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第21話 闇ギルド。
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「ティムさん、早く来ないと置いてっちゃいますよー」
「ちょっ、待ってくれ!」
人々の往来が少なくなるにつれて歩行速度を増し、どんどん進んでいくケイト。俺は見失わないように必死について行く。
あいつ、足早すぎ!
やがてケイトは表通りを外れ、裏路地のさらに奥、壁と壁の間の細すぎる場所などをどんどん入って行く。
やばい。こんな場所でケイトを見失ったら、俺は家に帰れない!
自慢じゃ無いが、俺は記憶力が悪い。そして方向音痴でもある。迷宮探索の時みたいに地図を書いていれば別だが、もちろんそんな余裕は無い。
「待てって! おーい!」
俺の声が聞こえたのか、先を歩いていたケイトがピタリと足を止める。そして振り返り、唇に指を当てた。「静かに」と言うジェスチャーだ。
俺は頷き、なるべく音を立てないように小走りでケイトに近づく。
いつの間にか、町外れに来ていたようだ。周囲には廃墟のような朽ちた建物が並び、住人がいるような気配はしない。
ケイトは一軒の廃墟の外壁にピタリと体を寄せ、角のあたりから、向かい側の建物を覗き見ている。
「ティムさん、あの廃墟を見ていて下さい。もうすぐ【対象者】が現れる筈です。つまり、裁定すべき犯罪者。闇ギルドの関係者です」
俺は言われた通りに彼の横に並び、道の反対側にある建物を見た。
他の建物同様、朽ちた木造の家だ。こんな場所を、犯人は根城(ねじろ)にしていると言うのか。
「生まれた時から王都に住んでるが、こんな場所があったなんて知らなかったぜ」
「でしょうね。ここは廃棄区画。何十年も前に捨てられた場所です。誰にも気づかれないように、街の壁や建物で隠されているのです。ここの事は、本来一部の関係者しか知りません。闇ギルドがどうやってこの場所を知ったのか、少し興味がある......と、フェイト様が仰っていました」
ケイトは真剣な表情でそう言った。大通りを歩いていた時の、あの人懐っこい笑顔は消えている。
「なるほどな。隠れ家には持ってこいって訳だ」
「そうです。あ、来ましたよ!」
通りの向こうから、一組の男女がやって来た。男には見覚えがある。長身で筋肉質、茶髪。そして飄々とした身のこなし。この距離でも、一目でシュタインだと分かる。
女は初めて見る顔だ。おそらく年齢は二十代前半。色白の美人である。
シュタインは親しげに彼女の肩に腕を回し、もう片方の手で盛んにジェスチャーしながら話しかけている。
「やっぱりあいつだったか。でもまさか、闇ギルドの関係者だったとは」
「お知り合いでしたか。闇ギルドに加わったタイミングは分かりませんが、今の彼からは闇の匂いがプンプンします」
シュタインは女を、ケイトが注視していた廃墟に連れ込んだ。やはりあそこが隠れ家なのだ。
「フェイト様には念話で到着の連絡をしましたので、そろそろいらっしゃる筈です。フェイト様がいらっしゃる前に、とりあえず僕たちだけで【裁定】してみますか」
「え? 裁定って、そんな気軽に出来るもんなの?」
「僕は【代行者】ですので。フェイト様がいらっしゃらない時は、裁定を行う権利があります。ですが戦闘は苦手ですので、戦うのはティムさんにお任せします。【裁定者】、または【代行者】に戦闘許可をもらった者は、相手を傷つけたり、場合によっては殺害しても罪になりません。ご安心ください」
殺害、か。シュタインが俺の力を奪ったのなら、確かに怒りは感じる。が、殺す程じゃない。クリスタルとの戦闘訓練では、彼を粉々に砕いてしまった。今回はちゃんとコントロールして、手加減しないとな。
「力」も返して貰わなけりゃならないし。
「こそこそするのは苦手だ。正面突破でいいか?」
「ええ。儀式が始まる前に、叩きましょう」
儀式?
「無知ですまん。儀式ってなんだ?」
足を踏み出そうとするケイトを呼び止めると、彼は微笑した。
「そうか。一般の方は闇ギルドの知識が無いんでしたね。こちらこそ、配慮が足りずにすいません。儀式と言うのは、闇の女神テネブラエに人間の魂を捧げる行為です。その際、魂の持ち主は殺害されます」
「マジか! 呼び止めてすまん!」
俺は駆け出した。確かに儀式とやらが始まってしまうのは非常にまずい。あの女性が殺されてしまう!
