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3:殺戮の姫君と選ばれし勇者
021 暗闇の中で輝く光2 【side:Konstanze】
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だいぶ辺りが暗くなって来た。
悪魔である私には不便はないけれど、半端悪魔のアンネリーゼさまにとっては視界の妨げになるだろう。
なんとなく、ユーディットさまは人間なのに完全な暗闇でも問題なく動けそうな気がして怖い。
新しく沸かした湯を持ってきた侍女に、照明を運ぶよう命じる。
私はお茶をいれ直し、話を続けることにした。
「さて、歴史のお話に戻りましょうか。三代目魔王リースヒェンさまの代のことは概ねご存知のことでしょう」
「うん。山賊まがいのことをやったり、人間と敵対している種族に傭兵団として雇われたり、人間に化けて潜伏したり、追撃する人類の賢者からひたすら逃げ回ったりしてたんでしょ」
「耳にタコができるくらい聞きましたよね、お姉さま……」
おおっと。
さすがのディートリンデさまも表情を曇らせて目を逸らしている。
そんなに何度も繰り返したつもりはないんだけど。
「コンスタンツェはもうだいぶお婆ちゃんだから、仕方ないよ、ディートリンデ」
「そうですね……」
なんか、酷い言い草なんですけど。
まあいい。気を取り直して続けよう。
「まあ、そんな苦境の時代が数百年続きました。我ら魔王軍がほぼ壊滅状態にある間、勇者達の攻撃は九層地獄にも及んだそうです。他の次元界の情報収集なんてする余裕もない時代の話ですんで、又聞きですけど」
勇者達の攻勢は、最初の勇者であるキナンが死亡した後も続いた。
(勇者キナン生存説もあるが、真実のところは定かではない。五百年以上経過しているため、生存している場合、人間ではなくなっているだろうと考えられている)
それは第一層戦獄を統治していた当時の悪魔大公が討ち滅ぼされ、人類の軍勢が第二層鉄獄にまで到達するほどだった。
しかし、鉄獄のまさに鉄壁と言うべき防御により、人類は撤退を余儀なくされる。
第一層とは言え、悪魔など地獄原住の生物以外にとって最悪な環境であることには変わりない。
制圧した戦獄を維持することができず、人類は完全に九層地獄の領土を放棄した。
奪還された戦獄は、幾度かの権力闘争によって支配者が替わった後、悪魔ではなく悪竜の女王ティアマットを悪魔大公の地位に就けることで安定を得、今に至る。
地獄への攻勢が失敗に終わった後、勇者達の矛先は物質界に残った魔王軍残党へと向かった。
それまでと一転し、苛烈な包囲網によって風前の灯火となった魔王軍の元に、一人の英雄が現れる。
後に四代目魔王となる『既に滅びし真なる悪魔の神』の加護を受けた英雄イングマールである。
「リースヒェンさまとイングマールさまは運命的な出会いを果たし、お互いに一目惚れなさいました。イングマールさまの活躍で魔王軍は旧魔王国の領土を取り戻したのです」
「そっかー、そんなすごい人がいたんだねー」
「強さはともかく、やったことはお前とは正反対だよな」
「再建された魔王城で、お二人はご結婚なさいました。幾万の民に祝福されながら、二人な幸せなキスをして……あー、私にもあんな素敵な旦那さまが現れないかなー……」
「お前の結婚とか、その辺のダンゴムシと同じくらいどうでもいいんだけど」
うっそだー。
絶対その辺のダンゴムシよりも興味ないですよね。
言っても何も良いことないので言わないけど。
「まあ、後の歴史は大したことないんで適当に割愛しますね。五代目のイングベルトさまが浪費して、六代目のアンネリーゼさまがとうとう魔王軍を半壊させました。ああこの先のことが心配です。きっとアンネリーゼさまの代でおしまいですね」
「私のせいかよ! ユーディットのせいでしょ!」
「わたしとアンネリーゼの、二人の共同作業だもんね」
「変なこと言うな! くっつくな!」
「まあ、素敵ですね」
ディートリンデさまがアンネリーゼさまとユーディットさまがイチャついているのを見て頬を染める。
いや、素敵か?
本当に少しでも羨ましいとか思うか?
