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奴隷から聖女へ。
第18話 逆襲。
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コラーデン伯爵から馬車を借り受けた私達は、奴隷商人ビザールの案内で奴隷商人の拠点へと向かっていた。そこは現在私達がいるコロンドル村よりもさらに東。方角的には王都へ向かう途中だ。
「しばらく走りましたが、どうですかい? 乗り心地は」
そう言って客室を振り返る御者のアムレア。男のような口調だが女性だ。それもまだ十代の美少女。髪の色は金色で、肌も白い。人間はほとんどが黒髪か茶髪なので、彼女の容姿はとても目立つものだった。
そして彼女はネリスの幼馴染みでもあるらしい。アムレアがネリスを見つめる視線には、何か特別なものが感じられる。だが、もちろんネリスは私の夫であり、もう私のもの。誰にも譲る気は無い。
「ありがとうアム。乗り心地に問題はないよ。ねぇ、アリエッタ」
「ええ、問題ないわ」
私は嫉妬心が表に出ないように、笑顔でネリスに答える。ネリスはアムレアの事をアムと愛称で呼ぶのだ。それを聞くたびに、私の心はざわめいた。
ネリスに限って浮気なんかしない。それはわかっている。それでも不安になるのは女の性(さが)というものだろう。
「そいつは良かったでさぁ。そいじゃ、このままの速度で行きやすぜ」
アムレアは振り返って笑うと、また正面を向いて馬車の制御にかかる。
「可愛い女の子だね。こりゃライバル出現かな」
六人乗りの客室。私の正面に座るルーフェンは、そう言って私にニヤリと笑いかけた。私の左隣に座るネリスが、困ったように頬を掻く。
「アムはそんなんじゃないですよ。僕が愛しているのはアリエッタだけです」
「わかってるよ、ネリス。私も愛してる」
私はネリスに抱きつきながら、ルーフェンに「ベーっ」と舌を出して見せた。
「新婚夫婦をからかうものではありませんよ、ルーフェン様」
ルーフェンの隣に座るシーラが、ルーフェンを軽く睨む。
「いやはや、すまない。二人があんまり仲が良いものでね。ついからかいたくなってしまうんだ」
ルーフェンはそう言って肩をすくめた。
「ところで、私達と旅をしたいなら、どうして直接言ってくれなかったんだい? 君達の誘いなら断らないのに。水臭いじゃないか」
そう言って、不思議そうに私を見るルーフェン。
「ええ、私も断られるとは思ってなかった。だから直接言おうと思って、披露宴で私達の所まで来てくれるのを待ってたのよ? だけどあなたとシーラは一向に来ないし、私達は伯爵様につかまって身動きが取れなかった。このままお開きになったら、もう会えないかも知れない。そう思って伯爵様にお願いしたの」
私は身振りと手振りを使いながら、ルーフェンとシーラに事情を説明した。
「なるほど。納得した」
ルーフェンは「ふむふむ」とうなずく。
その時、ネリスの隣に座っている奴隷商人のビザールが「ケッ」と悪態を付いた。ちなみに彼の両手首には、精霊機構の道具「謙虚なる手錠」が嵌められている。この手錠をはめられたものは全ての特殊能力の使用が出来なくなり、身体能力も十歳の子供程度まで落ちる。つまり管理が楽になる。治安を守る騎士達の必須道具だ。
「おい、態度が悪いぞ。なんなら途中の村で、また地下牢にぶち込んでやろうか?」
コロンドル村の騎士ホーキンスが、ビザールを正面から睨む。彼の席はシーラの隣だ。護衛ではなく、あくまでビザールの監視役という役割で、奴隷商人の本拠地を潰すまで同行してもらう事になった。
「やれるものならやってみるがいい。だが【あの場所】を知っているのは私だけだ。私の案内がなければ、貴様らの目的は果たせんぞ」
ビザールは薄く笑いながらそう言った。
