Over the Life ~異世界変身冒険奇譚~

鳥羽

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第2章 司のあわただしい二週間

第30話 追いかけっこと漁夫ごっこ

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 ▽

 先頭ははゾンビウルフの群れ、数は17。中央一番大きな集団がスケルトンソルジャーとアーチャー、やや遅れてマジシャンが続きます。縦に長く伸び、大きく遅れて最後尾カーストレントが10体。

 空には真っ黒な共生烏の大群。これは厄介。この烏をどうにかしないと制空権など夢のまた夢。逃げるアルフリートを追うモンスターの大行列、逃げ切る事ができるでしょうか?

「以上解説でした」
「気の抜ける説明だ」

 小脇に抱えられたラグビーボールスタイルのままではあるが、頭の向きは後ろに持ち替えてもらって、僕らを追いかける大行列様を攻撃しながら観察と報告。速度はアルフリートさんが上なので追いつかれてはいない。スタミナ切れは心配しなくていいとの事。僕は地面を走るなら1分ついていけるか自信が無い速度。
 ヘイストと疲労回復目的でリジェネは継続して付与。接触しての魔術は相性の良さもあり、大変効率がいい。

 森の中を突っ切って近道をしていたら、その森の一部がカーストレントでした! これでも足が遅くて追跡あきらめた木がいたから減ったんだよ。共生烏もカーストレントを共生相手に選んでいたからついてきたよ、やったね!

 烏が呼び寄せた骸骨集団もおまけでついてくる! 狼さんは森に入った時から僕らを見ていたよ! みんなが出てきたから攻勢に出るって!いや、もしかしたら狼も烏からの協力要請かもしらんけど、そんなものどうでも良い。

 思念通話を繋ぎ、準備は完了。

 森の中では回避に専念してもらって、今は走りやすい台地をぐるぐると追いかけっこ。速度差を利用し、縦に伸びた集団の先頭を僕が魔術で叩く。途中弓なりに撃って地面付近で爆散し、中央集団を撹乱。経験値が欲しいとは思っていたがここまで集まれとは言っていない。
 こうなるなら先に罠張ってどこかで待ち伏せ作戦がよかったが後悔先に立たず。烏は的も小さく一割くらしか削れていない。あんなのものの相手は火力の高い範囲をがんがん撃てる人にお任せしたい。広範囲への麻痺毒散布はあんまり好きじゃないし。

「それでもこうして逃げられるのは相手が烏を除いてお馬鹿さんで、速度差を覆す飛び道具が無いからできるのであって」
「このまま走って少しずつ削るのか?」
「少し考えはあるんですよ。トレント最後尾走ってますけど使えないかなと」
「ほう、何を考えている? 私としては今の状況で止まって乱戦でも面白いと思うぞ」
「そんな事されたら全力で逃げますからね? 一番厄介なのあの烏なんですからね?」
「私もあの鳥は面倒だな」

 共生烏は他の生物と共生する特徴があり、さらに手が足りなければ他の魔獣も呼び寄せる。この場合はトレントに実をもらい、代わりに寄ってくる虫を退治し、外敵の撃退に協力しているという所だろうか。何かの生活に食い込み、立場を確保し、影響力を広げるしたたかな烏。
 縁故主義と、それを強固にするテレパスで群れが繋がっていて、情報伝達が速いのが一番怖い部分だろう。

 減らしても烏に呼ばれて、スケルトンは先頭のソルジャーとアーチャーは地道に削っているが、マジシャンは追加分の方が多い。アルフリートさんは生き残れるだろうが、僕は完全包囲されながら攻撃するのは自信がない。相性が良いって言っても限度がある。
 最悪魂核さえ回収できればいい。逃げることはできるだろうから堂々と見捨てる宣言。制空権さえあったなら残って戦闘継続するけど。抱えられて砲台&ヒールポットごっことかそれはそれで面白かったが、乱戦でそれは人としてのアレを軽く超えている。