彼女らの考えは、私ごときには全くわかりそうにない。
「さて、勇者とは具体的にどんなものか。我々悪魔の天敵たる生物について説明しましょう」
勇者とは、言わば人間の亜種と考えることが出来る。
神々の祝福によって、人為的に種としての能力が強化されているのだ。
勇者と混血した人間は、得意分野に個人差こそあるが何らかの分野において突出した才能を発揮する。
加えて、悪魔や魔鬼に対する生来の対抗能力を持つ。
全く訓練を受けていない一般人であっても、勇者の血が混じっているだけで下級悪魔を倒せる可能性があるほどだ。
それが兵士であれば、中級から上級の悪魔とも渡り合える。
量より質を頼りとする悪魔のアドバンテージを奪いうる特性だ。
そして、この勇者の特性は、高い確率で子に遺伝する。
勇者の血筋は生殖能力も強化されており、出生率も高い傾向にある。
この特性が最も恐ろしいと言える。
最初の勇者キナンの子は分かっているだけでも百人を超える。
孫や曾孫ともなると、膨大な数に上る。
魔王軍が壊滅していた空白期間のこともあり、血筋の追跡はほぼ不可能だと考えられている。
常にノーマークの強力な勇者が生まれる可能性が残っているわけである。
前述した神器も厄介だ。
勇者の末裔たちは、高確率で下級神器への適性を持つ。
上級神器の担い手となると、そうそう現れることはないのがせめてもの救いか。
「予想以上に洒落にならないなあ……魔王業やめたい」
「あれ? でも、悪魔の神さまが祝福してくれたのでしたら、アンネリーゼお姉さまも本当は強いんじゃないですか?」
「いえいえ。それは勇者への祝福とはかなり毛色が違います。複数の神々の与えたものと、一柱の神の祝福と言う差もありますが、何よりも既に滅びた神であらせられるわけなので」
おそらく血筋そのものを祝福するには力が足りなかったのだろう。
そのため、イングマールさま個人を祝福するにとどめたのではないか。
というのが悪魔学者らの見解だ。
「なるほどね」
「それに、実は勇者と言っても悪いことばかりではないんですよ」
「へえ? メリットなんて聞いたことがないけれど?」
「悪魔大公を一人失ったことで、他の大公さまたちが非常に勇者に対してナーバスになり、魔王軍への資金が引っ張りやすくなりました。
そんなわけで、四代目魔王イングマールさまの代に勇者の存在を視野に入れて作られたのが『第二次魔王計画』ってやつですね」
「ねえ、コンスタンツェ。それは魔王軍が弾避けと言うか、鉱山のカナリアというか。
金を出す代わりに、勇者が出たら大公様たちに被害が出る前に魔王が死ぬことで警告および時間稼ぎに宛ててるのよね」
「おおっと……」
「メリットというよりもデメリットなんじゃないかしら?」
「いえ、まあその」
「おい、今、なぜ、しまったって顔したの」
「アンネリーゼさま、賢くなられましたね。侍女として大変嬉しゅうございます」
「ちゃんと私の目を見て言いなさい! 全然本気に聞こえんわ!」
いやー。ホントですよー。
自分の主人が賢くて困る従者なんていませんよー。
なんて思いながら、やましすぎて目が合わせられないけど。
「さて、予備知識を詰め込んだところで、本題です」
「長かったな、前振り。一人寝てんぞ」
「ユーディットさま。アンネリーゼさまがちゅーしてくれるらしいですよ?」
「……はっ! マジ!?」
「おい、その起こし方には重大な叛逆の意思を感じるぞ」
「アンネリーゼ!」
「やめろ! ひっつくな!
ちょ……待って……
やだ、……やめ……ッ! あ……妹の前なのに……!」
「おおっと……」
「きゃあ……」
「まあいいか。本題に入りますね」
「よくない!」
ちょうど真っ暗になってきたので、何も見えませんねー。
まあ、暗視能力ありますけど、それはそれってことで。
なんだか湿った音が響く中、侍女たちが照明を運んでくる。
照明が設置され、辺りが明るくなったときには、アンネリーゼさまはぐったりとしてユーディットさまの胸に抱かれていた。
アンネリーゼさまの呼吸が整うのを待って私は口を開いた。
「人間の中に潜り込ませていた間諜からの報告です。
複数の上位神器の使い手……つまり真なる勇者が出現いたしました。
これより、魔王軍は全力をもってアンネリーゼさまの護衛に注力させていただきます」
沈黙が下りる。
チリチリと灯火の芯の焼ける音だけが、耳にこびりつくように聞こえていた。
◆ ◆ ◆
翌朝。
ユーディットさまは何だか程よい大きさの棒切れを持って、私の作業机までやってきた。
怖い怖い怖い。
撲殺とかマジやめてくださいよ?
