余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫

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祭り

「美味しそうなのいっぱいあったからみんなで食べようと思って迎えに来たんだけどね」

「肉!」といつも通りにジェイが答える。

「そーだな肉だな、見に行こうか」とコーパスが、腕立てをやめてシャツを着た。

フラフラしていると。見覚えのある人が露店にいた。


会釈すると、紳士的笑顔で答えてくれた。
「来ていたんだね。使ってくれているようで嬉しいよ」
とネックレスに視線を落とした。
「お久しぶりです、今年も出してるんですね」とコーパスが話しかけた。
「いつもありがとうございます。魔獣が道を塞いでいてこれないかと思ったのだけど。ギリギリ通れるようになったから、急いで来てしまったよ!今が売り時だからね」

手前には値札がついたものが置いてあり、奥の方には値札がついていない。
手前の小さな魔石の簡単なもので私のつけているネックレスの3倍ほどする…
ちなみに私のつけているネックレスは値札のついていないあたりにあるものだってことはさらに3倍…
すごいなーと心の中で呟くと視線を感じて顔をあげると、めっちゃ考えてることバレバレだよという感じでニコニコしている…
苦笑いを返して答えた…
「とても気に入っているんです、ありがとうございます」

そして横のジェイが、「ね?あっちのお肉がいい匂いするよ?早く行こうよ」と急かしている。

「確かに味噌ダレとお肉を焼くいい匂いがする」と、コーパスが視線を向けた。

「では、また」と声をかけお肉目指して真っ直ぐに突き進む、これまたお祭り価格な訳だけど、食べ物だからしれてるね!

と3本の肉串を買い頬張る。
「んー美味しい!」
ジューシーなお肉が口の中で油をいっぱいに満たしてくれる甘い肉汁!

ライスが食べたいなと少し思いつつ、タコスっぽいのを見つけてそれも美味しそうでそれにする事にした。

あー美味しかったーと、満足していると。爆音が響き、いろいろな楽器の演奏が始まった。

噴水周りで踊りが始まったようだ。仮面をつけ衣装を着た人たちが、噴水の周りを踊っている。

なんだか、仮面とマントをつけて盆踊りしてるみたいだな…と思っていると。
「踊るか??」と声をかけてきた。
「え?一緒に踊っていいものなの?特別な誰かが踊ってるんじゃないの?」と首を傾げた。

「いや、みんな屋台で衣装を買って踊ってるだけだ。魔力は今日噴水が勝手に周りの人から吸収していく」

「え?なにそれ周りの人の魔力枯渇とかしないの?大丈夫?」とちょっと怖ーいと思って聞く。

「そうだな、こんなけ人がいれば大丈夫だ、むかし噴水を作った人が毎年この街に帰ってきて魔力を込めてたらしいんだけど、年取ったらそうもいかず皆んなに協力してもらって維持してきたらしい、それで自然と祭りごとになってるんだなー」

と教えてくれた。
人が集まれば騒ぎ出す、そんなもんですか~そして、これを維持する理由は、擦り傷ならこの水で洗えば治り、邪気にやられると飲めば治る。

と言った感じで、ポーション的な役割かな?病気が一瞬で治るみたいな効果はないみたいだから、聖水?って方が近いのかな?

と考えつ衣装を着込み、見よう見まねで踊ってみた簡単な動きなので何回か踊っていると覚えて楽しくなってくる。

そこに後ろから声をかけられた振り返る。
「こんにちは、明日帰るのでしょ?帰る前に渡したいものがあるからお店に寄ってくれるかしら?」と言われた。

「え?はい、わかりました」
と慌てて返事をしたら、その返事を聞いて、ニコリとすると。スルスルと人混みをぶつかることなく、滑るようにさっていった。

少し離れて踊っていた、コーパスの元に踊りながら近づき、シズばぁの伝言を伝えた…

「あー聞いちゃったかーいつも色々用意してくれるんだけど、過剰だから断ってるけど周りから責めてきたか!」

と少し悔しそうに言った。
「ごめんなさい!」と慌てて謝ると

「いいんだよ、いつもこの手を使ってくるんだ、先に言っておかなかった俺が悪いんだ」と笑いながら、踊りの集まりから抜け出した。

「そろそろ行こうか?他に見たいところはあるか?」と聞かれ「屋台の見ていないところをみたい」といった。

「じゃー全部回ってから、シズばぁのところに行こうか?」とコーパスがニコリとし、一度コチラに視線を向けてから。同意を求めるようにジェイの方をチラリと見た。

「もちろん、僕は肉が食べれるならそれで」
と鼻をヒクヒクさせながら、美味しそうな匂いを嗅ぎ取ろうとしている。
見て回った後、シズばぁのお店に言ってシズばぁを読んだ。

何やら忙しいようで店に入ってご飯を食べておいてくれと伝言を受け、肉類のおすすめをメインにたべて。
ジェイもご満悦「お腹いっぱいだー」と椅子の上に丸まりだした頃…

ノックと共に声がした。
「ごめんなさい遅くなってしまって」とシズばぁが現れた。
本当にいつも忙しそうに動き回っているのに、なぜかゆったりとして気品があるなーと見惚れていると。「シズばぁーいつも気遣いははいらないって言ってるのに」
とコーパスがいったので、現実に引き戻され、シズばぁの後ろからゾロゾロと人が入ってくるのが見える。

「うわーすごぃ」とジェイが目を見開いてそれを眺めていた。


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