Memory~ユーキという少年~

霧海戴樹

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ユーキと管理人の出会い

イストワールという人

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「ねえ、語り部さん」

 なんだい?菖蒲姫。
僕はいつものように明るい調子で答えた。

5話  イストワールという人

 僕はつねに煙たがれる存在だった。
化け物の子、化け物の子…。
ああ、煩わしい。うるさい。
そんなにいうのなら。

いっそ僕を放っておいてくれ。
いっそ、僕を殺してくれ。


 そうだ、僕の方から居なくなればいいのだ。
誰も、僕の事を知らない。興味もない。
そんな、見知らぬ場所へ。


 日本に来たのは、まあ、たまたまだ。
ただ、その頃の移動手段は船で、生きて無事に辿り着けるかはわからない…そんな感じ。
…そこで命を落としたなら、それはそれでいい。

そんな命を粗末に考えていた僕がだ。
彼女に会えて良かった。生きてて良かったー、そんな風に感じるなんて。
他の誰でもない。僕が一番驚いたさ。


「今日も面白いお話、いっぱい聞かせてくださいな」

花でも咲いたように、菖蒲姫は笑う。
彼女の笑ったその顔を見ているうちに。
僕の死んだような顔は自然と笑顔を覚えるようになった。

最初、出会った時。菖蒲姫はつねに怯えたような顔だった。

ああ、彼女も僕を怖がっているのか。

「イストワールさん、申し訳ない。姫はその…人見知りというか、人とあまり話した事が無いのです」

付き人の一之助が、なんと説明したらよいか…、そもそも僕に日本語が通じているか…と一人で勝手に頭を抱えてあたふたしている。
そんな一之助が面白くて、僕は何年かぶりに笑った。

「イストワールさん!?」
「ハハ…大丈夫、日本語わかるから。船の中に日本人がいてね。習ったんだ」
「そうでしたか…良かったぁ」
胸を撫で下ろしている一之助の裾をぎゅっと菖蒲姫が掴んだ。
「一之助、この方は誰ですか?」
「姫、この方はイストワールさん。遠い国からやってきたお方…姫にいろんなお話をしてくださるようお願いしたのですよ」
「そうなのですか…い…いすとしす?」
「イストワール、さんです」

…どうやら、姫は「イストワール」が言いづらいようだ。
「では、語り部と。僕を語り部とお呼びください。わかりやすいでしょ?」
「語り部さん!ですね」
そう、初めて姫の笑顔を見たとき。

全身から憑き物が落ちたような…そんな身が軽くなった心地がしたのだった。





「…正直、あのタイミングで立候補してくださって助かりました。イストワール殿」
カマエルが深々と頭を下げた。

「…むしろ僕しかいないでしょ適任」
「ええ、その青年とも少年とも取れる容姿、長い時を生きてきたからこその知恵。今回において如何なる不測の事態にも対応できるのは貴方しかいない」
「…戦力は期待しないでくれよー、これでも不死身じゃないし。変な魔法でも使われたら対処は難しいよ」
「…失礼を承知でお尋ねするが…貴方は一体何者なんだ」
「それは僕が一番知りたいさ。あえて言うなら…僕はイストワール。移動古書店のしがない管理人さ」