私は作業の手を止めた。
「ねえ、コンスタンツェー」
「はい? 何でございましょうか、ユーディットさま?」
「勇者ってどこにいるか知らない?」
「ああ」
矛先が自分に向いていないことに安堵しながら、私は答える。
「現在どこにいるかは分かりませんが、数日中に……ええと、この地図の、この地点にやってくるはずです。
それと、これ、間諜からのレポートや過去の勇者のデータを私なりにまとめたものです」
「うん、ありがとう」
「いってらっしゃいませ」
「いってくるー。アンネリーゼによろしくねー」
ユーディットさまは昇ったばかりの太陽に向かって、風のように駆けて行った──
悪魔である私には不便はないけれど、半端悪魔のアンネリーゼさまにとっては視界の妨げになるだろう。
なんとなく、ユーディットさまは人間なのに完全な暗闇でも問題なく動けそうな気がして怖い。
新しく沸かした湯を持ってきた侍女に、照明を運ぶよう命じる。
私はお茶をいれ直し、話を続けることにした。
「さて、歴史のお話に戻りましょうか。三代目魔王リースヒェンさまの代のことは概ねご存知のことでしょう」
「うん。山賊まがいのことをやったり、人間と敵対している種族に傭兵団として雇われたり、人間に化けて潜伏したり、追撃する人類の賢者からひたすら逃げ回ったりしてたんでしょ」
「耳にタコができるくらい聞きましたよね、お姉さま……」
おおっと。
さすがのディートリンデさまも表情を曇らせて目を逸らしている。
そんなに何度も繰り返したつもりはないんだけど。
「コンスタンツェはもうだいぶお婆ちゃんだから、仕方ないよ、ディートリンデ」
「そうですね……」
なんか、酷い言い草なんですけど。
まあいい。気を取り直して続けよう。
「まあ、そんな苦境の時代が数百年続きました。我ら魔王軍がほぼ壊滅状態にある間、勇者達の攻撃は九層地獄にも及んだそうです。他の次元界の情報収集なんてする余裕もない時代の話ですんで、又聞きですけど」
勇者達の攻勢は、最初の勇者であるキナンが死亡した後も続いた。
(勇者キナン生存説もあるが、真実のところは定かではない。五百年以上経過しているため、生存している場合、人間ではなくなっているだろうと考えられている)
それは第一層戦獄を統治していた当時の悪魔大公が討ち滅ぼされ、人類の軍勢が第二層鉄獄にまで到達するほどだった。
しかし、鉄獄のまさに鉄壁と言うべき防御により、人類は撤退を余儀なくされる。
第一層とは言え、悪魔など地獄原住の生物以外にとって最悪な環境であることには変わりない。
制圧した戦獄を維持することができず、人類は完全に九層地獄の領土を放棄した。
奪還された戦獄は、幾度かの権力闘争によって支配者が替わった後、悪魔ではなく悪竜の女王ティアマットを悪魔大公の地位に就けることで安定を得、今に至る。
地獄への攻勢が失敗に終わった後、勇者達の矛先は物質界に残った魔王軍残党へと向かった。
それまでと一転し、苛烈な包囲網によって風前の灯火となった魔王軍の元に、一人の英雄が現れる。
後に四代目魔王となる『既に滅びし真なる悪魔の神』の加護を受けた英雄イングマールである。
「リースヒェンさまとイングマールさまは運命的な出会いを果たし、お互いに一目惚れなさいました。イングマールさまの活躍で魔王軍は旧魔王国の領土を取り戻したのです」
「そっかー、そんなすごい人がいたんだねー」
「強さはともかく、やったことはお前とは正反対だよな」
「再建された魔王城で、お二人はご結婚なさいました。幾万の民に祝福されながら、二人な幸せなキスをして……あー、私にもあんな素敵な旦那さまが現れないかなー……」
「お前の結婚とか、その辺のダンゴムシと同じくらいどうでもいいんだけど」
うっそだー。
絶対その辺のダンゴムシよりも興味ないですよね。
言っても何も良いことないので言わないけど。
「まあ、後の歴史は大したことないんで適当に割愛しますね。五代目のイングベルトさまが浪費して、六代目のアンネリーゼさまがとうとう魔王軍を半壊させました。ああこの先のことが心配です。きっとアンネリーゼさまの代でおしまいですね」
「私のせいかよ! ユーディットのせいでしょ!」
「わたしとアンネリーゼの、二人の共同作業だもんね」
「変なこと言うな! くっつくな!」
「まあ、素敵ですね」
ディートリンデさまがアンネリーゼさまとユーディットさまがイチャついているのを見て頬を染める。
いや、素敵か?
本当に少しでも羨ましいとか思うか?
