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<第一巻:冷酷無慈悲の奴隷商人>
閑話6:女の子の悩み
しおりを挟む下着採寸から数日後、ダバオの下着屋さんから奴隷たちに下着が配られました。
一人ずつ名前が呼ばれ、下着屋の女将さんから手渡しで受け取ります。
「同じ物ばかりにならないように、それぞれ色が違うけど他の子のパンツと間違えないでね!」
女将さんがニコニコして言ったら、受け取った子が、わぁーって一斉に袋の口を広げて中を覗いています。
小さな袋に入れられた私のパンツとブラは、薄い空の色でした。
「なぁ、アーヴィアのは何色だった?」
「私のは、空の色。マリちゃんは?」
マリちゃんは、ピンク色でした。かわいいなぁって言ったら、アーヴィアの色も可愛いやん!って大きな声で言うので、みんなの視線が集まって恥ずかしかったです。
女将さんから、ブラの正しい付け方を習いました。今まで、一度もブラという下着は着けたことがありません。
お父さんも、お母さんもブラをしていなかったので、これって必要なのかなって思ったのですが、おっぱいの形が良くなるんだって。
ブラをしていないと下に垂れ下がって来るぞって、女将さんが笑顔で言っていました。
そういえば、おばあちゃんのおっぱいは萎れた瓜みたいになっていたので、いつか会うことがあったら私のブラを貸してあげようと思います。
その日は、部屋でみんなで下着をつけて見せ合いっこしました。
マリちゃんのピンク色のパンツとブラも可愛くて、マリちゃんに似合ってました。
私が空色の下着を着けると、マリちゃんが可愛いって言ってくれました。
きっと女将さんが私たちに似合うものを選んでくれて作ってくれたんでしょう。
同じ部屋の他の子も、白だったり濃い青だったりと、それぞれ色が違っていました。
みんなきっと、自分のパンツが一番可愛いって思ってるんじゃないかな。
だって、私も自分のパンツが一番可愛く見えるんだもの。
その日から、毎日パンツを履いていたらお股の部分がすぐに汚れてしまいました。
毎日、ちゃんと洗っているのに、汚れが取れなくて……ゴシゴシ洗っても、取れなくて悲しくなりました。
マリちゃんに、こっそりと相談したら同じだって言って、脱いで見せてくれました。
でも、ちょっぴり黄色くなっているくらい。
私は、それより濃い汚れなのでお風呂でお股がきれいに洗えていないのかと、その晩はお風呂で何度もお股を洗いました。
マリちゃんが見てあげるって言って、お股を見てくれたけど足を広げている姿は、すごく恥ずかしかったです。
パオリーア姉さんとお掃除が一緒だった時に、パンツの汚れのことを相談してみたら、汚れの落とし方はわからないって。
お姉さんも、汚れて困ってるって言ったので、見せてって言ったら、汚いからダメって断られてしまったのでガッカリです。
でも、きっと私のパンツが一番汚いと思います。
アルノルトさんが、夜のご奉仕をするようにって言った時、ニート様の元に行くのが怖くて憂鬱になりました。
パオリーア姉さんから、ニート様はパンツを脱がせるのがお好きで、脱がせるためにパンツを買ってくれたんだって聞いていたからです。
「ちゃんとパンツをはいてきた?」
パオリーア姉さんが、私にそっと耳打ちして来ました。もちろん履いて来ています。
でも、もしニート様がお脱がせになった時に、パンツが汚れていたらきっとお怒りになります。
幸いなことに、今夜のニート様はベッドに仰向けになって、私たちのご奉仕を目を閉じて楽しんでおられました。
でも、途中で急にニート様がパンツを脱がせようとしてきたのです。
私は恥ずかしくって、パンツを手で押さえてしまいました。
「どうしたんだ?」
ニート様が、困ったような、悲しそうな顔をして私を見て来ました。怒られると思って、私が震えていると、
「ニート様、ぜひ私のパンツをお脱がせくださいませ」
