余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫

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薬草採取

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「ここに泊まってるならまたすぐ会える」
とおじさんはぶっきらぼうに、言いチラっとこちらを見た。

嬉しくなり私は、満面の笑顔で「はい!」と答えた。

そこに、オムレツ、野菜たっぷりコンソメスープ、パンが運ばれて来た。

まずは、スープに口をつける。
寝起きの体に染み渡るあー美味しい。
朝食を堪能してから、おじさんとおばさんと別れ、ギルドに向かった。

依頼ボードを眺めてみるが、できそうなものというのが、なかなか見当たらない。
森の奥まで入らなくても良いものを探す。

まずは、街の中でできそうなものと思ったが、重たい荷物を運ぶとか。
豪邸の清掃(清掃スキル持ち)
とか書いてある、いろんなスキルがあるのか~

街の中でできそうなものはなさそうだ。人数制限があったり、能力が要ったり。

ムーッと眺めていると。走る薬草採取というのがあり。
東門の前の所の様だった。価格は高く無いが、これなら魔物と戦わなくて良いかもしれない。
と思いそれにする。

受付に行きお願いすると。
「あら、これをやってくれるの!?嬉しいわ~みんな嫌がってやってくれないのよ」

と言われた…これはなかなか面倒なのでは?と思いつつ。気合を入れる…

「こちらの薬草期限はありませんが、30個ということです、こちらは、薬草を入れて持ち帰る袋で時間停止のマジックバックになってます、生きたまま、持って帰ってください」

と説明され
東門に向かう。生きたままと言うことなので今回は、素手かな?

受付で写真は見せてもらった。
早速東門から出て探す。

【鑑定会得】【鑑定発動】とアナウンスされ、ただの原っぱに見えていたところが。
下向き矢印に、薬草名が見える。
走る薬草結構あるな。
と思いながら1番近くの、薬草に近づくが。全然届く気配がない。一定の距離を保ちながら離れて行く。
これが、走る薬草か…
とりあえずダッシュで一つ確保!

持ち上げてみると。
おー!走ってる本当に走ってる!
上は普通の葉っぱ、下の根っこが走ってる。
とりあえず、袋の中に入れて閉めておく。
薬草1と認識されるなんだか不思議な感じ。
意識を向けるだけで中身に何が入ってるかわかる。

ダッシュすれば、ある程度掴めるんじゃ無いか?と思いダッシュで2.3個目星をつけて追いかける。

あ、だめだ2頭追うもの1頭も得ずだ…
1個ずつ確実に…
その横で、ジェイもチャレンジ!すぐ捕まえだが、死んでしまって、すぐに緑の葉っぱが茶色くなってしまうので、これはだめだなって感じで、ジェイはその辺走って遊んでることにした。
私は、ダッシュで走り休憩をしてダッシュで走り休憩をして…やばいしんどすぎる!

と思ったら、
【高速疲労回復発動】とアナウンスされ楽になる。を何回も繰り返しどんどん体力がついてる気がする。
疲労回復までの数がどんどん増えて行く。
3.5.8.10.…

最後の1個!
ダッシュ捕獲!
終わったー

疲れたー寝そべりたいところだけど1日かかってしまった。

はやくギルドに戻って、シャワー浴びたい。
そーいえば、シャワーあるのかな?

門まで行くと、門番さんが居た。
「お疲れ様です、走る薬草たくさん取れましたか?あんなに楽しそうに薬草とるの子供だけだと思ってました」
とニコニコ言われた…良い歳して子供見たいってこと?と思いつつ
「ども」と言いながら、肩と首の間ぐらいのところにある、魔法陣を見せる。
バーコードリーダーの様なもので読み取り、何か操作して。

「はい、どうぞー。僕マイロって言います良かったらこの後食事とかどう?」と聞かれ困りつつも。
「宿で食べるんです、食べるって言っちゃってるから」と断りを入れると。
「宿ってどこに泊まってるの?」
とさらに聞かれた…
んーこれって教えて良いやつなのかな?と思いつつ…
でも、門番だから警察的な人ってことだよね?違うのかな?

って考えてると。「警戒しないで!別に何かしようって言うんじゃなくて。今日の晩御飯をそこで食べようかなと思っだだけなんだ」と、両手を振りながら弁解している。

「宿の名前はわからないんですけど…ギルドのすぐ近くの、牛のマーク?のお店です」
と答えると、「あそこか!僕もあそこの料理は好きでよく食べにいくよ!水牛亭だね」

ニコニコと手を振って見送られた。
その足でギルドに向かい薬草の袋を渡す。
「数えてきますね~」
と袋を持って去って行った。待っていると周りが何かを言っている様だ…
なんだろ?と耳を澄ましてみると。

【聞き耳会得】とアナウンスされる。聞き耳ってなんだ?思いながら発動させてみると、
意識を向けた会話がすごく鮮明に聞こえる。

「あれ、じゃないか?最近新しくきたって言う新人」
「外の町から来たんだ、強いのかな?」
「子供じゃないか?今日走る薬草と追いかけっこしてたらしいぜ」

と言う話だった。興味の的だ…
この話の内容からすると、外から来る人は珍しいのかな?興味津々といった感じだ。
あーごめんなさい弱くてと心の中で思うのであった。

そこに、受付のお姉さんが帰ってきてニコニコと声をかけてくれる。
「お待たせしました。丁度でしたので、クエスト完了とさせていただきます。報酬はこちらです」
と、カウンターにお金が置かれ他ので、最初におじさん、おばさんがお金を入れてくれた袋に一緒に入れておく。

ガヤガヤしているところを通り過ぎようとした時。
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