『人外×少女』:人ならざる魔物に転生した僕は、可愛い少女とあれこれする運命にあると思う。

栗乃拓実

文字の大きさ
38 / 57
第一章『人外×幻想の魔物使い』

第17話:ヨキ・テューミアは心配だ

しおりを挟む
 
 ――冒険者組合ギルド
 
 討伐依頼、採取依頼、雑務依頼等の一般人ではこなせない過激な内容の依頼が寄せられる、言ってみれば何でも屋のような機関。務めるのは手配師とも呼ばれる受付嬢に、依頼を受注し達成することで報酬を得る荒くれ者達――『冒険者』。

 主な役割はギルド登録した冒険者に仕事を紹介する斡旋所のようなものであり、就職や転職の仲介を行う職業紹介事業の顔も持ちつつ、素材のレア度に応じた大小様々な商人との取引にも盛んに応じ、犬猿の仲である騎士団との仲裁、調停する役割も課せられている。

 国としても国力に関わる重要な施設であり、金に糸目をつけない運営がなされる巨大組織――それが冒険者組合なのである。

 今も昔も、《龍皇国ヒースヴァルム》の成人した国民のうち四割弱が冒険者を名乗るほど人気も認知度も高く、危険はあるが一括千金を狙える花形の職業となっていた。

 それ故、日々甘味に群がる蟻のようにたかられているギルドで受付嬢として働くためには、否が応でも高スペックでなければ雇ってもらえないし、そもそも雇用されたとしても能力がなければ一週間と経たないうちに潰れてしまうのがオチだ。

 まぁ端的に言って、ギルド職員は多忙を極めている。
 そして今日もまた、狂乱の宴が始まる時間帯に突入していた。

「いぃ~やッ! 今のはどう考えてもお前さんが悪いだろうがッ! そのちゃらちゃらした金髪頭の中身は空っぽか!? くっさい脳味噌が詰まってないんか!? これだから若いもんはッ!」

「はぁぁん!? 何だともういっぺん言ってみやがれC級風情がぁッ!! てめぇがいるだけでギルドがレトロチックな雰囲気になんだよこの老害めッ!!」

 太陽が沈むと仕事を終えた冒険者達が一堂に会する、だだっ広い酒場にて。
 今日も今日とて極めて騒がしい喧騒に包まれていたギルド併設の酒場内。その中でも一際盛り上がっているテーブルがあった。

「お前さんもC級だろうが! 調子に乗りやがって、ちょっとお仕置きが必要みたいだなぁ!? 運だけでのし上がったお坊ちゃんにお灸を据えてやるってんだぁ!!」

「よぉしわかった、三十超えてもC級どまりの非才なじじいに才能の違いってやつを教えてやるぅあ!!」

 片やテーブルにもたれかけさせていた巨大な斧を両手で掲げ、ブンブンと振り回す壮年の男――階級レートCの第二級冒険者【砕斧】のブレイクル。
 
 片やどこからともなく取り出した赤槍を操り、それらしい演舞を舞う若い男――階級レートCの第三級冒険者【炎槍】のホームラ。

 睨み合う双方、何重にも列を作って周りを囲う外野のポルテージは急上昇だ。

「おいおいおい! 古参の【破斧】のブレイクルと最近名が知れてきた【炎槍】のホームラって新人がバトるらしいぞ!」

「まじかよ! うぉおお、普通に考えれば年季の差でブレイクルに分があるけどよ……ホームラもなかなかやるって噂だ! どっちが勝つんだろうなぁ!?」

「儂はブレイクルに賭けるで! あいつの斧は半端ねぇんだぃ! 銀貨五枚ぃ!」

「じゃあ私は新人クンに銀貨三枚よ! 意外と可愛い顔してるじゃないのーっ!」

 もはや日常茶飯事と化した冒険者同士の喧嘩は、戦いに飢えた彼らにとって極上の肴になる。

 頭に血が上った二人を囃し立てる者。馬鹿じゃないの、と呆れる者。雰囲気につられて喧嘩し始める者。賭けの対象として金を収集する者。ジョッキに注がれた甘辛い酒をぐびーっと飲み干し、給仕におかわりを要求する者。場は混沌と化した。

