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いい子の反逆
悪い子の快進撃 ※R15
「スターや周りの奴らだとちょっと怖かったからさ、お前でよかったよ」
「……それは、どう言う意味?」
ありゃ、伝わらなかったか。これはシンプルにアナは優しい奴だなって意味だ、まずあんな兄貴がいたら俺だったら恥ずかしさとかそんなののせいでグレてしまうこと間違いなしだ。顔も穏やかでお手本の様な女子ウケ良さそうな安心感があるイケメン、この世界の男全てに言える事、女子がいない世界に産まれるにはあまりにも勿体無い逸材だと思う。
特にアナの場合は見た目でわかる清純派って言うのが強いのかもしれない。ギャップなんかの手練手管を使ってこなさそうな正直な感じ。誰かを頼りたい時なんかはそういう素の性格や雰囲気で決まってくる。
あと何より、いやらしい感じがしない。この世界に来て俺は性的な目で見られることの怖さをこれでもかと言うほど叩き込まれている。だからそう言った下心をまるで感じないアナが手伝ってくれて本当に良かった。具体例を挙げるとするならばそうだな……流石の俺でも本人には言わないが、ブルーブックやJBと2人きりってのは今全裸の俺にはちと厳しい話になるだろう。
「ほら、他の奴らってみんな鼻の下伸ばしてるだろ? そう言う目で見られるのなんて今までなかったからちと怖くてな。でもお前はそう言ういやらしいのとは無縁そうだし、ちっちゃいころからの優等生、根っからの「いい子」って感じがしてさ」
だからそれを正直に伝えた。自分にしては棘のない言い方だったと思う。優等生もいい子も俺の中では立派な褒め言葉だ。
でもアナのリアクションはよろしくない。どうした? また何か気に触ることを言ってしまったのか。なんて事してくれてんだ自分。あの優しそうなアナにこんな顔させるなんて、しかも一体全体どこが気に障ったのかも知らない。我ながらもう一種の才能だろこれは。
アナはすぐに笑顔に戻った。でもさっきと少し違う。決して無理して笑っている様な笑顔ではないのはわかる。でも、何だろうこの違和感。やっぱり悪い事言っちまったかもしれない。
「ア、アナ……何か嫌なこと言っち」
「__アサヒナくん、ごめんね」
「え?__んぅ!?」
紐パンあと少しで履けそうだったのに、結構グットポジションだったのに、両方の結び目を持ったと思ったらいきなり上に上げてきやがった。勿論そのパンツの中には忌々しい事に入りきってしまう陰茎があったため、当然それらも一緒に持ち上げられる、もとい潰される事となる。
「な、何してんだよ! う、ぅ…」
「こらこら教室だよー我慢しないと廊下まで聞こえちゃってもいいの?」
決して強い力ではなかったから痛くはない、だけど止める事なく適度な力でグニグニされるもんだから、思わず気の抜けた声を出してしまって恥ずかしい。チラリ扉を見たが……うん、ざわついていない。バレてない。
ってかどうしたんだそんないたずらっ子みたいな台詞。羞恥プレイってやつか?
「頑張ってね、アサヒナくんがエッチなだってバレちゃわないように」
「う、あ…………はっ………」
昨日の叩きつけられるような快楽とは違う、例えるなら強火の遠火で少しづつ刺激されているかのよう。昨日散々開発され尽くされたせいか、少し大きくなった気がするそれを布越しに撫でられるだけで、自分のものではないと信じたい声が喉を伝う。気分は勿論最悪だ。
「パンツ解いてあげようか? このままじゃいやらしい汁でグッショリしちゃうでしょ、そんな状況で授業できるのかな~?」
「や、めろ、この、へんたい!…ひゃあッ」
「変態はどっちだよ。昨日は散々スターに抱かれて、沢山の生徒誘惑して、今は教室でエッチなことしてこんなに大きくしてる」
返す言葉もない今こうされてんのも死ぬ気で拒否すりゃいい話だし、昨日も最後はスターの成すがままだった。誘惑は別にした覚えねーけど、食堂のアレを見れば多分無意識にしてしまっているんだ。
俺ってちょっといやらしいと言うか、変態の気があるのかもしれない。しかもMの方、ちょっと前までは結構Sよりの人間だなと思っていたのに。そんな厭世観に囚われた自分が勝手に作った推測ですらもう完璧に論破することができなくなっている自分に軽く絶望した。
「う、いやぁ、……そ、そんなことねえもん、、ひでえよぉ……」
自然と涙が出てくる。熱くなる目頭を抑えながら快楽に耐え、中身もない反論以下の戯言を唱えるしかない俺のなんと無力なことか。情けなさ過ぎてアナの顔を見ることも出来ない、向けられているのは欲情か、軽蔑か、恐ろしかった。
「あらあら泣いちゃった。ごめんね、ちゃんと防音魔術してるから廊下には聞こえてないよ、大丈夫。それは……授業終わったら」
上から降り注ぐその声が優しい、良かった。優しいアナに戻った。緊張の糸が切れて脱力しても優しく抱き留めてくれて、涙がひいていく……いや逆に流れまくってるな、やべえなんでかわかんねえけど涙腺ぶっ壊れた。
「ご、ごめん……なんでか泣き止まねえ……」
「ツボに入っちゃったか。僕が着せてあげるから、暫く泣いてていいよ。でも油断しないでね、僕だって天使様に恋する狼なんだから」
「……悪魔の間違いだろ」
「うわ、言うねえ」
減らず口も無事に戻った。アイデンティティが無くなった俺は想像より脆いことがわかってちょっと危機感を覚える。楽しそうに服を着せてくるアナに一応の感謝はしつつ、もとの快楽というより性に鈍感だった自分に戻らねばと考えてしまった。