パオリーア姉さんが、私が脱ぎたがらない理由を知っているからか、そう言って気を引いてくれました。
私は、パオリーア姉さんが脱がされているのを見ていました。あそこの部分が汚れていないか気になったのです。
私が、あまりにも覗き込んでいるものですから、ニート様が怪訝な顔で私を見ていました。
きっと、変な子だと思われたと思います。
「今日のアーヴィアは様子がおかしいが、何かあったのか?」
ニート様がそう尋ねられたのですが、私は恥ずかしくて下を向いてしまいました。
すると、ニート様はパオリーア姉さんに私の様子が変な理由をお尋ねになり、そして姉さんが私のパンツの汚れのことを告白しました。
「パンツのシミなんてご褒美みたいなものだ。気にしなくてもいい」
と、ニート様はわけのわからないことを仰いましたが、私のパンツがこの国で一番汚いって自信があります。
悲しくなって涙が出ました。ニート様は、私を抱っこしてくれて頭を撫でてくれます。
「もし、パンツの汚れが俺に見られたくないのなら、見えないように脱いだらいい」
ニート様は、いやらしい顔で私のおっぱいやお尻を見てきますが、時々やさしい言葉をかけてくださいます。
「替えのパンツは近々届く。やはり、最低三枚はないと毎日同じパンツはダメだよな……」
そう、ボソッと呟くと、ニート様はもう一度ベッドに仰向けになりました。
「アーヴィア。パンツが汚れるのは女の子だからだ。お汁が出てくるのは健康な証拠だ」
慰めの言葉だと思っていたのですが、パオリーア姉さんがうんうんと首を縦に振っていたので、どうやら本当のようです。
今度、下着屋さんが来た時は洗い方を教えてもらいなさいと仰ったので、そうしようと思います。
次の日に女将さんが替えのパンツを持って屋敷に訪ねてきました。
ニート様が、みんなの替えのパンツを注文していてくださっていたのです。昨夜、近々届くって言っていたのですが、また買ってもらえるとは思っていなかったのでびっくりしました。
そして、私は思い切って、女将さんにパンツの汚れの落とし方を聞きました。
「しつこい汚れだけど、汚れたところに洗剤をつけて一晩水に浸しておくと落ちやすくなるよ」
下着職人の女将さんの言葉を何度も繰り返し言って、忘れないように覚えました。これで、私の汚れたパンツも綺麗になるかな?
貰ったばかりのパンツは、今度こそ夜のご奉仕専用にしようと思います。
女将さんに汚れの落とし方を尋ねた時、他の女の子たちも、聞き耳を立てていたのが、よくわかります。
だって、獣耳がみんなピンって立ってたんですから。
そのあとは、みんなで汚れが気になってたのよねぇって話で盛り上がって、何事かとアルノルトさんに叱られました。
女将さんが、もう一つ教えてくれたのは端切れを折って、お股が当たるところに当てておいて、汚れたらこまめに交換するようにしたらいいって教えてくださったので、端切れをアルノルトさんお願いしました。
これで汚れなくなるので、女の子たちはみんな嬉しそうでした。みんな、私と同じ悩みを持っていたんですね。
思い切って聞いて良かったです。
「そういえば……ニート様が私の脱いだパンツの匂いを嗅いでいたの」
そう言い出した女の子がいて、みんな気持ち悪いとか、汚れた布を食べるんじゃないかとか、言っていました。まさか、パンツを食べたりはしないですよね。
それにしても、みんな失礼なことを平気で言うのでヒヤヒヤしました。
もし、聞かれたりしたら殺されてしまうってこと、みんな忘れてしまったのでしょうか?
最近、ニート様がお優しいのでみんなも安心しきっているのです。
でも、私は知っています。
まだあの部屋の壁には、私たちを打つための鞭が置いてあるのを……だから、決して心を許してはいけないのです。
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