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1月
年始:スルト
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エドガーとおしゃべりしながら部屋を出ると、リビングで仁王立ちしているスルトが待ち受けていた。明らかに不機嫌な顔をしてる。めんどくさいことになりそうだな…。
「ケーゴ、エドガー…。昨日は随分お楽しみだったようだな?」
開口一番それ。4日ぶりの会話がこれかぁ…。僕が黙ってるとエドガーがにこにこ笑いながら「なんのことかな?」としらばっくれた。
「はんっ。昨晩あんなに二人してでかい声で喘いでおいてしらばっくれるのか」
「え?僕の声まで聞こえてたのかい?」
「ああ。それはもう気持ちよさそうな声を出していたな。お前らしくもない」
「あはは。久しぶりのケーゴが気持ち良すぎてつい」
あれ?エドガー煽ってる?完全に煽ってるよね?ほらスルトが鬼の形相でこっち見てるじゃん!!
スルトは僕の腕を掴んでぐいと抱き寄せた。僕の顎を持ち乱暴なキスをする。
「んぐっ」
「エドガー…お前は俺よりもえげつない量の仕事を押し付けられてたはずだろう。期日も近い。ケーゴとそんなことする暇なんてないはずだ」
「まあね」
「どっちから誘った?」
「ケーゴだよ」
「ちっ」
「わっ!」
スルトに担がれ、そのままスルトの部屋に連れていかれた。デスクには書類の山が積み上げられてる。仕事がんばってんだなあ…。
そんな呑気なことを考えてるうちにベッドに降ろされ押し倒された。スルトがのしかかり噛みつくように僕の唇を奪う。舌で僕の口の中をかき乱しながら、ズボンをずり下ろされた。スルトの指が僕の中に押し込まれる。激しく中を掻きまわされ、指を動かすごとにだんだんといやらしい音がたつ。
「んん…むっ…むぅっ」
「お前の部屋の隣は俺だ。俺の部屋の前を素通りして、なぜエドガーの部屋に入った。なぜエドガーを求めたんだ」
「むぅー!むぅー!」
わけを話そうとしても、スルトが舌を絡めてくるから答えられない。それなのに答えない僕を見てスルトが舌打ちをした。理不尽すぎる。
「昨晩はお前もだいぶ気持ちよさそうな声をあげていたなあ。お前はエドガーとのセックスが大好きだもんな。昨日も失神するまで気持ち良くしてもらったのか?何回射精した?何回中でイッたんだ?」
「むぅ!むぅむぅ!」
1回ずつだよ!!答えるから僕の口を解放しろよぉ!
「んんん!!」
突然押し寄せた快感と痛みに意識が飛びそうになった。一気に奥までαのものを押し込まれ、Ωの体が悦んでる。中を締め付けてスルトのそれを離したくないと僕の体が叫んでる。でも僕はこんな乱暴なセックス好きじゃない!気持ちと体が全然かみ合ってなくてはらがたつ。
スルトが唇を離し、くるりと僕の体を回転させた。四つん這いにさせられた僕を後ろから激しく突く。
「んっ!あっ!スルトっ!話すからっ!話すから一回とめてよっ!んんっ!」
「話はあとだ」
はぁあぁぁ?!あんな質問攻めにしといて話はあとだぁ?!なんだよそれ!!
すっごくむかついてるのに僕の体が悦びまくってるのがまたはらたつ!こんな無茶苦茶抱かれてんのに声が漏れちゃうのもむかつく!!
