転生したよ…地球に〜陰陽術の世界の中で魔法を使います〜

朱雀

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平和に潜む闘争

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 アルファが自分の領域に帰り、俺とルーも自宅に帰った。…デルタの引き止めようとする涙の滲む目を見て、残ろうという気持ちを押し殺し、帰って来たのだ。あれはヤバい。

「もう夜中だよ?寝ないの?」
「いや。もう寝るぞ。少し疲れた。」
「それが良いよ。おやすみー。」
「ああ。いい夜を。」

 部屋から漏れ出ていた明かりに気づいて、注意しに来てくれたルーに返事をすると、彼女が自分の部屋に戻る。すまん、ルー。俺はまだ少しやることがあるから、まだ寝れないんだ。

「〈ステータス〉。」


星野蓮斗  14歳 レベル2

HP ???
MP ∞
攻撃力 ???
防御力 ???
魔攻(魔法攻撃力) ???
魔防(魔法防御力) ???

Skill
【完全援助】(Unique)
【零階位魔法】(Unique)
【All Power Manage】(Unique)
【コトノハノコトワリ】(Unique)
【次元の袋】(Unique)
【無限大ノ器】(Unique)
器を満たす者無限成長】(Unique)
【魔導の極致】


・【無限大ノ器】
 世界のことわりを無視したスキルであり、古代の神『/%;~:;*-』によって作られた。このスキルを持つ者は、成長限界がなくなると同時に、成長に補正がかかる。

・【器を満たす者】
 世界の理を無視したスキルであり、古代の神『/%;~:;*-』によって作られた。戦闘中にだけ発動する常時発動パッシブスキル。発動中は身体を成長させる為の物経験値を持ち主を無限に与えるスキル。

・【魔導の極致】
 魔導の極地に至った者に与えられるスキル。魔導の限界がなくなると同時に、その火力を底上げするが、使用魔力が増える。“アクティブon/off可能スキルである。

 
 思った通りレベル2になっても、ステータスは相変わらず見えなかった。そして、この新しく得た三つのスキルのうち、古代の神がくれた物。これは、戦闘中に限られるが、俺は無限に成長できることを示している。成長といっても、背が伸びたりするわけではなく、自分の経験が積み重なると言うことだ。つまり、圧倒的な戦闘センスと言い換えてもいい。1分間の戦闘経験を、10年分位の戦闘経験にすると言うことだ。だから、俺は今回圧倒的な力量の差がある八岐大蛇と戦えたと言ってもいい。

 そして、一つ見覚えのないスキルがあった。これは恐らく、八岐大蛇との戦いの間に魔法の火力が上がり、同時に“完全な魔法奇跡”を行使出来るようになった要因だろう。…この使用魔力が増えることに関しては、俺にとってデメリットになり得ない。無限から減らす数がいくら増えても、無限にあるからだ。

「…あの古代の神って何が目的なんだ?どうやら、今までの行動を見るに俺を殺したくないんだろうが…わからんな。ここでいくら考えてもわかるもんじゃないし、寝るか。」

《それを推奨します、マスター》

 【完全援助ヘル】の言葉に頷き、布団に潜ると、睡魔は案外早くやってきた。色々あって疲れたかな?


______ルージュside______

 私は、神獣のルージュ。無限の可能性があることから、オメガを名乗っていたけど、最近仲良くなった人間に新たな名前を付けてもらった。ふふふ、いい名前。あの人間、知り合った時から少し不思議な所があったけど、どうやら神様の使いみたい。今日の朝に聞いた時は少し驚いたけど、まぁあの強さだとあり得なくもないしね。すぐに信じることができた。

 さて、そんな私の時間を無駄にした奴らが今私の前に転がっている。この人たちは、私たち陰陽師や楽園のように裏で争う敵だ。レンが八岐大蛇を倒したのはもう知れ渡っているから、こう言う輩が来る。その力を恐れて、殺しに来た人や、弱みを握る為、勧誘する為。…自分の力を把握できていないお馬鹿さんどもが、あらゆる理由で、私たちの周りに敵が集まる。はぁ、レンが寝れてるといいんだけど…なるべく静かにしているけど、起きたかもしれないね。さっさと終わらせようか。

 ルージュが指を鳴らす。周囲の者が、一斉に血を吹いて倒れる。ルージュも紛れもなく神獣であり、理への干渉権を持つ者だ。しかも、レンと一緒になってからは、無限の可能性が埋まってきている。つまり、無意識に力が上がっているので、自分の力に少しの違和感を感じながらも敵を斃す。

 その圧倒的な力によって周囲を退かせる力は、間違いなくこの世界の絶対的強者の一角のそれに事足りた。




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