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第1部
第56話 「エライナとの別れ」
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翌朝、エライナはマリカの家を出て行くことになった。 今や保護リストに入った彼女が住むのはコモノ・ハウスや長屋ではない。 立派な一軒家である。
エライナの左手首には銀色のブレスレットが光っている。 昨晩ジュニアに渡されたもので、保護リスト者である証だ。 このブレスレットの持ち主に危害を加えるのはご法度。 そのルールは派閥を問わず適用される。 流刑地の総意なのだ。
「マリカちゃん、本当にありがとう。 色々とお世話になったわね」
エライナはマリカの手を両手に包みながら涙ぐむ。
「そんな、エライナさん。 私もたくさん助けてもらいました」
マリカの言葉は社交辞令ではない。 エライナには隣人と交渉してもらったり、料理を教えてもらったりした。 エライナがいなければ、マリカは隣人から狩猟採集用の道具を借りることさえできなかった。
「ミツキちゃんともお別れね」
エライナは名残惜しそうにミツキとも握手をするが、ミツキは「うん」と答えてエライナに手を握らせるのみ。 エライナが去るのが寂しいと思わないらしい。
「2人とも、今度わたしの家に遊びに来てね」
そう言い残してエライナはマリカの家を出て行った。 ジュニアの手下に案内されて新しい家へと向かうのである。
エライナの左手首には銀色のブレスレットが光っている。 昨晩ジュニアに渡されたもので、保護リスト者である証だ。 このブレスレットの持ち主に危害を加えるのはご法度。 そのルールは派閥を問わず適用される。 流刑地の総意なのだ。
「マリカちゃん、本当にありがとう。 色々とお世話になったわね」
エライナはマリカの手を両手に包みながら涙ぐむ。
「そんな、エライナさん。 私もたくさん助けてもらいました」
マリカの言葉は社交辞令ではない。 エライナには隣人と交渉してもらったり、料理を教えてもらったりした。 エライナがいなければ、マリカは隣人から狩猟採集用の道具を借りることさえできなかった。
「ミツキちゃんともお別れね」
エライナは名残惜しそうにミツキとも握手をするが、ミツキは「うん」と答えてエライナに手を握らせるのみ。 エライナが去るのが寂しいと思わないらしい。
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