「あっ!んんっ!ふっ…あっ!んっ!!」
「くそっ…そんなに締め付けるなっ…!」
「あぁっ!んんっ!んんー!!」
「くっ…!」
中に熱いものが注ぎ込まれる。スルトが激しすぎて、体を離された僕はぐったりベッドに沈み込んだ。あーむかつく…。
スルトは息を切らせながら僕を睨んでいる。まだ不機嫌みたいだ。好き勝手してまだ機嫌悪いの?言っとくけど僕だって今機嫌悪いよ。僕はゆらりと起き上がってスルトを押し倒した。馬乗りになってスルトを見下ろす。
「わっ、なにするんだケーゴ!」
「ねえ。さっきから何をそんなに怒ってんの?」
「……」
「昨日僕がスルトじゃなくてエドガーを誘ったから怒ってんの?」
「…そうだ」
「ところでさ、もし僕が昨日エドガーを誘わなかったら、スルトは仕事中断してまで僕とこういうことしなかったよね」
「……」
「仕事終わるまで僕に顔すら見せなかったんじゃないの」
「…何が言いたいんだ」
「僕が3日も構われなくて寂しがってると思わなかったの?」
「な…」
「なのにエドガーとしたからってそっこーで部屋から出てくるスルトは一体なんなの。そうなる前に構ってくれたら良かったんじゃないの」
「す…すまない」
「…僕が昨日エドガーの部屋に行ったのは、寂しくて寝られなかったからだよ。スルトはきっとそんな僕を見てニヤニヤすると思って、素直に優しくしてくれそうなエドガーのとこに行っただけ」
「ニヤニヤって…まあ、したかもしれんが…」
「…僕がエドガーを誘って怒るんなら、その前にスルトが僕を誘ってよ」
「ケーゴ…」
「僕をひとりぼっちでほったらかしにしないでよ。…仕事忙しいのは分かってる。でも、スルトがそうやって怒るんなら、ちゃんと構って」
「ケーゴ…!分かった!すまなかった!俺が悪かった!!これからはお前をひとりになんてしない!!もうこの部屋から出さない!!俺の部屋をお前の部屋にしろ!!」
「それはやりすぎ…。あと…さっきの無茶苦茶なセックスは最悪。するならちゃんとしてよ。僕はスルトのオナホじゃない」
「す…すまない…やりなおさせてくれ…」
「だめ。仕事終わってからね。あとどのくらいで終わるの?」
「あと…2日…寝ずにやれば、だが…」
「はああ?!」
「ちなみに量はエドガーの方が多いぞ…」
「ええええ?!」
ちょ、ちょっと待って!!じゃあエドガーはあと何日仕事しないといけないの?!"あと少しだけ"って何?!僕は思わずエドガーを呼んだ。
「エ、エドガー!!ちょっと来て?!」
「なんだい?」
呼んだ瞬間にエドガーが部屋に入ってきた。
「え…?もしかしてずっとそこでいた…?」
「うん。ケーゴが心配だったからずっと立ち聞きしてたよ」
「仕事しろよ…」
「おいエドガー、お前あと何日で仕事終わりそうだ?正直に言え」
「…寝ずにやれば3日かな」
「3日ぁぁぁ!?」
「大丈夫だよケーゴ。目途は立ったから。これでも予定より早く進んでるんだ。仕事を投げられたときはほんと…終わる気がしなかった」
「そ…そうなの…?」
「ああ。だから仕事を終わらせることに必死になっちゃって…。君をほったらかしにしてごめんね」
「ううん。いやほんと、僕のことはいいんだけどさ…。むしろそんな忙しいのにごめん…。スルトも同じ状況だったの?」
「…まあな。俺は…まあ1週間寝ずにやれば間に合うと始めから思っていたからエドガーよりかはまだ気が楽だったが」
「どこが気が楽なの…?1週間寝ずに…?それのどこが…」
「エドガーは…普通のやつなら1か月かかるような量を押し付けられていた。それを10日足らずでしろと言われていたんだ。それに比べたらまだマシだろう」
「ちなみにスルトが投げられた量は…?」
「普通の奴なら3週間ほどかかるな」
「正気の沙汰?」
「あはは。本当に気が狂うかと思ったよ」
「大変だったのに…ほんとごめん…スルトもごめん…」
「いや。俺の方こそすまなかった。まさかお前が…寂しがってくれているとは思いもよらなくて…」
「僕もだよ…ケーゴが僕たちに依存してくれてたんだって分かって…僕は…むしろこの仕事を押し付けたジョセフさんに感謝してるよ…」
「え?!仮にもあんたら僕の夫だよ!?構われなくて寂しがるの当然じゃない?!」
「くぅ…」
「なんで二人とも泣きそうなの?!ええ?!僕のことなんだと思ってたわけ?!」
「ケーゴ、エドガー…。昨日は随分お楽しみだったようだな?」
開口一番それ。4日ぶりの会話がこれかぁ…。僕が黙ってるとエドガーがにこにこ笑いながら「なんのことかな?」としらばっくれた。
「はんっ。昨晩あんなに二人してでかい声で喘いでおいてしらばっくれるのか」
「え?僕の声まで聞こえてたのかい?」
「ああ。それはもう気持ちよさそうな声を出していたな。お前らしくもない」
「あはは。久しぶりのケーゴが気持ち良すぎてつい」
あれ?エドガー煽ってる?完全に煽ってるよね?ほらスルトが鬼の形相でこっち見てるじゃん!!