俺はケイトと共に、素早く移動した。廃墟の前にはすぐ辿り着いたが、簡単には侵入出来そうにない。
入り口には真新しいドアが設置されていて、鍵が掛かっている。窓からの侵入も考えたが、パッと見た感じ窓は見当たらない。
「どうしましょう。鍵開けの魔術【解錠】は高等魔術なので、僕には使えないですし。当然ティムさんも使えないですよね。そもそも一般の方が使うと、犯罪ですけどね」
「安心しろ。鍵開けは得意だ。俺は探索士だからな。装着!」
俺は迷宮探索用の装備一式を冒険者証から呼び出した。自動的に装着された装備品の一つ、腰のポーチを開いて鍵開け用の道具を取り出す。種類は様々あるが、ドアノブの形状などから推測し、素早く選び出す。
「なるほど、では家屋の鍵開けを許可します。ふむふむ、色々道具があるんですね」
「まぁな」
鍵穴に特殊な針金を二本差し込み、カチャカチャと探りながらケイトに答える。探索士の仕事は地図作成と鍵開けや罠の解除、時間の把握が主な仕事だ。このくらいは朝飯前である。
くっ、だがこの鍵穴、中々に手強い。焦る。額を汗が伝う。早く、早くあの女性を助けなくては!
カチャリ。よし、開いた!
「開いたぜ! 入るぞ!」
「はい!」
俺はドアをバンと開き、廃墟となった木造家屋に飛び込む。そして素早く観察。
おそらく窓がないであろう室内は、外からの光が一切入らないようだ。その闇を照らすように、壁にはいくつかの松明が掲げられている。
部屋の中心には祭壇のような物があり、先程の女性が縛りつけられている。口には布のような物を詰め込まれ、呻き声を上げている。
ぼんやりとした光の中、四人の男が祭壇を囲み、祈りのような言葉を呟いていた。彼らの服装は神術士ギルド【ルクス教会】の神術士の服に良く似ていた。
だがその色は漆黒で、ルクス教会の純白とは真逆だ。闇の神テネブラエを崇拝する、闇ギルドの神術士という訳だ。
「動かないで下さい! あなた達を誘拐、拘束、監禁、背教の現行犯で逮捕します! ティムさん、やっちゃってください!」
「おう!」
ケイトが警告を発している間に、俺の「ちからをためる」は完了していた。
「ちから、解放!」
キンッ! と目の奥が光り、眉間が熱くなる。脳がチリチリと焼ける様な音。
周囲の動きがスローになる。闇ギルドの神術士の一人が短剣を掲げ、捕らえた女性に振り下ろす。
自慢じゃないが俺の足は早くない。ここからあの祭壇まで、ダッシュしても五秒はかかる。だが短剣が彼女の心臓に到達する時間は、おそらくあと一秒ってところだろう。
仕方ない。また病院送りになってしまうが、足のリミッターを解除だ。秘められた筋力を全開にし、超人的な脚力でダッシュする。
いくぜ! 超速ダッシュ!
ドンッ! ドンッ! 人間ロケット砲台で射出された時の様な衝撃が、足の裏に響く。たったの二歩、0.5秒で祭壇に到達する。
短剣を掴んだり弾いていては、突き刺さるのを阻止出来ない可能性がある。それに今の加速度だと、拳や蹴りでも相手を殺してしまう。
例え相手が犯罪者で、彼を処刑する事が罪にならないとしても、殺すのは嫌だ。つまり俺自身が、彼女の盾になるしかない!
だが俺自身が致命傷を負っては意味がない。極限まで筋肉を締め、ダメージを最小限に食い止める!
神術士と女性の間に割って入った俺は、俺の体が彼女に激突しないよう、すかさず四つん這いになる。そして手足を祭壇に踏ん張り、覆い被さった。背中にズドンという短剣の衝撃。痛みが襲ってくる前に、痛覚を麻痺させる。
そのまま逆立ちのように直立し、両足を開いて回転。四人の神術士に蹴りを喰らわす。彼らは木造の壁を派手に突き破り、家の外へと吹っ飛んで行った。
「彼らは僕が逮捕します! ティムさんは彼を!」
ケイトが叫ぶ。彼とは、そう。この場にいる筈なのに、いない者。
祭壇から飛び降りた俺の眉間を目掛け、矢が飛んでくる。素早くそれを掴みとり、「矢の攻撃力」を吸収する。
「久しぶりだな、シュタイン」
暗闇の中から姿を現した長身の男に、俺は声をかけた。
「ああ。会いたかったよ、クソ雑魚のティム」
シュタインはそう言って垂れ目を細くし、大きな口をニンマリと歪ませた。
「ちょっ、待ってくれ!」
人々の往来が少なくなるにつれて歩行速度を増し、どんどん進んでいくケイト。俺は見失わないように必死について行く。
あいつ、足早すぎ!
