異世界悪党伝 〜 裏稼業の元勇者が力と女で成り上がる!〜

桜空大佐

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第一章:仇討ち

第三話 魔剣ガーリアン

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 女の悲鳴だ!
 サリーはとっさに窓に駆け寄り、通りを見た。俺は階段を駆け下りて通りに出た。
 男女の言い争う声が聞こえる。あっちだ。
 走って近づく、見えた。
 男が女の手を引っ張って、引きずっている。
 女は抵抗のため足を踏ん張っているが、とても男の力には逆らえないようだ。


「おい、お前。えらく強引だな。何があった?」

 俺がそう声をかけると、男が振り向いた。
 なかなかガタイのいい体をしている。冒険者崩れか。

「女が嫌がってるぞ」
「うるせえ。関係ない奴は黙っとけ」
「放っておけない性分でな。女を泣かせる野郎は見逃せない」
「コイツは俺の金を持って逃げた。だからとっ捕まえただけだ」

「ウソよ!これは私のお金。私が稼いだお金じゃないの!」
「だまれ、くそアマ!」

 女の腹へ、男のつま先が女の腹に突き刺さる。
 腹を蹴られた女は膝から崩れるようにしてその場にへたり込んだ。

 俺はとっさに男の腹に蹴りを入れる。
 男は、ウッとうめき声をあげて腹を押さえた。手加減はしてある。

「何しやがる。テメェ」
「女を殴る男は許さねえ。男のお前の倍以上の痛みをこの女は感じてるだろう」
「このやろう!」

 吐き捨てるように言って、男が腰から短剣を取り出して構えた。
 剣身は短いが、体を貫通させるほどの長さの剣だ。
 男は、腰を落とし短剣を両手で握っている。形になっている。

 男とは3メルチほどの距離があったが、一気に距離を詰めてきて短剣を横に払った。
 動きは早いが、俺には遅い。

 少し仰け反って紙一重でかわすと、軽く体を回して男の側面に入り込むと手首に手刀を叩きつける。
 短剣が高い金属の音を立てて落ちた。

 男は、短剣を足で引っ掛けてすくい上げると、すぐさま真っ直ぐに突きを繰り出した。
 速度の乗った剣先を右掌側面で受け流す。
 そのまま、男の鼻っ柱に正拳をぶち込んだ。腰の入ったいい正拳突きだ。
 鼻の骨が折れただろう。

「うぁああ!」

 男は、後ろにひっくり返りながら顔を押さえてのたうちまわった。
 たかだか一発顔面に食らったくらいで痛がりすぎだろうが。

「そのへんにしとけ。どんなにかかってきても俺には勝てないぞ」
「チクショー。つえぇ、つえぇ、くそー!なんなんだお前は!」

 男は力の差を認めたのか、すぐに起き上がらずに道に座ったままだ。
 もうかかってこないだろう。


「大丈夫か」

 俺は女に向かって言った。サリーがいつの間にか女をかばうように女の前に立っていた。

「お兄さん、この女の人は大丈夫だよ」
「そうか。ちょっと何があったのか聞きたい」
「ねぇ、あんた。このお兄さんに話してみたら?きっと助けてくれるよ。あたいもさっき会ったばかりだけど助けられたから」
「サリー、とりあえず落ち着くまで見ておいてくれ」

 俺は、石畳の道の上に座ったままの男に声をかける。

「お前が女に金を盗られたのか、それとも女が言うように女の金なのか、俺にはわからない。だが、女が言うことを俺は信じる」

 チッ!と男は舌打ちをした。
「うるせぇ。お前は関係ないだろう、あっちいけよ」
「そう邪険にするな。お前はもうこの女に絡むのはよせ。二度と近づくな」
「そいつは俺の女だ。俺はこいつを手放さねぇ」
「自分の女? だったらもっと優しくするんだな」

 男は立ち上がると、短剣を拾ってそのまま逃げ出した。
 追いかけるべきかもしれないが、俺はそのまま男が逃げる様を見た。
 女を置いて逃げたか、よくそれで自分の女だと言い切ったもんだ。