「……それは、どう言う意味?」
ありゃ、伝わらなかったか。これはシンプルにアナは優しい奴だなって意味だ、まずあんな兄貴がいたら俺だったら恥ずかしさとかそんなののせいでグレてしまうこと間違いなしだ。顔も穏やかでお手本の様な女子ウケ良さそうな安心感があるイケメン、この世界の男全てに言える事、女子がいない世界に産まれるにはあまりにも勿体無い逸材だと思う。
特にアナの場合は見た目でわかる清純派って言うのが強いのかもしれない。ギャップなんかの手練手管を使ってこなさそうな正直な感じ。誰かを頼りたい時なんかはそういう素の性格や雰囲気で決まってくる。
あと何より、いやらしい感じがしない。この世界に来て俺は性的な目で見られることの怖さをこれでもかと言うほど叩き込まれている。だからそう言った下心をまるで感じないアナが手伝ってくれて本当に良かった。具体例を挙げるとするならばそうだな……流石の俺でも本人には言わないが、ブルーブックやJBと2人きりってのは今全裸の俺にはちと厳しい話になるだろう。
「ほら、他の奴らってみんな鼻の下伸ばしてるだろ? そう言う目で見られるのなんて今までなかったからちと怖くてな。でもお前はそう言ういやらしいのとは無縁そうだし、ちっちゃいころからの優等生、根っからの「いい子」って感じがしてさ」
だからそれを正直に伝えた。自分にしては棘のない言い方だったと思う。優等生もいい子も俺の中では立派な褒め言葉だ。
でもアナのリアクションはよろしくない。どうした? また何か気に触ることを言ってしまったのか。なんて事してくれてんだ自分。あの優しそうなアナにこんな顔させるなんて、しかも一体全体どこが気に障ったのかも知らない。我ながらもう一種の才能だろこれは。
アナはすぐに笑顔に戻った。でもさっきと少し違う。決して無理して笑っている様な笑顔ではないのはわかる。でも、何だろうこの違和感。やっぱり悪い事言っちまったかもしれない。
「ア、アナ……何か嫌なこと言っち」
「__アサヒナくん、ごめんね」
「え?__んぅ!?」
紐パンあと少しで履けそうだったのに、結構グットポジションだったのに、両方の結び目を持ったと思ったらいきなり上に上げてきやがった。勿論そのパンツの中には忌々しい事に入りきってしまう陰茎があったため、当然それらも一緒に持ち上げられる、もとい潰される事となる。
「な、何してんだよ! う、ぅ…」
「こらこら教室だよー我慢しないと廊下まで聞こえちゃってもいいの?」
決して強い力ではなかったから痛くはない、だけど止める事なく適度な力でグニグニされるもんだから、思わず気の抜けた声を出してしまって恥ずかしい。チラリ扉を見たが……うん、ざわついていない。バレてない。
ってかどうしたんだそんないたずらっ子みたいな台詞。羞恥プレイってやつか?
「頑張ってね、アサヒナくんがエッチなだってバレちゃわないように」
「う、あ…………はっ………」
昨日の叩きつけられるような快楽とは違う、例えるなら強火の遠火で少しづつ刺激されているかのよう。昨日散々開発され尽くされたせいか、少し大きくなった気がするそれを布越しに撫でられるだけで、自分のものではないと信じたい声が喉を伝う。気分は勿論最悪だ。
「パンツ解いてあげようか? このままじゃいやらしい汁でグッショリしちゃうでしょ、そんな状況で授業できるのかな~?」
「や、めろ、この、へんたい!…ひゃあッ」
「変態はどっちだよ。昨日は散々スターに抱かれて、沢山の生徒誘惑して、今は教室でエッチなことしてこんなに大きくしてる」
返す言葉もない今こうされてんのも死ぬ気で拒否すりゃいい話だし、昨日も最後はスターの成すがままだった。誘惑は別にした覚えねーけど、食堂のアレを見れば多分無意識にしてしまっているんだ。
俺ってちょっといやらしいと言うか、変態の気があるのかもしれない。しかもMの方、ちょっと前までは結構Sよりの人間だなと思っていたのに。そんな厭世観に囚われた自分が勝手に作った推測ですらもう完璧に論破することができなくなっている自分に軽く絶望した。
「う、いやぁ、……そ、そんなことねえもん、、ひでえよぉ……」
自然と涙が出てくる。熱くなる目頭を抑えながら快楽に耐え、中身もない反論以下の戯言を唱えるしかない俺のなんと無力なことか。情けなさ過ぎてアナの顔を見ることも出来ない、向けられているのは欲情か、軽蔑か、恐ろしかった。
「あらあら泣いちゃった。ごめんね、ちゃんと防音魔術してるから廊下には聞こえてないよ、大丈夫。それは……授業終わったら」
上から降り注ぐその声が優しい、良かった。優しいアナに戻った。緊張の糸が切れて脱力しても優しく抱き留めてくれて、涙がひいていく……いや逆に流れまくってるな、やべえなんでかわかんねえけど涙腺ぶっ壊れた。
「ご、ごめん……なんでか泣き止まねえ……」
「ツボに入っちゃったか。僕が着せてあげるから、暫く泣いてていいよ。でも油断しないでね、僕だって天使様に恋する狼なんだから」
「……悪魔の間違いだろ」
「うわ、言うねえ」
減らず口も無事に戻った。アイデンティティが無くなった俺は想像より脆いことがわかってちょっと危機感を覚える。楽しそうに服を着せてくるアナに一応の感謝はしつつ、もとの快楽というより性に鈍感だった自分に戻らねばと考えてしまった。
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