その男、黒幕につき -乙女ゲーの黒幕に転生させられたようなので、ラスボスをラスボスにさせないように頑張ります!-

マンゴー山田

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「と、いう訳でさっそく『血の更新』やるぞ!」

ヘルベルトにがっちりホールドされてすやすやした次の朝。すっきりと目覚めた俺は、慌てて起きて来たイヴァンに苦笑い。
髪はぼさぼさ、身だしなみもほとんど整えていないその姿にヘルベルトの眉が寄った。

「も…申し訳…っ!」

泣きそうな表情でヘルベルトの前で膝を付き頭を垂れるその姿に「まぁまぁ、顔上げな」と言えば首を横に振った。これはこれで躾ができているんだけどなぁ、なんて思いながらヘルベルトを見れば面倒くさいという表情を浮かべていて。
…なんか、表情が豊かになったな。余裕がでてきた証拠だな。よしよし。

「とりあえず…」
「はい!」
「身だしなみ、整えてこれば?」
「…はい」

ヘルベルトの若干冷たい声にますます身体を縮こませたイヴァンは、しょんぼりしつつ寝室へ。イブキの姿もまだ見ていないから寝ているのかもしれない。…泣いてないといいけど。
そんな俺の予感は的中したらしく、寝室からぎゃんぎゃんと泣くイブキの声が聞こえてきた。あー…。

「ダメ」
「ダメって…。イブキ泣いてるし」
「わんわんがどうにかするから。イヴは座ってご飯食べて」
「わんわんって…。お前まで…」

昨日とはうって変わっての態度に逆に心配になる。何がそんなに気に入らないんだ。
もぐもぐと黙ってスノウが作ってくれた朝食を食べているヘルベルトの機嫌が悪い。なんでだよ。
これ以上何を言っても無駄か、ますます機嫌が悪くなりそうだから俺ももそもそと朝食を食べ始めると、ばーん!とドアが開いた。

「イヴ様!」
「あ゙ー!」

さっきと変わらないイヴァンだが、おろおろと慌てふためき髪がさらにぼさぼさになっている。腕には泣きじゃくるイブキを抱いて、こちらも泣きそうな顔をしている。

「ご苦労さん」
「イヴ様…!」
「ほら、イブキ。イヴァンが困ってる」
「やーぁ゙ー!」
「イブキ様…」
「わ゙ん゙わ゙ん゙ー!」

ぎゅうと服を掴んでぐりぐりと肩に顔を押し当て泣いているイブキ。イヴァンの事めちゃくちゃ気に入ってんじゃん。俺、寂しいよ…。

「イブキ」
「ズノ゙ヴー!」
「あ」
「ほら。イヴァンが困っていますよ」
「いなかったー! わんわんいなかったー!」
「大丈夫ですよ。イヴァンはいなくなりませんから」
「うー…」

ひっひっとしゃくりあげながら、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔のままスノウに大人しく抱きつくイブキに、ますます寂しさがこみ上げる。

「イブキはイヴの事、嫌いになったわけじゃないよ」
「…分かってる、んだけどさ」

やっぱり寂しいじゃん…。しょぼんと肩を落としたまま朝食を食べる気を失くした俺。もうスープだけでいっか…とスプーンに手を伸ばした時だった。

「イヴー」
「うん?」
「抱っこー」

イブキが小さな腕を俺に伸ばしている。その身体をスノウから受け取れば、すぐ首に腕を回しすり寄って来た。

「イヴー…」
「…どうした? イブキ」
「起きたら誰もいなかったの…」
「そうかそうか。寂しかったな」
「…うん」

すんすんと鼻を鳴らし落ち着いてきたイブキの背中を一定のリズムで叩けば「イヴー…」と甘えてくる。くぅー…! 
 可愛いな!
汗ばんだ頭に頬を擦り付けて「大丈夫だぞー」と言いながら身体を揺らせば「申し訳ございません!」とこれまた慌ててイヴァンが寝室から飛び出してきた。今度はきちんと身だしなみを整えて。というかいつの間に…。
落ち着いたイブキをイヴァンに渡せば「わんわん~…」と甘え始めた。俺もイブキ離れしなきゃな…。
そんな俺たちを温かく見守っていたスノウがにこりと微笑む。