 俺は男が置いてけぼりにされた女に話しかけた。

「あいつがお前の男か?」

 女は、サリーに肩を支えられるようにして立って言った。

「あんなヤツ、私は一度も自分の男だと思ったことはありません」
「じゃぁ、あいつが言っていた金を取ったと言うのは本当か?」
「私の稼いできたお金を全部よこせって......でも、全部持って行かれたら生活できない」
「全部あの男に取られていたのか。今までどうやって生活してたんだ?」
「あの男が食事を買ってきてくれたり、作ってくれたりしてた」
「なるほど。で、お前はそれを受け入れてきたってわけか」
「受け入れたんじゃない。仕方なかったのよ。あいつに全部取られたから食べ物も買えなかった。だから、あいつのくれるご飯を食べて、いいなりになって働かせられてたのよ」
「ああ言うクズは、優しい言葉と態度をうまく使って女が自分に頼るように仕向けるのがうまい」

 女はその場で泣き崩れた。

 ◇◇◇


 行くあてがないと言う女をサリーが自分の家に連れて帰ると言った。
 まだベッドとテーブルしかない家に連れて行ってどうするのかわからないが、今日のところはサリーに任せることにした。

「サリー、明日、この女と一緒に俺の店に来い。家と店の契約だ」
「わかった。お兄さんの名前を聞いてなかったね」
「俺は、セイヤだ。俺の店はサリーの店の隣にある花屋の主人に聞け」
「わかった。じゃあ、またあしたね、セイヤ」
「おい、女。サリーの家は何もないぞ」
「ええ、とりあえず寝るところがあれば大丈夫です」
「あわわわ、寝るところってベッドひとつしかないや!」

 サリーが慌てたフリをして和ませる。
 明るい子だから、きっとこの女も落ち着くことができるだろう。

「ありがとうございました。セイヤさん」
「あの男がまた現れるかもしれない。気をつけることだ」
「ええ、しばらくあの男の近くには行かないつもりです」
「働き口を探すときは、いつでも頼ってくれ」
「ええ、そうさせていただきます」

 女は憔悴して暗い陰を落とした顔をしていたが、無理に笑顔を作って見せた。
 気丈な娘なのかもしれない。すぐに立ち直りそうだ。


 俺は、サリーたちと別れた後、娼婦が立っている通りに行くことにした。
 ジョーがヒモだったら、娼婦に聞くのが一番早いだろう。

 ニブルの街は中央にメイン通り。西側にダンジョンがあるため武器屋など冒険者が集まる西地区(バース)。
 逆に、メイン通りの東側には娼婦が多い東地区がある。
 東地区を縦に分断するように川が流れていて、その両側には娼婦が住んでいる建物がある。
 娼婦は自分の部屋に客を招いて仕事をするため、ヒモは女が仕事中は外で酒を飲んでいることが多い。

 ジョーも、東地区にいる可能性が高い。だが、まだ何も手がかりが掴めていない。
 明日、ナミが何か情報を持ってくるかもしれないので、早めに切り上げるつもりだ。
 ミオンの仇は取らなければならない。なぜ殺されなければならなかったのかも気になっている。

 東地区の娼婦が立つ一帯を「スラッツ地区」と呼ばれている。
 スラッツとは、「だらしのない女たち」を意味する言葉だ。俺はこの呼び方は好きでない。
 確かにだらしのない女もいる。
 しかし、どの女も接し方、育て方など大切にすることでお姫様になれる素養は持っていると思っている。


 スラッツ地区の雰囲気は暗い。ほとんど明かりがないため、立ち並ぶ建物の窓から漏れる光のみ通路を照らしている。
 建物と建物の間に女たちが立っているのが見える。
 どの女も、胸元を大きく広げ、足も付け根まで見える程度の腰巻をしている。
 下着さえつけていない物も多い。

「わわわわわ!」

 男がつまずいて、持っていた果物を通路にぶちまけた。

「あちゃー、やっちゃった。あ、お兄さん拾ってくれてありがとう」
「こんな夜更けに、買い出しか?」
「ええ、もう少しで彼女の仕事が終わるんです。甘いものでも食べてもらおうって思って」
「そうか。暗いから足元に気をつけろよ」
「ありがとうございます!」

