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はずれの運命
2話 憂鬱
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ようやく学校に到着した
本当に長い道のりだ
皆、見せびらかすみたいに能力を乱用してる
おかげで街はボロボロ
校門は半分消え、学校に行くまでの坂には穴が空いていた
全部うちの生徒のせいだって考えるとぞっとする
教師が道にに立って交通の手助けをしていた
そして、教師の隣には当然のように警察が立っている
これが日常になるのか
重い心が更に重くなった
多分俺はこのまま見向きもされなくなるんだろうな
安全な人間
結構な肩書きだよ
穴に落ちないように坂を上がっていると、上の方に女子が数人立っていた
群がるように何かを取り囲んでいる
女子の間を覗き込んで驚いた
漫画でしか表せないような美少年が立っていたのだ
キラキラと光るような顔つきは、男の俺でも魅了された
そしてもう1つ驚いた
そいつの名札はクラスのブスと同じものだったのだ
おそらくこれも当たり能力だろう
世界一の美少年
こんなところだろう
どんどんマイナス思考になっていく自分を抑えて教室に上がる
靴を履き替えるだけでも能力を見せつけてくる奴がいた
階段ではクラスの男が机を持って来て何かをしている
腕相撲をしているようだ
最強の力を比べるために
結果は意外なものだった
いつも勝っていたやつが勝ち、負けていたやつはそのまま
始まって数秒で手の甲を撫でながら座っていた
「力」といっても色々あるようだ
全員が平等な訳では無い
個人差も当然出てきていた
そんな中でようやくクラスに到着
もう日が落ちてもいいぐらいの時間が経った気がした
扉を開けるとそこはー、、、さらなる地獄
俺はいつの間にか孤立していた
皆能力について喋っている
俺が学校に到着したことさえ気づいていない
自分に利益のないものは目に入らないんだろう
皆俺がハズレを選んだ事を知っていた
なぜって?
ネットで小さく取り上げられたからだ
ハズレを選んだ唯一の人間として
今世紀最大のバカとして
うかつに言うんじゃなかった
俺は10個にするよなんて
俺は負け組になるよって言ってるようなものなんだから
本当に長い道のりだ
皆、見せびらかすみたいに能力を乱用してる
おかげで街はボロボロ
校門は半分消え、学校に行くまでの坂には穴が空いていた
全部うちの生徒のせいだって考えるとぞっとする
教師が道にに立って交通の手助けをしていた
そして、教師の隣には当然のように警察が立っている
これが日常になるのか
重い心が更に重くなった
多分俺はこのまま見向きもされなくなるんだろうな
安全な人間
結構な肩書きだよ
穴に落ちないように坂を上がっていると、上の方に女子が数人立っていた
群がるように何かを取り囲んでいる
女子の間を覗き込んで驚いた
漫画でしか表せないような美少年が立っていたのだ
キラキラと光るような顔つきは、男の俺でも魅了された
そしてもう1つ驚いた
そいつの名札はクラスのブスと同じものだったのだ
おそらくこれも当たり能力だろう
世界一の美少年
こんなところだろう
どんどんマイナス思考になっていく自分を抑えて教室に上がる
靴を履き替えるだけでも能力を見せつけてくる奴がいた
階段ではクラスの男が机を持って来て何かをしている
腕相撲をしているようだ
最強の力を比べるために
結果は意外なものだった
いつも勝っていたやつが勝ち、負けていたやつはそのまま
始まって数秒で手の甲を撫でながら座っていた
「力」といっても色々あるようだ
全員が平等な訳では無い
個人差も当然出てきていた
そんな中でようやくクラスに到着
もう日が落ちてもいいぐらいの時間が経った気がした
扉を開けるとそこはー、、、さらなる地獄
俺はいつの間にか孤立していた
皆能力について喋っている
俺が学校に到着したことさえ気づいていない
自分に利益のないものは目に入らないんだろう
皆俺がハズレを選んだ事を知っていた
なぜって?
ネットで小さく取り上げられたからだ
ハズレを選んだ唯一の人間として
今世紀最大のバカとして
うかつに言うんじゃなかった
俺は10個にするよなんて
俺は負け組になるよって言ってるようなものなんだから
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