「さあ、イブキもイヴァンも朝ごはんですよ」




波乱の朝食を終え、昼近く。イブキもイヴァンがいなくならないことを理解したのか大人しい。その隣にヘルベルトがいるからかもしれないが。

「準備はいいか?」
「…はい」

緊張な面持ちで頷くイヴァンを見ていると俺まで緊張してくる。『血の更新』は小説でもゲームでもなかったこと。それでもこれをしなければ『聖騎士』の『血』が失われる。
それを防ぐためには必要なことなのだ。
お互いの指をナイフで切ると、ぷくりと血が膨れ上がっきた。その血を触れ合わせるように指を近付ければ、ぶわりと身体の中から『何か』が身体中を駆け巡る。ヘルベルトとは比にならない程の軽いそれに内心ほっとしつつも、血が書き換わる不快な感覚に眉を寄せる。
イヴァンも眉が寄っているから同じ不快感を味わっているのだろう。数十秒、その不快感を味わうと急速にそれがなくなった。
ぱっと指を離し、傷口を見ればぱくりと皮膚が切れているだけ。これはこれでキモイ。
先にイヴァンの怪我を直し、俺もスノウに治してもらう。

「気分はどうだ?」
「特には…」
「そうか。ならよかった」
「終わったのか?」
「ああ。『聖騎士』の『契約』に変更はあまりなかったようなので」
「そうなのか」
「ああ」

この『血の契約』。実は結構自由に契約変更は可能。ただし『契約者』だけができることだけど、な。長年『契約変更』をしていなかったからどうなんだろう、と不安はあったもののほとんど変わりなかったからこれで済んだ。…いや。『聖騎士』の『血』が薄れていたからこれで済んだのだろう。
…イヴァンでこれなんだから、ヘルベルトとの『更新』滅茶苦茶怖いんだが。

「わんわん変」
「へ?」
「イブキ?」
「ぞわぞわする」
「もしかして『更新』したから?」

ヘルベルトの陰に隠れるようにしているイブキに若干ショックを受けているイヴァンに俺はスノウへと視線を向ける。

「イヴがイブキに『更新』したら大丈夫なのでは…?」
「そう、なるか」

元イヴであるスノウの知恵を借りてこれだ。恐らくスノウも『更新』をしたはず。

「私は『初めて』見ますから…」
「マジか!」
「はい」

にっこりと微笑みながら告げるスノウに俺は驚きを隠せない。前のイヴスノウもやっていたと思っていたから。そこでようやくイヴの記憶を思い出した。魂は俺でも、知識はイヴだから。しかしこのイヴの記憶は所々抜けているような気がするのだ。

「もちろん『エルフ』と言えども全ての記憶を持っているわけではありませんから」
「……………」

こそっと耳打ちするスノウに俺は「それもそうだよな」と思いなおす。だからじいちゃんは『タイムキーパー』を任せてくれたのか、とここに来てその意味を理解した。
メモリースフィアは補助。なるほど。メモリースフィアでイヴの行動を見つつどうするかを決めろ、と。いや…そうならそうだって言ってくれよー…。

「スノウ。近い」
「ああ、はいはい。すみません」

じろりと睨むヘルベルトに、ちょっとぞくぞくしたのは秘密だ。…というかなんかヘルベルトの性格変わってないか? 気のせい?
じぃっとヘルベルトを見れば、雲一つない青空が広がっている。その青空に見惚れていると「イヴ?」とヘルベルトの優しい声が耳に届いた。

