戦国に咲く苧環~秀吉に叛いた夫婦~

あじしおん

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 三 激震

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 またひとつ、年が暮れた。
 それから更に月日は流れ、迎えた天正七年(一五七九年)二月二日のこと。
 別所波らは二千五百の兵を引き連れて三木城を出た。
 打倒、羽柴秀吉を掲げて。
 実に数ヶ月ぶりの出陣である。
 昨年、十月のあの日。多くの家臣たちを失った日以来の。
 別所の軍勢は一斉に駆け出した。攻撃目標は、この数ヶ月の間、三木城を包囲していた羽柴方の将、中村なかむら一氏かずうじの陣。
 波は中村一氏の陣中目掛けて一心不乱に駆け抜けた。友之とともに。
 その途上で、吉親と治定ら六百の兵は、一時戦線を離脱。
 波と友之の兵、千と九百ばかりが中村の兵たちの注意を引き付けているうちに、敵方の本陣である平井山の頂へと駆けていく算段となっていた。これが今回の、別所方の策略。
 中村の陣中へと駆ける最中、彼女の瞼の裏に、かつてともに戦った二人の青年の勇ましき顔が浮かんだ。
 ――影丸、真由。我らへの力添えを頼みますよ……。
 波は胸のうちでそう呟いた。すると二人の、承知、という声がした。彼女の心の中で。
 波はそれに応えるようにして、口の端に微笑を刻んだ。
 波ら千九百の兵は、手筈どおりに敵陣との交戦を開始した。
 友之が隣の波に、馬上より声をかける。
「波殿、決して御命おとされまするな?」
 言いざまに友之は槍で敵兵を一人、串刺しにしてしまう。
 波は微笑を返す。刀で足軽の頚動脈を割りながら。
「誰に言うておられるのですか? 友之殿こそ、お気をつけなされ!」
 そう言ってまた、波は一人の兵を愛刀の餌食にする。
「目的を果たせたなら、すぐさま撤退なさりませ! 友之殿!」
 槍を弓矢に持ち替えて、瞬く間に一人、また一人と射抜いていく波。
「それから、もし危ういと見たなら、目的を果たせずともよい。潔く撤退されよ!」
「御意! これより、拙者は前へ出て、敵の注意を引き付けます。あとは、手はずのとおりに頼みましたぞ!」
「心得ました!」
 返答と同時に、敵兵を屠る波。
 馬上の男は、槍を手にしたままに、ぐんと前へ出る。そうして、言葉なく右腕を高らかに掲げた。幸運を祈る、とばかりに。
 ――決して、その御命、無駄にはなさりますな……。
 波は、心のうちで友之に告げた。
 家中随一の猛将、友之は前線へと駆け込んでいった。掛け声とともに。
 これまで友之がいた場所には、小さな死体の山が築かれていた。
 それを目にして、彼女は、かの男が味方であることの心強さを噛み締めた。
 中村の軍は、まんまと餌に喰らいついた。この隙に、別働隊が本陣へ向けて駆け抜けていることなど露ほども知らぬ、といった風体で。
 波は槍を握る手に力をこめる。そして、白葦毛の愛馬の腹を蹴って加速する。勢いそのままに、一人、また一人と屠っていった。
 久留美村くるみむら(現在の三木市久留美)の河岸にある中村一氏の附城からは。次から次へと敵兵が繰り出してくる。
 それを、流れるような槍捌きで薙いでいく。
 勇ましき雄叫びと、悲痛な断末魔が雑多に混ざり合う。
 それを行軍の調べとばかりに奮闘する波。
 馬蹄の音が調べに更なる彩りを添える。
 彼女はそれからも遮二無二、敵を斬り続けた。夥しい量の血飛沫を浴びながら。
 そうして半刻ばかりののち。
 配下の一人が、彼女の傍で告げる。
