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魔王討伐と臆病な勇者編。
第52話 【最終話】魔王が勇者になりました。
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「と言う訳で、勇者セレスティンは既にシェイプシフターに成り代わられていたんだ」
フェイトの依頼を終えてリゼの家に戻ったフェイは、フェレルの姿となってリゼを出迎え、事の顛末を話した。
「うーん......国の守り手までシェイプシフターになっているなんて。もう何を信じたらいいかわからないね」
「そうだね......」
夕食を食べながら、今日の出来事を振り返る。
「それに、やっぱり王侯貴族にもいると思う。デオス王はわからないけど、ハサン王子はシェイプシフターだと思うんだ。それについては直感だけどね。だけど俺の前世の事や、ライナ師匠の事。あまりにも知り過ぎている。いずれ決着を付けると言っていたから、俺の過去にも関係がある。心も読めなかったし、彼は只者じゃない」
「そうだね......でも、まだ向こうに戦う気はないんだよね」
「多分ね。束の間の安息をって言ってたから」
「そっか......」
食事と会話を続ける二人。テーブルには、もう一人いる。黒髪で美形、長身の青年だ。彼は無言で食事を続けていた。
「で、この人はどうするの? 魔王、なんだよね。見た目は勇者セレスティンだけど」
「ああ、勇者セレスティンとして、憲兵になってもらうよ。デオス王が口利きしてくれるって言ってたから、明日憲兵庁に連れてく」
「よろしくお願いします、主」
魔王グランドグマは深々と頭を下げた。
「うん、こちらこそよろしくね。今後は君の事をセレスティンと呼ぶ。君も、自分はセレスティンだと言う認識で頼む。あと、従者になった際に課したルールはしっかり守ってね」
「もちろんです、主。許可がない限りは力は隠し、人間や動物に危害を加えない。大丈夫です!」
親指を「グッ」と立てるセレスティン。
「よし。それから、その主ってのもやめてもらおうかな。堅苦しいし。今後、俺の事は先生と呼んで。いいね」
「わかりました! 先生!」
「よし」
フェレルも親指を「グッ」と立てる。
「そう言えば、勇者パーティーの他のメンバーはどうしたの?」
リゼは周囲を見回す。どこかに隠れていると思ったのかも知れない。
「ああ、彼らも一度は憲兵になるって言ってたんだけど......なんか三人でやる事が出来たからって言って辞退したんだ。まぁ、フェイ、つまり俺だけど......彼らはフェイに散々暴言を吐いた。それにグランドグマがフェイに変身してた時、彼の挙動がおかしかったから、怖くなったのかも知れない。だから気まずかったり、怖かったりで辞めたくなったんだろう」
「なるほどね」
リゼは納得した。
「じゃあ、片付けよっか」
「うん」
リゼが皿を運び、フェレルもそれに追随する。セレスティンも手伝った。
「先生。我は今日、どこで寝れば良いでしょうか」
リゼとフェレルが洗った皿を拭きながら、セレスティンは問う。
「ん? ああ、そうだな......リゼ、部屋はある?」
「両親の部屋は空いているけど、片付けたり整えたりが必要かな。泊まるのは別に構わないけど......」
「そっか。それじゃあセレスティン。今日は俺の部屋......フェイの部屋で寝て。案内するから。それでいいかな、リゼ」
「うん、いいよ」
リゼは頷き、セレスティンも親指を立てる。
「わかりました。では、先生はどこで寝られるのですか?」
「俺はリゼと一緒に寝るから、心配しなくていい」
「なるほど。二人は恋人同士なんですね」
セレスティンがそう言うと、フェレルとリゼは耳まで真っ赤にする。
「ま、まぁね」
「み、みんなには内緒だぞ、セレスティン!」
「分かってますよ」
セレスティンはニッコリと微笑み、拭き終わった皿を、リゼに聞きながら棚に戻していった。
セレスティンという新たな仲間を得たフェレル。ハサン王子との対決の時はいずれやってくるだろう。
その時まで、この物語は一旦閉幕となる。
フェイトの依頼を終えてリゼの家に戻ったフェイは、フェレルの姿となってリゼを出迎え、事の顛末を話した。
「うーん......国の守り手までシェイプシフターになっているなんて。もう何を信じたらいいかわからないね」
「そうだね......」
夕食を食べながら、今日の出来事を振り返る。
