4 / 65
契約の章
第3話 出発
しおりを挟む
玄関の外で受け取った支度金から二十万を抜き取り胸のポケットに移し変えた。
カラカラッ
そっと玄関を開け家に入る。洋服ダンスの前に行き一番下の自分が使っている引き出しを開け、残りの八十万と契約書を奥にしまい込む。見られない様に……慎重に…
すでに由佳も、お袋も静かに寝息をたてている。多分、大丈夫だろう。少し興奮しているのか、眠気はまったくない…
(バックぐらいは持って行ってもいいだろ? 使えそうな物を入れとくか歯ブラシとかは少し、早目に家を出てコンビニで買うか 着替えは二着づつ下着は…下着もコンビニでいいか。シャンプーとリンスもコンビニか……ほとんどコンビニで買えば済むな)
「……圭吾…何ゴソゴソしてんの?」
寝起きの目をショボショボさせて、お袋が起きた。
「ああ 悪い。起こしちまったな ちょっと話あるんだけど……」
お袋を居間へ誘導する。
「何したの?…」
「明日から仕事変えて 住み込みで働いてくるわ 内容は遺跡調査の手伝いで忙しくなきゃ一ヶ月に一度は帰ってこれるから」
「遺跡調査? なんなの、その仕事? 誰の紹介なの?変な事してないだろうね?」
「変な事してないわ…今日たまたま 飲みに行ってバッタリ先輩にあったんだカズさん先輩 (そんな先輩は存在しない)中学の時の 覚えてないか?」
「カズさん先輩ねえ……覚えてないねえ…」
お袋が少し首を傾げて考え込んでる。
「あ! あの子かい? 一度、家に来て晩御飯食べていった子?」
「そうそう、カズさんだよ」(相川と間違えてるわ…それ…)
「ああ あの子は丁寧な言葉遣いで いい子だったね カズさんは そういう仕事してるのかい?」
「そうだよ 正確には遺跡の中じゃなく掘り出された土砂を別の場所に運搬する作業なんだわ 言い方がまずかったな…ダンプ屋だよ ダンプ屋!」
「なんだい そうならそうと言いなさいよ しかし明日とか日曜なのに急だね?」
「明日帰るから一緒にって事なんだろ 支度金も出てるから安心していいよ」
「支度金なんか出す会社なのかい? ダンプ屋が? 儲かってんだねダンプ屋は…」「支度金は 後々給料から引かれるから気にしなくていいよ」
(こりゃ二十万も渡したら怪しまれるな……)
「とりあえず十万 置いていくから 一ヶ月したら また給料渡しに戻るよ」
「……気をつけて行きなよ……遅いから、もう寝なよ……」
「ああ 寝るよ おやすみ あっ これだけ置いていくよ」
胸ポケットから十万を渡す。
「…ありがとね」
(今の会社には起きたら電話するか……迷惑かけちまうな…とりあえず明日だ もう寝よう……)
眠気がまったくなかった、さっきとは逆に スッと眠れそうだ…
――五時半起床。
少し寝坊したか…急いで着替えバックを背負って玄関に向かうと
「お兄ちゃん 住み込みで働くの?」
昨夜の話を聞いてたらしい、布団から出て居間まで由佳がきた。少し心配そうに俺の顔を伺っている。
「ああ 心配するな ちゃんと帰ってくるし連絡もするよ」
靴を履きながら由佳に言う。
「気をつけてね……」
「ああ 行ってくる」
カラカラッ
玄関を開け表に出ると由佳がこっちを向いていた。
俺は手招きをすると由佳はサンダルを履いて表に出てきた。
俺は小声で由佳に話した。
「いいか?俺が居ない時、なんかあった時のために これ持っとけ」
由佳に残りの十万円を渡した。
「ほら、しまえ」
ジャージのポケットに入れさせて俺は、そのまま出かけた。俺はコンビニで必要な物を買い、長島さんのところに向かった。
コンコンッ
用務員室の扉を叩いた。
「おっ来たな」
「おはよう 少し寝坊したわ」
「いや まだ六時前だ それより家の方は大丈夫か?」
「ああ ウマい事、誤魔化したよ ハハ」
「そうか……ってなんだそのリュックは?」
「は? 着替えとかタオルとか日用品だよ」
「それは駄目だ こっちの生活品なんか見られたら一発でバレる悪い事は言わん 荷物は置いてゆけ」
「マジか?」
「ああマジだ 厄介事になる要因は極力避けろ わかったな?」
「うーん…しょうがないか。オッケー現地でなんとかするわ」
(現地がどんなんだか全然想像がつかんけど……)
「うむ そうしてくれ とりあえず中に入れ」
用務員室に入ると昨日とソファーの配置が中央にずらされている。三つに区切られた縦長のロッカーが露になっていた。右端は昨日、金が入った封筒があったロッカーで真ん中は閉まっていて鍵がささっていた。
左端のロッカーは扉が開いてた。中は空っぽだ…長島さんは中が空っぽのロッカーを指差し
「ここに入れ」
「え?ここに入るのか?」
「そうだ これが『異世界』の入り口だ」
(ええええっ? ロッカーが入り口? 嘘だろ?)