「チッ。生意気な奴だ」
ホーキンスは悔しそうに歯軋りしながらも、仕方なしにビザールを許す事にしたようだ。
ビザールのあの余裕。何か裏がある。私はそう直感した。
しばらく馬車を走らせていると、唐突にアムレアが叫んだ。
「なんだコイツら!」
ヒヒーンと馬が鳴き、馬車が急停車する。客室の窓から外を見ると、商人のような服装をした男達が十数人。ずらりと立って道を塞いでいた。おそらく奴隷商人達だろう。本拠地が近いのだ。
その両手には、横笛を携えている。あの形状は間違いない。「服従の笛」だ。全員が持っていた。既に失われた筈の、禁じられた精霊機構。一体誰が、彼らに手配したのだろう。
奴隷商人達が立ち並ぶ様を見て、ビザールが勝ち誇ったように立ち上がる。
「はははっ! 馬鹿め! これでお前らは終わりだ! 俺たち奴隷商人の体にはな、居場所と状態を知らせる精霊機構が埋め込まれている! 俺が囚われた事を知って、仲間が駆けつけたんだ! さぁどうする! これだけの数の服従の笛が相手じゃ、耳をもぎ取ったくらいじゃ防げんぞ!」
「くっ......!」
ネリスは耳に手をかけたが、ビザールの言葉を受けて一瞬、躊躇(ちゅうちょ)した。その一瞬の隙を突いて、服従の笛から音色が奏でられる。
「しまった、ううっ、く、ああ......」
「おお、なんて、素晴らしい音色だろう.....」
「素敵ですね。天国にいるみたいです」
「ああ、幸せだ......」
「なんすかこの曲......もう、なんもしたくねぇっす......」
ネリスもルーフェンもシーラもホーキンスも。そして御者であるアムレアも。全員がうっとりと目を細め、その美しい音色に聴き入った。だがビザールは平気そうだ。おそらくなんらかの精霊機構を別に所持し、それは服従の笛に対する耐性を持っているのだろう。
「ははははっ! 私の勝ちだ! お前らも全員奴隷にしてやろう! 高値で売ってやる!」
ビザールは客室のドアを開けて、外へ出ようとする。だがその肩に、私はそっと手を置いた。
「なっ......! 貴様、何故動ける! 音色に魅入られていないのか!? ふごぉっ!」
私はビザールの顔面を思いっきり殴る。鼻が折れ、鼻血が吹き出す。
「この私に、同じ技や能力は二度も通じない。覚えておく事ね!」
私の持つ女神の加護「神眼」。何かを探すのに役立つ能力。だがそれ以外にも、一度見た技や能力を無効化する力がある。
驚くビザール。でっぷりと太ったその腹を、私は奴隷商人の集団目掛けて蹴り飛ばした。
「おぐぇぇーっ!」
目を丸くする奴隷商人達。演奏が止まり、どよめきが起こる。
私は彼らに向かって右手を突き出し、呪文を唱える。
「ワイタル・ファイタル・リファイタル! 風の渦よ、巻き起これ!」
魔術、竜巻の呪文。それは奴隷商人達を空中へと巻き上げ、身につけているものをことごとく奪い、破壊していく。それは服従の笛も例外では無い。全てが木っ端微塵。
「ぎゃああああーっ!」
絶叫する奴隷商人達。おそらく全身の骨は砕け折れ、もはや身動き一つ出来ないだろう。
「そろそろいいかな」
指を打ち鳴らし、竜巻を解除する。ドサドサと地面に落下する奴隷商人達。そこへ、笛の音色から解放された私の仲間達が駆けつける。
「さすがアリエッタ! 今回は僕の出番はなかったね!」
笑顔で私を抱きしめるネリス。
「えへへ。頑張ったよ」
髪を撫でられながら、私はネリスの胸に顔をうずめる。
「一体、何がどうなってるんだ?」
「なんなんすか、こりゃ」
騎士のホーキンスと御者のアムレアは状況が飲み込めず、唖然としている。
「詳しい説明は後でします。ルーフェン、シーラ、奴隷商人達の手当をお願い。多分まだ生きてるから」
「多分って......はいはい、やりますよ」
「ルーフェン様ならこの程度の全身骨折、余裕で復元できますよ。お任せ下さい、アリエッタ様!」