「奥方様は二百の兵を連れ、本陣と合流なさりますように、との吉親様よりの……」
 波はすべてを聞き届けるより前に答える。相わかった、と。
 彼女は、わずか先で刀を振るう男へ呼びかける。友之殿、と。
 友之は波に背を向けたままで、言葉もなく右腕を高々と挙げる。すべてわかっている、とでもいうように。
「頃合よし! これより、我らは平井山本陣へ向かう! 狙うは、羽柴秀吉の首のみ! 者ども、ついて参られい!」
 その声に、波の配下にある手勢、二百が口の端に笑みを刻む。承知した、と言わんばかりに。
 波はそれから二百の兵を引き連れて平井山攻略の本体が交戦しているらしい地点まで向かった。
 徐々に屍の数が増え、男たちの叫びやら刀槍が交わる金属音が混ざり合った喧騒、鼻をえぐるような生臭さが色濃くなっていく。敵陣に近づくにつれて。
 やがて波の率いる一団は、本隊の背中を視界に捕らえる。
 本隊は羽柴勢の本陣までおよそ一町いっちょう(約一キロメートル)というところまで迫っていた。
 波は夫の隣に馬を着け、槍を振るった。
 次から次へと敵兵を屠っている吉親が波へと向けて、
「遅かったの……」
 と、呟いて笑った。敵兵の返り血で染め上げた赤い口許から、白い犬歯を覗かせながら。
 まるで、待ちくたびれた、とでも言わんばかりに。
 その言葉を鼻先で笑い飛ばした波は、返答はせず、馬上より戦況を分析した。冷静に。
 攻め手の数は、彼女が率いてきた二百を併せても五百にも届かない。
 もとは六百の兵を以て攻め上っていたことを考慮すると、吉親らが連れている兵は半数を割ってしまっているということになる。
 対する敵兵は、未だ千を上回るほど。
 圧倒的不利。それはどう見ても明らかであり、やがては負けてしまうであろう。このままでは。ほぼ確実に。
 波は考える。打開策について。必死に。
 彼女は熟考しつつ、ぐるりと辺りを見渡す。
 やがて、彼女の視線がある一点で停まった。
 その先には、見覚えのある顔。視線の先の男は兜を被り、具足を身にまとっている。そうして、足軽たちへと数々の指示を送っているのだ。
 ――たかがその程度の身分の保証で裏切りおったというのか……。情けないやつめ……。
 波は内心で吐き捨てる。
 そのとき、彼女に閃きが訪れた。
 と、同時に思う。これしかない、と。
 結論を導き出すや否やに叫ぶ波。
「そちらにおあすは、加古川城主、糟屋朝正殿と御見受けいたす!」
 その言葉に、両陣営の男たちの手が、ぴたりと止まった。
 やがて、兜武者がこちらを向く。そうしてその男が口を開いた。
「いかにも! 我こそは加古川城主にして、此度の合戦における足軽大将、糟屋朝正にござる!」
「されば、ここはひとつ。御手合わせ願いたい! 武器は、刀がよろしいか? それとも、槍がよろしいですかな?」
「まだ、受けるも受けぬも申しておらぬというに。なんともお気の早いお方じゃのお……」
 糟屋朝正はそう言ったのちに、口の端に笑みを浮かべる。そうして更に言葉を紡ぐ。
「よかろう……。では、槍でいかがかな?」
「承知!」
 その言葉とともに、波は愛馬の背から降り、悠然と前進する。
 あまりにも堂々たる彼女の歩みに、周囲の者たちは呆然と立ち尽くしていた。
 波が足を進めることにより、自然と兵たちが左右に割れ、道ができた。
 左右の人垣の中央で、槍を構えた二人が対峙する。
 朝正が手にする槍は、およそ二間。
 対する波の槍は一間半ほど。
「いざ!」
 というふたつの声が重なった。
 互いに槍を右の小脇に抱えたままに間合いを読む。双方、右回りに足を進めた。摺足で。