「ひとつアドバイスだ これは俺も使った手なんだが『記憶喪失』の振りをしろ!」
「……え? 『記憶喪失』ってなんだよそれ…」
「いいから試してみろ こっちの情報を与えず 向こうの情報を引き出すには物凄く有効だったのを覚えている」
「わ…わかったわ 善処するわ…」
(そういや、言葉は通じるんだろうか?)
「なあ 言葉って通じるのか?」
「昔と変わってなきゃ大丈夫のはずだ。日本語、聞いて安心するぞ ガハハハ」
「それならいいんだけど…んじゃ行くわ……」
「うむ くれぐれも気をつけてな」
俺はロッカーに入った。きついがなんとか収まる。
長島さんが威勢よく声を張り上げた。
「よし 出発だ 行くぞ!……(…あれ? なんか言い忘れてなかったか? まあいいか……)」
バタンッ!
戸が閉まる音がした。
ガチャッ
今度は鍵が閉まる音……
ロッカーの中は薄暗く、隙間から明かりが差し込んでいたが次第に明かりが弱まっていくのがわかる。……段々、意識が…遠のいてく…… 身体が スッ!と下がっていく感覚と同時に意識がなくなった。
カラカラッ
そっと玄関を開け家に入る。洋服ダンスの前に行き一番下の自分が使っている引き出しを開け、残りの八十万と契約書を奥にしまい込む。見られない様に……慎重に…
すでに由佳も、お袋も静かに寝息をたてている。多分、大丈夫だろう。少し興奮しているのか、眠気はまったくない…
(バックぐらいは持って行ってもいいだろ? 使えそうな物を入れとくか歯ブラシとかは少し、早目に家を出てコンビニで買うか 着替えは二着づつ下着は…下着もコンビニでいいか。シャンプーとリンスもコンビニか……ほとんどコンビニで買えば済むな)
「……圭吾…何ゴソゴソしてんの?」
寝起きの目をショボショボさせて、お袋が起きた。
「ああ 悪い。起こしちまったな ちょっと話あるんだけど……」
お袋を居間へ誘導する。
「何したの?…」
「明日から仕事変えて 住み込みで働いてくるわ 内容は遺跡調査の手伝いで忙しくなきゃ一ヶ月に一度は帰ってこれるから」
「遺跡調査? なんなの、その仕事? 誰の紹介なの?変な事してないだろうね?」
「変な事してないわ…今日たまたま 飲みに行ってバッタリ先輩にあったんだカズさん先輩 (そんな先輩は存在しない)中学の時の 覚えてないか?」
「カズさん先輩ねえ……覚えてないねえ…」
お袋が少し首を傾げて考え込んでる。
「あ! あの子かい? 一度、家に来て晩御飯食べていった子?」
「そうそう、カズさんだよ」(相川と間違えてるわ…それ…)
「ああ あの子は丁寧な言葉遣いで いい子だったね カズさんは そういう仕事してるのかい?」
「そうだよ 正確には遺跡の中じゃなく掘り出された土砂を別の場所に運搬する作業なんだわ 言い方がまずかったな…ダンプ屋だよ ダンプ屋!」
「なんだい そうならそうと言いなさいよ しかし明日とか日曜なのに急だね?」
「明日帰るから一緒にって事なんだろ 支度金も出てるから安心していいよ」
「支度金なんか出す会社なのかい? ダンプ屋が? 儲かってんだねダンプ屋は…」「支度金は 後々給料から引かれるから気にしなくていいよ」
(こりゃ二十万も渡したら怪しまれるな……)
「とりあえず十万 置いていくから 一ヶ月したら また給料渡しに戻るよ」
「……気をつけて行きなよ……遅いから、もう寝なよ……」
「ああ 寝るよ おやすみ あっ これだけ置いていくよ」
胸ポケットから十万を渡す。
「…ありがとね」
(今の会社には起きたら電話するか……迷惑かけちまうな…とりあえず明日だ もう寝よう……)
眠気がまったくなかった、さっきとは逆に スッと眠れそうだ…
――五時半起床。
少し寝坊したか…急いで着替えバックを背負って玄関に向かうと
「お兄ちゃん 住み込みで働くの?」
昨夜の話を聞いてたらしい、布団から出て居間まで由佳がきた。少し心配そうに俺の顔を伺っている。
「ああ 心配するな ちゃんと帰ってくるし連絡もするよ」
靴を履きながら由佳に言う。
「気をつけてね……」
「ああ 行ってくる」
カラカラッ
玄関を開け表に出ると由佳がこっちを向いていた。
俺は手招きをすると由佳はサンダルを履いて表に出てきた。
俺は小声で由佳に話した。
「いいか?俺が居ない時、なんかあった時のために これ持っとけ」
由佳に残りの十万円を渡した。
「ほら、しまえ」
ジャージのポケットに入れさせて俺は、そのまま出かけた。俺はコンビニで必要な物を買い、長島さんのところに向かった。
