そんな、話が違います!

仏白目

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絆されてしまった

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あれから一週間後、魔術師と話をつけたローレンスが迎えにきた、
王城の魔術棟に行ってその方と会う事になっていると、馬車の中で教えてくれた

「どうだろう?アズールには慣れたかい?」

「まだまだ,慣れた何て烏滸がましくて言えませんが、とても大事にしてもらって居心地が良すきて怖いくらいよ?」

「それは良かった、セイラにはきちんと話せないまま事を進めてしまって、多分これから行く王城で分かると思うが、俺はこの国の王太子なんだ、いずれは国王になる
・・君には苦労をかけるかもしれないが
俺が君を守るから、結婚して欲しい!」

「・・・はい?  王太子で苦労で結婚?だれが?」

「セイラ、君だよ」

「だれと?」

「俺と、ローレンス.D.アズールと」

「⁈アズール?えっ?ローレンス!王族なの?」

「・・セイラ、俺は君が好きだった 一度国に帰り、ひと月後学園に戻れば君は婚約していて、誰にも渡したく無いと思ったんだ、君が僕の国に来てくれると言ってくれた時は、本当に嬉しかったよ」

「ローレンス・・いい仕事先があるって?言ったじゃない?あれは?」

「あー、王太子妃の仕事だよ、いい仕事だろう?」

「そ、そんな事聞いてない!」

「うん、聞かれてないし・・チュッ」

ローレンスは私の顔を両手で挟み唇にキスをした、まだ何が言おうとするとキスをして口をふさいでしまう
恥ずかしくて真っ赤になった私を見て

「はぁ、やっぱりセイラは可愛い!」

「っ」

「ねっ、結婚しよ?うんて言うまでキスし続けるから」

私だってローレンスの事は好きだし、信用してる、じゃなきゃ着いてこないよ・・・でも王太子妃なんて、ハードル高すぎるけど

・・・『俺が君を守るから』ローレンスのあの言葉は信用できると思った

ずっとキスの嵐だったローレンスの顔を私も両手で挟み

「うん、よろしくお願いします」と言うと
ニッコリと嬉しそうな顔をしたローレンスは私をぎゅーっと抱きしめた

私もローレンスの背中に手を回し、抱きしめ返した.



結局,王城に着く頃には私はすっかり絆されてしまっていた.




王城に着き、魔術棟の前で馬車を降りると
そこには古い趣きのある建物があった


中に入り ローレンスと2人応接室のソファに腰掛けて,魔術師を待っていると

すまない、待たせたねとモノクルをかけた
40代くらいの男性が現れ魔術師のラン.カーウェイだ、と挨拶をした

「ローレンス王太子、その子が話しの?」

「ええ、彼女はセイラです、ハリエット叔母から話を聞いた所では、見たことのない凄い魔法を使うと」

「ほう、それじゃ早速鑑定をしてみよう」
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