「たかが足軽大将ごときの地位欲しさに翻意されたとは、なんとも憐れよのお、朝正殿!」
 対する朝正は波の言葉を鼻先であしらう。そうして言う。
「たかがと思うか、されどと思うかは立場次第……。それに……」
 朝正は一旦、言葉を切る。その上で周囲を見渡したのちに一喝した。
「翻意したは、我らではなく、そなたらにござりましょう!」
 そう言うと、朝正は更なる大声で宣じる。
「我らは決して、そなたらを裏切ったのではない! 従うべき主君に従ったまでのこと! 一時、そなたらに与する動きを見せたは、あくまで策略にすぎぬ!」
「抜かせ!」
 と、波は一蹴する。
 彼女は力強く大地を蹴り込む。
 ほぼ同時に朝正がひと息に間合いを詰める。
 男は勢いよく槍を振り上げる。
 そうして、持ち上げた勢いそのままに振り下ろされる穂先。
 一撃を柄の先で受け流す波。
 そのとき、互いの穂先が擦れ合い、わずかに火花が散った。
 己の吐息が、平時よりはるかに遅れて聴こえる。
 相手の一挙手一投足が緩やかに映る。
 波はそれほどまでに没入していた。
 この戦闘に。
 わずかな油断も決して許されない、命のやりとりに。
 血潮が滾る。
 汗が垂れる。
 自然、笑みがこぼれる。
 二人は、二合、三合と槍を合わせた。
 それに伴って、波の脳内で、多量の活性物質が生成される。
 その瞬間。
 朝正が、再び払われた槍を大きく振りかぶった。
 呆れ返ってしまうほどに大仰に。
 ――今だ……!
 内心で、そう叫ぶ波。
 朝雅の槍の穂が、ぐるんぐるんと旋回しながら正位置まで辿り着く。
 考えるより先に身体が反応した。
 波は全力で大地を蹴る。
 その体躯は、放たれた弓矢がごとく、あるいは弾丸然と直進した。
 やがて。水平に構えられた槍は、その動きを止めた。
 同時に、すべてが停止した。かに思えた。吐息も。時も。風も。人も。なにもかも。
 静寂ののち、大地が震えた。
 からん、と軽い音が耳に届く。
 遅れて、わっ、と歓声が上がる。
 それに続く落胆の声。
 途端に、ずっしりとした負荷がかかる。波の右手に。
 正面を見やるとその穂先が貫いていた。男の喉許を。彼女が半ば無意識に放った一槍が。
 波は無自覚のままに穂先を引き抜く。
 ほとばしる鮮血。男の口から漏れる、あがっあがっ、という無意味なる音群。崩れる膝。
 糟屋朝正は、ひゅうひゅう、と喉から呼気を漏らしている。男は倒れ伏して尚、地をのたうちながら、空になった両の腕を懸命に振り続けている。
 波は、ここにきてようやく自覚した。己の勝利を。
 彼女は、長い息を吐く。
 そうしたのちに朝正の許へと歩み寄る。
 男の許へ辿り着くや、兜を脱がせ、その頭を引っ掴んで強引にその身体を起こす。
 正座させた男を静かに見下ろした。
 流れるような所作で白刃を抜き放ち、両の手で握る波。
「むんっ!」
 気合とともに、項垂れた男の首許をめがけて一閃。
 同時にその頭蓋が、ごろごろ、と音を立てて転がった。その反動で男の上肢が跳ね上がり、仰向けに倒れる。夥しい量の鮮血を撒き散らしながら。
 顔と愛刀を濡らした鮮血を拭ったのち、刀を鞘に収め、転がった男の首を高く掲げる波。
 彼女は目一杯に肺へと空気を送り込み、声高に宣言する。
「敵将、糟屋朝正……。討ち取ったり!」
 波の言葉に呼応して、味方の歓声が上がる。
 ほぼ同時に敵方の悲嘆の声が聴こえてきた。
 敵兵のなかには、その肩を落とす者、力なく膝から崩れる者、拳槌を地に叩き込む者。十人十色にその悔しさを表現していた。