「――…っあ。なんだ?」
「どうした? ぼーっとして」
「あー…? そう、だっけ?」
「そうだよ。気分が悪い?」
「! 私のせいですか?!」

ヘルベルトの言葉にイヴァンの顔色が変わるが「違う違う!」と手を左右に振る。

「まだ眠いだけかもしれないから!」
「そうですよ。イヴァンのせいではありませんから」

俺とスノウの言葉に、納得はしていないものの自分のせいではないと下がってくれたイヴァンは本当にできた人間だ。助かる。

「それで…? イブキが震えたままだが?」
「あ!そうだ! イブキ、俺と『更新』しないか?」
「こうしん…?」
「ぞわぞわの正体は多分『更新』だと思うんだ」
「…こうしんしたらわんわんと遊べる?」
「ああ」

多分、という言葉を飲み込んでそう言えば「わんわんと遊べるならやる」と恐々と顔を出してくれた。イブキの前に移動して両膝を付き手のひらを差し出す。

「指…切るの?」
「ううん。切らない。俺とイブキは『特別』だから大丈夫」
「ん…」

そっと小さな手を手のひらに乗せるとその手を両手で包み、額へ持って行く。祈りを捧げるように瞳を閉じて、小さな手に意識を向ける。するとびくりと指が跳ねたのを確認すると、イブキの負担にならないようにゆっくりと情報を流す。

「んぅ~…んにゅぅ~…!」

むずがるようなイブキの声にはっとすると、顔を上げる。すると頬を真っ赤にして膝をすり合わせているイブキが目に入った。

「悪い! イブキ!」

思わずイブキを抱きめると「イヴ〰〰…」とはっはっと短い呼吸を繰り返している。ぎゅうと小さな手が背中に回ると「ごめんね、ごめんね」と謝る。
しばらくイブキを抱き締めていると「治った!」とけろりとした声がした。

「治った…?」
「治った!ぞわぞわしない! わんわん!」

にぱっと笑って俺の腕をすり抜け、イヴァンの方へと走っていくイブキをぽかんとしたまま見送ると「抱っこ! 抱っこ!」と強請っている。困惑しているイヴァンは請われるままイブキを抱き上げると「きゃあ!」と喜んでいる。

「…よかった」
「本当に」
「ともあれイブキも『更新』ができたな」
「ああ」

きゃあきゃあとイヴァンで遊んでいるイブキを見ながらそう呟けば、ヘルベルトからの言葉が胸に染みる。よかった…。うまくいった。

「イヴ?」
「あ、あはは…。安心したら腰が抜けた…」

その場にへたり込んだまま動かなくなった俺を心配そうに見つめてくる雲一つない青空。それに照れながらそう言えば、背中と膝裏に温かなものが触れた。
はい?

「うわぁ?!」

そのまま身体が浮き、思わず声を出せば「ヘルベルトすごーい!」とイブキがぱちぱちと手を叩いていて。
イイイイイイブキ?!

「このまま休ませてくる」
「はい。夕飯は呼びに行きますので」
「分かった」
「スノウ?! ヘルベルト?!」

なんでこいつらこんなに呼吸が合ってんだよ?!

「さて、イブキ。今日のお昼は何が食べたいですかー?」
「おむおむ!」
「オムライス…お子様ランチにしましょうか。イヴァンは大人サイズにしますねー」
「は、はぁ…」
「おいー!」

完全に空気にさせられた俺は声を荒げたが、すでにいないものとされている。な、なにが?!何が起きている?!
混乱しながらヘルベルトを見れば、その口元が持ち上がっている。な…なんだ?!

「お、おい! ヘルベルト!」
「なに?」
「何じゃない!どこへ…?!」
「寝室」
「なんで?!」

いや、確かに寝室に向かっているんだけれども?!なんで?!

「なんでって…。も『更新』した方がいいかな?って」
「はひ?」

にこりと微笑むヘルベルトは子供のそれではなく『雄』のそれ。捕食する側の笑みに、俺は泣きそうになる。
それと同時に『血』がざわめき始め、膝をすり合わせてしまう。やば…い!