しん…と静まり返った夜の裏山。

小瓶を握りしめた小さな影が祠にたどり着く。
広まっている噂のとうり、願い事を三回唱え、小瓶を置く。

 おまじないの実行者はだいたい、小瓶を置くと夜の山の祠が急に恐ろしくなって一目散に退散する。
しかし此度の実行者は祠に背を向けて足を止めた。

小瓶がカタカタ動く。
どうした、はやく立ち去れ。
そう、言うかのように小瓶が音を立ててカタカタカタカタカタカタカタカタ…

「ねえ」

実行者の一声に小瓶は音を立てるのをやめた。
あたりが張り詰めたような緊張感に包まれる。

実行者は続ける。
背を向けたまま言い放った。

「僕の願い事。君に叶えられるかい?」

「お前、人間じゃないな…」

実行者の喉元に鋭利な爪が、今にも切りかかるような形で現れる。

「失礼な。僕は人間だよ…ただ、人より長ーーく生きているけどね☆」
実行者ー、イストワールが瞬時に背後の化け物を掴み、一本背負いを繰り出す。

化け物はその早さについていけず、されるがまま地面に叩きつけ…
られる直前で消えた。

「しまった…っ」

化け物が辺りを素早く移動してる。
ぐるぐる…と隙を伺っている。

「管理人さんっ!!!」
「ハルちゃん!近づいちゃダメだっ!」

ハルがイストワールに駆け寄る…が、ユーキに引き止められる。
「あぶない、ここはイストに任せ…」
「美味しそうな匂いがするなあ…!!」

化け物の気配が、イストワールではなく、ユーキに向いた。
「そっちに行ったよ!ハルっ!誠一郎!!!」

化け物が姿を現した。
黒ずくめのマントを着た…人間の男性のようだ。
ただ、何かに取り憑かれているようで手の爪が伸び、刃物ようだ。

「悪魔憑き!!」
ハルがユーキを庇うように立ち、両手を前に突き出す。
「ユーキさんには、指一本触れさせないっす!!」

目に見えない壁のようなものが、突進してきた悪魔憑きを弾き飛ばした。
再び悪魔憑きは影に隠れた。

「ハル、ユーキをそのまま守ってくれ、誠一郎!後ろっ!」
イストワールの指摘に瞬時に反応した誠一郎が後ろ回し蹴りを放ち吹き飛ぶ。

悪魔憑きは素早く体制を整え、近くにいたイストワールに再び目標を絞った。
「管理人さん、あぶない!!避けてっ」
「イストワール!!!」

ユーキとハルが叫ぶ。

反応が少し遅れ、イストワールは地面に叩きつけられた。

「っぐ…」
頭を打った…動け…ない。

悪魔憑きがイストワールに覆いかぶさる。そしてー

首元にかぶりついた。

イストワールの悲鳴が木霊する。

「管理人さんっ!」
誠一郎が駆け寄る。

「ダメだ、殺すな!!悪魔憑きは人間だっ!」
駆けつけたカマエルが剣を抜く。

「任せろ」

その剣で悪魔憑きを薙ぎ払った。

悪魔憑きの男がそのまま倒れた。
「…この人…!」

暗闇で分からなかったが、喫茶 月猫にお客として現れたあの赤い長髪の男だった。
完全に気を失っている。

「カマエルさん、この人死んでませんよね?」
「ああ、悪魔だけ切った。その兄さんは知り合いか?」
「昨日、お店にやってきたお客様です」
「客ねえ…、いや、それよりもヤバいのはこっちか」

カマエルは痛みに苦しむイストワールに駆け寄る。
深く噛みつかれたようだ。
「治療する、お前さん達は離れてろ」
「おいおっちゃん、イストは助かるんだろーな!?」
「…助ける、でもこのままじゃ瘴気にやられる、ラファエルを呼ぶ。彼女が来るまで警戒しろ。

素早く、誠一郎がユーキのとなりに控えた。
その反対側をハルがつく。

…静寂。

聞こえるのは風で擦れる葉や木の音と、イストワールの荒い息。

「おやおや…仕損じましたねぇ…せっかく見つけ出し、警戒心が薄いうちに…と思いましたが。お邪魔虫がうじゃうじゃと」

どこからか、知らない男の声が聞こえた。
「誰だっ!隠れてないで出てきやがれ!」
カマエルが声の主に怒鳴る。
「こ、この声…」
「喋るなイストワール、傷口が開く」
「今度こそ、今度こそ…ユーキをお前の好きにはさせない…レヴィアタン…」
「おやおや、私の声だけで正体を見破りますか。はて…貴方はどこかでお会いしましたかな?」
「会ったことなんてないさ…僕が一方的に会いたいとは思っていたけどね…」
「おい、イストワール、喋るな」
「…まあ、いいでしょう。今日のところは私の分が悪い…出直して参ります…最後にひとつだけ。今世の名はユーキさん、でしたっけ?」

