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カナルの章
第4話 到着
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(……暗い……『異世界』に着いたのか俺は…)
ゆっくりと目を開ける。ん……天井か? ここは何処だ? 俺はベッドに寝てるみたいだ。毛布のようなものが身体にかかっていた。俺は起き上がろうとした瞬間、全身に激痛が走った。
「痛ててててっ!」
思わず声が出た。痛みが足首から首の付け根まで筋肉痛に似た痛みを感じた。なんとか身体の上半身だけ起こし、壁に背もたれ部屋の様子を確認してみた。
窓がある。引き戸になってる窓で全開になっているが、この角度からでは外の様子を伺えない。だが、今が昼間だというのは分かる。次に、目に入ってきたのがテーブル、食器棚、奥には竈かまどが二つ並んで設置されている。
(竈なんて日本でも相当田舎に行かないと滅多にみられないもんだ…本当に『異世界』に来たのか?俺……)
テーブルは四本足で木製品のようだ。備え付けの椅子も木で作られていた。
ザッ ザッ ザッ
一定の間隔で音がする。人だろうか動物だろうか? 自分が歩く歩幅の感覚とはだいぶ遅い感じがした。少しづつ音が大きくなる。……止まった…
ギギギィ
玄関だろうか?この位置からは見えないが、自分の場所から其れらしき扉が見当たらないので勝手に想像した。
「おや? 起きたのかい? 何処か痛みは無いかい?」
……腰の曲がった婆さんが現れた!。ぱっと見、八十歳くらいに見える。腰で縛る前掛けエプロンのようなものをしてる。よく見ると瞳がブルーだ、髪は白髪で真っ白だが明らかに外国人ではないか。
人によって捕らえ方は、多少違うだろうが日本人なら思うだろう。そんな事を考えているうちに婆さんが聞き返してきた。
「のう? どうなんじゃ? 痛いところは無いか?」
「…あっ ああ 大丈夫だよ……」
「そうかい、それは良かったのお なんせ、お前さんは二日も寝たきりだったんじゃからのう」
(何だって?俺は二日も寝ていたのか?一体、何があったんだ……とにかく助けてもらったんだ、礼を言わないと…)
「…あの…婆さんが助けてくれたのか?」
「いんや うちの息子じゃよ 直ぐそこの洞窟であんたが倒れていたのを担いで来たんじゃよ」
「……そうだったのか…とにかく助けてもらい、ありが…」
ギュルルルルルルル!
(うわぁ!腹が減りすぎて泣くとか、恥ずかしいわ…これ)
「あははは 礼なんかいいから、ちょっと待ってなよ、急には胃袋も驚くからスープを温めるよ」
婆さんは、そう言うと竈の方へ歩いていく。俺は少しだけ顔を赤くしながら、黙って頷いた。
(…とにかく確認だな、ここが何処で本当に『異世界』なのかを……)
「なあ?婆さん、ここは何ていう所なんだい?」
少し大きめの声で問いかけてみた。婆さんは、料理していた手を止め、こちらを向き返答した。
「ここかい?ここは『カナル』という町さ お前さんはカナルは初めてなのかい?」
「ああ、『カナル』は初めてかも……」
「そうだったのかい ここは魚も獲れて町の方は そりぁ賑わってるよ」
(…そうか、ここは港町なのか…町の方に行けば、もっと情報が得られるな…まずは身体が動かない事には行動に移せないんだがな……)
「まあ身体が、きちんと治るまで家に居てくれてかまわないからね 遠慮はしなくていいよ」
(なんて、やさしい婆さんなんだ……)
そう言うと、婆さんは少し厚目の木の板を持ってきた。
「ああ これかい? これを置いて そこでお食べ」
(ああ…トレーの変わりか、やるな婆さん)
婆さんは竈の方へ戻るとスープとスプーンを俺の前に差し出した。
「お食べ」
「いいだきます…」
……久し振りに言った言葉だった。右手にスプーンを持ち、左手の親指と人差し指で少し深めの皿を挟むよう固定した時だった。
カツンと、皿から音がした。見てみると人差し指に例の指輪が嵌っていた。