面倒くさそうに肩をすくめるルーフェンと、目を輝かせるシーラ。彼女達のモチベーションには、だいぶ開きがあるようだ。
さて。これだけの駒がやられて、次はどう来るか......楽しみだ。
「しばらく走りましたが、どうですかい? 乗り心地は」
そう言って客室を振り返る御者のアムレア。男のような口調だが女性だ。それもまだ十代の美少女。髪の色は金色で、肌も白い。人間はほとんどが黒髪か茶髪なので、彼女の容姿はとても目立つものだった。
そして彼女はネリスの幼馴染みでもあるらしい。アムレアがネリスを見つめる視線には、何か特別なものが感じられる。だが、もちろんネリスは私の夫であり、もう私のもの。誰にも譲る気は無い。
「ありがとうアム。乗り心地に問題はないよ。ねぇ、アリエッタ」
「ええ、問題ないわ」
私は嫉妬心が表に出ないように、笑顔でネリスに答える。ネリスはアムレアの事をアムと愛称で呼ぶのだ。それを聞くたびに、私の心はざわめいた。
ネリスに限って浮気なんかしない。それはわかっている。それでも不安になるのは女の性(さが)というものだろう。
「そいつは良かったでさぁ。そいじゃ、このままの速度で行きやすぜ」
アムレアは振り返って笑うと、また正面を向いて馬車の制御にかかる。
「可愛い女の子だね。こりゃライバル出現かな」
六人乗りの客室。私の正面に座るルーフェンは、そう言って私にニヤリと笑いかけた。私の左隣に座るネリスが、困ったように頬を掻く。
「アムはそんなんじゃないですよ。僕が愛しているのはアリエッタだけです」
「わかってるよ、ネリス。私も愛してる」
私はネリスに抱きつきながら、ルーフェンに「ベーっ」と舌を出して見せた。
「新婚夫婦をからかうものではありませんよ、ルーフェン様」
ルーフェンの隣に座るシーラが、ルーフェンを軽く睨む。
「いやはや、すまない。二人があんまり仲が良いものでね。ついからかいたくなってしまうんだ」
ルーフェンはそう言って肩をすくめた。
「ところで、私達と旅をしたいなら、どうして直接言ってくれなかったんだい? 君達の誘いなら断らないのに。水臭いじゃないか」
そう言って、不思議そうに私を見るルーフェン。
「ええ、私も断られるとは思ってなかった。だから直接言おうと思って、披露宴で私達の所まで来てくれるのを待ってたのよ? だけどあなたとシーラは一向に来ないし、私達は伯爵様につかまって身動きが取れなかった。このままお開きになったら、もう会えないかも知れない。そう思って伯爵様にお願いしたの」
私は身振りと手振りを使いながら、ルーフェンとシーラに事情を説明した。
「なるほど。納得した」
ルーフェンは「ふむふむ」とうなずく。
その時、ネリスの隣に座っている奴隷商人のビザールが「ケッ」と悪態を付いた。ちなみに彼の両手首には、精霊機構の道具「謙虚なる手錠」が嵌められている。この手錠をはめられたものは全ての特殊能力の使用が出来なくなり、身体能力も十歳の子供程度まで落ちる。つまり管理が楽になる。治安を守る騎士達の必須道具だ。
「おい、態度が悪いぞ。なんなら途中の村で、また地下牢にぶち込んでやろうか?」
コロンドル村の騎士ホーキンスが、ビザールを正面から睨む。彼の席はシーラの隣だ。護衛ではなく、あくまでビザールの監視役という役割で、奴隷商人の本拠地を潰すまで同行してもらう事になった。
「やれるものならやってみるがいい。だが【あの場所】を知っているのは私だけだ。私の案内がなければ、貴様らの目的は果たせんぞ」
ビザールは薄く笑いながらそう言った。
「チッ。生意気な奴だ」
ホーキンスは悔しそうに歯軋りしながらも、仕方なしにビザールを許す事にしたようだ。
ビザールのあの余裕。何か裏がある。私はそう直感した。
しばらく馬車を走らせていると、唐突にアムレアが叫んだ。
「なんだコイツら!」
