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4月
プラトニックなラブは苦行
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その日の夜も、スルトは僕を抱きしめて何回かキスをするだけだった。ねえ!なんで?!スルトはつらくないわけ?!僕とこんなくっついてても平気なの?!股間しんどいの僕だけ?!たまらないほど欲情してるのは僕だけなんですか?!
「…なんかはらたってきた」
「ん?さきほどのエドガーのことか?」
「ちがう」
「わっ!」
僕はスルトの引いてる腰に腕をまわして力いっぱい抱き寄せた。僕とスルトの腰がくっつく。なんだ…やっぱりスルトもガッチガチに勃起してんじゃん。…ま、僕もそうなんですけど。
「ケ、ケーゴ!なにをするんだ!あぁぁすまんこれは違う、ただの生理現象だっ」
「むぅ…」
スルトが慌てて僕から腰…というかガチガチちんこを離す。怒られると思っているのかビクビクしている。は?かわいい。
「…別に勃ってるくらいで怒らないよ」
「そ、そうか…?」
「ぼ、僕も勃ってるし…」
「たしかにさきほどケーゴの小さなかたくなったものが俺に触れたような…」
「小さいは余計じゃないですかあ?!」
「す、すまん」
「そんな腰引かなくていいから。それよりちゃんとぎゅってしてよ」
「ケ…ケーゴ…。ぐぅ…」
スルトはしばらく悩んだあと、おそるおそる腰を僕にくっつけた。僕とスルトのかたくなったものが浴衣越しに触れ合う。あー。浴衣じゃまー…。
「ケーゴ…」
「なあに」
「……」
「……」
「…おやすみ」
「…おやすみ」
……え?うそ。こ、こ、これでもスルトさん何もしてこないの?僕たちの勃起ちんこ触れ合ってるのに?うそ。え?なんで?この人どうしちゃったの?
「……」
「……」
だめだ。いくらたっても何もしてこない。まじか。うぅぅ…。これじゃ余計むらむらしちゃうよ…。スルトのちんこぉ…。
この日も寝られないんじゃないかと思ったけど、昨日から歩き回ってた疲れと昨晩の寝不足で、僕は眠りに落ちることができた。夢にスルトとエドガーが出てきて、僕にいっぱいえっちなことをしてた。夢の中で射精する直前で目が覚めて、僕は枕に顔をうずめて「夢でくらい最後までさせてよぉぉぉ…」と呻いてバタバタした。
「あれ…?」
僕が目が覚めたのは夜中の2時。たぶん3時間くらい寝てたのかな。寝直そうと思って抱き枕の代わりにスルトに足を乗せようとしたんだけど、隣にいるはずのスルトがいない。
「スルト?」
僕は起き上がってスルトを探した。部屋にスルトはいない。どこだろうと探していると、トイレからかすかにスルトの声が聞こえてきた。
「はっ…はっ…」
「?」
僕はトイレのドアに耳を当てる。
「ケーゴ…っ…!はっ…、ん…」
「?!」
ちょっと待ってスルトもしかしてオナニーしてない?!びっくりしてドアノブを掴んでた手に力がかかった。するとドアが音もたてずに開いた。せめて鍵を閉めなさいよ…。
ドアを少し開けて中を覗いた。浴衣の帯を外し、手を動かしているスルトの後ろ姿が見える。トイレのタンクの上にスマホを置いて、イヤホンをしてる。僕はそっと立ち上がりスマホ画面を見る。案の定僕のえっちな動画を見ていらっしゃる。
「はぁっ…!ぐっ…、ケーゴっ、ケーゴっ…」
僕の名前を呼びながら自分を慰めてるスルト。そういえばスルトが自慰をしてる姿なんて初めて見た。僕はごくんと生唾を飲み込んだ。もっと近くで見たい…。
そーっとドアを開けてトイレの中に入った。イヤホンをしてるスルトは気付いてないみたいだ。ゆっくりと近づき、スルトの真後ろまで距離を詰める。スマホ画面に夢中になってるスルトはまだ僕に気付かない。僕はしゃがんだまま、ひょっこり顔を出してスルトが自分でしごいてるちんこを間近で見た。
うわぁぁ…。でっかぁ…。すごぉ…。めっちゃしごいてる…。我慢汁すごい出てる…。えろ…。
「はっ…ケーゴっ、出るっ…!ぐっ…!」
「わ…」
大量の精液が便器に落ちる。おい便器そこ代われ…。
「はぁ、はぁ…。くそ、全くおさまらんではないか…」
「おーい」
「う、うわぁぁぁっ!!!!」
射精が終わったスルトの太ももをつんつん突つくと、やっとスルトが僕の存在に気付いた。
「ケーゴ?!わぁあぁ…。いつからそこにいた?!」
「5分くらい前から」
「なにぃ?!」
「なにしてるの?」
「…見て分かるだろう」
「僕のえろ動画見ながら、僕の名前呼びながら、自分のちんこしごいてた」
「ふぐぅ…」
「本物の僕がいるのに」
「ん?」
ムスっとしてる僕に、スルトは目をぱちぱちしばたいた。自分でもばかだと思うよ。動画の自分に嫉妬するなんてさ。
「スルト」
「な、なんだ」
「まだ全然足りなさそうだね」
「し、仕方がないだろう。生理現象だ」
「座って」
「え?」
「座って。便座に」
「どうして…」
「いいから」