彼女らの考えは、私ごときには全くわかりそうにない。
「さて、勇者とは具体的にどんなものか。我々悪魔の天敵たる生物について説明しましょう」
勇者とは、言わば人間の亜種と考えることが出来る。
神々の祝福によって、人為的に種としての能力が強化されているのだ。
勇者と混血した人間は、得意分野に個人差こそあるが何らかの分野において突出した才能を発揮する。
加えて、悪魔や魔鬼に対する生来の対抗能力を持つ。
全く訓練を受けていない一般人であっても、勇者の血が混じっているだけで下級悪魔を倒せる可能性があるほどだ。
それが兵士であれば、中級から上級の悪魔とも渡り合える。
量より質を頼りとする悪魔のアドバンテージを奪いうる特性だ。
そして、この勇者の特性は、高い確率で子に遺伝する。
勇者の血筋は生殖能力も強化されており、出生率も高い傾向にある。
この特性が最も恐ろしいと言える。
最初の勇者キナンの子は分かっているだけでも百人を超える。
孫や曾孫ともなると、膨大な数に上る。
魔王軍が壊滅していた空白期間のこともあり、血筋の追跡はほぼ不可能だと考えられている。
常にノーマークの強力な勇者が生まれる可能性が残っているわけである。
前述した神器も厄介だ。
勇者の末裔たちは、高確率で下級神器への適性を持つ。
上級神器の担い手となると、そうそう現れることはないのがせめてもの救いか。
「予想以上に洒落にならないなあ……魔王業やめたい」
「あれ? でも、悪魔の神さまが祝福してくれたのでしたら、アンネリーゼお姉さまも本当は強いんじゃないですか?」
「いえいえ。それは勇者への祝福とはかなり毛色が違います。複数の神々の与えたものと、一柱の神の祝福と言う差もありますが、何よりも既に滅びた神であらせられるわけなので」
おそらく血筋そのものを祝福するには力が足りなかったのだろう。
そのため、イングマールさま個人を祝福するにとどめたのではないか。
というのが悪魔学者らの見解だ。
「なるほどね」
「それに、実は勇者と言っても悪いことばかりではないんですよ」
「へえ? メリットなんて聞いたことがないけれど?」
「悪魔大公を一人失ったことで、他の大公さまたちが非常に勇者に対してナーバスになり、魔王軍への資金が引っ張りやすくなりました。
そんなわけで、四代目魔王イングマールさまの代に勇者の存在を視野に入れて作られたのが『第二次魔王計画』ってやつですね」
「ねえ、コンスタンツェ。それは魔王軍が弾避けと言うか、鉱山のカナリアというか。
金を出す代わりに、勇者が出たら大公様たちに被害が出る前に魔王が死ぬことで警告および時間稼ぎに宛ててるのよね」
「おおっと……」
「メリットというよりもデメリットなんじゃないかしら?」
「いえ、まあその」
「おい、今、なぜ、しまったって顔したの」
「アンネリーゼさま、賢くなられましたね。侍女として大変嬉しゅうございます」
「ちゃんと私の目を見て言いなさい! 全然本気に聞こえんわ!」
いやー。ホントですよー。
自分の主人が賢くて困る従者なんていませんよー。
なんて思いながら、やましすぎて目が合わせられないけど。
「さて、予備知識を詰め込んだところで、本題です」
「長かったな、前振り。一人寝てんぞ」
「ユーディットさま。アンネリーゼさまがちゅーしてくれるらしいですよ?」
「……はっ! マジ!?」
「おい、その起こし方には重大な叛逆の意思を感じるぞ」
「アンネリーゼ!」
「やめろ! ひっつくな!
ちょ……待って……
やだ、……やめ……ッ! あ……妹の前なのに……!」
「おおっと……」
「きゃあ……」
「まあいいか。本題に入りますね」
「よくない!」
ちょうど真っ暗になってきたので、何も見えませんねー。
まあ、暗視能力ありますけど、それはそれってことで。
なんだか湿った音が響く中、侍女たちが照明を運んでくる。
照明が設置され、辺りが明るくなったときには、アンネリーゼさまはぐったりとしてユーディットさまの胸に抱かれていた。
アンネリーゼさまの呼吸が整うのを待って私は口を開いた。
「人間の中に潜り込ませていた間諜からの報告です。
複数の上位神器の使い手……つまり真なる勇者が出現いたしました。
これより、魔王軍は全力をもってアンネリーゼさまの護衛に注力させていただきます」
沈黙が下りる。
チリチリと灯火の芯の焼ける音だけが、耳にこびりつくように聞こえていた。
◆ ◆ ◆
翌朝。
ユーディットさまは何だか程よい大きさの棒切れを持って、私の作業机までやってきた。
怖い怖い怖い。
撲殺とかマジやめてくださいよ?
私は作業の手を止めた。
「ねえ、コンスタンツェー」
「はい? 何でございましょうか、ユーディットさま?」
「勇者ってどこにいるか知らない?」
「ああ」
矛先が自分に向いていないことに安堵しながら、私は答える。
「現在どこにいるかは分かりませんが、数日中に……ええと、この地図の、この地点にやってくるはずです。
それと、これ、間諜からのレポートや過去の勇者のデータを私なりにまとめたものです」
「うん、ありがとう」
「いってらっしゃいませ」
「いってくるー。アンネリーゼによろしくねー」
ユーディットさまは昇ったばかりの太陽に向かって、風のように駆けて行った──
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