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一年:三学期~学年末考査
第三十九話
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◆◆◆
(凪side)
俺はあいつらと同じになりたくない。
自分の感情だけで理玖の体を好き勝手したような、あんなヤツらなんかと。
だから自分から触れるのをやめた。
それにはもうひとつ理由があった。
理玖の過去を知ってから、理玖をめちゃくちゃにしたいという欲望に駆られるようになった。
俺の意思とは関係なく、理玖を自分だけのものにしたいという感情に支配されるようになった。
そんな自分が怖かった。
理玖に嫌われるのが怖かった。
はじめは軽い気持ちだった。
ちょっとゲームに付き合ってもらおうって、その程度だった。
それがいつしか俺たちは……いや、俺は……引き返せないところまで来てしまっていたようだ。
〝学年二位が学年一位の言うことをなんでも聞く〟
こんな関係、さっさとやめなきゃいけない。
理玖のためにも、俺のためにも。
こんな関係やめよう。そう決意した。自分から触れるのもやめた。
だが情けないことに俺は、理玖を完全に手放すことができなかった。
今もだらだらと理玖の家に入り浸り、理玖から触れてくれるのを期待している。
あの日から理玖は変わった。
理玖からキスをしてくれるようになった。それに、エロいこともおねだりしてくれるようになった。
俺を求める理玖の姿が、少し前までの自分と重なった。
辛いことを忘れるため、ごまかすために、誰とでもいいから触れ合っていたいと思っていたときの俺と。
そんな理玖の姿が愛しくて、それと同じくらい切なかった。
理玖から離れないと。こんな関係を続けていても、残るのは虚しさだけだ。何度頭の中でそう思ったことだろう。
テスト一週間前に、友だちが遊びに誘ってくれたのはちょうどよかった。
それなのに俺は、遊びの帰りに理玖の家に向かっていた。ほんと、自分の意思の弱さに呆れるよ。
(せめて……)
せめてセックスはやめよう。理玖に誘われても断ろう。でもたぶん、そのときになったら決心が揺らぐだろうと分かっていた。
だから俺はコンドームを買わずに家に行ったんだ。これなら物理的にセックスできないだろうから、さすがの俺でも諦めがつくだろうって思って。
「なくても……挿れたらいいじゃん」
なんて、そんなことを言われるとは夢にも思っていなかった。
「……はぁぁぁ……」
理玖、君は気付いていないだろうけど。
俺は君にとってとんでもなく危険な存在なんだよ。
俺がどんな思いで、君の顔に精液をぶっかけたいっていう欲求を抑え込んでいると思う?
顔どころじゃない。理玖の全身に俺の精液塗り込んで、マーキングしたいって思っているんだぞ。異常だろ。
理玖が、前の席のクラスメイトからプリントを受け取っているだけで、頭に血が上るんだぞ。
この前、友人Cと一言二言こそこそ会話していたよな。それだって俺は、全身が震えるほど嫉妬していた。
感情に振り回されることなんて、今まで一度もなかったのに。
自分で自分が怖いんだ。理玖に何をしてしまうか、自分でも分からないんだ。
理玖と直に触れ合うセックスは、気が狂いそうなほど気持ちよかった。
実際、そのときの俺は正気じゃなかった。
「理玖……中に出していい……?」
精液がこぼれる理玖のアナルを見て、ざっと血の気が引いた。
とうとうしてしまった。しかも、顔射よりもひどいことをやってしまった。
妊娠しないとかそういう話じゃない。
理玖の体の中を、俺の精液で汚してしまったんだ。
理玖。だめだよ。中出しされてそんな嬉しそうな顔しちゃ。
ヤバいヤツに付け込まれて、離してもらえなくなるぞ。
離れなきゃ。離れたくない。ずっと頭の中の俺が言い争っている。
(凪side)
俺はあいつらと同じになりたくない。
自分の感情だけで理玖の体を好き勝手したような、あんなヤツらなんかと。
だから自分から触れるのをやめた。
それにはもうひとつ理由があった。
理玖の過去を知ってから、理玖をめちゃくちゃにしたいという欲望に駆られるようになった。
俺の意思とは関係なく、理玖を自分だけのものにしたいという感情に支配されるようになった。
そんな自分が怖かった。
理玖に嫌われるのが怖かった。
はじめは軽い気持ちだった。
ちょっとゲームに付き合ってもらおうって、その程度だった。
それがいつしか俺たちは……いや、俺は……引き返せないところまで来てしまっていたようだ。
〝学年二位が学年一位の言うことをなんでも聞く〟
こんな関係、さっさとやめなきゃいけない。
理玖のためにも、俺のためにも。
こんな関係やめよう。そう決意した。自分から触れるのもやめた。
だが情けないことに俺は、理玖を完全に手放すことができなかった。
今もだらだらと理玖の家に入り浸り、理玖から触れてくれるのを期待している。
あの日から理玖は変わった。
理玖からキスをしてくれるようになった。それに、エロいこともおねだりしてくれるようになった。
俺を求める理玖の姿が、少し前までの自分と重なった。
辛いことを忘れるため、ごまかすために、誰とでもいいから触れ合っていたいと思っていたときの俺と。
そんな理玖の姿が愛しくて、それと同じくらい切なかった。
理玖から離れないと。こんな関係を続けていても、残るのは虚しさだけだ。何度頭の中でそう思ったことだろう。
テスト一週間前に、友だちが遊びに誘ってくれたのはちょうどよかった。
それなのに俺は、遊びの帰りに理玖の家に向かっていた。ほんと、自分の意思の弱さに呆れるよ。
(せめて……)
せめてセックスはやめよう。理玖に誘われても断ろう。でもたぶん、そのときになったら決心が揺らぐだろうと分かっていた。
だから俺はコンドームを買わずに家に行ったんだ。これなら物理的にセックスできないだろうから、さすがの俺でも諦めがつくだろうって思って。
「なくても……挿れたらいいじゃん」
なんて、そんなことを言われるとは夢にも思っていなかった。
「……はぁぁぁ……」
理玖、君は気付いていないだろうけど。
俺は君にとってとんでもなく危険な存在なんだよ。
俺がどんな思いで、君の顔に精液をぶっかけたいっていう欲求を抑え込んでいると思う?
顔どころじゃない。理玖の全身に俺の精液塗り込んで、マーキングしたいって思っているんだぞ。異常だろ。
理玖が、前の席のクラスメイトからプリントを受け取っているだけで、頭に血が上るんだぞ。
この前、友人Cと一言二言こそこそ会話していたよな。それだって俺は、全身が震えるほど嫉妬していた。
感情に振り回されることなんて、今まで一度もなかったのに。
自分で自分が怖いんだ。理玖に何をしてしまうか、自分でも分からないんだ。
理玖と直に触れ合うセックスは、気が狂いそうなほど気持ちよかった。
実際、そのときの俺は正気じゃなかった。
「理玖……中に出していい……?」
精液がこぼれる理玖のアナルを見て、ざっと血の気が引いた。
とうとうしてしまった。しかも、顔射よりもひどいことをやってしまった。
妊娠しないとかそういう話じゃない。
理玖の体の中を、俺の精液で汚してしまったんだ。
理玖。だめだよ。中出しされてそんな嬉しそうな顔しちゃ。
ヤバいヤツに付け込まれて、離してもらえなくなるぞ。
離れなきゃ。離れたくない。ずっと頭の中の俺が言い争っている。
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