何が何だか分からないまま、スルトは便座に座った。一度射精したのにまだまだ元気なスルトのスルトくん。僕はそれを握り、咥えこんだ。
「ケっ?!」
「手伝ってあげる。つらいんでしょ?」
「…なんかはらたってきた」
「ん?さきほどのエドガーのことか?」
「ちがう」
「わっ!」
僕はスルトの引いてる腰に腕をまわして力いっぱい抱き寄せた。僕とスルトの腰がくっつく。なんだ…やっぱりスルトもガッチガチに勃起してんじゃん。…ま、僕もそうなんですけど。
「ケ、ケーゴ!なにをするんだ!あぁぁすまんこれは違う、ただの生理現象だっ」
「むぅ…」
スルトが慌てて僕から腰…というかガチガチちんこを離す。怒られると思っているのかビクビクしている。は?かわいい。
「…別に勃ってるくらいで怒らないよ」
「そ、そうか…?」
「ぼ、僕も勃ってるし…」
「たしかにさきほどケーゴの小さなかたくなったものが俺に触れたような…」
「小さいは余計じゃないですかあ?!」
「す、すまん」
「そんな腰引かなくていいから。それよりちゃんとぎゅってしてよ」
「ケ…ケーゴ…。ぐぅ…」
スルトはしばらく悩んだあと、おそるおそる腰を僕にくっつけた。僕とスルトのかたくなったものが浴衣越しに触れ合う。あー。浴衣じゃまー…。
「ケーゴ…」
「なあに」
「……」
「……」
「…おやすみ」
「…おやすみ」
……え?うそ。こ、こ、これでもスルトさん何もしてこないの?僕たちの勃起ちんこ触れ合ってるのに?うそ。え?なんで?この人どうしちゃったの?
「……」
「……」
だめだ。いくらたっても何もしてこない。まじか。うぅぅ…。これじゃ余計むらむらしちゃうよ…。スルトのちんこぉ…。
この日も寝られないんじゃないかと思ったけど、昨日から歩き回ってた疲れと昨晩の寝不足で、僕は眠りに落ちることができた。夢にスルトとエドガーが出てきて、僕にいっぱいえっちなことをしてた。夢の中で射精する直前で目が覚めて、僕は枕に顔をうずめて「夢でくらい最後までさせてよぉぉぉ…」と呻いてバタバタした。
「あれ…?」
僕が目が覚めたのは夜中の2時。たぶん3時間くらい寝てたのかな。寝直そうと思って抱き枕の代わりにスルトに足を乗せようとしたんだけど、隣にいるはずのスルトがいない。
「スルト?」
僕は起き上がってスルトを探した。部屋にスルトはいない。どこだろうと探していると、トイレからかすかにスルトの声が聞こえてきた。
「はっ…はっ…」
「?」
僕はトイレのドアに耳を当てる。
「ケーゴ…っ…!はっ…、ん…」
「?!」
ちょっと待ってスルトもしかしてオナニーしてない?!びっくりしてドアノブを掴んでた手に力がかかった。するとドアが音もたてずに開いた。せめて鍵を閉めなさいよ…。
ドアを少し開けて中を覗いた。浴衣の帯を外し、手を動かしているスルトの後ろ姿が見える。トイレのタンクの上にスマホを置いて、イヤホンをしてる。僕はそっと立ち上がりスマホ画面を見る。案の定僕のえっちな動画を見ていらっしゃる。
「はぁっ…!ぐっ…、ケーゴっ、ケーゴっ…」
僕の名前を呼びながら自分を慰めてるスルト。そういえばスルトが自慰をしてる姿なんて初めて見た。僕はごくんと生唾を飲み込んだ。もっと近くで見たい…。
そーっとドアを開けてトイレの中に入った。イヤホンをしてるスルトは気付いてないみたいだ。ゆっくりと近づき、スルトの真後ろまで距離を詰める。スマホ画面に夢中になってるスルトはまだ僕に気付かない。僕はしゃがんだまま、ひょっこり顔を出してスルトが自分でしごいてるちんこを間近で見た。
うわぁぁ…。でっかぁ…。すごぉ…。めっちゃしごいてる…。我慢汁すごい出てる…。えろ…。
「はっ…ケーゴっ、出るっ…!ぐっ…!」
「わ…」
大量の精液が便器に落ちる。おい便器そこ代われ…。
「はぁ、はぁ…。くそ、全くおさまらんではないか…」
「おーい」
「う、うわぁぁぁっ!!!!」
射精が終わったスルトの太ももをつんつん突つくと、やっとスルトが僕の存在に気付いた。
「ケーゴ?!わぁあぁ…。いつからそこにいた?!」
「5分くらい前から」
「なにぃ?!」
「なにしてるの?」
「…見て分かるだろう」
「僕のえろ動画見ながら、僕の名前呼びながら、自分のちんこしごいてた」
「ふぐぅ…」
「本物の僕がいるのに」
「ん?」
ムスっとしてる僕に、スルトは目をぱちぱちしばたいた。自分でもばかだと思うよ。動画の自分に嫉妬するなんてさ。
「スルト」
「な、なんだ」
「まだ全然足りなさそうだね」
「し、仕方がないだろう。生理現象だ」
「座って」
「え?」
「座って。便座に」
「どうして…」
「いいから」
何が何だか分からないまま、スルトは便座に座った。一度射精したのにまだまだ元気なスルトのスルトくん。僕はそれを握り、咥えこんだ。
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「手伝ってあげる。つらいんでしょ?」
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