「っふ…ぅん…!」
「随分苦しそうだね。イヴ」
「ヘルベル、ト…これ…ッ!」

はっはっと呼吸が短くなり、触れられている所が熱い。初めて会った時と同じ状況に俺は自分が欲情していることに気付く。
なぜ突然欲情したのかが分からずこれまた混乱していると、ベッドに降ろされた。

「――…ぅん! あぁ…ッ!」

その刺激だけで達したことに内心焦る。
嘘だろ?!

「な…?!」
「ふふっ。気持ちよかった? イヴ?」
「ん、は…っ、あ…っ、ふ、ヘルベ、ル…っ?」

そこで身体がうまく動かないことに気付く。なんだ?!
指一本動かすことができずに困惑していると、俺の身体に覆いかぶさるようにしてヘルベルトが圧し掛かる。
雲一つない青空が、夕日の様に真っ赤に染まっている。

「ヘル…」

その瞳は?という問いかけは言葉にできず、はくはくと口だけが動く。まさか――!

「ほら、イヴ。『血』だよ?」

そんな俺を他所に、ヘルベルトの口がぱかりと開いた。何を…?という疑問はぱたりとそれが頬に垂れた瞬間、ヘルベルトが何をしたのか分かってしまった。

「あ…っ」
「イヴの好きな『血』、飲みたくない?」

その悪魔のような一言に対し、俺は――。




「………?」

なんだ? なにが?
意識が浮上したのはいいが、直前のことが思い出せない。
何が起きたんだ…?

「…………ッ?♡」
「イヴ? 意識戻ったの?」

ヘルベルトの声は理解できる。けど、何が起きているのか理解できない。

「意識戻っても何が起きてるか分からない、って顔してるね?」
「…何、が?」

起きているんだ?という疑問は塞がれた。ヘルベルトの口によって。
口の中を舐めまわされているというのに、気持ち悪いよりも先に気持ちがいいという感覚が襲ってくる。

「ん、ふ…ぅ」

鼻で息をしながらヘルベルトの舌を追いかけまわせば、キスは突然終わりを告げる。

「あ…」
「うーん…。『エルフイヴ』には効きが悪いのか?」
「ヘルベルトぉ…」
「これはこれで可愛いんだが…」

ああ、ダメだ。頭の片隅で小さくなっている理性が「しっかりしろ」と怒鳴っているが、本能が「気持ちがいい方がいい」と告げてる。
理性を残しつつ本能に支配される感覚に頭がぐちゃぐちゃになる。

「イヴ」
「なにが…?」
「大丈夫。全部に任せて」
「あ…」

ヘルベルトの赤い瞳を見つめれば、小さくなっていた理性がついに追い詰められた。

キモチガイイ、キモチガイイ、キモチガイイ
モットサワッテ、モットコスッテ、モット…ダシタイ

それしか考えられなくなった俺は自ら舌を突き出しヘルベルトを誘う。はしたない?下品?そんなことはどうでもい。
それよりもヘルベルトが欲しい。

「ヘウベウト…ぉ」
「どしたの? イヴ?」
「気持ちい事もっとして…?」

両手を広げてヘルベルトにそう言えば、喉が上下に動く。それを見てぺろりと唇を舐めれば「イヴ」と名を呼ばれた。
それだけで身体中を歓喜が駆け巡り、びくびくと腰が揺れ動く。

「どうしてほしいの?」
「乳首虐めて、ちんちんも触ってぇ」

そう言いながら伸ばした手で乳首を摘まめば「そう、イヴは乳首虐められるの好きなんだ」と掠れた声に頷く。

「乳首…っ、こうやって…引っ張ったり、潰したり吸われるの…っ」
「そっかそっか。じゃあイヴが気持ちい事、いっぱいしようね」

その言葉に期待した身体が反応し、腰をかくかくと動かしてしまう。早く早く。
ヘルベルトの手で虐めて気持ちよくして。
そのことだけに頭を支配された俺は、ヘルベルトに向かって微笑んだ。


「可愛い可愛い俺のイヴ。理性なんか捨てて堕ちてこい」


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