(おおお!今まで忘れていたが良かった!これで一つ不安解消されたな、指輪が無くなっていたら終わってた)
「もうじき、息子も昼食べに帰ってくるからね あんたが気がついて安心するだろうよ」
(そっか、助けてくれた息子にちゃんとお礼言わないとな……)
「ところで お前さん名前はなんて言うんだい?あたしゃアバナっ言うんだよ 息子はギルベルトじゃ」
「……俺は…」
(長島さんが言ってた『記憶喪失』っやつになるのがいいのか? これ…下の名前だけ本名でいいか)
「おっ 俺はケイゴだ ケイゴって呼んでくれ」
「ケイゴか 珍しい名前じゃな? 何処の出身なんじゃ? 『ビノール』か?」
(『ビノール』? なんだそれ? …知らない町の名前や、婆さんや息子の名前で日本語とか……『異世界』で決まりなのか?…確定事項じゃないし、まだ様子見か)
「いや、何て言うか 名前は出てきたんだけど他の事を覚えてないんだわ…タハハ」
「なんだって?大丈夫なのかい? もしかして、あれかもしれんな 聞いた事があるぞ 記憶が一部 無くなっちまうとかで個人差によっては思い出すのに一週間や三年とかって病気らしいんじゃ…」
(何やらオロオロしだし落ち着きが無くなってる様子だ、ホント、すまん……アバナ婆さん…)
「いや 大丈夫さ 所々は覚えてるだろうし そんな心配しないでくれ アバナ婆さん ありがとう」
「そうかい? 何か力になれる事があれば言っとくれ なんだかケイゴは息子の小さい時にそっくりでね……」
そう言うと、玄関から男の声がした。
「おう ただいま! 飯にしてくれいー」
息子のギルベルトが帰ってきたみたいだ、えらく野太い声がした。
ドスドスドスッ
「おおっ! 気がついたか! 二日も目を覚まさないから心配したぞ! いやーよかった よかった!」
そこには、身長二メートル以上はあるモヒカン大男が立っていた。
(……これ、ヒャッハーってやつじゃね?…この大男の小さい頃と似てるだと……)
ゆっくりと目を開ける。ん……天井か? ここは何処だ? 俺はベッドに寝てるみたいだ。毛布のようなものが身体にかかっていた。俺は起き上がろうとした瞬間、全身に激痛が走った。
「痛ててててっ!」
思わず声が出た。痛みが足首から首の付け根まで筋肉痛に似た痛みを感じた。なんとか身体の上半身だけ起こし、壁に背もたれ部屋の様子を確認してみた。
窓がある。引き戸になってる窓で全開になっているが、この角度からでは外の様子を伺えない。だが、今が昼間だというのは分かる。次に、目に入ってきたのがテーブル、食器棚、奥には竈かまどが二つ並んで設置されている。
(竈なんて日本でも相当田舎に行かないと滅多にみられないもんだ…本当に『異世界』に来たのか?俺……)
テーブルは四本足で木製品のようだ。備え付けの椅子も木で作られていた。
ザッ ザッ ザッ
一定の間隔で音がする。人だろうか動物だろうか? 自分が歩く歩幅の感覚とはだいぶ遅い感じがした。少しづつ音が大きくなる。……止まった…
ギギギィ
玄関だろうか?この位置からは見えないが、自分の場所から其れらしき扉が見当たらないので勝手に想像した。
「おや? 起きたのかい? 何処か痛みは無いかい?」
……腰の曲がった婆さんが現れた!。ぱっと見、八十歳くらいに見える。腰で縛る前掛けエプロンのようなものをしてる。よく見ると瞳がブルーだ、髪は白髪で真っ白だが明らかに外国人ではないか。
人によって捕らえ方は、多少違うだろうが日本人なら思うだろう。そんな事を考えているうちに婆さんが聞き返してきた。
「のう? どうなんじゃ? 痛いところは無いか?」
「…あっ ああ 大丈夫だよ……」
「そうかい、それは良かったのお なんせ、お前さんは二日も寝たきりだったんじゃからのう」
(何だって?俺は二日も寝ていたのか?一体、何があったんだ……とにかく助けてもらったんだ、礼を言わないと…)
「…あの…婆さんが助けてくれたのか?」
「いんや うちの息子じゃよ 直ぐそこの洞窟であんたが倒れていたのを担いで来たんじゃよ」
「……そうだったのか…とにかく助けてもらい、ありが…」
ギュルルルルルルル!