 元気な声がこの街に似つかわしくない。明るい青年だ。
 白い上着に茶色のズボンを履いていて、見た目は薄汚れていない。それほど貧しくはないのだろう。

「悪いが、少しいいか?」
「はい、なんでしょう。でも、マリンが。あっ、僕の彼女はマリンって言います。そろそろ仕事が終わるんで時間があまりないんですが」
「いや、時間はかからない。少し聞きたいことがあってな」
「僕で知ってることなら」
「単刀直入に聞く。ジョーってやつを知らないか?」
「ジョーですか?ジョー.....聞かない名前ですね」
「君の名前は?」
「レオンって言います!」
「レオン、悪かったな」
「いえ、あっ、マリンが終わったようです。じゃあまた」

 男は俺に頭を下げると、走って女の元へ駆け出して行った。
 また走っていたらコケるんではないかと、俺は心配になって目でおった。

「マリン、おつかれさまー」
「レオン、待った?」
「ぜんぜんさ!ちょっとこれ買いに行ってたんだ」

 レオンは、果物をマリンに見せて帰ったら食べようねって言っている。
 仲が良いようだ、女を大切にする男ならマリンも幸せを感じているだろう。マリンをみると満面の笑顔でレオンを見ている。

「レオン、これどうぞ」

 マリンが、金をレオンに手渡そうとしている。

「いいよ、それはマリンのお金だ。僕はまだこの前もらった金が残ってるから平気だよ
「いいの、もちろん全部じゃないよ。私が必要な分は残しているし、これでまた私に甘いもの買ってきてね」
「ああ、いいとも。じゃあもらっておくよ」

 女から金を巻き上げるヒモもいれば、こうやって女から進んで金を渡そうと思われるヒモもいる。
 男は女を幸せにすれば、自然と女も男のために何か役立ちたいと思うものだ。


「おい、そこのお前!さっきはよくもやってくれたな」

 振り返ると、サリーの家の前で会った冒険者くずれの男が立っていた。
 どうやら仲間を引き連れている。5人か。
 こんなクズでも仲間が5人いるんだな、と俺は感心した。クズの仲間ならクズだろう。
 ヘラヘラした男が暗い道を塞ぐように横並びになっている。

「ほぉ。あれだけやられてやり返しにきたのか。お前も少しは骨がありそうだな」
「うるせぇ、今度はやられねえよ」

 そう言うと、男たちは俺の方に走った。
 手には武器を持っている。全部で6人か。冒険者ならパーティを組んでいるんだろうが、こいつらはただの荒くれ者の集まりだ。魔法使いもいないだろう。
 こんな街中で魔法をぶっ放す危ないヤツはいないだろうが、こいつらは他人に迷惑をかけるとか巻き添えを出す心配などすまい。

 道は明かりがほとんどないため、暗い。暗いが見えないことはない。
 6人は、全員両手剣を持って走ってきている。一気に俺に襲いかかるつもりなのだろう。

 先頭を走っていた男が飛びかかってきて、俺の頭をかち割ろうと剣を振り下ろす。
 それを左に体を回し、剣をかわす。空を切った剣は、速度をゆるめずに下から上に向かって振り上がった。
 なかなか反射神経がいい。

「おい、お前ら一人ずつ行くな。一気にかかるぞ」
「おう、こいつがお前が言ってた強い男ってやつか?」
「ああ、丸腰だが気をつけろ。侮るな!」

 こいつら一人ずつ順番に話すのか、こう言うときだけ行儀がいいんだな。
 おそらく、話した順番で飛びかかってくるはずだ。
 同時といっても若干の差があるのだ。俺はそれを見逃さない。

 一人が低い体勢から足元を狙って剣を払う。それを当たる直前に足をあげてかわす。
 同時に、頭上から飛びかかってくるヤツの剣を一歩飛び下がってかわした。
 右から、左からと同時に剣が俺を襲ってくる。
 避けるのが面倒だ。俺は、ズボンのポケットから剣柄を取り出した。

「おい、こいつ何か持ってるぞ」
「なんだ、いつの間に!」

 男たちが攻撃をやめ、5メルチほど距離をとって俺を囲む。

「俺が丸腰だと思ったようだが、残念だな」

 剣柄を上段に構えて言った。

「なんじゃそりゃ、剣の柄だけじゃねーか。ハッタリかよ!」

 男たちは馬鹿にするように大声で笑った。

「そんなもので俺たちに勝てると思っているのか?こっちは6人だぞ」
「これが俺の剣だ。それがわからないようでは、お前たちは痛い目をみる」
「なんだと!かまわん、この偉そうなヤツを殺してしまえ!」

