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12月

クリスマス

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スルトは僕をベッドへおろすと僕の唇を奪った。荒っぽく舌を絡め、息が苦しいほど抱きしめる。

「ちょっ…スルトっ…!落ち着いて…!」

「落ち着けるわけがないだろう。エドガーとピーターとばかりいやらしいことをして。興奮と嫉妬で気が狂うかと思ったぞ」

興奮と嫉妬で気が狂ってるのはいつものことなんじゃないのと思ったけど黙ってることにした。スルトに襲われている僕の隣にエドガーとピーターが寝転んだ。僕を挟んで二人が会話している。

「王様ゲーム楽しかったねえ」

「楽しかったですね。またしたいです」

「うん。しようしよう」

「それにしてもケーゴかわいかったな。俺、ケーゴに舐めてなんて言われたの初めてでした」

「僕も、ケーゴに手を動かされるのは初めてだったよ」

二人ともやめて…?今のスルトに王様ゲームって言葉はタブーだよ…。案の定スルトが「むぅぅっ」と呻いている。僕をベッドに押し倒してパンツスウェットを脱がせてそれを放り投げた。ブスッとした顔で僕を見ている。

「俺も…ケーゴに命令したり命令されたい…」

「スルト…」

あぁぁぁっ!なんだよこの世界で最も可愛らしいイケメンはよぉ!!こんなだからスルトのこといじめたくなるんだよっ…!バリタチみたいな顔しといてくそかわハムスターみたいな内面しやがって!!くそっ!くそぉぉぉ!!

「分かった!分かったからその顔やめてよ!!」

「あー…やっちゃったねケーゴ」

エドガーがぼそっと呟いた。スルトはぱっと顔を輝かせて「ほんとうか?!」と聞き返した。

「う、うん…」

「よし!!じゃあ命令するぞケーゴ!」

「どうぞ…」

「王様に向かって自分で足を広げるんだケーゴ!」

「ええ…」

「さあはやく」

僕はスルトに向かって控えめに足を広げた。恥ずかしい…。

「そんなんじゃだめだ。自分の太ももを掴んで思いっきり広げろ」

「はぁっ?!」

「王様の命令は絶対だよケーゴ」

クスクス笑いながらエドガーが言った。僕はやけくそになって太ももを掴んでがばっと足を広げる。

「~~~…」

「おお…ピーター!写真を…!」

「やめれぇぇ…!」

スルトは広げられたところに顔を近づけ、まじまじと見ている。なにこれ…恥ずかしすぎて死にそう。

「じゃあ次は僕の命令ね」

「え?!」

「スルトがケーゴのそこに息を吹きかける」

「分かった」

「分かるなよバカぁ…」

エドガーの命令を喜々と受け、スルトが僕のおしりに息をふぅっと吹きかけた。

「っ…」

「ふふ、ぴくっとした」

「実況すなぁ…」

「じゃあ次ピーターが命令して」

「なにそのローテーション制!!」

「えっと、では…。スルト様がそこを舐める」

「分かった」

スルトの舌が敏感なところに触れる。広げてるせいでいつもより弱いところにしっかり当たってゾクゾクする。

「んんっ…」

「じゃあ次はケーゴの番だよ」

「…エドガー、キスして…」

「いいよ」

「ん…」

頬に手を添えて、エドガーがまったりとしたキスをしてくれる。気持ち良くて心地よくて、頭がぼぉっとしてしまう。

「よし、次は俺の命令だな。ケーゴ、自分でその硬くなったものを触って気持ち良くなるんだ」

エドガーとキスをしたまま、僕は自分のそれに触れた。え?僕もうこんな硬くしちゃってた…?うわぁ、さっき出したばっかりなのに…。この人たちとしすぎて僕まで絶倫になりつつある…。手を動かすとくちくちといやらしい音がした。