 会話を交わしつつ攻撃の手は緩めない。打ち抜き、範囲攻撃を飛ばし、崩れても誰が指揮しているのか隊列はすぐに戻る。増援は落ち着いてきているからこのままでも一応勝てる。
 安全第一で時間がかかってアルフリートさんが退屈し、途中で乱戦に持ち込まれそうなのでそれは避けたい。

 作戦をアルフリートさんに伝達。面白いと採用してもらえた。さてさて、結局洞窟の地形を利用した攻撃制限作戦には変わりない。

 ▽

 走るルートを洞窟の入り口を横切るルートに変更。ずっと追いかけっこしているのでトレントの速度は掴んでいる。途中で大きなUの字を描くように向きを変える。ウルフはしっかりついてくる、まとまった兵団の後ろトレント集団の位置を確認。よし、転進し加速、洞窟の入り口に突撃!

 急に120度近く切り返し進行方向を変えた為、後ろから追いかけてきていた兵団は混乱している。距離が一時的に狭まり弓矢が飛んでは来るが統制は取れていない。側面から今のうちに叩けるだけ叩く。狙いは洞窟の入り口辺りを走っているトレントをバリケードにしちゃう事。サイズ差から容易に侵入は出来ないから、良い感じに防壁になってくれることを願う。


 狙いは綺麗にはまった。トレントの群れの隙間をすり抜け、洞窟に突撃。頭のよろしくないトレントさんは何も考えず、入れもしない洞窟に入ろうと入り口に大挙して押し寄せる。幹をしならせ入ろうとしているが、押し合いへし合いではまともに身動きも取れまい。

 闇魔術による精神異常も僕らには通らないからこのまま壁でいてもらおう。
 ホーリーヴェールとプロテク、ヘイスト、リジェネ、これから戦闘が始まるから今のうちに強めにせっせと重ねる。

 フラッシュを浮かべ光源を確保。奥に何か居そうな気配がするので、なるべく奥には行きたくない。

 骨がぶつかる音、ソルジャーの持つ盾や剣の音、狼の咆哮。烏の不穏な共鳴き。
 僕たちがしたように木々の隙間を縫い狼が数匹洞窟に飛び込んでくる。

 アルフリートさんが闘気を狼に飛ばしヘイトを集める。大盾が銀色を帯びそれに狼が殺到する。
 壁を背にして戦ってくれているので、僕から見たら狼の後ろががらあきだ。ここまで纏まっていてくれれば範囲指定のホーリー一発とアルフリートさんの一発で済む。

 侵入制限で各個撃破のもぐら叩き状態。狼の討伐は終わったかな。
 スケルトンソルジャーとアーチャーは木々の隙間から這い出る時には、すでにどこかしら砕けておりちょっと可哀想。
 そう思ってもさくっととどめは刺します。

 烏は洞窟内には侵入してこない。あくまで団体戦狙いなのか? 狭く暗い洞窟に入りたくない気持ちは分かる。入られたら最優先で対処するつもりだったのに。

 体感としてスケルトンソルジャーとアーチャーはほとんどいないはず。追加が来ていなければ。
 スケルトンマジシャンはまだこっちに一匹も来ていない、何してるんだ?

「ん、こげくさい?」
「まさか燃やしているのか?」
「あはは、まさかね・・・」

 そのまさかでした。カーストレントの黒く干からびた葉が勢いよく燃え出す。幹までは燃え広がっていないが、数も多い分火の勢いはぐんぐん増していく。

「想定外でーす」
 射線遮るからって燃やすか普通。
「残敵の想定はマジシャンと烏だろう? 外に出よう」
「そうですね、洞窟内で遠距離魔術集中砲火は嫌ですし」

 ちょいちょいと手招きされたので前腕に飛び乗る。向きを変えろと言われ、外側に向き直る。そのま小脇に抱えられてまた荷物スタイル。
「バリアとヴェール張るので守ってくださいねー」
「任された」

 これくらいの炎なら大丈夫だったが、安全第一なのだろう。狂ったように炎のダンスを繰り広げるトレントのステージをバリアと盾で突破。その先には予想もつかない光景が広がっていた。