「それに、やっぱり王侯貴族にもいると思う。デオス王はわからないけど、ハサン王子はシェイプシフターだと思うんだ。それについては直感だけどね。だけど俺の前世の事や、ライナ師匠の事。あまりにも知り過ぎている。いずれ決着を付けると言っていたから、俺の過去にも関係がある。心も読めなかったし、彼は只者じゃない」
「そうだね......でも、まだ向こうに戦う気はないんだよね」
「多分ね。束の間の安息をって言ってたから」
「そっか......」
食事と会話を続ける二人。テーブルには、もう一人いる。黒髪で美形、長身の青年だ。彼は無言で食事を続けていた。
「で、この人はどうするの? 魔王、なんだよね。見た目は勇者セレスティンだけど」
「ああ、勇者セレスティンとして、憲兵になってもらうよ。デオス王が口利きしてくれるって言ってたから、明日憲兵庁に連れてく」
「よろしくお願いします、主」
魔王グランドグマは深々と頭を下げた。
「うん、こちらこそよろしくね。今後は君の事をセレスティンと呼ぶ。君も、自分はセレスティンだと言う認識で頼む。あと、従者になった際に課したルールはしっかり守ってね」
「もちろんです、主。許可がない限りは力は隠し、人間や動物に危害を加えない。大丈夫です!」
親指を「グッ」と立てるセレスティン。
「よし。それから、その主ってのもやめてもらおうかな。堅苦しいし。今後、俺の事は先生と呼んで。いいね」
「わかりました! 先生!」
「よし」
フェレルも親指を「グッ」と立てる。
「そう言えば、勇者パーティーの他のメンバーはどうしたの?」
リゼは周囲を見回す。どこかに隠れていると思ったのかも知れない。
「ああ、彼らも一度は憲兵になるって言ってたんだけど......なんか三人でやる事が出来たからって言って辞退したんだ。まぁ、フェイ、つまり俺だけど......彼らはフェイに散々暴言を吐いた。それにグランドグマがフェイに変身してた時、彼の挙動がおかしかったから、怖くなったのかも知れない。だから気まずかったり、怖かったりで辞めたくなったんだろう」
「なるほどね」
リゼは納得した。
「じゃあ、片付けよっか」
「うん」
リゼが皿を運び、フェレルもそれに追随する。セレスティンも手伝った。
「先生。我は今日、どこで寝れば良いでしょうか」
リゼとフェレルが洗った皿を拭きながら、セレスティンは問う。
「ん? ああ、そうだな......リゼ、部屋はある?」
「両親の部屋は空いているけど、片付けたり整えたりが必要かな。泊まるのは別に構わないけど......」
「そっか。それじゃあセレスティン。今日は俺の部屋......フェイの部屋で寝て。案内するから。それでいいかな、リゼ」
「うん、いいよ」
リゼは頷き、セレスティンも親指を立てる。
「わかりました。では、先生はどこで寝られるのですか?」
「俺はリゼと一緒に寝るから、心配しなくていい」
「なるほど。二人は恋人同士なんですね」
セレスティンがそう言うと、フェレルとリゼは耳まで真っ赤にする。
「ま、まぁね」
「み、みんなには内緒だぞ、セレスティン!」
「分かってますよ」
セレスティンはニッコリと微笑み、拭き終わった皿を、リゼに聞きながら棚に戻していった。
セレスティンという新たな仲間を得たフェレル。ハサン王子との対決の時はいずれやってくるだろう。
その時まで、この物語は一旦閉幕となる。
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K
拝読致しましたが、所々に文章的に漢字の間違いが多々あります。
感想ありがとうございます(*⁰▿⁰*)
どこだろう? 気をつけますね(´;ω;`)
第1話の最初の方に冒険者ギルドじゃなく、冒険家ギルドになってます。
感想ありがとうございます! 全く気づいてませんでした! 早速直します!ありがとうございます!
大変楽しく読ませていただいております。いつも更新ありがとうございます。
誤字報告です。
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感想ありがとうございます♪ 初感想を頂いて、作者は跳び上がって喜んでいます!
多言......(汗)
うわぁー、間違っちゃいましたね! ご報告ありがとうございます! 早速修正しますね。これからも是非、世界早速の憲兵を楽しんで頂ければ! よろしくお願いします(*'▽'*)