 俺が取り出した剣は見た目は剣の柄部分だけで剣の刃がない。
 刃がないように見えるが、実は目に見えないだけで実は刃は存在している。魔法で剣部分が見えないだけだ。
 今までも、刃が見えない剣で多くの敵が俺の前に消えていった。
 剣先が見えないのだから避けようがないということを、この男たちは気づかないようだ。

 男たちとは5メルチほどの距離がある。
 俺を囲むようにして距離をとって剣を構えている。そして、一気に詰めてきた。

 一人目の剣をギリギリでやり過ごす。
 二人目は頭を横から切りつけてきたのを、少し前かがみになって頭上すれすれでかわす。

「このやろう!」

 背後に回ったとこが、後ろから剣を突いてくる。
 振り向きざま、カンと金属のぶつかる音がなる。俺の剣が相手の剣を叩き折った音だ。

 剣を折られた男は、驚いたようだ。何しろあの男には俺の剣は見えていない。
 なぜ折れたのかさえわからないだろう。

 剣柄だけをただ振っているだけのように見えるが、刃はあるし俺には見えている。

「なんでだ。どうなってる、その剣は」
「びっくりしたか?」

 俺は、男たちの攻撃を全て受けた。見えない剣でだ。

「剣先がないのに、剣が止められるぞ!」
「おい、てめえら、あいつは俺たちの剣を受けるだけで精一杯だ」
「おう、一気にカタつけようぜ!」

 男たちは、飛びかかってくる。
 一人は、足元を払い、一人は胴を払いにきた。頭を狙う者、俺の剣柄を狙って来る者、次々と攻撃してくる。
 それを、瞬間に判断して剣を跳ね返す。

「あのやろうは防戦一方だ。このまま攻め続けろ」
「わかった。行くぞ!」

 俺はこいつらの無鉄砲さがおかしくなってきた。
 そろそろ、こちらもカタをつけよう、遊んでやるのも飽きてきた。

 俺は一気に6メルチほどの距離を後ろに飛んだ。着地した瞬間に、剣を横払いする。
 俺には剣が見える。剣先が6メルチと超長剣となって男たちの胸元を一気に払って行くのを。

「わぁ」
「あわっ!」

 男たちの剣は全て俺の剣に叩き折られ、そして男たちの胸を横一線に切った。
 皮一枚だけ切ったのだ。

 服が切断され、皮膚が切れた。
 男たちは、自分の胸元を見て悟ったようだ。そう、俺の剣は見えないし伸びる。

 剣のリーチが見えないのなら避けようがない。この程度の男たちなら俺と互角にすら戦えない。

「そろそろやめないか。お前たちに勝ち目はないぞ」
「わ、わかった、降参だ」

 男たちは肩を落として、折れた剣を見つめた。

「俺の剣は見えない剣だ。魔剣ガーリアンという」
「えっ?」

 一人の男が、惚けた顔で見てきた。

「聞いたことがある。2年前にこの街でデモゴルゴンを壊滅に追い詰めた野郎だ」

 2年前、俺がこの街にきてすぐ、西地区(バース)を縄張りにしていたデモゴルゴンという裏稼業の組に絡まれて全員ぶち殺してやった。
 俺が見つけた女がデモゴルゴンの組長の娘だとかで、ちょっかいを出すなと脅しをかけてきたのだ。
 確かに手練れの連中だったが、俺には止まって見えるほどだ。
 とてもではないが相手にならなかった。

 そのデモゴルゴンを壊滅させて西地区(バース)は俺の物とした。
 だから、サリーに貸した建物だけでなく、アンの娼館もカトリーナの酒場も俺の所有物になったのだ。
 もちろん、タダで手に入れたわけではない。正当な商取引だ。
 アンには娼館を作って経営を任せているし、カトリーナには金を貸して店を大きくさせた。
 双方が得するようになっている。俺は女を泣かせる男が嫌いなのだ。


 さて、男たちにはジョーについて知ってることを聞くとしようか。
 素直に答えてくれたらいいのだが。

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