 再び波が愛馬に跨ったとき、風向きは好転していた。
 かに思えた。
 否。確実にそのときまでは優位に立っていた。味方の軍勢に追い風が吹いていた。
「全軍……」
 突撃、と、口にしようとしたとき。
 突如として大地が震れたのである。
 胸騒ぎがした。
 ――まずい……。
 と、波は思った。本能的に。
 嫌な予感は、すぐさま的中してしまう。
 盛大に轟く馬の嘶き。蹄の音。
 山頂から雪崩のように押し寄せる騎馬の群れ。その数、およそ一万と五千以上。
 波は急ぎ、味方の兵へ向けて二の句を継ぐ。
「退却……! 即刻、退却せよ……!」
 波は堪らず、馬を並べる吉親を見やる。
 すると、夫は無言のままに頷いてみせる。その顎から、ひと雫の汗を落としながら。
 吉親はすぐさま早馬を出す。
 友之に戦況と退却の下知を伝えるために。
 わずかばかり前方の母衣を背負った若き騎馬武者へ向けて声をかける波。
「治定殿! そなたも早う退却されよ!」
 その言葉にひとつ頷き、馬身を翻す治定。かれは間もなく、波とすれ違った。
 ――これでよいのだ……。
 波は自身にそう言い聞かせた。
 彼女の後方へ回った知恵者の問いが飛んでくる。
「波殿! 貴女様は、いかがなされるおつもりでござりますか?」
 そう訊ねた青年の声は、すべてを悟っているかのような色合を孕んでいる。
「此度のしんがりは、この別所波が務めまする! ひと足先に城へ帰っておられませ……」
 しかし、という戸惑いの声が聴こえてくる。
 波はそれを笑い飛ばして宣言する。
「私は必ず生きて帰ります。ご安心召され!」
 しばしの沈黙ののちに治定の、かたじけない、という声。
 波は薄く笑みを湛える。
 彼女の眼前で、つい先ほどまで消沈していたはずの敵兵たちが、すっかり生気を取り戻していた。それまでの落胆ぶりが嘘のように。
 雑兵らの背後には大勢の騎馬が群れを成す。
 数百の兵に対し、一万を優に超える兵を繰り出されては、到底太刀打ちできない。
 それは波にも充分に理解できる。
 此度のしんがりは、あくまで、吉親と治定、そして友之を城へ近づけるための、わずかな時間稼ぎにすぎない。
 もちろん、彼女はその時を稼ぐために己の命を捨てる気など、さらさらない。
 しかし、それは決してうしろ向きな意味合いではなく、己の命の価値や存在意義を重々理解しているからこそ、時を稼いでのちに隙を見て退く算段であった。
 そんなことを考えながらも、槍で雑兵らを次々に屠っていく波。
 一人、また一人と、敵兵が地に伏せていく。
 ちょうど五人目を仕留めたとき、視界の端を一人の敵兵が駆け抜けた。
 ――しまった……!
 心中で吐き捨てる波。
 刹那。全身が粟立つ。途方もなく悪い予感が駆け巡る。祈るような思いで槍を振った。
 しかし、その穂先わずかに足らず、空を切る。届かなかった。彼女の祈りと同様に。
「おわっ!」
 という青年の声。耳馴染みのある智将の。弟のように思っている男の短い叫び。
 波が馬身を反転させたときには、視線の先の馬上に、その者の姿はなかった。視線の先にあるのは、騎手をなくし、途方に暮れた馬。
 そして槍を両の手で握り、ひゃひゃひゃ、と下賎な笑い声を上げながら、それを幾度もそれを地に突き立てる雑兵。
 波は全身全霊を以て馬を駆る。そうして、勢いそのままに槍を振り抜く。
 それにより、敵兵の首が飛ぶ。にもかかわらず、敵の槍は、不自然にその石突いしづきを天高く指したままであった。
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