ヒヒーンと馬が鳴き、馬車が急停車する。客室の窓から外を見ると、商人のような服装をした男達が十数人。ずらりと立って道を塞いでいた。おそらく奴隷商人達だろう。本拠地が近いのだ。
その両手には、横笛を携えている。あの形状は間違いない。「服従の笛」だ。全員が持っていた。既に失われた筈の、禁じられた精霊機構。一体誰が、彼らに手配したのだろう。
奴隷商人達が立ち並ぶ様を見て、ビザールが勝ち誇ったように立ち上がる。
「はははっ! 馬鹿め! これでお前らは終わりだ! 俺たち奴隷商人の体にはな、居場所と状態を知らせる精霊機構が埋め込まれている! 俺が囚われた事を知って、仲間が駆けつけたんだ! さぁどうする! これだけの数の服従の笛が相手じゃ、耳をもぎ取ったくらいじゃ防げんぞ!」
「くっ......!」
ネリスは耳に手をかけたが、ビザールの言葉を受けて一瞬、躊躇(ちゅうちょ)した。その一瞬の隙を突いて、服従の笛から音色が奏でられる。
「しまった、ううっ、く、ああ......」
「おお、なんて、素晴らしい音色だろう.....」
「素敵ですね。天国にいるみたいです」
「ああ、幸せだ......」
「なんすかこの曲......もう、なんもしたくねぇっす......」
ネリスもルーフェンもシーラもホーキンスも。そして御者であるアムレアも。全員がうっとりと目を細め、その美しい音色に聴き入った。だがビザールは平気そうだ。おそらくなんらかの精霊機構を別に所持し、それは服従の笛に対する耐性を持っているのだろう。
「ははははっ! 私の勝ちだ! お前らも全員奴隷にしてやろう! 高値で売ってやる!」
ビザールは客室のドアを開けて、外へ出ようとする。だがその肩に、私はそっと手を置いた。
「なっ......! 貴様、何故動ける! 音色に魅入られていないのか!? ふごぉっ!」
私はビザールの顔面を思いっきり殴る。鼻が折れ、鼻血が吹き出す。
「この私に、同じ技や能力は二度も通じない。覚えておく事ね!」
私の持つ女神の加護「神眼」。何かを探すのに役立つ能力。だがそれ以外にも、一度見た技や能力を無効化する力がある。
驚くビザール。でっぷりと太ったその腹を、私は奴隷商人の集団目掛けて蹴り飛ばした。
「おぐぇぇーっ!」
目を丸くする奴隷商人達。演奏が止まり、どよめきが起こる。
私は彼らに向かって右手を突き出し、呪文を唱える。
「ワイタル・ファイタル・リファイタル! 風の渦よ、巻き起これ!」
魔術、竜巻の呪文。それは奴隷商人達を空中へと巻き上げ、身につけているものをことごとく奪い、破壊していく。それは服従の笛も例外では無い。全てが木っ端微塵。
「ぎゃああああーっ!」
絶叫する奴隷商人達。おそらく全身の骨は砕け折れ、もはや身動き一つ出来ないだろう。
「そろそろいいかな」
指を打ち鳴らし、竜巻を解除する。ドサドサと地面に落下する奴隷商人達。そこへ、笛の音色から解放された私の仲間達が駆けつける。
「さすがアリエッタ! 今回は僕の出番はなかったね!」
笑顔で私を抱きしめるネリス。
「えへへ。頑張ったよ」
髪を撫でられながら、私はネリスの胸に顔をうずめる。
「一体、何がどうなってるんだ?」
「なんなんすか、こりゃ」
騎士のホーキンスと御者のアムレアは状況が飲み込めず、唖然としている。
「詳しい説明は後でします。ルーフェン、シーラ、奴隷商人達の手当をお願い。多分まだ生きてるから」
「多分って......はいはい、やりますよ」
「ルーフェン様ならこの程度の全身骨折、余裕で復元できますよ。お任せ下さい、アリエッタ様!」
面倒くさそうに肩をすくめるルーフェンと、目を輝かせるシーラ。彼女達のモチベーションには、だいぶ開きがあるようだ。
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