「ケーゴ、気持ちよさそうだな」

「んっ…あんま…見ないでよぉ…」

「見るために命令したんだ」

「くそぉ…」

「ケーゴ、じゃあ次は僕の命令ね。僕の体を舐めて」

「体って…ここ?」

僕はエドガーの硬くなったものに手の甲を当てた。

「どこでもいいよ。ケーゴの好きなところを舐めてほしいな」

「分かった…」

まずはキスをして、そこから耳たぶを唇に挟んで舐めた。エドガーがぴくっと反応する。エドガー、耳弱いんだよね。耳の裏と表をちろちろと舐めていると、エドガーが僕の体を掴んだ。

「っ…、ケーゴ、もう耳はいいから…」

「あは、エドガー耳が真っ赤になってるよ」

「ちょっと…我慢できなくなるから…」

「エドガーかわいい」

頬にキスをして、次は耳元や上半身に舌を這わせた。体を舐める僕の頭をエドガーが優しく撫でている。もう完全に大きくなっているものに手を添えて、ゆっくりと咥えこんだ。

「んっ…」

「ピーター、次はお前の番だぞ」

「あっ、はい。じゃあ…スルト様が指でケイゴを気持ち良くしてあげてください」

「その命令待っていたぞ」

「んんんっ…!」

スルトの指がゆっくりと中へ入ってくる。さっきからずっとえっちなことしてたのに、そこは触ってもらってなかったから快感に体がのけぞってしまう。

「そうかケーゴ、ずっと欲しかったんだな」

「んっ…あぁっ…」

「次はケーゴだぞ」

「…こっちも、触ってスルト…」

僕はスルトの手をかたくなったものに触れさせた。スルトは「分かった」と言い慣れた手つきで僕のものを気持ち良くした。

「次は僕の命令だね。ケーゴ、ピーターのも手で気持ち良くしてあげて」

「ん…」

エドガーのを舐めながら僕が手を差し出すと、ピーターがその手に自分のものを握らせた。ゆっくりとその手を動かすと、ピーターが「んっ…」と気持ちよさそうな声を出す。かわいい。

「はい、次はピーターの番」

「あっ…えっと、ん…。スルト様…ケーゴに素股…してください…」

「お前…なかなか焦らし上手だなあ」

スルトがはんと笑ってから、僕の太ももを閉じさせてそこに挟んで腰を動かした。あ…やばい…。そこじゃなくて…。

「じゃあっ…、次は俺だな…。ケーゴ、ピーターが射精したら手錠を後ろ手にはめろ」

出たよ手錠…この人拘束するのほんと好きだよね…。僕がこくこく頷くと、スルトは満足そうな声で「次はケーゴの番だ」と言った。

「…て」

「ん?なんだ?」

「…れて」

「んー?聞こえないなあ」

くっそー。絶対聞こえてるだろ…。

「い…挿れて!」

「誰のをだ?」

「ぐぅ…」

「誰のでもいいのかぁ?ケーゴ?」

「…スルトのぉ!!挿れろぉ!」

「仕方ないなあ。王様の命令とあれば、挿れようじゃないか」

「くっそぉぉっ…!」

スルトは面白がって、焦らすように先だけ挿れては抜いたり、半分だけ挿れては抜いておしりの上にそれを置いてこすったりした。

「もぉスルト!ちゃんと挿れてよじれったい!」

「ああケーゴ。いつから俺のこれがそんなに大好きになったんだぁ?」

「元からだよバカ!!」

「っ…ケーゴ…!」

「んぐぅっ!!」

勢いよくスルトのものが奥まで届いた。急に入ってきて体がビクビクと痙攣する。

「あ…ぅ…」

「そうか…!ケーゴ、ずっとずっと、俺のこれが大好きだったのか。…最高のプレゼントだぞケーゴ」

「あっ!んっ…あぁあ…!」

激しい。激しすぎて頭が真っ白になる。エドガーのを咥えることもピーターのを握ることも忘れて、スルトの与えてくれる快感に夢中になった。
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