スルトは僕の腕を掴んでぐいと抱き寄せた。僕の顎を持ち乱暴なキスをする。
「んぐっ」
「エドガー…お前は俺よりもえげつない量の仕事を押し付けられてたはずだろう。期日も近い。ケーゴとそんなことする暇なんてないはずだ」
「まあね」
「どっちから誘った?」
「ケーゴだよ」
「ちっ」
「わっ!」
スルトに担がれ、そのままスルトの部屋に連れていかれた。デスクには書類の山が積み上げられてる。仕事がんばってんだなあ…。
そんな呑気なことを考えてるうちにベッドに降ろされ押し倒された。スルトがのしかかり噛みつくように僕の唇を奪う。舌で僕の口の中をかき乱しながら、ズボンをずり下ろされた。スルトの指が僕の中に押し込まれる。激しく中を掻きまわされ、指を動かすごとにだんだんといやらしい音がたつ。
「んん…むっ…むぅっ」
「お前の部屋の隣は俺だ。俺の部屋の前を素通りして、なぜエドガーの部屋に入った。なぜエドガーを求めたんだ」
「むぅー!むぅー!」
わけを話そうとしても、スルトが舌を絡めてくるから答えられない。それなのに答えない僕を見てスルトが舌打ちをした。理不尽すぎる。
「昨晩はお前もだいぶ気持ちよさそうな声をあげていたなあ。お前はエドガーとのセックスが大好きだもんな。昨日も失神するまで気持ち良くしてもらったのか?何回射精した?何回中でイッたんだ?」
「むぅ!むぅむぅ!」
1回ずつだよ!!答えるから僕の口を解放しろよぉ!
「んんん!!」
突然押し寄せた快感と痛みに意識が飛びそうになった。一気に奥までαのものを押し込まれ、Ωの体が悦んでる。中を締め付けてスルトのそれを離したくないと僕の体が叫んでる。でも僕はこんな乱暴なセックス好きじゃない!気持ちと体が全然かみ合ってなくてはらがたつ。
スルトが唇を離し、くるりと僕の体を回転させた。四つん這いにさせられた僕を後ろから激しく突く。
「んっ!あっ!スルトっ!話すからっ!話すから一回とめてよっ!んんっ!」
「話はあとだ」
はぁあぁぁ?!あんな質問攻めにしといて話はあとだぁ?!なんだよそれ!!
すっごくむかついてるのに僕の体が悦びまくってるのがまたはらたつ!こんな無茶苦茶抱かれてんのに声が漏れちゃうのもむかつく!!