 数人の受付嬢が「ふぇえ喧嘩はやめて下さいぃ~」と弱々しく諸手を挙げているが、次々に集う野次馬にはね除けられて全く収拾がつかない。涙目の受付嬢の目元には隈がくっきりとできており、いっそ哀れなほどだった。

 とはいえ、荒くれ者がこれだけ集い自由に振る舞えば、十人十色の混沌場と化すのも無理はないだろう。彼らにとってここは仕事を受ける場所であり、馬鹿騒ぎする酒場であり、強さを見せつける闘技場でもあるのだから。

 鈍い音。額をゴチッとぶつけ、目尻を吊り上げていがみ合うブレイクルとホームラ。今にも戦いのコングが鳴らされようとしていた、その時だ。

 並の冒険者とは一線を画する大柄な体躯を持つ男が、向かい合う二人の真横に立っていた。

「邪魔だ、どけ」

 低く、唸るようなドスのきいた声がやけに響き、一瞬で酒場全体の雰囲気が氷点下まで下降する。何より皆ご存じ、その人物はこの冒険者ギルドにおいて最も立場の高い人間だったからだ。

「「あぁあんッ!? ――…………ち、ちわぁっす」」

 唯一、状況を理解できていなかったのは頭に血が昇っていた二人だけ。

 額を滑らし、変形するほど互いに頬を強くぶつけ、遠慮のない唾を吐いて――その男の正体に気づき真っ青に青ざめた。なぜか怯えるように抱き合っているが、それは彼らの矜持のためにも触れないでおこう。

 相対する男の影が落ちるほどの体格差、もはや青を通り越して真っ白な顔を強ばらせて咄嗟に変な挨拶が口をつくビビり様。そのシンクロした動きは年の差も相俟って親子のようだ。

「俺は今、気分が悪い。馬鹿共に構ってる余裕がない。いいか、三度目はないぞ……死にたくなかったら、そこを――どけ」

 時に、魔力とは『圧力』を伴うものである。
 筋肉質な体躯から迸る白の魔素マナは目に見えない魔力場に干渉し、その場の重力を何倍にも引き上げたような感覚を齎す。物理的な強制力を持った威圧に多くの者が顔を顰め、膝に手をつき、中には蹲ったり気絶したりする者もいた。

 それは言わずがもなブレイクルとホームラも同様であり、誰よりもその男の近くにいた双方の顔からは脂汗が滝のように流れていた。

「ぐっ……ちっと熱くなりすぎた。すまんかったな、マスター」

「ぃぐっ、くそっ! 邪魔すんなよギルドマスター!! このじじいが――ぐべぇらぁッ!?」

 そこで年季の差、第二級冒険者と第三級冒険者としての器の深さの差異が出た。
 素直に謝罪したブレイクルとは違い、それでも噛みつかんとするホームラは左目を跨ぐ三本のひっかき傷が特徴的な巨躯の男――ギルドマスターの鉄拳を喰らうことになった。

 冒険者組合テューミア支部を総括する人物。
 それこそがこの男――ヨキ・テューミアである。

 白目を剥いて吹き飛んだホームラはテーブルを三台続けて薙ぎ倒し、何脚かの椅子を粉砕し、そそくさと忍び足で逃げ出していた野次馬の集団に激突――人間が数人、木片と伴に四方へと吹き飛ぶという人間爆発を引き起こした。

 受付嬢が壊れたテーブルや捲れた床、冒険者が頭から刺さった壁を見て、えんえんと泣き出したのは誰のせいだろうか。一つ言っておくならば、これが上司と部下の実状である。秘められた格差社会である。

