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新顔
トルオン、新護衛官と握手する
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セレシレルが妊娠300日を迎えた頃、城塞街ネレシオでは第2区が完成していた。
つまりネレシオ砦の南側の街道ごと城壁で囲った街が第1区で、第1区の南側に城壁で囲った区画が第2区な訳だ。
お陰で城塞街ネレシオは長細くなってるが、何ら問題はない。
何故ならば第1区の西側に城壁で囲った第3区を建造中なのだから。
第2区の西側には第4区の予定地もあるし。
城壁街の建造予定地図を広げながら、
「ネレシオ砦の北側にも区画を展開したいのですが?」
ミタザクがそうトルオンに説明し、
「スラガド、ミタザク、ラカルニクスの3人に任せるよ」
と了承したのだった。
さて。
城塞街ネレシオの人口は8000人を越えた。
ネレシオ砦が廃墟同然だった事から、その住民の全員が移民だ。
主に都市国家ヒーナと都市国家ボーレからの。
その為、家臣団が更に構築されていった。
伯爵の夫、トルオン。
エトリア帝国ネレシオ女伯爵、ルーヴァケビス。
トルオンの第2夫人、セレシレル。
トルオンの第3夫人、セレーリュ。
エトリア帝国騎士団ネレシオ支部長、バルト。
エトリア帝国騎士団ネレシオ支部副長、コラスタ。
エトリア帝国騎士団トルオンの専任護衛官、エイチェナ。臨時、ソフィーミー。
エトリア帝国魔法兵団ネレシオ支部長、ハットケーツ。
エトリア帝国治癒医局ネレシオ支部長、エルナ。
エトリア帝国ネレシオ伯爵領行政官、ラカルニクス。
エトリア帝国ネレシオ伯爵領開発部長、スラガド。
エトリア帝国冒険者ギルド・ネレシオ支部長、フージオ。
ネレシオ伯爵親衛隊長、ネルネ。
ネレシオ伯爵親衛隊副長、ネイナ。
ネレシオ伯爵お抱え魔術師、アナリア。
ネレシオ伯爵お抱え魔術師、ベリラベート。
ネレシオ伯爵お抱え治癒師、エヤ。
ネレシオ伯爵家宰兼伯爵領総行政官、ミタザク。
ネレシオ伯爵領ネレシオ行政官、オーキドン。
ネレシオ伯爵領ギバン行政官、ヨーリダ。
ネレシオ伯爵秘書、カラーリア。
ネレシオ伯爵私兵団長、ブルーグフ。
ネレシオ伯爵私兵団第1隊長、ブルーザク。
ネレシオ伯爵私兵団第2隊長、ゼオン。
ネレシオ伯爵私兵団第3隊長、ガンダロフ。
ネレシオ伯爵私兵団第4隊長、ラストス。
トルオンの資産運用コンサルタント(エトリア帝国暗部経済部門)、ミルガル。
(トルオンが陰で経営する)クラージュ財閥会長、トンゴーシル。
(トルオンが陰で経営する)ドーベル銀行頭取、ギルキンコン。
知ってる顔も居れば、知らないのも居る。
ともかく、優秀なのはどんどん抜擢だ。
例え、信用が出来るかどうか分からなくても。
それが急成長を続けるエトリア帝国の方針なのだから。
トルオンはエイチェナの妊娠確定に伴い、ようやく決まった、というか帝都アースレナから派遣されてきた新たな専任護衛官ソフィーミーと面会した。
ソフィーミーは23歳の人間。身長178センチ。青髪をアップさせて眼鏡で白肌の女騎士だった。生意気な眼付きと唇の左横のエロボクロが印象的だった。色気もある。
(・・・うわ、知恵の女神ジュピマーズ様と少しダブるな。本人も意識して青髪をアップさせてるし。まあ、眼の色と眼鏡が違うけど)
「よろしくね」
「はい、よろしくお願いします、トルオン殿」
ソフィーミーが手を差し伸べたのでトルオンが握手を交わすと、ソフィーミーが、
「最初に1つよろしいですか」
「? 何?」
「私は前任者のような勤めは致しませんので」
「と言うと?」
「前任者は『産休』だと聞きましたが?」
「あれは自由恋愛で仕事じゃないよ。ってか、あるの、騎士団ってそんな仕事も?」
「いいえ」
「なら、気にしなくていいよ。オレもこれ以上、女の数は増やす気はないから。それとオレの護衛もだけど身重の妻達の護衛も頼むね」
「『伯爵よりもトルオン様を最優先しろ』と言われてますので、可能な限りですが」