 ▽

「おお、共生烏がトレントの敵討ちにマジシャンを・・・」
「トレントには攻撃をしていない私たちよりマジシャンの方が憎いようだな」

 マジシャン15体vs共生烏約100羽。地面にはすでに倒れ伏すスケルトンがごろごろ。まだ烏は統制が取れていて、10羽近い烏が一体のマジシャンに群がり、攻撃を加える。
 一匹一匹は大したことは無いが群れというのは数の暴力。群がられているマジシャンに別のマジシャンが炎を浴びせ、散開する烏と、炎によって屍衣を焼かれるマジシャン。もうフレンドリーファイアとかの次元じゃない。

「せめてマジシャンに鎮火させれば・・できるのかできないのか」
「もうこのまま帰りたい気分だな」
「いやーここは積極的に漁夫の利を狙いましょうよ。全滅させれば魔石おいしいでしょうし」
「こちらに敵意が向いていないらわざわざ相手する事もあるまい、あの鳥相手なら尚更」
「ああ、あの中層にも関わらず危険度最大指定の地獄の主役だとかなんとか」

 通称・おいでよ! 共生の森! 行った事は無論ないが面白い場所だと思う。冒険者による評価だと一番のボスが共生烏っていうのが変わっている。

「いつか行きましょうねー?」
「考えておこう・・・」

 善処します、検討しますって日本人的お断り文句でないと良いけれど。
 まぁ連れて行ってくれなかったら他の手を考えよう。

「じゃあマジシャンに梃入れしてきます」
「おい、何をする」

 腕から降り、赤黒いアンデッド専用回復薬をこっそり倒れるスケルトンマジシャンを選んでこぼす。動き出す前に次に移動。破損率の低い物だけでも2桁いる。その全てに液体をかける。

「濃縮液だし、粉も入れてるし、れっつドーピング」

 なんてことはない、再利用だ。辺りに立ち込める腐肉の匂いは試験管に入れてある薬が原因。死香草は表は黒と緑のまだら、裏側はピンクがかった赤、葉脈は白いのがなんともな肉厚の葉が特徴のロゼット型の植物。匂いは腐肉。それ以上のそれ以下でもないなまぬるい腐りかけの肉の香り。
 死香草の濃縮液に羊形態の黒角の粉をブレンド。ほどよい憎しみが掻き立てられるからすぐに戦線復帰してくれるだろう。人間が飲むと頭がハッピーになるヤバイお薬。

 カタカタ骨が蠢き、再生が始まる。カチャカチャと骨のぶつかり擦れる音、屍衣が風にそよいでふらりとマジシャンが復活する。

「いっけースケルトンマジシャン」
  
 小声で声援を送る。理想は烏の壊滅後にマジシャンを討伐。強化スケルトンマジシャン、数は12、形勢逆転なるか。

 そんな感じに目立たない様にこそこそと倒れたマジシャンの支援に回る。アルフリートさんには手出しせず、周囲を威圧して烏の警戒だけ買ってくださいとお願いしてある。

 烏の撃墜が増え、もう三分の二を切った。と、烏の群れに異変が起こる。一部烏が戦線を離脱、一回り大きな烏がそれを追いかける。

 あー仲間割れか。知能があるとそれくらい起こるよね。何匹か犠牲になるが、その隙に他の烏は逃げている。離脱者が出てた事で戦力は半減、士気が大幅に低下し、優位を確信したマジシャンが勢い付き、しかして烏は潰走した。マジシャンも強化マジシャンが10数体残っているので、こっちの始末は僕らのお仕事。

「アルフリートさん、マジシャン狩りますか」
「はぁ・・趣味の悪い戦い方だな」
「状況を作る事もまた戦いですよ」と犯人は供述しており。

 この後はアルフリートさんに暴れてもらい、マジシャンはさっくり全滅。どこか鬱憤晴らしに見えたが経験値がおいしかったので気にしない。経験値を稼ぐだけなら倫理的に問題がありそうな方法含め色々な方法があるが、僕は真っ当にダンジョンでみんなで楽しくする狩りが一番好き。