「あっ!んんっ!ふっ…あっ!んっ!!」
「くそっ…そんなに締め付けるなっ…!」
「あぁっ!んんっ!んんー!!」
「くっ…!」
中に熱いものが注ぎ込まれる。スルトが激しすぎて、体を離された僕はぐったりベッドに沈み込んだ。あーむかつく…。
スルトは息を切らせながら僕を睨んでいる。まだ不機嫌みたいだ。好き勝手してまだ機嫌悪いの?言っとくけど僕だって今機嫌悪いよ。僕はゆらりと起き上がってスルトを押し倒した。馬乗りになってスルトを見下ろす。
「わっ、なにするんだケーゴ!」
「ねえ。さっきから何をそんなに怒ってんの?」
「……」
「昨日僕がスルトじゃなくてエドガーを誘ったから怒ってんの?」
「…そうだ」
「ところでさ、もし僕が昨日エドガーを誘わなかったら、スルトは仕事中断してまで僕とこういうことしなかったよね」
「……」
「仕事終わるまで僕に顔すら見せなかったんじゃないの」
「…何が言いたいんだ」
「僕が3日も構われなくて寂しがってると思わなかったの?」
「な…」
「なのにエドガーとしたからってそっこーで部屋から出てくるスルトは一体なんなの。そうなる前に構ってくれたら良かったんじゃないの」
「す…すまない」
「…僕が昨日エドガーの部屋に行ったのは、寂しくて寝られなかったからだよ。スルトはきっとそんな僕を見てニヤニヤすると思って、素直に優しくしてくれそうなエドガーのとこに行っただけ」
「ニヤニヤって…まあ、したかもしれんが…」
「…僕がエドガーを誘って怒るんなら、その前にスルトが僕を誘ってよ」
「ケーゴ…」
「僕をひとりぼっちでほったらかしにしないでよ。…仕事忙しいのは分かってる。でも、スルトがそうやって怒るんなら、ちゃんと構って」
「ケーゴ…!分かった!すまなかった!俺が悪かった!!これからはお前をひとりになんてしない!!もうこの部屋から出さない!!俺の部屋をお前の部屋にしろ!!」
「それはやりすぎ…。あと…さっきの無茶苦茶なセックスは最悪。するならちゃんとしてよ。僕はスルトのオナホじゃない」
「す…すまない…やりなおさせてくれ…」
「だめ。仕事終わってからね。あとどのくらいで終わるの?」
「あと…2日…寝ずにやれば、だが…」
「はああ?!」
「ちなみに量はエドガーの方が多いぞ…」
「ええええ?!」
ちょ、ちょっと待って!!じゃあエドガーはあと何日仕事しないといけないの?!"あと少しだけ"って何?!僕は思わずエドガーを呼んだ。
「エ、エドガー!!ちょっと来て?!」
「なんだい?」
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「仕事しろよ…」
「おいエドガー、お前あと何日で仕事終わりそうだ?正直に言え」
「…寝ずにやれば3日かな」
「3日ぁぁぁ!?」
「大丈夫だよケーゴ。目途は立ったから。これでも予定より早く進んでるんだ。仕事を投げられたときはほんと…終わる気がしなかった」
「そ…そうなの…?」
「ああ。だから仕事を終わらせることに必死になっちゃって…。君をほったらかしにしてごめんね」
「ううん。いやほんと、僕のことはいいんだけどさ…。むしろそんな忙しいのにごめん…。スルトも同じ状況だったの?」
「…まあな。俺は…まあ1週間寝ずにやれば間に合うと始めから思っていたからエドガーよりかはまだ気が楽だったが」
「どこが気が楽なの…?1週間寝ずに…?それのどこが…」
「エドガーは…普通のやつなら1か月かかるような量を押し付けられていた。それを10日足らずでしろと言われていたんだ。それに比べたらまだマシだろう」
「ちなみにスルトが投げられた量は…?」
「普通の奴なら3週間ほどかかるな」
「正気の沙汰?」
「あはは。本当に気が狂うかと思ったよ」
「大変だったのに…ほんとごめん…スルトもごめん…」
「いや。俺の方こそすまなかった。まさかお前が…寂しがってくれているとは思いもよらなくて…」
「僕もだよ…ケーゴが僕たちに依存してくれてたんだって分かって…僕は…むしろこの仕事を押し付けたジョセフさんに感謝してるよ…」
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