突然、話の矛先が自分に向いて驚いたユーキだったが、努めて震えないように声を張る。

「俺に何か用があるようだな?聞くだけ聞いてやる」

声の主…レヴィアタンはくくく…と笑い、慇懃無礼に返す。

「心の広いお方だ…ユーキさん、私供のところへ来る気はありませんか?」
「はぁ!?」
「今宵は聴衆が多いので、また機会を見てゆっくり話したいです。まずは覚えていてほしい。…それでは」

それきり、レヴィアタンの声は聞こえなくなった。

「消えたようだな…」
「おい、カマエル」
「なんだ、イストワール殿」
「ふざけるな、君は天使だろう?早く悪魔を追いかけろ…」
「ダメだ、お前さんを放っては置けない」
「僕はいいから…早く悪魔を、あの子の仇を…」

だんだん、イストワールの声に力がなくなっていく。
悔しくて言葉が出ない。…そんな様子だった。

「…ユーキ?」
カマエルに抱き抱えられたイストワールをユーキが見下ろす。
「…お前さん…まさか」

「イストワール…長い間、俺や俺の先祖の為に心を痛めてたんだな…ありがとう。でも…なんかの為に苦しまなくていいよ」

ユーキの右手に青い光が集まる。
「おっちゃん、俺の力、使うよ?おっちゃんの許可がいるんだろう?…頼むよ」
「…許可する…」

ユーキはその右手を優しくイストワールの額に当てる。
「memory…貴方の記憶いただきます。」

パアッと青い光が散る。

「…綺麗っすね…」
ハルは思わずそう呟いた。それほど幻想的な現象だった。

ユーキの右手は何かを握っている。
気を失ったイストワール。
ふと背後には、儀式に使う筈だった小瓶。

ユーキは良いこと思いついたとばかりにそれに駆け寄る。

「ユーキさん?何を…」
「…やった事ないけど、何か…できる気がする」

小瓶の蓋を開け、握りしめたものを流し込む。
素早く蓋を閉める。

小瓶は薄く青い光を放ち続けるのだった。



後日。
喫茶 月猫では今日もアップルパイの香ばしい香りに誘われてお客様がやって来る。

「いらっしゃいませ…おや貴方は!」
「先日はどうもー、今日はこれ、この間のお礼と…あと、コーヒーを一杯いただきに」

先日、悪魔憑きにあった赤い長髪の男性だ。
あの後、ユーキの力によって事件の事をまるっと抜かれた彼は、「店の前で倒れていた」ということにして介抱したのだ。
名をオスカーというそうで、日本が好きで移り住んだのだそう。

「お礼まで頂いちゃって…ありがとうございます。はい、コーヒーどうぞ」
「いやいや…本当に助かりました…。幼い頃は突然倒れることが多くて心配されたのですが、まさか大人になってもこうなるとは…」

「おい、おっちゃん…それって…」
「いやオスカーの事を調べたんだが、可哀想に。彼は生まれながらの憑かれやすい体質なだけの普通の人間だ」
「じゃあ、オスカーはレヴィアタンが化けてる…ってわけじゃないんだな」

たまたまカウンターに座っていたユーキとカマエルはオスカーに聞こえ無いように耳打ちする。

「お二人も、お世話になりました。ありがとう」
「いやいや!ちょうどコーヒー飲んでたら店先で音がしたから…なあ、ユーキ」
「そうそう、お兄さんが倒れてたからびっくりしちゃったけど?元気になってよかったよかったー」

「下手くそか」

いつのまにか、イストワールがやってきていた。



いつも執筆作業をしている奥の席に移り、イストワールはココアを、ユーキは珍しくブラックコーヒーを頼んだ。

「君、ブラック飲めたっけ?」
「なんだよーバカにしてる?」
「ユーキ」
じとっと、イストワールはユーキを見つめる。

「なんだよー」
「…僕に何かしたでしょ」
「何か…って何を?」

長く人間観察をして感情を読み取ることに長けたイストワールは、ユーキが隠し事をしているんじゃないかと観察する。
ただ、そのイストワールよりも。長く生きている訳ではないが先祖代々の記憶を受け継ぎ膨大な情報を抱えるユーキを観察だけで見破る事は出来なかった。
もっとも、いつもより最大限能力をフル回転で活かし、顔や仕草に出さないようにしているのだが。