コンコンッ
用務員室の扉を叩いた。
「おっ来たな」
「おはよう 少し寝坊したわ」
「いや まだ六時前だ それより家の方は大丈夫か?」
「ああ ウマい事、誤魔化したよ ハハ」
「そうか……ってなんだそのリュックは?」
「は? 着替えとかタオルとか日用品だよ」
「それは駄目だ こっちの生活品なんか見られたら一発でバレる悪い事は言わん 荷物は置いてゆけ」
「マジか?」
「ああマジだ 厄介事になる要因は極力避けろ わかったな?」
「うーん…しょうがないか。オッケー現地でなんとかするわ」
(現地がどんなんだか全然想像がつかんけど……)
「うむ そうしてくれ とりあえず中に入れ」
用務員室に入ると昨日とソファーの配置が中央にずらされている。三つに区切られた縦長のロッカーが露になっていた。右端は昨日、金が入った封筒があったロッカーで真ん中は閉まっていて鍵がささっていた。
左端のロッカーは扉が開いてた。中は空っぽだ…長島さんは中が空っぽのロッカーを指差し
「ここに入れ」
「え?ここに入るのか?」
「そうだ これが『異世界』の入り口だ」
(ええええっ? ロッカーが入り口? 嘘だろ?)
「ひとつアドバイスだ これは俺も使った手なんだが『記憶喪失』の振りをしろ!」
「……え? 『記憶喪失』ってなんだよそれ…」
「いいから試してみろ こっちの情報を与えず 向こうの情報を引き出すには物凄く有効だったのを覚えている」
「わ…わかったわ 善処するわ…」
(そういや、言葉は通じるんだろうか?)
「なあ 言葉って通じるのか?」
「昔と変わってなきゃ大丈夫のはずだ。日本語、聞いて安心するぞ ガハハハ」
「それならいいんだけど…んじゃ行くわ……」
「うむ くれぐれも気をつけてな」
俺はロッカーに入った。きついがなんとか収まる。
長島さんが威勢よく声を張り上げた。
「よし 出発だ 行くぞ!……(…あれ? なんか言い忘れてなかったか? まあいいか……)」
バタンッ!
戸が閉まる音がした。
ガチャッ
今度は鍵が閉まる音……
ロッカーの中は薄暗く、隙間から明かりが差し込んでいたが次第に明かりが弱まっていくのがわかる。……段々、意識が…遠のいてく…… 身体が スッ!と下がっていく感覚と同時に意識がなくなった。
0
あなたにおすすめの小説
滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~
スサノワ
ファンタジー
「ここわぁ、地獄かぁ――!?」
悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、気がつきゃ金糸のような髪の小娘に!?
「えっ、ファンタジーかと思ったぁ? 残っ念っ、ハイ坊主ハラペコSFファンタジーでしたぁ――ウケケケッケッ♪」
やかましぃやぁ。
※小説家になろうさんにも投稿しています。投稿時は初稿そのまま。順次整えます。よろしくお願いします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
転生女神さまは異世界に現代を持ち込みたいようです。 〜ポンコツ女神の現代布教活動〜
れおぽん
ファンタジー
いつも現代人を異世界に連れていく女神さまはついに現代の道具を直接異世界に投じて文明の発展を試みるが…
勘違いから生まれる異世界物語を毎日更新ですので隙間時間にどうぞ
陸上自衛隊 異世界作戦団
EPIC
ファンタジー
その世界は、日本は。
とある新技術の研究中の暴走から、異世界に接続してしまった。
その異世界は魔法魔力が存在し、そして様々な異種族が住まい栄える幻想的な世界。しかし同時に動乱渦巻く不安定な世界であった。
日本はそれに嫌が応にも巻き込まれ、ついには予防防衛及び人道支援の観点から自衛隊の派遣を決断。
此度は、そのために編成された〝外域作戦団〟の。
そしてその内の一隊を押しつけられることとなった、自衛官兼研究者の。
その戦いを描く――
自衛隊もの、異世界ミリタリーもの……――の皮を被った、超常テクノロジーVS最強異世界魔法種族のトンデモ決戦。
ぶっ飛びまくりの話です。真面目な戦争戦闘話を期待してはいけない。
最初は自衛隊VS異世界軍隊でコンクエストをする想定だったけど、悪癖が多分に漏れた。
自衛隊名称ですが半分IF組織。
オグラ博士……これはもはや神話だ……!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる