『人外×少女』:人ならざる魔物に転生した僕は、可愛い少女とあれこれする運命にあると思う。

栗乃拓実

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第一章『人外×幻想の魔物使い』

第1話:そこは銀世界

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 世界は白銀に凍りつく。

 硬い地面も冬に咲く草花も、斃れる朽ち木に虫に食われた落ち葉や、大小様々な木々に時折顔を覗かせる岩肌も、それら全てが純白の鎧を纏っていた。

 肌を刺す冷たい空気。
 物々しい雰囲気を醸し出す氷柱。
 慎ましやかに舞い降りる白雪。
 鈍色の曇天はひどく窮屈な印象を与えている。

 凍てついた大森林に訪れるは雪降る時節シーズン――冬。

『…………ごめんなのじゃ』

「…………」

 気づけば鎧の魔物――『放浪の鎧』へと転生を果たしていた僕。
 名前はまだない。きっと格好いい名前を手に入れるんだ。

 めんどくさくて数えていなかったので正確な数字はわからないけれど、多分数ヶ月から数年の間をただひたむきに彷徨うという究極的に無駄な時間を過ごした末、洞窟の最奥にて黄金のドラゴンと出会った。

 認めたくはないが、それを『奇蹟』と言わずして何と呼べば良い。
 あ、『運命』って言えばいいか。ごほん。

 そのドラゴンは【金龍皇シエルリヒト】という伝承にまつわる真龍であり、その場のノリでオトモダチになった僕は彼女から進化という恩恵をやはりその場のノリで授かった。

『本当にごめんなさいなのじゃぁあ……我が悪かったのじゃぁあ……』

「…………」

 種族本能が薄れ、自分の意志で脚を動かし彷徨える魔物――『流浪の白鎧』へと至った僕は、シェルちゃんこと黄金のドラゴンと共に外界を目指すことに。

 惰眠を貪った怠惰龍のおかげで洞窟は広がり続け、脱出までに予想以上に時間を喰ったわけが、宝物庫にて黄金に輝くおっぱいことゴールデンスライムのルイに出会えたのでよしとしよう。

 シェルちゃん曰く女の子であるらしいルイは今、なんとも言えない微妙な顔で僕の腕に抱かれている。しかし油断する事なかれ。マスコット的な可愛さを持つ一方で、なんと二度も僕を殺しかけた生粋の暗殺者アサシンなのだ。

「…………? (ぷるぷるぷる?)」

 そんなに不思議そうな顔で僕を見ないで下さい。

 一見重そうな見た目をしているルイだけど、その実重さはそれほど感じない。
 今はゴールデンスライムとはいえ進化前は最弱の種族――粘水族スライム自体が水のようなものなので、それが金色になったとて身長三十センチ程度の僕より三割ほど小さなルイの体重ならば推して知るべしだろう。

 ちなみに僕の鎧は金属のようで金属じゃない、不可思議な物質である。小さいけどアップにすれば厳つい見た目に反し、体重はそれこそ二キロあるかないか。

『そろそろ機嫌を直して欲しいのじゃ。《金龍の迷宮オロ・アウルム》を出たっきり、その調子では我も退屈なのじゃ……ここ、すごい暗いし』

 そして、先ほどから空っぽであるはずの脳内に直接響くようにして聞こえてくる声を無視しているのは、ちゃんとした訳がある。

「いやだね。今度はルイの身体を揉ませてくれるって言ったって許さない。僕は死にかけたんだ。うざいくらい根に持つ男なんだ」

 きっと僕には彼女を無視する資格がある。
 悪口の一つや二つ言っても問題ないはずだ。

 それもそのはず、この抜けたドラゴンが迷宮の核ダンジョン・コアを破壊し、僕の中へと収納されてすぐのことだ――『あ、忘れてた』と間抜けな声をぼそりと漏らしやがったのは。

 崩れ去る迷宮、地殻変動もかくやの揺れの中、しっかりとその言葉を聞き届けた僕は近いうちに聞こうと思っていたことを一度棚上げし、恐々と問うてみたんだ。

『え、なにシェルちゃん。何を忘れてたって? まさかのまさかだけど迷宮からの脱出方法を考慮するの忘れてたとかじゃもちろんないよね? そうだよね? ええ?』

 棚に上げたはずの聞きたかったことが、半分くらい天井を貫いて降りてきた。
 まさかね。いくらドラゴンとしての威厳が欠如している駄龍で与し易く、いじられキャラなシェルちゃんといえど――あれ、褒められるような所が一つもないな。

 強いて挙げるならば『強い』だけど――僕に収納されて、誓約か何かで外に出ることが出来ないらしいので役立たず待ったなしである。そもそもそれって、女の子としてどうなのって話。

『いや、あの……巨大すぎる迷宮を破壊する際には、迷宮核ダンジョンコア転移魔方陣ワープゲートの行使を一度だけ可能とする権能が生じるはずなのじゃが……忘れてた、のじゃ』

 ナニイッテルンデスカ?

 想定していた最悪通りの返答。僕の脳では全く以て理解不能だ。
 その時の僕にはシェルちゃんの言葉が違う言語か何かにしか聞こえなかった。それこそギャブギャブ煩い野蛮なゴブリンとかの。ていうか僕の兜の中に脳味噌なんざ詰まってないんだよこの野郎!

『え? ぼく、わかんなぁい』

『退行するでないっ!? 確かに転移魔方陣ワープゲートを展開する前に破壊してしまった我も悪かったのじゃ!? でも今は現実逃避しとる場合ではないであろ!?』

 あーあーあーあーギャブギャブギャブギャブ。
 聞こえない聞こえない。聞きたくないぃー。

『ナニイッテルンデスカぁ』

『死ぬぞ其方ぃっ!? もっと慌てるのじゃ! 早く行動を起こさないと、瓦礫に潰されて圧死するのじゃぁあ!?』

『いやいや、これ幻覚だから。錯覚だからね。僕もね、疲れてるんだよ。こんなに長い間歩き続けてさぁ。あ、そうか、迷宮を出る前に少し眠った方が――』

 うーん、と両手の籠手を組んで上に伸ばし、伸びをする。
 その瞬間、

 ――ズドォオオォオォオオォオンッ!! 

 という、とんでもない破壊音を伴って、僕の眼前にシェルちゃんほどの巨大な瓦礫が降ってきた。
 
 僕は一度口を噤み、そっと天井を見上げてみる。
 そこにあったのは虫が食ったように黒の穴だらけの天井。
 けれど青空は見えず、金の壁の奥にまだまだ色々と詰まっていることが窺えたよ。
 それがいよいよ本格的に崩壊を始めたようだった。

 はい、まぁ、うん。
 冷静に考えて、これってさ。

『あー……いやあ……いやいやいや、いやいやいやいやいやいや死ぬからこれ死ぬやつだからぁぁあああぁあぁああああッ!?』

『だからごめんと言ってるであろぉぉおぉおおぉおっ!?』

 その後どうなったのか?
 それは神のみぞ知る、である。

 僕がこうして生きていることから察して欲しい。
 そしてあんな恐怖体験をこれ以上思い出させないで欲しい。以上です。

「…………(ぷるぷる)」

『いやもう揉んでるであろ? ルイがすごい微妙な顔してるのじゃ……』

 僕を再び死に追いやった馬鹿ドラゴンにそう言われ、もみもみもみもみと動かしていた手はそのままに、白金の意匠の兜を下に傾ける。

 ほんとだ。こちらを見上げるルイは、言われてみれば顔を顰めているような感じはする。ちょっと申し訳ない気持ちになるなぁ。イヤイヤと身を捩る度にぎゅっと抱きしめて離さないようにしてるわけだけど。

「ていうか、そこからルイが見えてるのシェルちゃん?」

 今のシェルちゃんは、誰もが気づかなかった放浪の鎧系統の魔物に眠る画期的な超便利スキル――『鎧の中は異次元ストレージ・アーマー』に収納されているわけだが……会話が可能な点は互いのスペックを見ればわからんでもないけどさ、なんでこっちが見えてるんだよ? おかしくね?

『うむ、どうやら其方そちの視界を共有しているようじゃ。それになんとなく、其方の身体の見た目や造り、機能もわかるしのー。その頭から生えてる白妙の紐、動かせるであろ?』

「はぁ? 髪の毛みたいなもんだよ? そんなわけ――動いたぁなぁんだこれぇ」

 動いた。めっちゃ動いた。声が裏返った。
 僕の兜の天辺から生えてる羽根飾り的な役割をしているであろう白紐。人間でいう髪の毛のようだと思って特にどうこうしようとか考えてなかったんだけど――意識してみたらめっちゃ動いた。

 見た目は白蛇、感覚としては手足の感覚を薄くした感じ。

 驚きのあまり変な声を漏らしつつ、魔力を糧に絡繰りのプロペラを回転させて風を生み出す魔導扇風機のようにブンブン高速回転してみる。あ、涼し――寒いなっ、首元が凄い寒いなっ!