「…やーめた☆誠一郎ーココアのおかわりちょうだい☆」

…飽きっぽい性格で助かった。
あくまでも表には出さず、心の奥底でユーキは安堵の息を漏らした。



さらに後日。
ユーキの自室の隣の空き部屋もユーキの部屋となった。
壁一面に頑丈な鍵のついた棚。
中には青い光の入った小瓶。

「隠すなら森にー、なんてね」
これは、先の事件をきっかけにユーキが編み出した術。

正直、人から抜き取った記憶やら、先祖の記憶やらでごちゃごちゃしていたのだ。
整理しても文句はあるまい?
小瓶に個別に封じる事で余分な記憶を自分から抜き取ったのだ。
おかげで今までより力のコントロールが上手くいく。
あのイストワールを騙し遂せたのだ。
効果は抜群である。
加えて鍵には魔を跳ね返すハルの協力を経て頑丈である。

その様子を見て、カマエルは少し不安げに問う。
「お前さん、自分の能力がどんなものか理解してるのか?」
「記憶を他人から抜いたり入れたり、ずっと覚えてたり。先祖代々みーんなその力しか使って無いからなあ…まさか小瓶に保存…出来るとは思わなかったけど」
「んー、やっぱり能力を使う時は俺かラファエルの前でだけだ、お前さんにこれをやる」
「なにこれ?ブレスレット?これ付いているの宝石?」
「ああ、これを肌身離さずつけとくんだな。お前さんを守ったり、戒めたりするから」
「守るならともかく、戒めってこわいな」
「試しに力使ってみろ」
「じゃあ小瓶に記憶を入れー」
許可無しで力を使うユーキ。すると…
「いだだだだだだ!?」
突然ブレスレットが光り、ユーキに何かしたようだ。
「右手首…激痛が…」
「ま、そういうこった!許可無しで使うともげるぞ」
「おっそろしいもん作るなよ!…て、しかも外れ…ねえ…!」
「外す事が出来るのは俺だけだ!」
「こんのクソ天使!」



「いやっほう☆こんにちは!元気にしてたかい?」

「よーイストワールー元気そうでなによりだー」

ユーキのあまりの不機嫌さにちょっと引いたイストワールは誠一郎に訳を訪ねる。
「いや、なんでも、力を制限されたようでほら、あの腕輪」
「あの天使君か…やるねー」

「でーなんの用かなー管理人さーん」
「コーヒー飲みに来ただけだよ?それよりユーキ、表の貼り紙!」
「ああ、ちょっと本気で取り掛かりたくてねー」

【貴方の悩み解決します】

「いいじゃん、とことん餌になってやろーじゃん?で、天使のおっちゃんをぎゃふんと言わせてやるー」
「ぎゃふんって…怒りの矛先が天使君に向かっちゃってるけど、まあ天使協会も厳重に監視する様になったみたいだし。僕は安心して離れられるなぁ」
「イストワール、どっか行くの?」
「まあ、いろんなところにね!移動古書店だし。そろそろ別の場所にも行ってみたいしねー」
「そ。いってらっしゃーい」
「おや?冷たいじゃないかユーキ」
「管理人さん、また近くに寄ったら来てくださいね」
「そうするよ☆」

「…まだ聞いてない話いっぱいあるからねー、あんまり待たされるの嫌なんだよねー」

「おやおやおや?それは早く帰って来いよって意味と受け取っていいのかなぁ☆」
「う、うるさいなーだからーはやく行けよーそしてはやく帰ってきてー、またはやく出ればいいだろー!!!」
「なんだいそりゃ」


喫茶 月猫の扉の傍に、いつしかこんな貼り紙がされるようになった。

【貴方の悩み解決します】

 噂によると。
悩みを相談すると、リラックスできるとか、アップルパイ美味しいとか。
人の噂ですからその辺は「本当かよ」とツッコミを入れたくなるよなものまでいろいろ。

…貴方は何か悩み事はありますか?
まずは内に溜め込まず吐き出してみては?

喫茶 月猫は今日も元気に営業中です。


ユーキと管理人の出会い編 終。



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