 スライムが居れば楽なのにと考えながら、転がる死体と骸骨から魔石を回収。想定外は色々あったがごちそうさまでした。

 ▽

 本命の洞窟は数はまずまずだったが、敵の強さはこの階相応で全く手ごたえが無い。
 フラッシュに引かれほいほいやってくる敵をアルフリートさんに集めてもらって聖属性の範囲魔術で狩る事を繰り返せばいい単純な作業で、面白みに欠ける。
 罠も見つけたら爆破して後続の為にお掃除。前方を進むアルフリートさんの足取りはしっかりしているし、もう雑談を目的に探検するエンジョイ勢の気分。エンジョイ勢を否定している訳ではないのでと一応の保身。
 気になった物を採取しながら人間形態で浮遊して進む。うねうねと分岐した道はマッピングしながらじゃないと帰り道で迷いそう。

「アルフリートさん」
「何だ?」
「暇すぎません?」
「気を抜くな。低階層でもダンジョンだ」
「ペアでしか狩れないものが出てきてほしいって贅沢ですかね」
「・・・・様子見と観光がメインと最初言っていたのがソックスの鍛錬が目的になり、先ほどは3桁の魔獣と魔物を討伐、そして今はペアでないと狩れないほどの強者の出現を望むと。経験値効率優先と言っていたがお前のやり方はあまりに非常識だ」
「う、あっちはあんまりダンジョン開発進んでなくて、制約とかほとんどなくて、みんな好き勝手やってたんです」
「ダンジョンの魔獣や魔物の故意の強化は被害が出て露見すれば罪人として捕縛される。内容如何によっては罰金では済まない。先ほどは私だけでも片付けられる相手だったから見逃したが、もうするな」
「うわぁ・・ありがとうございます」

 足を止めこちらを見る横顔は呆れているように見えた。この顔をさせるのは何度目だろうか・・。
 無自覚にまたやらかしていたらしい。世界が違うって今更ながらに怖い。アルフリートさんが居てくれて本当によかった。

 出会う魔物を片っ端から片付けていた時タグが小さく震える。
「え、これ何なんですか?」
「救援要請だな。この階層に救援を求める冒険者がいる」

 タグの画面を開いて情報をアルフリートさんは確認している。こんな機能もあったのか。

「場所はこの洞窟の奥。相手はドラゴンゾンビ、PTはヒーラーとタンクが戦闘不能。壊滅は時間の問題だろう」
「こういう時はどうするのが普通ですか?」
「見捨てても文句は言われない。あくまで自己責任だ。ただし、救助に成功すれば報奨金が出る」
「ドラゴンゾンビかー。行きませんか?」
「分かった」

 報奨金も出るし、相性も良い。ちゃんとヒーラーとして動けるような、もっと手応えのある戦闘がしたかった。
 おそらく救援を求めているPTが通ったのだろうマッピングが済んでいるルートに移り、タグが示す場所に走る。
 僕が浮遊移動が遅いからか人間形態のまま担がれた。けっこう速度出せてる筈なのに。

 救援要請に応じる事をアルフリートさんは伝えている。情報を集めようとしているようだったが返ってくるのは悲鳴ばかりだったので、こちらの情報を義務的に一方的に話して音声はそこで切られた。

 ▽

 広いごつごつとした空間を死香草が白い可憐な花を付け彩る。鼻を衝く穢れた血と肉の香り。声とも言えない濁音をドラゴンゾンビが発するとぞわぞわした気分になる。
 壁に等間隔に下げられているランタンは青白く、空間を薄く不気味に浮かび上がらせる。火力職らしき人達はドラゴンゾンビが呼んでいるゾンビにまとわりつかれ、悲鳴を上げながら逃げ惑っている。
 ドラゴンはまるで動き回る虫を潰すかのように、自分の取り巻きゾンビもお構いなしにその骨と爛れた肉のこびりついた手を振り上げ地面を叩き、黒い霧状のブレスを撒き散らす。

 岩陰になる壁際に、もつれ込む様に倒れているのはヒーラーとおそらくタンクの女性。あれ、暗くてはっきり見えないけどあの人どこかで見たような?
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