(うわぁ!腹が減りすぎて泣くとか、恥ずかしいわ…これ)
「あははは 礼なんかいいから、ちょっと待ってなよ、急には胃袋も驚くからスープを温めるよ」
婆さんは、そう言うと竈の方へ歩いていく。俺は少しだけ顔を赤くしながら、黙って頷いた。
(…とにかく確認だな、ここが何処で本当に『異世界』なのかを……)
「なあ?婆さん、ここは何ていう所なんだい?」
少し大きめの声で問いかけてみた。婆さんは、料理していた手を止め、こちらを向き返答した。
「ここかい?ここは『カナル』という町さ お前さんはカナルは初めてなのかい?」
「ああ、『カナル』は初めてかも……」
「そうだったのかい ここは魚も獲れて町の方は そりぁ賑わってるよ」
(…そうか、ここは港町なのか…町の方に行けば、もっと情報が得られるな…まずは身体が動かない事には行動に移せないんだがな……)
「まあ身体が、きちんと治るまで家に居てくれてかまわないからね 遠慮はしなくていいよ」
(なんて、やさしい婆さんなんだ……)
そう言うと、婆さんは少し厚目の木の板を持ってきた。
「ああ これかい? これを置いて そこでお食べ」
(ああ…トレーの変わりか、やるな婆さん)
婆さんは竈の方へ戻るとスープとスプーンを俺の前に差し出した。
「お食べ」
「いいだきます…」
……久し振りに言った言葉だった。右手にスプーンを持ち、左手の親指と人差し指で少し深めの皿を挟むよう固定した時だった。
カツンと、皿から音がした。見てみると人差し指に例の指輪が嵌っていた。
(おおお!今まで忘れていたが良かった!これで一つ不安解消されたな、指輪が無くなっていたら終わってた)
「もうじき、息子も昼食べに帰ってくるからね あんたが気がついて安心するだろうよ」
(そっか、助けてくれた息子にちゃんとお礼言わないとな……)
「ところで お前さん名前はなんて言うんだい?あたしゃアバナっ言うんだよ 息子はギルベルトじゃ」
「……俺は…」
(長島さんが言ってた『記憶喪失』っやつになるのがいいのか? これ…下の名前だけ本名でいいか)
「おっ 俺はケイゴだ ケイゴって呼んでくれ」
「ケイゴか 珍しい名前じゃな? 何処の出身なんじゃ? 『ビノール』か?」
(『ビノール』? なんだそれ? …知らない町の名前や、婆さんや息子の名前で日本語とか……『異世界』で決まりなのか?…確定事項じゃないし、まだ様子見か)
「いや、何て言うか 名前は出てきたんだけど他の事を覚えてないんだわ…タハハ」
「なんだって?大丈夫なのかい? もしかして、あれかもしれんな 聞いた事があるぞ 記憶が一部 無くなっちまうとかで個人差によっては思い出すのに一週間や三年とかって病気らしいんじゃ…」
(何やらオロオロしだし落ち着きが無くなってる様子だ、ホント、すまん……アバナ婆さん…)
「いや 大丈夫さ 所々は覚えてるだろうし そんな心配しないでくれ アバナ婆さん ありがとう」
「そうかい? 何か力になれる事があれば言っとくれ なんだかケイゴは息子の小さい時にそっくりでね……」
そう言うと、玄関から男の声がした。
「おう ただいま! 飯にしてくれいー」
息子のギルベルトが帰ってきたみたいだ、えらく野太い声がした。
ドスドスドスッ
「おおっ! 気がついたか! 二日も目を覚まさないから心配したぞ! いやーよかった よかった!」
そこには、身長二メートル以上はあるモヒカン大男が立っていた。
(……これ、ヒャッハーってやつじゃね?…この大男の小さい頃と似てるだと……)
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