞬間移動したアイリスがまず目にしたものは銀の甲冑に身を包んだ騎馬隊だった。大柄な、最も強そうな男が先頭を走り鏃型の体型で魔の森に突き進んできていた。
その後ろにはブルードラゴンが二体。アイリスが戦っていた聖戦時では特に気にもされない弱小種族の部類であり、アイリスらは「羽のついたトカゲ」と称する程度だったモンスターだが、聖戦のことなど既に記録にも殆ど残っていない現代では環境も当然変わり、ブルードラゴンは人類にとって十分天敵になり得る特Aランクのモンスターであった。
ブルードラゴンから逃げる騎馬隊の隊員の顔は1人を除き皆一様に強張っており神に救いを求めている者までいるほどだった。例外である騎馬隊長の様な大柄な男だけが隊員たちを生還させようと逃げながらも魔法を使い弓を使い何とか討伐とまではいかずとも行動不能にしようと苦慮していたが殆ど意味をなしていなかった。
「《検索》人類種及びブルードラゴン」
人を助けるにしろブルードラゴンを倒すにしろ情報が必要であると、アイリスは検索魔法を発動させた。
「人類種=王国騎士団長及び王国騎士団員。ブルードラゴン=Level130、脅威Level3、現代ギルド判定特Aランク。当機の勝率99.998%、王国騎士団を警護しての勝率98.77%」
Levelとはモンスターや人類種などこの世界に生きる者全てが持つ強さの指標の様なものだ。Levelが必ずしも全てというわけではないが殆どの場合、Levelで全てが決まると言っても過言ではない。参考までに言っておくとこの世界での標準的な兵士のLevelは50前後、上位ギルドメンバーや王国騎士団長で150前後、英雄クラスで200前後と言われている。ちなみに、アイリスが戦っていた聖戦時代の、標準的な兵士のLevelは250前後であり、アイリス達魔導兵器は標準設計として500が最低ラインとされていた。その中でもアイリスは最上位個体として設計されたためLevelは1000を超えているとも言われている。
脅威Levelとは聖戦時に使われていた敵の強さ指数の様なもので最高で10、最低で1の10段階評価だ。現代のモンスターではこの判定方法では精々が6ぐらいしかつかないが、聖戦時にには10を持つものがうじゃうしゃいたとか。
現代ギルド判定とはアイリスが勝手に命名した名で、現代では端的にモンスターランクと呼ばれている。CランクからSSランクまであり、Aランクからは標準と特に分けられている。この他にもランクのつかない便宜上Fランクと呼ばれている希少種やEランクと呼ばれる実態の掴めていないモンスターなどもいるが殆ど使われることはない。
王国騎士団であると自らの検索魔法が出した結果に驚いたが、アイリスはそれによって彼らを助ける決断をした。
「野党だったり、特殊部隊だったりしたら無視しようかと思っていたけど、王国騎士団なら助ける価値はあるか。この時代のことを教えてもらうのも良いかもしれない」
と、少しの打算を抱きつつアイリスは王国騎士団に被害を与えない程度の、アイリスからしたらミソッカスほどの魔法を大きくなりすぎない様、慎重にかつ素早く編み始めた。
代わり映えのない日常に飽きていたアイリスはその一団を観察すべくホームとしていた魔の森へと瞬間移動した。もちろんこの魔法も、聖戦時、オリジナル魔法として作り出したもののうちの1つだ。
「《瞬間移動》座標位置設定【魔の森】」
瞬間移動したアイリスがまず目にしたものは銀の甲冑に身を包んだ騎馬隊だった。大柄な、最も強そうな男が先頭を走り鏃型の体型で魔の森に突き進んできていた。
その後ろにはブルードラゴンが二体。アイリスが戦っていた聖戦時では特に気にもされない弱小種族の部類であり、アイリスらは「羽のついたトカゲ」と称する程度だったモンスターだが、聖戦のことなど既に記録にも殆ど残っていない現代では環境も当然変わり、ブルードラゴンは人類にとって十分天敵になり得る特Aランクのモンスターであった。
ブルードラゴンから逃げる騎馬隊の隊員の顔は1人を除き皆一様に強張っており神に救いを求めている者までいるほどだった。例外である騎馬隊長の様な大柄な男だけが隊員たちを生還させようと逃げながらも魔法を使い弓を使い何とか討伐とまではいかずとも行動不能にしようと苦慮していたが殆ど意味をなしていなかった。
「《検索》人類種及びブルードラゴン」
人を助けるにしろブルードラゴンを倒すにしろ情報が必要であると、アイリスは検索魔法を発動させた。
「人類種=王国騎士団長及び王国騎士団員。ブルードラゴン=Level130、脅威Level3、現代ギルド判定特Aランク。当機の勝率99.998%、王国騎士団を警護しての勝率98.77%」
Levelとはモンスターや人類種などこの世界に生きる者全てが持つ強さの指標の様なものだ。Levelが必ずしも全てというわけではないが殆どの場合、Levelで全てが決まると言っても過言ではない。参考までに言っておくとこの世界での標準的な兵士のLevelは50前後、上位ギルドメンバーや王国騎士団長で150前後、英雄クラスで200前後と言われている。ちなみに、アイリスが戦っていた聖戦時代の、標準的な兵士のLevelは250前後であり、アイリス達魔導兵器は標準設計として500が最低ラインとされていた。その中でもアイリスは最上位個体として設計されたためLevelは1000を超えているとも言われている。
脅威Levelとは聖戦時に使われていた敵の強さ指数の様なもので最高で10、最低で1の10段階評価だ。現代のモンスターではこの判定方法では精々が6ぐらいしかつかないが、聖戦時にには10を持つものがうじゃうしゃいたとか。
現代ギルド判定とはアイリスが勝手に命名した名で、現代では端的にモンスターランクと呼ばれている。CランクからSSランクまであり、Aランクからは標準と特に分けられている。この他にもランクのつかない便宜上Fランクと呼ばれている希少種やEランクと呼ばれる実態の掴めていないモンスターなどもいるが殆ど使われることはない。
王国騎士団であると自らの検索魔法が出した結果に驚いたが、アイリスはそれによって彼らを助ける決断をした。
「野党だったり、特殊部隊だったりしたら無視しようかと思っていたけど、王国騎士団なら助ける価値はあるか。この時代のことを教えてもらうのも良いかもしれない」
と、少しの打算を抱きつつアイリスは王国騎士団に被害を与えない程度の、アイリスからしたらミソッカスほどの魔法を大きくなりすぎない様、慎重にかつ素早く編み始めた。
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