やがてケイトは表通りを外れ、裏路地のさらに奥、壁と壁の間の細すぎる場所などをどんどん入って行く。
やばい。こんな場所でケイトを見失ったら、俺は家に帰れない!
自慢じゃ無いが、俺は記憶力が悪い。そして方向音痴でもある。迷宮探索の時みたいに地図を書いていれば別だが、もちろんそんな余裕は無い。
「待てって! おーい!」
俺の声が聞こえたのか、先を歩いていたケイトがピタリと足を止める。そして振り返り、唇に指を当てた。「静かに」と言うジェスチャーだ。
俺は頷き、なるべく音を立てないように小走りでケイトに近づく。
いつの間にか、町外れに来ていたようだ。周囲には廃墟のような朽ちた建物が並び、住人がいるような気配はしない。
ケイトは一軒の廃墟の外壁にピタリと体を寄せ、角のあたりから、向かい側の建物を覗き見ている。
「ティムさん、あの廃墟を見ていて下さい。もうすぐ【対象者】が現れる筈です。つまり、裁定すべき犯罪者。闇ギルドの関係者です」
俺は言われた通りに彼の横に並び、道の反対側にある建物を見た。
他の建物同様、朽ちた木造の家だ。こんな場所を、犯人は根城(ねじろ)にしていると言うのか。
「生まれた時から王都に住んでるが、こんな場所があったなんて知らなかったぜ」
「でしょうね。ここは廃棄区画。何十年も前に捨てられた場所です。誰にも気づかれないように、街の壁や建物で隠されているのです。ここの事は、本来一部の関係者しか知りません。闇ギルドがどうやってこの場所を知ったのか、少し興味がある......と、フェイト様が仰っていました」
ケイトは真剣な表情でそう言った。大通りを歩いていた時の、あの人懐っこい笑顔は消えている。
「なるほどな。隠れ家には持ってこいって訳だ」
「そうです。あ、来ましたよ!」
通りの向こうから、一組の男女がやって来た。男には見覚えがある。長身で筋肉質、茶髪。そして飄々とした身のこなし。この距離でも、一目でシュタインだと分かる。
女は初めて見る顔だ。おそらく年齢は二十代前半。色白の美人である。
シュタインは親しげに彼女の肩に腕を回し、もう片方の手で盛んにジェスチャーしながら話しかけている。
「やっぱりあいつだったか。でもまさか、闇ギルドの関係者だったとは」
「お知り合いでしたか。闇ギルドに加わったタイミングは分かりませんが、今の彼からは闇の匂いがプンプンします」
シュタインは女を、ケイトが注視していた廃墟に連れ込んだ。やはりあそこが隠れ家なのだ。
「フェイト様には念話で到着の連絡をしましたので、そろそろいらっしゃる筈です。フェイト様がいらっしゃる前に、とりあえず僕たちだけで【裁定】してみますか」
「え? 裁定って、そんな気軽に出来るもんなの?」
「僕は【代行者】ですので。フェイト様がいらっしゃらない時は、裁定を行う権利があります。ですが戦闘は苦手ですので、戦うのはティムさんにお任せします。【裁定者】、または【代行者】に戦闘許可をもらった者は、相手を傷つけたり、場合によっては殺害しても罪になりません。ご安心ください」
殺害、か。シュタインが俺の力を奪ったのなら、確かに怒りは感じる。が、殺す程じゃない。クリスタルとの戦闘訓練では、彼を粉々に砕いてしまった。今回はちゃんとコントロールして、手加減しないとな。
「力」も返して貰わなけりゃならないし。
「こそこそするのは苦手だ。正面突破でいいか?」
「ええ。儀式が始まる前に、叩きましょう」
儀式?
「無知ですまん。儀式ってなんだ?」
足を踏み出そうとするケイトを呼び止めると、彼は微笑した。
「そうか。一般の方は闇ギルドの知識が無いんでしたね。こちらこそ、配慮が足りずにすいません。儀式と言うのは、闇の女神テネブラエに人間の魂を捧げる行為です。その際、魂の持ち主は殺害されます」
「マジか! 呼び止めてすまん!」
俺は駆け出した。確かに儀式とやらが始まってしまうのは非常にまずい。あの女性が殺されてしまう!