「いやまじかぁ。これはすごい、寒いけど超すごいよ! ……いつか空、飛べるかな」

『流石に無理であろ』

 だよね、流石に無理か。
 どこの世界に頭にプロペラつけて飛ぶ超人がいるんだよってね。物語の中の話だとしても、よっぽど絵柄の優しい挿絵つきじゃないとシュールすぎるだろってね。僕の場合はそれが髪なのだからなおさらだ。

 しかし物を掴むまでには少し練習が必要だろうか。意外と紐の一本一本に神経を酷使するため疲れる。
 旅はまだ始まったばかりで目的地の目処も立っていないし、時間はたっぷりとあるのだ。ゆっくり練習していこうっと。

 と、まぁ迷宮を命からがら脱し、ついに念願の外界へと一歩を踏み出したわけだけど、

「うーん……一面雪景色だね」

「…………(ぷるぷるぷる)」

 一度足を止めて、周囲を見渡した。
 木々に白化粧をしたような白緑に、連なる氷柱が視界への圧迫感を齎している。振り返れば積もった雪に僕の足跡が刻まれていて、視界の端で冠行きががさりと落ちた。

 ルイがぶるる、と寒そうに震える。
 僕は冬に茂る氷雪草の所々で咲く、仄かな青い魔素マナを放出する凍晶花アイスフラワーの一輪に近づき、花の周りを楽しそうに舞う小さな氷の精霊を見ていた。

『ここは我が迷宮を創ることにした大森林――《荒魔の樹海クルデ・ヴァルトじゃ』

 するとシェルちゃんが状況を説明し始める。
 シェルちゃんが引きこもりに選んだ森は《荒魔の樹海クルデ・ヴァルト》、人族の用いる一般的な地図では麻紙の端っこの方に、主要な国々の『それより外』として描かれるというより塗られる馬鹿でかい樹海である。

「ええっ、それって滅茶苦茶辺境の?」

『うむ。《アロガンシア大陸》の辺境に位置する魔の森で、強大な魔物もいるにはいるが、ここは『浅域』。其方でも……多分大丈夫であろ。そのぶん荒れた領域エリアは踏破するのに物凄い労力を必要とするし、なによりその領域のだだっ広さが特筆しておる』

 シェルちゃんの言うとおり。
 その規模は計り知れず、地図に全域を描こうとすれば国が点表記になるレベルだ。そして人の国と魔の国を隔てる境界の役割を果たしてもいる。
 
 境界線といっても明確なラインに則っているわけではなく、確か《荒魔の樹海クルデ・ヴァルト》内に住む『魔王』も二柱いたような。だからまぁまぁ適当である。

「迷ったら最後、寿命を迎えて天に召されるしか脱出方法がないとまで言われてたもんね」

『そんなこともあったかえ。でも今は我もいるゆえ、迷う心配はないのじゃ。このまま真っ直ぐ進むより、途中で右に迂回して河を超えた方が良いであろ。今の季節は冬、河の表面は凍り付いているため近道になろうて』

 おお、僕は自分で認めるのも癪だが、道を覚えるのが苦手な性質だ。
 断じて方向音痴とかではないけれど、こんな同じような景色の続く冬の森とか十秒で迷う自信があるね。

 だから助かる。
 こんなにシェルちゃんが頼もしいと思ったのは初めてのことだ。ナビ龍という新たな称号を得た。おめでとう。

「ほほう。さすがは【金龍皇シエルリヒト】先輩。ぬかりはありませんなぁ」

『むふふ、そうかえ? 我にかかればこんなものであろ? むふふふふふ』

 ――気持ち悪い笑い方を僕の中でしないで欲しいんだけど。

 なんて言う僕じゃないさ。
 野暮なことは言わない。旅始めから機嫌を悪くさせる必要もないだろうからな。

 僕は白い喉当ての下まで出かかったその言葉をゴクンと呑み込む。
 ああ、僕ってば優しい。友達のためを思って空気を読めるなんて優男の鑑。
 まぁ今機嫌を損ねさせたら本気で遭難しかねないってのもある。あれ、これじゃ僕のためだ。否定はしない。

「それじゃあ行くかー! 雪が降ってるのは想定外だったけど、ルイが想像以上に暖かいから、これなら難なく超えられそうだ。あと抱いてて昇天しそうなほど気持ちいいし」

「………っっ(ぷるぷるぷるっ)」

 僕は立ち上がり、元気を溌剌とさせて足取り軽く、雪を踏みしめ始める。
 相変わらずいやいやと身を捩るルイを、きつく抱きしめながら。

 目指す先は《荒魔の樹海クルデ・ヴァルト》を抜けた先にある大国。
 距離はかなりある。
 けれど一人ぼっちじゃない旅は、すごく楽しくなりそうだった。
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