いや、特にタイトルとか付ける程のものでもない、創作の疑問とか悩みを書き殴り倒した些細な呟きとか

通 行人(とおり ゆきひと)

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よんどめまして!! ~ステータスってどーなん?~

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 よんどめまして!!

 最近、ファンタジー作品を中心に、いろいろな作者様の作品を読ませて頂いているのですが、『ステータス』って概念が頻繁に出てくるんです。

 『能力の数値化』って皆様はどう思われるんですかねー?

 ちなみに今の所、ステータス値を見て『スゲェ!!』ってなった作品は、残念ながらまだ一つもありません。いや数値の大きさとかじゃないんですよ。

 大抵の作品が『主人公スゲェ!!』ってのを書きたいあまり、いきなり『HP99999 MP99999 攻撃力 99999 ……etc』とか当たり前のように書いてあるんですけど……

 そもそも『攻撃力1』だったらどれくらいの事が出来るのかって言うのが全く分からないので、いくら数値を盛った所でイマイチ凄さが伝わってこないんですよね。

 そう言った点で、ドラゴンボールの『戦闘力』という概念の描写って秀逸だなと思うんです。『戦闘力』もいわゆる強さの可視化なんですが、この概念を最初に使ったのがラディッツという悪役で、彼は『スカウター』という相手の戦闘力を測る機械で、銃を持った農夫の戦闘力を計測してこう言います。

「戦闘力……たったの5か……ゴミめ」

 短い台詞ですが、この一言で(ああ、一般人が大体5なのか……300くらいある悟空スゲェ!?)ってなりましたし、その後に登場したフリーザという悪役の「私の戦闘力は……53万です」というセリフが出た時に絶望感が凄かったんですよ。

 まだ出会っていないだけだと思うんですが、今まで拝見させてもらった作品はことごとく、そこが抜けているんですよね……

 さっきのドラゴンボールの話で例えると、もし仮に作中に『戦闘力』の概念が一切出てこなかったとして、それでいて、フリーザがいきなり「私の戦闘力は……53万です」って言い出したとしても、

(お、おう……それで、53万ってどれくらいの強さなんや……? 悟空と比べて強いんかソレ……?)

 って、なっちゃうと思うんですよ、やっぱり。いや『ステータス』を書くのは大いに結構なんですが、数値を盛るばかりで、その数値に見合った凄さを表す描写が無いと……うーん。

 『その部分の描写が上手い作品知ってるよ!!』というのがあれば教えて頂きたい今日この頃です。
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