俺はケイトと共に、素早く移動した。廃墟の前にはすぐ辿り着いたが、簡単には侵入出来そうにない。
入り口には真新しいドアが設置されていて、鍵が掛かっている。窓からの侵入も考えたが、パッと見た感じ窓は見当たらない。
「どうしましょう。鍵開けの魔術【解錠】は高等魔術なので、僕には使えないですし。当然ティムさんも使えないですよね。そもそも一般の方が使うと、犯罪ですけどね」
「安心しろ。鍵開けは得意だ。俺は探索士だからな。装着!」
俺は迷宮探索用の装備一式を冒険者証から呼び出した。自動的に装着された装備品の一つ、腰のポーチを開いて鍵開け用の道具を取り出す。種類は様々あるが、ドアノブの形状などから推測し、素早く選び出す。
「なるほど、では家屋の鍵開けを許可します。ふむふむ、色々道具があるんですね」
「まぁな」
鍵穴に特殊な針金を二本差し込み、カチャカチャと探りながらケイトに答える。探索士の仕事は地図作成と鍵開けや罠の解除、時間の把握が主な仕事だ。このくらいは朝飯前である。
くっ、だがこの鍵穴、中々に手強い。焦る。額を汗が伝う。早く、早くあの女性を助けなくては!
カチャリ。よし、開いた!
「開いたぜ! 入るぞ!」
「はい!」
俺はドアをバンと開き、廃墟となった木造家屋に飛び込む。そして素早く観察。
おそらく窓がないであろう室内は、外からの光が一切入らないようだ。その闇を照らすように、壁にはいくつかの松明が掲げられている。
部屋の中心には祭壇のような物があり、先程の女性が縛りつけられている。口には布のような物を詰め込まれ、呻き声を上げている。
ぼんやりとした光の中、四人の男が祭壇を囲み、祈りのような言葉を呟いていた。彼らの服装は神術士ギルド【ルクス教会】の神術士の服に良く似ていた。
だがその色は漆黒で、ルクス教会の純白とは真逆だ。闇の神テネブラエを崇拝する、闇ギルドの神術士という訳だ。
「動かないで下さい! あなた達を誘拐、拘束、監禁、背教の現行犯で逮捕します! ティムさん、やっちゃってください!」
「おう!」
ケイトが警告を発している間に、俺の「ちからをためる」は完了していた。
「ちから、解放!」
キンッ! と目の奥が光り、眉間が熱くなる。脳がチリチリと焼ける様な音。
周囲の動きがスローになる。闇ギルドの神術士の一人が短剣を掲げ、捕らえた女性に振り下ろす。
自慢じゃないが俺の足は早くない。ここからあの祭壇まで、ダッシュしても五秒はかかる。だが短剣が彼女の心臓に到達する時間は、おそらくあと一秒ってところだろう。
仕方ない。また病院送りになってしまうが、足のリミッターを解除だ。秘められた筋力を全開にし、超人的な脚力でダッシュする。
いくぜ! 超速ダッシュ!
ドンッ! ドンッ! 人間ロケット砲台で射出された時の様な衝撃が、足の裏に響く。たったの二歩、0.5秒で祭壇に到達する。
短剣を掴んだり弾いていては、突き刺さるのを阻止出来ない可能性がある。それに今の加速度だと、拳や蹴りでも相手を殺してしまう。
例え相手が犯罪者で、彼を処刑する事が罪にならないとしても、殺すのは嫌だ。つまり俺自身が、彼女の盾になるしかない!
だが俺自身が致命傷を負っては意味がない。極限まで筋肉を締め、ダメージを最小限に食い止める!
神術士と女性の間に割って入った俺は、俺の体が彼女に激突しないよう、すかさず四つん這いになる。そして手足を祭壇に踏ん張り、覆い被さった。背中にズドンという短剣の衝撃。痛みが襲ってくる前に、痛覚を麻痺させる。
そのまま逆立ちのように直立し、両足を開いて回転。四人の神術士に蹴りを喰らわす。彼らは木造の壁を派手に突き破り、家の外へと吹っ飛んで行った。
「彼らは僕が逮捕します! ティムさんは彼を!」
ケイトが叫ぶ。彼とは、そう。この場にいる筈なのに、いない者。
祭壇から飛び降りた俺の眉間を目掛け、矢が飛んでくる。素早くそれを掴みとり、「矢の攻撃力」を吸収する。
「久しぶりだな、シュタイン」
暗闇の中から姿を現した長身の男に、俺は声をかけた。
「ああ。会いたかったよ、クソ雑魚のティム」
シュタインはそう言って垂れ目を細くし、大きな口をニンマリと歪ませた。
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