「じゃあ、それで。荷物を置いたら早速仕事に就いてね」
「畏まりました」
こうしてソフィーミーは赴任の挨拶を終えたのだった。
つまりネレシオ砦の南側の街道ごと城壁で囲った街が第1区で、第1区の南側に城壁で囲った区画が第2区な訳だ。
お陰で城塞街ネレシオは長細くなってるが、何ら問題はない。
何故ならば第1区の西側に城壁で囲った第3区を建造中なのだから。
第2区の西側には第4区の予定地もあるし。
城壁街の建造予定地図を広げながら、
「ネレシオ砦の北側にも区画を展開したいのですが?」
ミタザクがそうトルオンに説明し、
「スラガド、ミタザク、ラカルニクスの3人に任せるよ」
と了承したのだった。
さて。
城塞街ネレシオの人口は8000人を越えた。
ネレシオ砦が廃墟同然だった事から、その住民の全員が移民だ。
主に都市国家ヒーナと都市国家ボーレからの。
その為、家臣団が更に構築されていった。
伯爵の夫、トルオン。
エトリア帝国ネレシオ女伯爵、ルーヴァケビス。
トルオンの第2夫人、セレシレル。
トルオンの第3夫人、セレーリュ。
エトリア帝国騎士団ネレシオ支部長、バルト。
エトリア帝国騎士団ネレシオ支部副長、コラスタ。
エトリア帝国騎士団トルオンの専任護衛官、エイチェナ。臨時、ソフィーミー。
エトリア帝国魔法兵団ネレシオ支部長、ハットケーツ。
エトリア帝国治癒医局ネレシオ支部長、エルナ。
エトリア帝国ネレシオ伯爵領行政官、ラカルニクス。
エトリア帝国ネレシオ伯爵領開発部長、スラガド。
エトリア帝国冒険者ギルド・ネレシオ支部長、フージオ。
ネレシオ伯爵親衛隊長、ネルネ。
ネレシオ伯爵親衛隊副長、ネイナ。
ネレシオ伯爵お抱え魔術師、アナリア。
ネレシオ伯爵お抱え魔術師、ベリラベート。
ネレシオ伯爵お抱え治癒師、エヤ。
ネレシオ伯爵家宰兼伯爵領総行政官、ミタザク。
ネレシオ伯爵領ネレシオ行政官、オーキドン。
ネレシオ伯爵領ギバン行政官、ヨーリダ。
ネレシオ伯爵秘書、カラーリア。
ネレシオ伯爵私兵団長、ブルーグフ。
ネレシオ伯爵私兵団第1隊長、ブルーザク。
ネレシオ伯爵私兵団第2隊長、ゼオン。
ネレシオ伯爵私兵団第3隊長、ガンダロフ。
ネレシオ伯爵私兵団第4隊長、ラストス。
トルオンの資産運用コンサルタント(エトリア帝国暗部経済部門)、ミルガル。
(トルオンが陰で経営する)クラージュ財閥会長、トンゴーシル。
(トルオンが陰で経営する)ドーベル銀行頭取、ギルキンコン。
知ってる顔も居れば、知らないのも居る。
ともかく、優秀なのはどんどん抜擢だ。
例え、信用が出来るかどうか分からなくても。
それが急成長を続けるエトリア帝国の方針なのだから。
トルオンはエイチェナの妊娠確定に伴い、ようやく決まった、というか帝都アースレナから派遣されてきた新たな専任護衛官ソフィーミーと面会した。
ソフィーミーは23歳の人間。身長178センチ。青髪をアップさせて眼鏡で白肌の女騎士だった。生意気な眼付きと唇の左横のエロボクロが印象的だった。色気もある。
(・・・うわ、知恵の女神ジュピマーズ様と少しダブるな。本人も意識して青髪をアップさせてるし。まあ、眼の色と眼鏡が違うけど)
「よろしくね」
「はい、よろしくお願いします、トルオン殿」
ソフィーミーが手を差し伸べたのでトルオンが握手を交わすと、ソフィーミーが、
「最初に1つよろしいですか」
「? 何?」
「私は前任者のような勤めは致しませんので」
「と言うと?」
「前任者は『産休』だと聞きましたが?」
「あれは自由恋愛で仕事じゃないよ。ってか、あるの、騎士団ってそんな仕事も?」
「いいえ」
「なら、気にしなくていいよ。オレもこれ以上、女の数は増やす気はないから。それとオレの護衛もだけど身重の妻達の護衛も頼むね」
「『伯爵よりもトルオン様を最優先しろ』と言われてますので、可能な限りですが」
「じゃあ、それで。荷物を置いたら早速仕事に就いてね」
「畏まりました」
こうしてソフィーミーは赴任の挨拶を終えたのだった。
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