「……三度目はないといっただろうが、クソ餓鬼」

 遠方でピクピクと痙攣しているホームラを一瞥し、それだけ残すとヨキは出口へ向かって歩き出す。自然、逃げずに自分は関係ないですよアピールを全力でしていた野次馬はこせこせと道を空けた。

 何より今のヨキは戦争でもしに行くのかという程に完全武装、、、、だ。高位の魔物の素材で作られた防具に、背丈を超える大剣をしょっている。逆らう者がいればどのような末路を辿るのか、ホームラ君が身を以て実証してくれたじゃないかと。

「ヨキさんっ、待って下さい!」

「…………リオラ」

 と、いつにもなく物々しいヨキを呼び止める声があった。

 ヨキが振り返った先には、「ど、どいてください!」と人混みを慌ただしくかき分ける亜麻色の髪の女性――リオラ・エレガント。冒険者組合テューミア支部の副ギルドマスターだ。

 どうやら自分を止めに来たのだと悟ったヨキは、吊り上がった三白眼を細めて口を開く。若干気まずげな厳かな声。

「止めても無駄だぞ……俺にはこんなくだらない仕事なんかより大事なものがあるんだ。いくらお前の制止であっても、俺はエルウェ、、、、を探しに行く」

 その表情から断固として揺るがない意志が窺えた。

 一方で、ヨキの前に辿り着いたリオラは人混みに揉まれぼさぼさに荒れた髪を撫でつけ、傾いていた黒縁眼鏡を直しつつ優しい顔で微笑んだ。

「はぁ、はぁ……コホン。いいですかヨキさん。冒険者組合第二十五条、ギルドマスターに就く者は私情でギルドを離れてはいけない……それは知ってますよね?」

「ああ、勿論だ。だから俺はやめる覚悟で――」

 さらに眼を細めて煩わしそうにするヨキの耳元に、リオラの顔が急接近。艶やかな唇からでた言葉が、ヨキの耳朶を揺らした。

「約一週間前に生じた例の事件、、、、について、高位冒険者を派遣し詳細を報告せよと国から通達が来ています。その件を利用すれば、ギルドマスターが直々に調査に向かう、ということでギリギリ体面を保つが可能だと思うんです」

「……お前は頭が良いな」

「ヨキさんったら、エルウェちゃんのことになると周りが見えなくなるんですから。いつも助けて貰っているのは私の方ですよ」

 目を見開くヨキ。
 内緒話を終えた少女のような仕草で半歩下がり、後ろで腕を組むリオラはしみじみと告げた。

「それに、エルウェちゃんは私にとっても娘みたいなものですから」

 リオラはそう言って唇に手を当てて上目遣い。
 周囲を囲む幾人かの口から「か、可愛い」「天使か」「あざといぜ、リオラちゃん」「死ねギルドマスター」との声が上がった。

 そう、ヨキが完全武装で向かおうとしている場所は《荒魔の樹海クルデ・ヴァルト》。この時間帯になってもギルドへと帰還しないエルウェを探しに行くためだったのだ。

「……助かる」

 ヨキは目尻を下げ、リオラの頭をポンポンと二度ほど撫ででから、今度はやや落ち着きを取り戻した顔つきで歩き出す。ぼそりと「ほんと死ね、見せつけやがって。夫婦かよ――ぶへぇらぁっ!?」と呟いていた男冒険者はホームラの二の舞いになったが、見送るリオラは少しだけ頬を染めていた。

 と、よくわからないが、死地へ向かうような顔つきをしている我らがマスターを見送るしんみりした空気ができあがっていた時、バァンッというドデカい音を立ててギルドの扉が開かれた。

「ハァッ、ハァッ……リッ、リオラさんッ! リオラさんはいませんか!?」

 そして、息も絶え絶えにそう叫ぶ少女を見開いた三白眼に映したヨキは、立ち止まり呆然と彼女の名を呼ぶ。

「――エ、エルウェ……」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...